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* [[古本伸一郎]]([[愛知県第11区|愛知11区]])<ref>{{Cite news|title=自民との対立回避 全トヨタ労連支援、愛知11区の古本氏不出馬|newspaper=毎日新聞|date=2021-10-14|url=https://mainichi.jp/articles/20211014/k00/00m/010/257000c|accessdate=2021-10-14}}</ref> |
* [[古本伸一郎]]([[愛知県第11区|愛知11区]])<ref>{{Cite news|title=自民との対立回避 全トヨタ労連支援、愛知11区の古本氏不出馬|newspaper=毎日新聞|date=2021-10-14|url=https://mainichi.jp/articles/20211014/k00/00m/010/257000c|accessdate=2021-10-14}}</ref> |
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* [[大塚高司]] ([[大阪府第8区|大阪8区]])<ref>{{Cite news |title=大塚高司氏が衆院選不出馬 緊急事態宣言中に銀座のクラブ訪問|newspaper=毎日新聞 |date=2021-10-12 |author= |url=https://news.yahoo.co.jp/articles/6c0136d44e1e3783daa9e035a0e6b2a01db3326d |accessdate=2021-10-12}}</ref>{{Efn2|name="202102ritou"}} |
* [[大塚高司]] ([[大阪府第8区|大阪8区]])<ref>{{Cite news |title=大塚高司氏が衆院選不出馬 緊急事態宣言中に銀座のクラブ訪問|newspaper=毎日新聞 |date=2021-10-12 |author= |url=https://news.yahoo.co.jp/articles/6c0136d44e1e3783daa9e035a0e6b2a01db3326d |accessdate=2021-10-12}}</ref>{{Efn2|name="202102ritou"}} |
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* [[中山成彬]] (比例九州)<ref>{{Cite news |title=中山成彬氏政界引退へ 衆院選不出馬 |newspaper=宮崎日日新聞 |date=2021-10-7 |author= |url=https://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_57230.html |accessdate=2021-10-7}}</ref><ref>{{Cite news |title=中山成彬氏 政界引退を正式表明・宮崎県|newspaper=宮崎放送|date=2021-10-18|url=https://mrt.jp/localnews/?newsid=202110183682|accessdate=2021-10-19}}</ref>{{Efn2|[[希望の党 (日本 2018-)|希望の党]]所属だったが2021年10月1日解党。}} |
* [[中山成彬]] (比例九州)<ref>{{Cite news |title=中山成彬氏政界引退へ 衆院選不出馬 |newspaper=宮崎日日新聞 |date=2021-10-7 |author= |url=https://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_57230.html |accessdate=2021-10-7}}</ref><ref>{{Cite news |title=中山成彬氏 政界引退を正式表明・宮崎県|newspaper=宮崎放送|date=2021-10-18|url=https://mrt.jp/localnews/?newsid=202110183682|accessdate=2021-10-19}}</ref>{{Efn2|[[希望の党 (日本 2018-2021)|希望の党]]所属だったが2021年10月1日解党。}} |
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=== 落選 === |
=== 落選 === |
2021年11月29日 (月) 20:59時点における版
第49回衆議院議員総選挙 | |||
---|---|---|---|
内閣 | 第1次岸田内閣 | ||
解散日 | 2021年(令和3年)10月14日 | ||
解散名 | 未来選択解散 | ||
公示日 | 2021年(令和3年)10月19日 | ||
投票日 | 2021年(令和3年)10月31日 | ||
選挙制度 | 小選挙区比例代表並立制 | ||
改選数 |
465() 小選挙区 289() 比例代表 176() | ||
議席内訳 | |||
有権者 | 満18歳以上の日本国民 | ||
有権者数 | 1億562万2758人 | ||
投票率 | 55.93%(2.25%) | ||
各党別勢力 | |||
党順 | 第1党 | 第2党 | 第3党 |
画像 | |||
党色 | |||
党名 | 自由民主党 | 立憲民主党 | 日本維新の会 |
党首 | 岸田文雄 | 枝野幸男 |
松井一郎 片山虎之助 |
就任日 | 2021年9月 | 2020年9月 | 2015年12月 |
前回選挙 | 284 | 新党 | 11 |
選挙前議席 | 276 | 109 | 11 |
獲得議席 | 261 | 96 | 41 |
増減 | 15 | 13 | 30 |
得票数(小) | 2762万6157票 | 1721万5621票 | 480万2793票 |
得票率(小) | 48.08% | 29.96% | 8.36% |
増減 (小) | 0.26% | 新 | 5.18% |
得票数(比) | 1991万4883票 | 1149万2115票 | 805万830票 |
得票率(比) | 34.66% | 20.00% | 14.01% |
増減 (比) | 1.38% | 新 | 7.94% |
党順 | 第4党 | 第5党 | 第6党 |
画像 | |||
党色 | |||
党名 | 公明党 | 国民民主党 | 日本共産党 |
党首 | 山口那津男 | 玉木雄一郎 | 志位和夫 |
就任日 | 2009年9月 | 2020年9月 | 2000年11月 |
前回選挙 | 29 | 新党 | 12 |
選挙前議席 | 29 | 8 | 12 |
獲得議席 | 32 | 11 | 10 |
増減 | 3 | 3 | 2 |
得票数(小) | 87万2931票 | 124万6812票 | 263万9708票 |
得票率(小) | 1.52% | 2.17% | 4.59% |
増減 (小) | 0.02% | 新 | 4.43% |
得票数(比) | 711万4282票 | 259万3375票 | 416万6076票 |
得票率(比) | 12.38% | 4.51% | 7.25% |
増減 (比) | 0.13% | 新 | 0.65% |
党順 | 第7党 | 第8党 | |
画像 | |||
党色 | |||
党名 | れいわ新選組 | 社会民主党 | |
党首 | 山本太郎 | 福島瑞穂 | |
就任日 | 2019年4月 | 2020年2月 | |
前回選挙 | 新党 | 2 | |
選挙前議席 | 1 | 1 | |
獲得議席 | 3 | 1 | |
増減 | 2 | ||
得票数(小) | 24万8280票 | 31万3193票 | |
得票率(小) | 0.43% | 0.55% | |
増減 (小) | 新 | 0.6% | |
得票数(比) | 221万5648票 | 101万8588票 | |
得票率(比) | 3.86% | 1.77% | |
増減 (比) | 新 | 0.06% | |
選挙状況 | |||
| |||
< 2017年2024年 > | |||
第49回衆議院議員総選挙(だい49かいしゅうぎいんぎいんそうせんきょ)は、2021年(令和3年)10月31日に日本で行われた国会(衆議院)議員の総選挙である[1]。
概説
前回の総選挙では、当時の首相である安倍晋三が「消費税増税分の財源の使途変更」や「北朝鮮問題(北朝鮮によるミサイル発射実験)への圧力路線」、「少子高齢化」などへの対応について国民の信を問うとして、2017年9月28日に衆議院を解散し(いわゆる「国難突破解散」)、同年10月22日に投開票が行われた。
その結果、与党の自由民主党が単独で過半数を超える284議席、連立与党である公明党は29議席を獲得し、連立政権を維持する結果となった。
安倍は2020年9月16日に首相を退任し、後任の首相に菅義偉が就任した。菅は2021年自由民主党総裁選挙に立候補せず、党総裁としての任期[注 1]が満了する2021年9月30日に総裁を退任。9月29日に岸田文雄が新総裁に選出された。
岸田は10月4日に首相に就任。同日の記者会見で「今月14日に衆議院を解散し、19日に公示、31日に総選挙を行う」と表明した。衆議院議員の任期満了年と同じ年に総選挙が行われるのは2009年以来、12年ぶり。任期満了[注 2]以降に総選挙が行われるのは、現行の日本国憲法下では初めてであり[2][注 3]、また令和への改元後最初の総選挙となった。
公示日と投票日はいずれも仏滅。歴代の内閣は仏滅の選挙を避ける傾向にあり[3]、投票日が仏滅となるのは戦後3回目、両日とも仏滅となるのは戦後2回目となる[4][注 4]。また、ハロウィンが投票日となった初めての総選挙となった。
2020年に結党された立憲民主党と国民民主党にとって、初めての国政選挙となった[注 5]。
前回の総選挙以後、小選挙区の区割りと比例ブロックごとの定数に変更はない。
ただし、2019年5月に選挙公報の掲載文の提出方法の見直し・投票管理者や投票立会人の選任要件の緩和・悪天候などの際の開票に関する規定の整備[注 6]のための公職選挙法の改正が行われ[6]、2021年6月には「特定患者等の郵便等を用いて行う投票方法の特例に関する法律」による「特例郵便等投票」の制度が施行される[7]など、選挙に関するルールの変更が行われている。
解散時点で、東京9区、神奈川3区、広島3区、島根2区の議員が欠員となっていた。
新型コロナウイルス感染症の流行が続く中での総選挙となったが、総務省は2020年4月、各都道府県の選挙管理委員会に対し「緊急事態宣言がなされた場合においても選挙は公職選挙法の規定に基づき執行する」と通知しており[8]、予定通り選挙が執行できない場合があることは想定していなかった。投票所では入場規制など、対策を行うとしている自治体もあった[9]。
本選挙で初めて平成生まれの国会議員が誕生した(東京13区・土田慎、比例東北ブロック(福島2区)・馬場雄基)[10]。
佐賀県では全選挙区で、比例復活を含め、候補者4人全員が当選する珍しい事態が起きた[11](重複立候補制度#県内の立候補者全員が当選を参照)。
選挙日程を巡る動き
衆議院議員が任期満了を迎える時期が、前年の総裁選挙で選出された菅義偉の自民党総裁としての任期が終わる2021年9月30日に近かったため、次期自民党総裁選挙と本総選挙の日程の兼ね合いについて様々な報道がなされた。
7月下旬には、菅内閣の支持率下落を受け、現行法制で最も遅い11月などへの総選挙の先延ばし論が与党内で強まっていると報じられた[12]。これに対し、野党の立憲民主党は任期満了後の総選挙には反対しており[13]、解散を伴わない任期満了による総選挙を9月中に閣議決定する案も浮上していた[14]。
しかし、菅が総裁選挙への不出馬を表明し、総選挙の日程は新首相によって決定されることとなった[15]。
その後、菅の後任の自民党総裁・首相に就任した岸田文雄は、前述のとおり、10月4日の記者会見で、同月14日に衆院を解散し、31日に総選挙を実施する意向を表明した[16]。
選挙データ
内閣
解散日
- 解散がない場合の任期満了日は2021年(令和3年)10月21日であった。第48回衆議院議員総選挙で当選した議員の任期は、1454日であった。これは、任期満了に伴う選挙となった1972年から1976年までの1461日に次ぐ長さで、任期満了を除けば現行憲法下で最長となった。
解散名・選挙名
- 未来選択解散・未来選択選挙
他にも、以下のような呼称が取り沙汰されている。
- コロナ脱却・V字回復解散
- コロナ克服・日本再生選挙
- 逃げ恥解散、一強政治終焉解散
- 政権交代解散、政権交代選挙
- ブレ隠し解散
- 改革イエスかノーか解散
- 自己都合解散
- ボロ隠し解散、自民党は変わらない解散
- 棄民解散
- 大急ぎ解散
- 任期満了解散
- 若手衆議院議員による命名[22]
公示日
投票日
改選数
- 465議席
- 小選挙区:289議席(うち解散時欠員4)
- 比例代表:176議席
選挙制度
- 投票方法
- 秘密投票、単記投票、2票制(小選挙区・比例代表)
- 選挙権
- 満18歳以上の日本国民
- 21世紀生まれの人が投票可能になる最初の総選挙である。参議院では2019年の第25回参議院議員通常選挙から可能となった。
- 被選挙権
- 満25歳以上の日本国民
- この選挙までに平成生まれの人の国会議員への当選事例はなかった[注 7]。
選挙啓発
- ポスター、リーフレット、インターネット広告、新聞広告の活用のほか、投票所における感染症対策などのWEBムービーの作成、 総務省特設ホームページにおける投票方法、候補者・政党情報等の情報提供等を行う。
- キャッチコピーは「だから、私は投票する。」
- 各都道府県の選挙管理委員会は、独自に地元出身のタレントを中心にイメージキャラクターに起用し、ポスター・CMなどに起用。
- 例・北海道:平成ノブシコブシ
同日執行の選挙等
- 国民投票
以下に「日程変更」と記してある選挙は、当初予定の選挙日程より変更されたものである。
- 同日執行の首長選挙
- 宮城県知事選挙[24]
- 神奈川県川崎市長選挙(日程変更)[25]
- 兵庫県神戸市長選挙(日程変更)[26]
- 青森県八戸市長選挙[27]
- 秋田県にかほ市長選挙[28]
- 茨城県鉾田市長選挙[29]
- 埼玉県熊谷市長選挙[30]
- 埼玉県越谷市長選挙[30]
- 埼玉県ふじみ野市長選挙[30]
- 千葉県柏市長選挙(日程変更)[31]
- 新潟県上越市長選挙[32][33]
- 長野県長野市長選挙[34]
- 愛知県新城市長選挙[35]
- 兵庫県たつの市長選挙[36]
- 長野県長和町長選挙[34]
- 長野県筑北村長選挙(日程変更)[34]
- 三重県紀北町長選挙
- 兵庫県新温泉町長選挙[36]
- 福岡県水巻町長選挙[37]
- 同日執行の地方議会選挙
- 長野県議会議員補欠選挙(日程変更)[34]
- 奈良県議会議員補欠選挙[38]
- 大阪府大阪市会議員補欠選挙[39]
- 山形県酒田市議会議員選挙[40]
- 埼玉県熊谷市議会議員補欠選挙[30]
- 埼玉県越谷市議会議員補欠選挙[30]
- 埼玉県ふじみ野市議会議員補欠選挙[30]
- 新潟県上越市議会議員補欠選挙[32]
- 富山県高岡市議会議員選挙(日程変更)[41]
- 愛知県新城市議会議員選挙[35]
- 三重県伊勢市議会議員選挙[42]
- 兵庫県西脇市議会議員選挙[26]
- 兵庫県南あわじ市議会議員選挙(日程変更)[26]
- 長崎県雲仙市議会議員選挙
- 鹿児島県曽於市議会議員選挙(日程変更)[43]
- 鹿児島県いちき串木野市議会議員選挙(日程変更)[43]
- 北海道利尻富士町議会議員選挙
- 福島県会津美里町議会議員選挙[44]
- 長野県長和町議会議員選挙[34]
- 長野県辰野町議会議員補欠選挙(日程変更)[34]
- 長野県筑北村議会議員選挙(日程変更)[34]
- 兵庫県多可町議会議員選挙(日程変更)[26]
- 兵庫県新温泉町議会議員選挙[36]
- 鳥取県三朝町議会議員選挙[45]
- 福岡県水巻町議会議員補欠選挙[37]
以下の選挙は投開票が予定されていたが、無投票となったもの。
- 三重県伊勢市長選挙[42][46]
- 兵庫県西脇市長選挙[26][47]
- 鹿児島県いちき串木野市長選挙(日程変更)[43][48]
- 北海道利尻富士町長選挙[49]
- 青森県蓬田村長選挙[50]
- 山梨県市川三郷町長選挙[51]
- 長野県辰野町長選挙(日程変更)[34][52]
- 兵庫県多可町長選挙(日程変更)[26][53]
- 兵庫県佐用町長選挙(日程変更)[26][54]
- 鳥取県三朝町長選挙[45][55]
- 福岡県苅田町長選挙[56]
- 福岡県上毛町長選挙[57]
- 鹿児島県龍郷町長選挙(日程変更)[43][58]
- 山梨県市川三郷町議会議員補欠選挙
選挙活動
党派別立候補者数
党派 | 合計 | 前 | 元 | 新 | 男性 | 女性 | 小選挙区 | 比例代表 | 公示前 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
計 | 前 | 元 | 新 | 男性 | 女性 | 計 | 単独 | 重複 | 前 | 元 | 新 | 男性 | 女性 | |||||||||
自由民主党 | 336 | 256 | 8 | 72 | 303 | 33 | 277 | 237 | 5 | 35 | 255 | 22 | 310 | 59 | 251 | 231 | 7 | 72 | 277 | 33 | 276 | |
立憲民主党 | 240 | 104 | 29 | 107 | 196 | 44 | 214 | 104 | 25 | 85 | 177 | 37 | 239 | 26 | 213 | 104 | 29 | 106 | 195 | 44 | 109 | |
公明党 | 53 | 21 | 4 | 28 | 49 | 4 | 9 | 9 | 0 | 0 | 9 | 0 | 44 | 44 | 0 | 12 | 4 | 28 | 40 | 4 | 29 | |
日本維新の会 | 96 | 10 | 16 | 70 | 82 | 14 | 94 | 10 | 16 | 68 | 80 | 14 | 96 | 2 | 94 | 10 | 16 | 70 | 82 | 14 | 11 | |
日本共産党 | 130 | 12 | 8 | 110 | 84 | 46 | 105 | 5 | 3 | 97 | 73 | 32 | 40 | 25 | 15 | 12 | 8 | 20 | 19 | 21 | 12 | |
国民民主党 | 27 | 7 | 3 | 17 | 19 | 8 | 21 | 6 | 2 | 13 | 15 | 6 | 27 | 6 | 21 | 7 | 3 | 17 | 19 | 8 | 8 | |
NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で | 30 | 0 | 0 | 30 | 20 | 10 | 27 | 0 | 0 | 27 | 17 | 10 | 11 | 3 | 8 | 0 | 0 | 11 | 8 | 3 | 1 | |
れいわ新選組 | 21 | 1 | 2 | 18 | 16 | 5 | 12 | 1 | 2 | 9 | 9 | 3 | 21 | 9 | 12 | 1 | 2 | 18 | 16 | 5 | 1 | |
社会民主党 | 15 | 0 | 0 | 15 | 6 | 9 | 9 | 0 | 0 | 9 | 4 | 5 | 15 | 6 | 9 | 0 | 0 | 15 | 6 | 9 | 1 | |
支持政党なし | 2 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | |
日本第一党 | 4 | 0 | 0 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 4 | 4 | 0 | 0 | |
新党やまと | 4 | 0 | 0 | 4 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 4 | 3 | 1 | 0 | |
政権交代によるコロナ対策強化新党 | 4 | 0 | 0 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 4 | 4 | 0 | 0 | |
出典:総務省 |
小選挙区289と比例代表176の合わせて465議席をめぐって、1051人(小選挙区・857人、比例代表単独・194人)が立候補した(NHK調べ[59])。なお、全体の候補者数は、1996年に導入された小選挙区比例代表並立制の下で最少だった2005年衆院選の1131人を下回り過去最低となった[60]。
都道府県別小選挙区立候補者数
都道府県 | 区数 | 自民 | 公明 | 与党計 | 立憲 | 維新 | 共産 | 国民 | れ新 | 社民 | N党 | 諸他 | 無所 | 野党計 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
北海道 | 12 | 11 | 1 | 12 | 12 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 20 | 32 |
青森県 | 3 | 3 | 0 | 3 | 3 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 8 |
岩手県 | 3 | 3 | 0 | 3 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 5 | 8 |
宮城県 | 6 | 6 | 0 | 6 | 4 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 11 | 17 |
秋田県 | 3 | 3 | 0 | 3 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 6 |
山形県 | 3 | 3 | 0 | 3 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 7 |
福島県 | 5 | 5 | 0 | 5 | 4 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 10 |
茨城県 | 7 | 7 | 0 | 7 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 12 | 19 |
栃木県 | 5 | 5 | 0 | 5 | 4 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 12 |
群馬県 | 5 | 5 | 0 | 5 | 3 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 9 | 14 |
埼玉県 | 15 | 15 | 0 | 15 | 11 | 4 | 6 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 5 | 29 | 44 |
千葉県 | 13 | 13 | 0 | 13 | 11 | 4 | 4 | 1 | 1 | 0 | 1 | 1 | 3 | 26 | 39 |
神奈川県 | 18 | 17 | 0 | 17 | 15 | 7 | 5 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 4 | 34 | 51 |
山梨県 | 2 | 2 | 0 | 2 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 6 |
東京都 | 25 | 23 | 1 | 24 | 20 | 17 | 9 | 2 | 2 | 1 | 3 | 3 | 15 | 72 | 96 |
新潟県 | 6 | 6 | 0 | 6 | 4 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 10 | 16 |
富山県 | 3 | 3 | 0 | 3 | 2 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 8 |
石川県 | 3 | 3 | 0 | 3 | 2 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 7 | 10 |
福井県 | 2 | 2 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 |
長野県 | 5 | 5 | 0 | 5 | 4 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 7 | 12 |
岐阜県 | 5 | 5 | 0 | 5 | 4 | 2 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 11 | 16 |
静岡県 | 8 | 8 | 0 | 8 | 7 | 3 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 15 | 23 |
愛知県 | 15 | 15 | 0 | 15 | 13 | 3 | 5 | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 | 1 | 26 | 41 |
三重県 | 4 | 4 | 0 | 4 | 4 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 6 | 10 |
滋賀県 | 4 | 4 | 0 | 4 | 2 | 1 | 1 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 7 | 11 |
京都府 | 6 | 6 | 0 | 6 | 3 | 3 | 4 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 14 | 20 |
大阪府 | 19 | 15 | 4 | 19 | 13 | 15 | 12 | 0 | 2 | 1 | 1 | 0 | 4 | 48 | 67 |
兵庫県 | 12 | 10 | 2 | 12 | 8 | 9 | 5 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 26 | 38 |
奈良県 | 3 | 2 | 0 | 2 | 2 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 8 | 10 |
和歌山県 | 3 | 3 | 0 | 3 | 1 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 7 | 10 |
鳥取県 | 2 | 2 | 0 | 2 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 |
島根県 | 2 | 2 | 0 | 2 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 6 |
岡山県 | 5 | 5 | 0 | 5 | 5 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 10 | 15 |
広島県 | 7 | 6 | 1 | 7 | 6 | 2 | 2 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 4 | 17 | 24 |
山口県 | 4 | 4 | 0 | 4 | 2 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 9 |
徳島県 | 2 | 2 | 0 | 2 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 5 | 7 |
香川県 | 3 | 3 | 0 | 3 | 1 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 7 |
愛媛県 | 4 | 4 | 0 | 4 | 2 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 8 | 12 |
高知県 | 2 | 2 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 5 | 7 |
福岡県 | 11 | 11 | 0 | 11 | 8 | 4 | 4 | 0 | 1 | 2 | 1 | 0 | 4 | 24 | 35 |
佐賀県 | 2 | 2 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 |
長崎県 | 4 | 4 | 0 | 4 | 3 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 9 | 13 |
熊本県 | 4 | 4 | 0 | 4 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 6 | 10 |
大分県 | 3 | 3 | 0 | 3 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 6 | 9 |
宮崎県 | 3 | 3 | 0 | 3 | 1 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 6 | 9 |
鹿児島県 | 4 | 4 | 0 | 4 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 6 | 10 |
沖縄県 | 4 | 4 | 0 | 4 | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 7 | 11 |
合計 | 289 | 277 | 9 | 286 | 214 | 94 | 105 | 21 | 12 | 9 | 27 | 9 | 80 | 571 | 857 |
比例ブロック別立候補者数
合計 | 北海道 | 東北 | 北関東 | 南関東 | 東京 | 北陸信越 | 東海 | 近畿 | 中国 | 四国 | 九州 | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
党派 | 計 | 計 | 計 | 計 | 計 | 計 | 計 | 計 | 計 | 計 | 計 | 計 | |||||||||||||
単独 | 重複 | 単独 | 重複 | 単独 | 重複 | 単独 | 重複 | 単独 | 重複 | 単独 | 重複 | 単独 | 重複 | 単独 | 重複 | 単独 | 重複 | 単独 | 重複 | 単独 | 重複 | 単独 | 重複 | ||
自由民主党 | 310 | 15 | 25 | 39 | 35 | 28 | 25 | 35 | 40 | 22 | 16 | 30 | |||||||||||||
59 | 251 | 4 | 11 | 3 | 22 | 8 | 31 | 6 | 29 | 7 | 21 | 6 | 19 | 5 | 30 | 4 | 36 | 6 | 16 | 5 | 11 | 5 | 25 | ||
公明党 | 44 | 2 | 3 | 4 | 5 | 4 | 2 | 5 | 8 | 3 | 2 | 6 | |||||||||||||
44 | 0 | 2 | 0 | 3 | 0 | 4 | 0 | 5 | 0 | 4 | 0 | 2 | 0 | 5 | 0 | 8 | 0 | 3 | 0 | 2 | 0 | 6 | 0 | ||
立憲民主党 | 239 | 15 | 20 | 25 | 30 | 23 | 15 | 29 | 31 | 18 | 8 | 25 | |||||||||||||
26 | 213 | 3 | 12 | 3 | 17 | 3 | 22 | 2 | 28 | 3 | 20 | 1 | 14 | 2 | 27 | 2 | 29 | 2 | 16 | 2 | 6 | 3 | 22 | ||
日本維新の会 | 96 | 3 | 2 | 9 | 11 | 17 | 4 | 8 | 30 | 3 | 3 | 6 | |||||||||||||
2 | 94 | 0 | 3 | 0 | 2 | 0 | 9 | 0 | 11 | 0 | 17 | 0 | 4 | 0 | 8 | 0 | 30 | 1 | 2 | 1 | 2 | 0 | 6 | ||
日本共産党 | 40 | 2 | 3 | 3 | 5 | 7 | 3 | 3 | 6 | 2 | 2 | 4 | |||||||||||||
25 | 15 | 2 | 0 | 2 | 1 | 2 | 1 | 3 | 2 | 4 | 3 | 2 | 1 | 3 | 0 | 2 | 4 | 2 | 0 | 2 | 0 | 1 | 3 | ||
国民民主党 | 27 | 1 | 2 | 3 | 3 | 3 | 1 | 4 | 4 | 1 | 2 | 3 | |||||||||||||
6 | 21 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 3 | 1 | 2 | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 | 4 | 0 | 4 | 1 | 0 | 0 | 2 | 1 | 2 | ||
れいわ新選組 | 21 | 1 | 1 | 1 | 2 | 4 | 1 | 2 | 6 | 1 | 1 | 1 | |||||||||||||
9 | 12 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 2 | 2 | 1 | 0 | 0 | 2 | 1 | 5 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | ||
社会民主党 | 15 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 5 | |||||||||||||
6 | 9 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 5 | ||
NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で | 11 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | |||||||||||||
3 | 8 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | ||
支持政党なし | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||||||||||||
2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
日本第一党 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||||||||||||
4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
新党やまと | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||||||||||||
4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
政権交代によるコロナ対策強化新党 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||||||||||||
4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
合計 | 817 | 43 | 58 | 86 | 93 | 100 | 53 | 88 | 127 | 52 | 36 | 81 | |||||||||||||
194 | 623 | 16 | 27 | 14 | 44 | 20 | 66 | 19 | 74 | 33 | 67 | 13 | 40 | 16 | 72 | 17 | 110 | 15 | 37 | 14 | 22 | 17 | 64 |
党派の動き
与党
自由民主党は総裁の岸田文雄首相が、今回の衆院選の勝敗ラインについて「与党(自民・公明)で過半数を確保することだ」と述べた[61]。
また、連立パートナーの公明党の山口那津男代表は、公認候補者を立てた9小選挙区の全勝と比例代表の800万票獲得を目標に掲げた[62]。
野党
- 「野党共闘」
- 立憲民主党・日本共産党・れいわ新選組・社会民主党の4党は安全保障関連法の廃止を求めるグループ「市民連合」を介して政策協定を締結。国民民主党は政策協定の枠組みには参加しなかったものの、立憲民主党と選挙協力の「覚書」を結び[63]、候補者擁立で4党と一定のすみ分けを行った[64]。
- 野党共闘の選挙区は前回・2017年は80選挙区程度にとどまっていたが、今回は約210の選挙区で候補者一本化が実現し、2.7倍に急増。また全国289選挙区の約半数となる142選挙区で、与党候補対野党統一候補の一騎打ちが実現した[65]。
- 日本共産党は、今回衆院選では野党共闘を進めるため、全国21の小選挙区で公認候補の立候補を取り下げ、比例区に回した。一方、立憲民主党が取り下げた3小選挙区に公認候補を立てた[66]。
- 第3極
- 日本維新の会は、本拠地の大阪をはじめ各地の選挙区に94人・比例単独2人の合計96人を公認で擁立。代表である松井一郎大阪市長は、勝敗目標は衆院で単独で法案を提出できる21議席の獲得が最低ラインとし、全員当選を目指すとした[67]。
- NHKと裁判してる党弁護士法72条違反での立花孝志党首は、NHKの受信料制度を批判するとともに「諸派党構想」を打ち出した。今選挙戦で3議席以上を獲得した場合は、岸田内閣に対して選挙後に閣外協力を申し出ると話した[68]。
諸派
- 代表の佐野を含め2人が比例北海道ブロックから党公認で立候補した。
- 党首の桜井が東京15区から党公認で立候補した他、比例東京ブロックに党公認候補が4人立候補した。
- 政権交代によるコロナ対策強化新党(清水三雄呼びかけ人)
- 呼びかけ人の清水三雄ら4人が比例東京ブロックから党公認候補で立候補した。
- 新党日本のこころ(沢口祐司代表)
- 代表の沢口が東京10区から党公認で立候補した。
- 代表の土田が岐阜1区から党公認で立候補した。
- 愛地球党(小沢頼仁代表)
- 副代表の千田光が静岡5区から党公認で立候補した。
- 日本成功党(上出圭一党首)
- 党首の上出が広島1区から党公認で立候補した。
- 改新党(石本啓之代表)
- 代表の石本が長崎3区から党公認で立候補した。
- なお、今回の衆院選に出馬を断念した政治団体は以下の通り。
- 宗教法人・幸福の科学を母体とする幸福実現党(大川隆法総裁・釈量子党首)は、今回の衆院選において、釈党首を筆頭に小選挙区16名・比例ブロック28名の合計44名を立候補させる予定であったが[69]、「アフターコロナを見据えた政策転換が必要」との理由で、2020年8月に全員の立候補を取り下げた[70]。
- 小池百合子東京都知事が最高顧問を務める東京の地域政党の都民ファーストの会は、国政向けの政治団体「ファーストの会」(荒木千陽代表)を設立。今回の選挙における東京都内の25選挙区すべてにおいて候補者擁立を目指したが、告示日直前で断念した[71][72]。
- 河村たかし名古屋市長が代表を務める愛知県の地域政党の減税日本は、代表の河村自身が立候補を検討しており、上田清司参議院議員が結成を目指していた新党との連携も模索したが、最終的に候補者の擁立を断念した[73][74]。
その他
公式ウェブサイト
- 自由民主党
- 党公式サイト :自由民主党
- 衆院選特設サイト:2021年 衆院選特設サイト|自由民主党
- 立憲民主党
- 党公式サイト :立憲民主党 | 変えよう。
- 衆院選特設サイト:変えよう。 | 立憲民主党
- 公明党
- 党公式サイト :公明党
- 衆院選特設サイト:第49回衆議院選挙 特設サイト | 公明党
- 日本共産党
- 日本維新の会
- 党公式サイト :日本維新の会|身を切る改革、実行中。維新はやる。次の時代を創る。
- 衆院選特設サイト:日本維新の会 衆議院議員選挙2021
- 国民民主党
- 党公式サイト :新・国民民主党 - つくろう、新しい答え。
- 衆院選特設サイト:国民民主党 第49回衆議院議員総選挙 特設サイト
- 社会民主党
- 党公式サイト :社民党 SDP Japan
- れいわ新選組
- 党公式サイト :れいわ新選組
- NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で
- 支持政党なし
- 党公式サイト :支持政党なし
- 新党やまと
- 党公式サイト :新党やまと
- 政権交代によるコロナ対策強化新党
- 党公式サイト :政権交代によるコロナ対策強化新党
- 日本第一党
- 党公式サイト :日本第一党
- 新党くにもり
- 党公式サイト :新党くにもり
- 新党日本のこころ
- 党公式サイト :沢口ゆうじ.com
- 改革未来党
- 党公式サイト :
- 愛地球党
- 党公式サイト :愛地球党 日本支部
- 日本成功党
- 党公式サイト :日本成功党
- 改新党
- 党公式サイト :
公約
- 自由民主党
- 立憲民主党
- 公明党
- 日本共産党
- 日本維新の会
- 国民民主党
- 社会民主党
- れいわ新選組
キャッチコピー
- 自由民主党
- 「新しい時代を 皆さんとともに。」
- 公明党
- 「日本再生へ新たな挑戦。」
- 立憲民主党
- 「変えよう。」
- 日本共産党
- 「なにより、いのち。ぶれずに、つらぬく」
- 社会民主党
- 「生存のための政権交代」
- れいわ新選組
- 「れいわニューディール」
- 「何があっても心配するな」
- 国民民主党
- 「動け、日本。」
- 日本維新の会
- 「今こそ、『日本大改革』を。」
- 「身を切る改革、実行中」
- NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で
- 「受信料公平負担の原則をNHKに順守させる」
- 「NHKをぶっ壊す」
情勢、議席予測
選挙前にメディアなどで発表された各党の情勢および獲得議席数の予測は、以下のとおりである。
- 10月20日
- 読売新聞[77]・日本テレビ[78]
- 自民は議席を減らし、単独過半数を維持できるか微妙。立憲は着実に上積みし、維新は大阪を中心に躍進する公算が大きい。公明・共産・れいわも上積みの可能性あり。社民は現状維持。一方、国民・NHK党は厳しい戦いとなる見込み。(読売)
- 自民は公示前から議席を大きく減らし、単独過半数を維持できるか微妙。一方、公明は公示前を超える勢い。立憲は公示前から議席を上積み。共産も公示前から議席を増やす勢い。維新は大阪を中心に公示前から大きく伸ばす勢い。国民は公示前議席前後は確保しそうな情勢。社民とれいわは1議席は確保できそう。NHK党は議席獲得に向けて苦しい戦い。(日テレ)
- 10月21日
- TBSテレビ[79]・毎日新聞[80]
- 自民は単独過半数をうかがう。公明は公示前の議席を維持。立憲・共産は議席増の可能性。維新は公示前と比べ2倍を超える可能性あり。国民は公示前議席を維持できるか微妙。れいわと社民はそれぞれ議席を獲得する可能性あり。NHK党は議席獲得が難しい。(TBS)
- 自民は公示前から減らす可能性が高い。公明も公示前に届くかは微妙。与党で過半数は確保も「絶対安定多数」を割る可能性。立憲は公示前の上積みを視野に入れる。共産は全体で公示前を超える勢い。国民は伸び悩み公示前前後にとどまる可能性。れいわ・社民、いずれも現状維持のめど。維新は公示前から3倍増となる勢い。(毎日)
- 産経新聞[81]
- 自民は公示前からは減らすものの、単独での過半数は維持する情勢。公明も公示前前後の議席確保が見込まれる。立憲は公示前程度の議席は固めつつあり、上積みが焦点。維新は公示前から倍増の勢い。共産は公示前は上回りそう。社民は公示前の維持が視野に入り、国民は公示前前後の勢力を確保できそう。れいわ・NHK党は比例代表で議席を確保できるか。
- テレビ東京[82]・日本経済新聞[83]
- 自民・公明の両党で過半数を越える勢い。自民・公明ともに比例代表で公示前からの上積みの公算大。立憲は公示前から積み増す可能性。共産は比例を中心に議席増。維新は公示前を上回る情勢。国民は現有議席を確保は厳しい状況。れいわは比例代表で議席獲得の可能性あり。社民は小選挙区で現有議席の維持が視野。NHK党は議席獲得のめど立たず。
- 共同通信[84]
- 自民は単独過半数をうかがうものの、公示前勢力の維持は微妙。立憲は共産などとの野党共闘が奏功し、与党との接戦区が増えている。公明は堅調。維新は議席増へ勢い。
- 10月24日
- 時事通信[85]
- 自民は公示前から議席を減らし、単独過半数をうかがう状況。立憲は公示前から上積みし、共産・維新も議席を増やす見通し。
- 10月25日
- 産経新聞[86]・フジテレビ[87]
- 自民は議席を減らすのは確実だが、単独過半数を維持しそう。公明は公示前の議席の維持が焦点となりそう。立憲は公示前の議席を大きく上回る。維新は公示前から躍進する勢いをみせている。共産は公示前の議席から伸ばす可能性がある。国民は前職全員の当選が視野に入り、比例での議席獲得が焦点だ。れいわ・社民はそれぞれ1~2議席の獲得が視野に入っている。NHK党は苦しい戦い。(産経)
- 自民は議席を減らすのは確実で、単独過半数を維持できるかは微妙な情勢。公明は公示前の議席維持は微妙。立憲は公示前の議席から伸ばす可能性がある。維新は公示前から3倍近くまで伸ばす勢い。共産は数議席伸ばす可能性がある。国民は公示前の議席を守れるか見通せない。社民は選挙区で議席を確保する公算で、れいわは比例代表で議席獲得の可能性がある。NHK党は議席獲得が厳しい情勢。(フジ)
- 朝日新聞[88]
- 自民は公示前の議席より減る公算が大きいものの、単独過半数を大きく上回る勢い。公明は公示前の議席を維持しそうな勢い。立憲は公示前の議席からほぼ横ばい。維新は公示前から3倍近くに増える勢い。共産は公示前の議席を上回る可能性がある。国民は公示前の議席と同程度になる見込み。れいわは比例区で議席獲得をうかがう。社民は選挙区、比例区ともに議席を確保できるかどうか。NHK党は厳しい情勢だ。
- 10月27日
- 共同通信[89]
- 自民は、公明と合わせた与党で「絶対安定多数」を視野に入れるものの、自民単独では公示前の議席から減らす可能性がある。立憲は接戦区の勝敗によっては、公示前議席から伸ばす。公明・共産は公示前議席を上回る勢いを維持。維新は公示前勢力の約3倍となる勢いで、国民は公示前勢力の維持となりそう。社民は現有1議席を死守できそう。れいわは比例区での議席獲得が見込める。NHK党は厳しい。
- 10月28日
- 読売新聞[90]・日本テレビ[91]
- 自民は単独過半数を維持できるか微妙な情勢。公明は公示前の議席を上回る可能性がある。自民・公明の与党では、国会を安定的に運営するための「安定多数」をうかがう。立憲は公示前の議席から増やす可能性がある。共産は公示前の議席を上回る勢いだ。維新は公示前の議席から3倍超をうかがう。国民は公示前の議席を確保できるかどうかが焦点だ。(読売)
- 自民・公明は序盤に引き続き、過半数を確保する勢いを維持するが、自民は公示前から議席を大きく減らし、公明は公示前の議席を超える勢いを維持している。立憲は序盤の勢いのまま、公示前から議席を上積みしそう。共産は公示前より議席を増やすが、序盤よりやや勢いを失っている。維新は序盤よりもさらに勢いをまし、公示前より大きく伸ばす勢い。国民は公示前議席前後は確保しそうな情勢。社民とれいわは1議席は確保できそう。NHK党は議席獲得が厳しい情勢だ。(日テレ)
- 10月29日
- フジテレビ[92]
- 自民は公示前の議席を減らす見通しで、公明は公示前の議席からの上積みを狙う。自民・公明をあわせた与党で過半数を確保するのは確実な情勢で、国会のすべての委員長ポストを確保して過半数を握る、絶対安定多数をうかがう情勢。立憲は公示前の議席を伸ばす見通し。共産は数議席増やすことになりそう。維新は公示前の議席の倍近くの議席獲得が視野に入った。国民は公示前の議席から減らす可能性がある。社民は選挙区で1議席を確保する公算で、れいわは比例で議席を獲得する可能性がある。NHK党は議席獲得が厳しい情勢。
主な争点
出典:[93][94][95][96][97][98][99][100][101][102]
- 岸田内閣の信任及び自公連立政権の継続の是非について
- 野党共闘への賛否と政権交代の是非について
- 新型コロナウイルス対策及び収束後を見据えた経済政策について
- 出産・子育て・学費などの育児政策や教育政策について
- 貧困・格差社会・介護・年金などの社会福祉政策について
- 気候変動や地球温暖化などの環境政策について
- ジェンダー平等(選択的夫婦別姓、性的指向・性自認による差別禁止法の制定、同性婚、LGBTQなどの性的マイノリティー、国会議員クオータ制義務化含めた女性議員比率など)の推進への賛否
- 障害者施策・生活保護問題・地方参政権付与やヘイトスピーチ対策法強化を含む日本国在住の外国人政策・不法滞在認定を受けている者が帰国を拒否している場合に長期収容となる問題解決策として強制送還させる出入国管理法改正と出入国管理局の不法滞在者収容対応の是非、難民の受け入れなどの社会的マイノリティー重視政策推進含む多様性・多文化共生・多文化主義への賛否
- 辺野古基地移設の賛否
- 原発再開・原発ゼロ等の原発政策について
- 岸田文雄総理の掲げる「新しい資本主義」の是非について
- 憲法改正の是非・必要性について
- 消費税やベーシックインカムについて
- 日本の国際関係や安全保障について
- 最低賃金について
- 氷河期世代対策について
世論調査
選挙結果
20時の投票締め切りと同時に発表されたNHKおよび民放5大ネットワーク(日本テレビ・テレビ朝日・TBSテレビ・テレビ東京・フジテレビ)をはじめとする各種メディアの出口調査では、自民党・公明党の連立与党の勝利が伝えられる。しかし、自民党単独での過半数維持は微妙とされた[103]。一方の野党側は立憲民主党の議席増・日本維新の会の大躍進が伝えられた。しかし、結果的には各社の出口調査は一部を除いて大きく外れる事態となった[104]。
自民党が追加公認2名を含めた261議席を獲得し、公示前の276議席から減らしたものの衆院の常任委員長ポストを独占したうえで各委員会の過半数を握れる「絶対安定多数」(261議席)を単独で確保した。公明党は32議席だった[105]。立憲民主党は公示前の110議席から96議席に落ち込んだ。小選挙区こそ公示前の48議席から57議席に増えたものの、比例代表は公示前62議席から39議席まで大幅に減らした[106]。立憲民主と共産、国民民主、れいわ新選組、社民の野党5党は全289選挙区の75%にあたる217選挙区で候補者を一本化して臨んだが、この217選挙区で当選した野党5党の候補は野党系無所属を含めても62人(29%)で、公示前の51人から大きく上積みできなかった。比例区では立憲と国民の得票は計約1400万票にとどまり、前回2017年の旧立憲民主党と希望の党の計約2千万票を大きく下回った。共産も得票を減らしており、共闘野党の不振につながった[107]。一方、自民党側にとっては自民が5,000票未満の僅差で逃げ切った選挙区は17に上り、34選挙区が1万票未満の差であったことから、「薄氷の勝利」(自民党幹部)との見方も出た[108]。このほか、国民民主党は3議席増の11議席、れいわ新選組が比例で3議席を獲得[109]。社民は現状維持の1議席に終わった。
日本維新の会は公示前の11議席を大きく上回る41議席を獲得した。地盤とする大阪では公明党と棲み分けた4選挙区を除く15選挙区で全勝し兵庫でも選挙区で1議席を獲得(兵庫県第6区)。比例代表でも旧希望の党との競合で伸び悩んだ前回から500万票近く上積みし、805万票を獲得。比例北海道ブロックを除く10ブロックで議席を確保した[110]。特に比例近畿ブロックでは最多の10議席を獲得、大阪府で全勝したことによって先述の小選挙区で勝利した兵庫6区以外の兵庫県で擁立した全ての選挙区の候補者が比例復活した。
与野党の大物・高齢・不祥事を起こした候補の苦戦
今回の衆院選では与野党の「大物候補」や「高齢・ベテラン候補」が苦戦を強いられた。自民党の石原伸晃元幹事長や、立憲民主党の平野博文代表代行兼選対委員長、辻元清美副代表が比例復活もならず落選。自民党の甘利明幹事長は比例復活したものの、自身の小選挙区での敗北を受け幹事長の辞任を表明した。また、現職の閣僚である若宮健嗣万博担当大臣も小選挙区で敗れ比例復活となった。一方立憲民主党では「無敗の男」との異名を取っていた中村喜四郎元建設大臣や海江田万里元民主党代表のほか[111]、小選挙区制を導入した張本人であり、初当選以来17期52年落選することなく連続勝利していた小沢一郎元民主党代表が小選挙区で敗北した(全員比例復活)。また、小沢一郎の次に現役議員として長く当選を重ね、小泉純一郎などYKKトリオと初当選が同期で48年10ヶ月議席を守り続けていた自民党の野田毅元自治大臣、原田義昭元環境大臣、山本幸三元地方創生担当大臣も落選した[112]。
閣僚経験者では自民党の金田勝年元法務大臣、塩谷立元文部科学大臣、桜田義孝元五輪担当大臣、平井卓也前デジタル担当大臣、立憲民主党の中川正春元文部科学大臣が小選挙区で落選した(全員比例復活)。
新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブを訪問した問題で自民党を離党した松本純元国家公安委員長、同じく歌舞伎町の飲食店で遊興していた問題で立憲民主党を除籍となり、れいわ新選組公認で出馬した高井崇志も落選した[113][114][115][116]。また、公示直前に北朝鮮による拉致被害者に関する不適切な発言をしたため、立憲民主党の公認を辞退し無所属で出馬した生方幸夫が落選した。メディアは同発言が影響したと報じた[117]。
高齢議員では、前述の80歳の野田毅、79歳の小沢一郎、77歳の原田義昭、73歳の山本幸三、72歳の甘利明・中村喜四郎、71歳の中川正春・塩谷立のほか、74歳の自民党三原朝彦、73歳の立憲民主党篠原孝などが小選挙区で敗れ、80歳の衛藤征士郎元衆議院副議長は654票差、74歳の北村誠吾元地方創生担当大臣は391票差まで次点候補に詰め寄られた[118][119]。自民党は党が内規で定める比例区の「73歳定年制」により小選挙区単独で立候補した24人の内7人が落選している[120]。一方で、立憲民主党の代表の57歳の枝野幸男も自身の選挙区で自民党の牧原秀樹に対して苦戦し、枝野の当確が出たのが日付が変わった後で結果は6,083票差(惜敗率94.65%)で辛くも勝利した。
夫婦別姓、同性婚、ジェンダー平等、多様性などを肯定・否定する候補への影響
選挙期間中、ソフトウェア開発会社「サイボウズ」社長の青野慶久らが、選択的夫婦別姓や同性婚に否定的な候補者に対する落選運動「ヤシノミ作戦」を展開。落選させるべきだとし候補者248人をリストアップし、ほぼ半数が小選挙区で落選したと週刊ポストが主張した[121]。
また選挙期間中はジェンダーの平等などをめぐって与野党論戦が行われた[122]。ところが当選した女性議員の比率は公示前の10.1%を下回って9.7%となり、諸外国と比べても特に低迷することとなった[123]。ハフポスト日本語版は30歳未満が「ジェンダー平等(選択的夫婦別姓など)」を特に積極的に取り組んでほしい社会課題に挙げたと報じた[124]一方、結果はジェンダー平等を強く訴えた野党が伸び悩み、出口調査によれば比例代表で若者世代が最も多く投票した先は、慎重な姿勢をとる自民党という結果になった[125]。
関西テレビはLGBTQ等のジェンダー平等・マイノリティーと多様性の尊重・選択的夫婦別姓を主要政策として訴えていた候補者が相次いで落選したと指摘[100]。町田彩夏は「差別的な発言をした人が、結局また議席を獲得して、例えば、LGBTQの問題に尽力してきた人が議席を失うというところを見ると、そうした価値観が共有されていないなと思います。私たちは、しょせんマイノリティーというか、少数派だったなというのは、すごく思いますね」と述べた[100]。ジェンダー平等を訴えた野党の伸び悩みについて大正大学准教授の田中俊之は「野党の打ち出し方が悪かった。ジェンダー平等を票につなげるためのアピール方法を間違えた」と指摘。国民がジェンダー平等に無関心だったという指摘を否定した[126]。
党派別獲得議席
党派 | 獲得 議席 |
増減 | 小選挙区 | 比例代表 | 公示前 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
議席 | 得票数 | 得票率 | 議席 | 得票数 | 得票率 | ||||||
自由民主党 | 261 | 15 | 189 | 27,626,157.887 | 48.08% | 72 | 19,914,883.000 | 34.66% | 276 | ||
公明党 | 32 | 3 | 9 | 872,931.000 | 1.52% | 23 | 7,114,282.000 | 12.38% | 29 | ||
立憲民主党 | 96 | 13 | 57 | 17,215,621.063 | 29.96% | 39 | 11,492,115.660 | 20.00% | 109 | ||
日本維新の会 | 41 | 30 | 16 | 4,802,793.000 | 8.36% | 25 | 8,050,830.000 | 14.01% | 11 | ||
国民民主党 | 11 | 3 | 6 | 1,246,812.000 | 2.17% | 5 | 2,593,375.230 | 4.51% | 8 | ||
日本共産党 | 10 | 2 | 1 | 2,639,708.000 | 4.59% | 9 | 4,166,076.000 | 7.25% | 12 | ||
れいわ新選組 | 3 | 2 | 0 | 248,280.000 | 0.43% | 3 | 2,215,648.000 | 3.86% | 1 | ||
社会民主党 | 1 | 1 | 313,193.000 | 0.55% | 0 | 1,018,588.000 | 1.77% | 1 | |||
NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で | 0 | 1 | 0 | 150,542.180 | 0.26% | 0 | 796,788.000 | 1.39% | 1 | ||
支持政党なし | 0 | - | - | - | 0 | 46,142.000 | 0.08% | 0 | |||
日本第一党 | 0 | 0 | 9,449.000 | 0.02% | 0 | 33,661.000 | 0.06% | 0 | |||
新党やまと | 0 | 0 | 15,091.000 | 0.03% | 0 | 16,970.000 | 0.03% | 0 | |||
政権交代によるコロナ対策強化新党 | 0 | - | - | - | 0 | 6,620.000 | 0.01% | 0 | |||
新党くにもり | 0 | 0 | 29,306.000 | 0.05% | - | - | - | 0 | |||
愛地球党 | 0 | 0 | 5,350.000 | 0.01% | - | - | - | 0 | |||
新党日本のこころ | 0 | 0 | 4,552.000 | 0.01% | - | - | - | 0 | |||
改革未来党 | 0 | 0 | 3,698.000 | 0.01% | - | - | - | 0 | |||
改新党 | 0 | 0 | 2,750.000 | 0.00% | - | - | - | 0 | |||
日本成功党 | 0 | 0 | 1,630.000 | 0.00% | - | - | - | 0 | |||
無所属 | 10 | 3 | 10 | 2,269,167.814 | 3.95% | - | - | - | 13 | ||
欠員 | 0 | 4 | - | - | - | - | - | - | 4 | ||
総計 | 465 | 289 | 57,457,031.944 | 100.00% | 176 | 57,465,978.890 | 100.00% | 465 | |||
有効票数(有効率) | - | - | - | 57,457,033 | 97.55% | - | 57,465,981 | 97.58% | - | ||
無効票数(無効率) | - | - | - | 1,443,227 | 2.45% | - | 1,425,366 | 2.42% | - | ||
投票総数 | - | - | - | 58,900,260 | - | - | 58,891,347 | - | - | ||
不足数 | - | - | - | 1,356 | - | - | 2,460 | - | - | ||
投票者数(投票率) | - | - | - | 58,901,616 | 55.93% | - | 58,893,807 | 55.92% | - | ||
国内投票者数(投票率) | - | - | - | 58,882,234 | 55.91% | - | 58,874,277 | 55.90% | - | ||
在外投票者数(投票率) | - | - | - | 19,382 | 20.09% | - | 19,530 | 20.25% | - | ||
棄権者数(棄権率) | - | - | - | 46,418,907 | 44.07% | - | 46,426,716 | 44.08% | - | ||
国内棄権者数(棄権率) | - | - | - | 46,341,823 | 44.09% | - | 46,349,780 | 44.10% | - | ||
在外棄権者数(棄権率) | - | - | - | 77,084 | 79.91% | - | 76,936 | 79.75% | - | ||
有権者数 | - | - | - | 105,320,523 | 100.0% | - | 105,320,523 | 100.0% | - | ||
国内有権者数(国内率) | - | - | - | 105,224,057 | 99.91% | - | 105,224,057 | 99.91% | - | ||
在外有権者数(在外率) | - | - | - | 96,466 | 0.09% | - | 96,466 | 0.09% | - | ||
出典:令和3年10月31日執行 衆議院議員総選挙・最高裁判所裁判官国民審査 速報結果 |
- 小選挙区投票率:55.93%(前回比: 2.25%)
- 【男性:56.06%(前回比: 1.98%) 女性:55.80%(前回比: 2.49%)】
- 比例区投票率:55.92%(前回比: 2.24%)
- 【男性:56.06%(前回比: 1.98%) 女性:55.79%(前回比: 2.40%)】
与党
- 自由民主党
選挙戦当初は苦戦が伝えられており、投票終了直後の各メディアによる議席予測でも過半数割れの可能性が指摘されていたが、結果的には小選挙区では189議席と前回選挙(218議席)より減らしたものの、比例代表では前回選挙(66議席)を上回る72議席を獲得し、合計は15議席減の261議席と善戦し、絶対安定多数を単独で維持した。その一方で大阪府では現制度導入の1996年以来初めて、連立を組む公明党の候補者が擁立されている4つの選挙区を除いて候補者を擁立した15の区全てで小選挙区の議席を失い(自民党が大敗し政権交代が起こった2009年の総選挙では大阪13区で西野陽が当選している)、比例復活も宗清皇一と谷川とむの2人のみとなった。その結果を受けて自民党大阪府連会長の原田憲治(大阪9区)は選挙日に辞任を表明したが、この選挙後の自民党大阪府連所属の国会議員は衆院3人(宗清・谷川と比例単独上位の柳本顕)と参院2人(松川るい・太田房江)のみとなっており、12月に選出される予定の原田の後任調整すらも難航していると報じられている[127]。大阪府議からは「ここから自民が盛り返すには20年はかかる」という声も上がっている[128]。
- 公明党
小選挙区では擁立した9人全員が当選し、比例代表でも前回選挙(21議席)を上回る23議席を獲得、合計は3議席増の32議席となった。
野党
- 立憲民主党
各種メディアの情勢調査並びに出口調査では議席増(ただし「伸び悩み」と報じるメディアもあった)の情勢が伝えられていたが、実際には改選前の110議席から96議席に14議席減らし、100議席を割り込んだ。野党共闘により候補者の一本化に成功するなどして小選挙区では9議席を上乗せすることに成功したが、10万票以上を獲得しながら僅差で敗れるなど、接戦で競り負けた選挙区が多くなった。比例代表は39議席で、2017年の前回選で旧立憲民主党が獲得した37議席から2議席上積みしたものの、解散前の勢力は旧希望の党で比例当選した議員が合流して62議席だったため実質的に23議席減となったことが響いた。この敗北を受け、枝野幸男代表や福山哲郎幹事長などの執行部が辞任の意向を示した[129]。さらに大阪府では党幹部である辻元清美や平野博文は比例復活もならずに日本維新の会の候補者に敗れた(ただし公明党との事実上の選挙協力によって維新が候補者を擁立しなかった大阪府第16区の森山浩行は比例復活した)。
- 日本維新の会
各社の情勢調査で既に30議席前後と3倍近く議席を伸ばす情勢が伝えられていたが、本拠地の大阪府で公明党との事実上の選挙協力[130]によって擁立しなかった4つの区を除く15の小選挙区全てで勝利するなど、下馬評をさらに上回る41議席を獲得した。前身の政党も含めた過去の戦績と比べると、2012年の衆院選に次ぎ、2014年の衆院選に並ぶ議席を回復。2015年の維新の党分裂後では小選挙区で初めて大阪以外の選挙区で当選者を出し(兵庫県第6区)、党派別でも自民・立憲に続く第三党に躍進した。比例代表では北海道ブロックを除く全てのブロックで議席を獲得し、特に比例近畿ブロックでは最多の10議席を獲得。先述の通り大阪府で比例復活する議員がいなかったために大阪府以外の近畿の候補者が比例復活の対象になったことによって、先述の小選挙区で勝利した兵庫6区以外で擁立した兵庫県の選挙区の候補者が全員比例復活した。
- 国民民主党
小選挙区で擁立した前職6人全員が当選し、情勢調査では議席獲得が難しいとされていた比例代表でも北関東・南関東・東海・近畿・九州の各ブロックで1議席ずつの計5議席を獲得、合計は3議席増の11議席となった。
- 日本共産党
情勢調査では議席の上積みという情勢が伝えられたが、小選挙区で1議席を維持したものの比例代表では北陸信越ブロックで議席を逃すなど議席数を減らし、合計は2議席減の10議席となった。
- れいわ新選組
比例代表で南関東・東京・近畿の各ブロックで各1議席を獲得し2議席増の3議席となった。小選挙区では議席獲得に届かなかった。比例東海ブロックでは1議席分の得票を得たものの、このブロックでは比例単独候補を登録しておらず、重複立候補していた候補も選挙区における得票率不足のため比例復活ができず1議席を逃す結果となった(失った議席は公明党に配分)。
- 社会民主党
小選挙区では1議席を維持したが、比例代表での議席獲得はならなかった。
- NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で
30人の立候補者を立てるも、小選挙区・比例区共に全敗に終わり、議席獲得はならなかった。
諸派
いずれの政党も小選挙区、比例代表とも議席獲得はならなかった。
無所属
12人が当選したが、自民系無所属の当選者2人が当選直後に追加公認(上記獲得議席表には自民の議席・票数として加算)、2人が当選翌月に自民所属議員として会派入りした。また野党系無所属の当選者5人が当選翌週に院内会派「有志の会」を結成した。
政党
議員
小選挙区当選者
自由民主党 公明党 立憲民主党 日本維新の会 国民民主党 日本共産党 社会民主党 無所属
補欠選挙
本選挙で当選した議員に係る補欠選挙は、解散が行われなければ、2025年(令和7年)3月15日までに選挙を行う事由が生じた場合が最終期限であり、同年4月の補欠選挙が最後となる。
2021年11月1日、いわゆる一票の格差を理由に選挙無効を求める訴訟が全国で提起されたため、公職選挙法第33条の2第7項の規定により、訴訟の係属中は、衆議院議員の補欠選挙が実施できない。
比例区当選者
自由民主党 公明党 立憲民主党 日本維新の会 国民民主党 日本共産党 れいわ新選組
初当選
- 計97名
- 自由民主党
- 33名
- 立憲民主党
- 16名
- 公明党
- 9名
- 日本維新の会
- 27名
- 国民民主党
- 4名
- 社会民主党
- 1名
- れいわ新選組
- 3名
- 無所属
- 4名
返り咲き・復帰
- 計24名
- 自由民主党
- 2名
- 立憲民主党
- 7名
- 公明党
- 3名
- 日本維新の会
- 6名
- 日本共産党
- 1名
- 宮本岳志 (比例近畿)
- 国民民主党
- 1名
- 鈴木義弘 (比例北関東)
- 無所属
- 4名
引退・不出馬
- 計41名
- 自由民主党
- 20名
- 立憲民主党
- 4名
- 公明党
- 8名
- 国民民主党
- 1名
- 日本維新の会
- 1名
- 社会民主党
- 1名
- NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で
- 1名
- 無所属
- 5名
- 白須賀貴樹(千葉13区)[162][注 8]
- 秋元司 (東京15区)[163][注 9]
- 古本伸一郎(愛知11区)[164]
- 大塚高司 (大阪8区)[165][注 8]
- 中山成彬 (比例九州)[166][167][注 10]
落選
- 計76名
- 32名
- 立憲民主党
- 32名
- 公明党
- 1名
- 濱村進 (比例近畿)
- 日本維新の会
- 2名
- 日本共産党
- 3名
- 国民民主党
- 1名
- 山崎摩耶 (比例北海道)
- れいわ新選組
- 1名
- 無所属
- 4名
記録的当選・落選者
- 最年少当選者[168]:馬場雄基(立民・比例東北) 29歳0ヶ月
- 最年長当選者[169]:二階俊博(自民・和歌山3区) 82歳8ヶ月
- 最多得票当選者[170]:河野太郎(自民・神奈川15区) 210,515票
- 最少得票当選者:鈴木敦(国民・神奈川10区) 30,013票
- 最少得票選挙区当選者[170]:北村誠吾(自民・長崎4区) 55,968票
- 最多得票落選者:長友克洋(立民・神奈川14区) 116,273票
- 最多得票選挙区落選者:青山周平(自民・愛知12区) 128,083票
- 惜敗率最高当選者:岩田和親(自民・佐賀1区) 99.86%
- 惜敗率最低当選者:吉田知代(維新・徳島1区) 20.17%
- 惜敗率最高落選者:屋良朝博(立民・沖縄3区) 91.76%
- 最高得票率当選者[171]:石破茂(自民・鳥取1区) 84.07%
- 最多当選:小沢一郎(立民・比例東北) 18回(連続)
選挙特別番組
テレビ番組
ラジオ番組
その他
「投票はあなたの声」
衆院選の公示を前に、10月16日に動画サイトの「YouTube」に、芸能人16人が投票を呼び掛ける3分36秒の動画「あなたの1票はあなたの声(Your Vote is Your Voice)」が公開された。動画は「VOICE PROJECT 投票はあなたの声」というプロジェクトとしてどの政党や企業にも関わりのない、市民による自主制作プロジェクトの主催であり、冒頭に「これは広告でも政府の放送でもなく、僕たちが僕たちの意思で作った映像です。僕たちの投票への思いを話します」と話して始まる。内容は各々が若者に対して投票を呼び掛けるメッセージとともに、最後にはそれぞれが「投票します」と語り、「投票はあなたの声だ」という言葉で締めくくられる。なお、日本において芸能人が自ら政治的な発信をすることは珍しく、このように共同で国政選挙の投票を呼び掛けるものは異例とされる[172]。
参加した芸能人は秋元才加、安藤玉恵、石橋静河、小栗旬、コムアイ、菅田将暉、Taka(ONE OK ROCK)、滝藤賢一、仲野太賀、二階堂ふみ、橋本環奈、前野朋哉、ローラ、渡辺謙(五十音順)[172]。
案分票
2019年の参院選では党名の略称を旧・立憲民主党は「りっけん」、旧・国民民主党は「民主党」としていたが、今回の衆院選では立憲民主党と国民民主党が同じ「民主党」を略称として届け出ていた[173]。そのため、各地の選挙管理委員会に「投票用紙に『民主党』と書いた場合はどうなるのか」との問い合わせが寄せられるなど、紛らわしい同一略称として有権者から戸惑いの声が上がった[174]。総務省選挙課によると、投票用紙に「民主党」と書く場合はそれぞれの得票割合に応じて票を割り振る案分票となるという[174][175]。「民主党」と書いた投票用紙は34の都道府県で、197万3362票あった。これを受け、立憲民主党は、2022年開催予定の第26回参議院議員通常選挙において「りっけん」を略称として届け出る予定[176]。
また、島根1区では読み仮名がいずれも「かめいあきこ」となる2人(亀井亜紀子と亀井彰子)が立候補したため、案分票が発生するとみられるが、島根県選挙管理委員会は候補者の票の判別方法について「他の候補への公正さを欠くためコメントはできない」とした[177][178]。
ミス・トラブル
10月30日、北海道函館市港町の期日前投票所で、母親の入場券を持った12歳の少年に投票用紙が交付され投票される事態が発生[179]。
10月31日、北海道札幌市東区の衆院選の投票所で80代女性に小選挙区の投票を2回させるミスが発生[180]。
10月31日、宮城県仙台市の開票所では、ミスやトラブルが相次ぎ、開票作業が大幅に遅れ、小選挙区の開票が確定したのは、翌1日の午前7時半となった。仙台市の開票所では、同日の午後9時40分から開票作業が始まるも、青葉区や太白区、泉区で票の数を数えるのに手間取り、開票作業が大幅に遅れる。泉区の開票所では、小選挙区の投票用紙の数が投票者数より4枚少なく、「持ち帰り票」と判断、それを集計システムに誤まって入力したことで混乱が生じ、翌日の午前3時40分にようやく票が確定。仙台市は、開票作業の時間短縮のため、投票用紙に記された候補者名などを自動で読み取る「読み取り分類機」を導入したが、太白区の開票所では、読み取り分類機を使用して、最高裁裁判官の国民審査の投票用紙を分類したが、一度、分類機にかけた票を誤まって再度分類機に掛けたことで、数え直しを余儀なくされる。一連のトラブルで小選挙区の開票が確定したのは、午前7時半。最高裁裁判官の国民審査の開票が確定したのは、最も遅い太白区で、午前11時2分と大幅にずれ込んだ[181]。
10月31日、栃木県内の各地の開票所では、集計ミスのトラブルなどが連発し、目標としていた確定時刻より大幅に遅れるケースが相次いだ。宇都宮市第1開票所では、比例代表の確定予定時刻だった1日午前1時5分を過ぎても開票作業が続き、予定から2時間以上遅れの同3時10分に確定した。同市選挙管理委員会によると、確定間近になって集計上のミスが発覚。原因の特定と立会人への説明に時間を要した。下野市第2開票所では集計機械の紙詰まりや立会人の作業の慎重さから、小選挙区は1時間近く、比例代表は2時間遅れた。小山市の比例は目標を1時間余り過ぎて午前0時35分までずれ込んだ。新型コロナウイルス感染対策として職員数を前回比で2割削減したことと、疑問票の処理に手間取ったという。野木町でも念入りに点検し、比例が1時間57分遅れ。壬生町では立会人6人が全員初めてで確認作業に時間がかかり、小選挙区、比例とも1時間近く遅れた。一方、宇都宮市選管は1日、第2開票所で総投票者数より投票用紙が17枚多かったと明らかにした。立会人らに説明し、投票総数として集計した。市選管は「珍しいケース。原因の特定は難しい」と説明。県選管はこの影響で栃木1区・栃木2区の確定時間が午前3時51分になったとしている[182]。
第49回衆議院議員総選挙の不在者投票(選挙人名簿のある市町村の外にいる有権者が投票用紙を請求し別の市町村選管を通して各自治体に郵送する制度)では福島県(県内119人)、青森県(青森市内18人)、秋田県(秋田市内13人)、岩手県(盛岡市内9人)、宮城県(仙台市内33人)で投票締め切りまでに不在者投票用紙が到着せず無効となる事態が発生したが、同年10月から土曜配達が廃止されるなど郵便配達事情が変化していることが影響しているとみられ不在者投票制度の改善が必要と指摘されている[183]。
選挙後
国会
政党
投開票日翌日の11月1日未明、自民党幹事長の甘利明は岸田に対し、自身が小選挙区で落選したことを受け幹事長を辞任する意向を伝えた[184]。これを受けて、岸田は甘利の後任に外務大臣の茂木敏充を起用する方針を固めて[185]、4日の臨時総務会で今回の人事案が正式に了承された[186]。
一方で議席を減らした立憲民主党は翌2日に枝野代表、福山幹事長が今回の責任を取る形で辞任する考えを示した[187]事から、枝野の後任を選ぶ代表選挙を臨時国会の召集日までに行う[188]方向で日程調整した。そして、11月12日の両院議員総会にて枝野の代表辞任が正式に了承されると同時に、後任を決する代表選挙の日程を11月19日告示、30日投開票とすることを正式に決めた[189]。その一方で議席、得票共に減らした日本共産党の志位委員長は「責任はないと考える」「党の対応でも(野党)共闘でも政策でも、方針そのものは正確だったと確信を持っている」などと述べ引責辞任はしない意向を示した[190]。
立憲民主党代表選は19日告示され、逢坂誠二、小川淳也、泉健太、西村智奈美の4人(届け出順)が立候補を届け出た[191]。
党規により「大型選挙から45日以内に臨時党大会で代表選を実施するかどうか決定する」と規定されている[192]日本維新の会では、議席を大幅に増やしたものの、代表の松井が2020年11月に大阪都構想の住民投票否決による引責で既に市長任期満了(2023年4月)時での政界引退を表明していることから、党代表職についても2022年1月の任期満了に伴い退任する意向を示した[193]。
一方、国民民主党は、立憲・共産を中心とする野党共闘の枠組みから脱退することを表明[194]。同じく政府ならびに連立与党に是々非々の立場である日本維新の会と国会運営で連携していく方針である事が明らかとなり[195]、10月9日には国民と維新の両党による幹事長・国対委員長会談を行い、法案の共同提案や改憲議論の促進で連携していく方針を確認した[196]。
文書通信交通滞在費問題
今回の総選挙は10月31日に投開票が行われ、初当選した新人議員97人、元職24人に対し、在職1日にもかかわらず「文書通信交通滞在費(文通費)」1か月分満額の100万円(合計1億2100万円)が支給された。日本維新の会を始めとした大部分の政党はこれを問題視。全額返還させ被災地に寄付することや特例法を成立させ国庫に返納すべきなど各党間で協議が進められた。与野党間では文通費を日割り支給にする法案ついて、次期国会に提出する方針を示した[197][198]。 同様に3〜4往復分の航空券に引き換えるクーポンの支給、公設秘書の給与についても問題視されている[199][200]。
脚注
注釈
- ^ 安倍の残り任期を引き継いだため、任期は約1年間となった。
- ^ 任期満了日は2021年10月21日。
- ^ 大日本帝国憲法下を含めれば、1942年(昭和17年)4月30日に執行された第21回衆議院議員総選挙(任期満了:同年4月29日)以来となる。
- ^ なお、解散日は大安。
- ^ 立憲民主党および国民民主党については、それぞれの結党前に同名の旧・立憲民主党および旧・国民民主党が存在し、旧・立憲民主党は2017年の総選挙に候補者を擁立し当選させているが、その後2020年の野党再編を経ており、現存する両党はともに、法律上、新規に設立された別の政党である。
- ^ 前回の総選挙では台風の影響で開票が遅れたケースがあった[5]。
- ^ 衆議院では鈴木貴子(1986年(昭和61年)1月5日生まれ)が2013年6月3日の繰り上げ当選以降、2014年の第47回・2017年の第48回総選挙での当選を経て最年少議員の座を維持していた。また参議院では安江伸夫(1987年(昭和62年)6月26日生まれ)が2019年の第25回参議院議員通常選挙での当選以降、最年少議員である。
- ^ a b 自由民主党所属だったが2021年2月離党。
- ^ 自由民主党所属だったが2020年12月離党。
- ^ 希望の党所属だったが2021年10月1日解党。
- 自民党関連
- 無所属関連
出典
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