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伊藤忠彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
伊藤 忠彦
いとう ただひこ
復興庁より公表された肖像
2024年 撮影)
生年月日 (1964-07-11) 1964年7月11日(60歳)
出生地 日本の旗 日本 愛知県名古屋市
出身校 早稲田大学法学部卒業
前職 電通従業員
武村正義衆議院議員秘書
小渕恵三衆議院議員秘書
所属政党新党さきがけ→)
自由民主党二階G二階派→無派閥)
称号 法学士(早稲田大学・1988年
配偶者 伊藤恵
親族 伯父・山本壮一郎(公選第8-12代宮城県知事
公式サイト Home - 衆議院議員 いとう忠彦 オフィシャルサイト

内閣 第1次石破内閣
第2次石破内閣
在任期間 2024年10月1日[1] - 現職

選挙区愛知8区→)
比例東海ブロック
当選回数 6回
在任期間 2005年9月12日 - 2009年7月21日
2012年12月18日 - 現職

選挙区 知多市選挙区
当選回数 2回
在任期間 1999年4月30日 - 2005年8月30日
テンプレートを表示

伊藤 忠彦(いとう ただひこ、1964年昭和39年〉7月11日 - )は、日本政治家自由民主党所属の衆議院議員(6期)。復興大臣(第1718代)、福島原発事故再生総括担当大臣

環境副大臣内閣府副大臣第3次安倍第2次改造内閣第3次安倍第3次改造内閣第4次安倍内閣)、総務大臣政務官内閣府大臣政務官第2次安倍内閣)、衆議院法務委員長、同東日本大震災復興特別委員長愛知県議会議員(2期)、自由民主党政務調査会国土交通部会部会長、同党副幹事長、同党地方議員年金検討PT座長などを歴任[2][3][4]

伯父は宮城県知事を務めた山本壮一郎[5]

来歴

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愛知県名古屋市生まれ[6]。父は東海銀行の元頭取であり、実家は名古屋市で400年続く旧商家「川伊藤家」[7]名古屋市立御園小学校東海中学校早稲田大学高等学院早稲田大学法学部卒業[6]。早大在学中は奥島孝康ゼミに所属[8]。大学卒業後、電通に入社し、1994年3月に退社[6]。同年4月より、衆議院議員武村正義の秘書を務める[6][7]。武村の誘いにより、1995年7月の第17回参議院議員通常選挙では新党さきがけ比例区の名簿順位9位で、1996年10月の第41回衆議院議員総選挙では新党さきがけの比例近畿ブロック単独4位で出馬するもどちらも落選[9]1997年10月より、衆議院議員小渕恵三の秘書[6][7]1998年8月、当時自由民主党所属の衆議院議員であった久野統一郎の誘いを受け[7]、久野の選挙区に含まれる知多市へ移り住んだ[6]

1999年愛知県議会議員選挙に、知多市選挙区から出馬し、初当選した[6]2003年県議選で再選[6]

2005年、2期目の任期途中で愛知県議を辞職し、第44回衆議院議員総選挙に、自民党公認で愛知8区から出馬。民主党前職の伴野豊を破り、当選した[6]2009年第45回衆議院議員総選挙では、愛知8区で民主党の伴野に敗れ、比例復活もできずに落選した[10]

環境副大臣在任中に公開された肖像写真

2012年第46回衆議院議員総選挙に、自民党公認で愛知8区から出馬し、民主党の伴野を比例復活すら許さない大差で破り、3年ぶりに国政に復帰した[11]2013年9月、第2次安倍内閣総務大臣政務官内閣府大臣政務官に任命された[6]2014年第47回衆議院議員総選挙に、自民党公認で愛知8区から出馬し、3選[12]2016年1月4日第190回国会議事進行係に就任した[6]。同年8月、第3次安倍第2次改造内閣環境副大臣内閣府副大臣に任命された[13]

2017年第48回衆議院議員総選挙に、自民党公認で愛知8区から出馬。2005年以来、愛知8区の議席を争ってきた伴野が無所属で出馬し[14]、伴野に1,852票の僅差まで詰め寄られるも、愛知8区で4選[15]

2018年10月、自民党国土交通部会長に就任[16]

2021年10月31日の第49回衆議院議員総選挙で、立憲民主党公認の伴野を、前回よりも更に僅差の1,065票差で破り、5期目の当選を果たした(伴野は比例復活で返り咲いた)[17]

2024年9月27日に行われた自民党総裁選挙において河野太郎の推薦人に名を連ねた[18]。1回目の投票では河野に投じ[19]、得票数1位の高市早苗と2位の石破茂が進んだ決選投票では石破に投じた[19]。10月1日に発足した第1次石破内閣復興大臣に就任した[20]

2024年10月27日の第50回衆議院議員総選挙では、伴野に19,438票差で敗れたものの、比例東海ブロックの重複立候補者の中で惜敗率83.1%と当選順位が7番目となり、国民民主党の比例名簿で登載者不足が発生したことから自民党が確保した7議席目に滑り込んだことで6期目の当選を果たした[21]。同年11月11日に発足した第2次石破内閣において復興大臣に留任[22]

政策・主張

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所属団体・議員連盟

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選挙歴

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当落 選挙 執行日 年齢 選挙区 政党 得票数 得票率 定数 得票順位
/候補者数
政党内比例順位
/政党当選者数
第17回参議院議員通常選挙 1995年07月23日 30 参議院比例区 新党さきがけ ーー票 ーー 48 / 9/2
第41回衆議院議員総選挙 1996年10月20日 32 比例近畿ブロック 新党さきがけ ーー票 ーー 33 / 4/0
1999年愛知県議会議員選挙 1999年4月11日 34 知多市選挙区 無所属 1万6948票 50.08% 1 1/2 /
2003年愛知県議会議員選挙 2003年4月13日 37 知多市選挙区 自由民主党 1万6991票 62.12% 1 1/2 /
第44回衆議院議員総選挙 2005年09月11日 41 愛知県第8区 自由民主党 12万3280票 45.87% 1 1/4 /
第45回衆議院議員総選挙 2009年08月30日 45 愛知県第8区 自由民主党 10万9582票 38.14% 1 2/3 14/6
第46回衆議院議員総選挙 2012年12月16日 48 愛知県第8区 自由民主党 11万5407票 46.73% 1 1/4 /
第47回衆議院議員総選挙 2014年12月14日 50 愛知県第8区 自由民主党 10万9723票 47.57% 1 1/3 /
第48回衆議院議員総選挙 2017年10月22日 53 愛知県第8区 自由民主党 10万8477票 46.15% 1 1/3 /
第49回衆議院議員総選挙 2021年10月31日 57 愛知県第8区 自由民主党 12万1714票 50.22% 1 1/2 /
比当 第50回衆議院議員総選挙 2024年10月27日 60 愛知県第8区 自由民主党 9万5844票 41.33% 1 2/3 7/7

脚注

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  1. ^ 『官報 令和6年特別号外第45号 1-2頁 人事異動 内閣』(プレスリリース)国立印刷局、2024年10月1日。 
  2. ^ “国会議員情報 伊藤 忠彦(いとう ただひこ)”. 時事ドットコム (時事通信社). https://www.jiji.com/sp/giin?d=e0835b7e167f5d0ff2945f66fe9be203&c=syu 2024年10月1日閲覧。 
  3. ^ 環境副大臣 伊藤 忠彦”. 首相官邸ホームページ. 内閣官房内閣広報室. 2024年10月1日閲覧。
  4. ^ プロフィール”. 衆議院議員 伊藤忠彦. 2024年10月1日閲覧。
  5. ^ “<候補者の横顔>8区”. 中日新聞. (2014年12月8日). https://web.archive.org/web/20180118010229/http://www.chunichi.co.jp/hold/senkyo/shuin2014/aichi/CK2014120802000201.html 2018年1月17日閲覧。 
  6. ^ a b c d e f g h i j k プロフィール - 衆議院議員 いとう忠彦 オフィシャルサイト”. tadahiko-itoh.com. 2024年11月19日閲覧。
  7. ^ a b c d “〈主要候補者の横顔:2〉尾張編 愛知6区・7区・8区・9区・10区”. 朝日新聞. (2009年8月24日). https://www.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908240297.html 2018年1月17日閲覧。 
  8. ^ “私の恩師<8区>伊藤忠彦さん”. 中日新聞. (2012年12月7日). https://web.archive.org/web/20180117192537/http://www.chunichi.co.jp/hold/shuin2012/aichi/CK2012120702100017.html 2018年1月17日閲覧。 
  9. ^ 伊藤 忠彦 | 会いに行ける国会議員 みわちゃんねる 突撃永田町!!
  10. ^ “愛知 小選挙区:総選挙2009”. 読売新聞. https://web.archive.org/web/20090831215946/http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/kaihyou/ya23.htm#k008 2018年1月17日閲覧。 
  11. ^ “2012衆院選 愛知8区”. 毎日新聞. http://senkyo.mainichi.jp/46shu/kaihyo_area_ichiran.html?aid=A23008 2018年1月17日閲覧。 
  12. ^ “2014衆院選 愛知”. 毎日新聞. http://senkyo.mainichi.jp/47shu/ichiran.html?aid=A23008&st=tk#008 2018年1月17日閲覧。 
  13. ^ “副大臣20人交代 閣議決定”. 毎日新聞. (2016年8月5日). https://mainichi.jp/articles/20160805/k00/00e/010/220000c 2018年1月17日閲覧。 
  14. ^ “衆院選:愛知8区 希望公認求めた伴野氏は無所属に”. 毎日新聞. (2017年10月6日). https://mainichi.jp/articles/20171006/ddq/041/010/021000c 2018年1月17日閲覧。 
  15. ^ “第48回衆院選 愛知”. 毎日新聞. https://mainichi.jp/senkyo/48shu/area/?kid=23#008 2018年1月17日閲覧。 
  16. ^ 産経新聞 (2018年10月15日). “小泉進次郎氏、自民厚労部会長に”. 産経新聞:産経ニュース. 2024年11月19日閲覧。
  17. ^ 衆議院選挙2021 愛知(名古屋・豊橋など)開票速報・選挙結果”. 衆議院選挙2021特設サイト. NHK. 2021年11月1日閲覧。
  18. ^ 河野太郎氏の推薦人一覧 自民党総裁選2024”. 日本経済新聞 (2024年9月12日). 2024年9月30日閲覧。
  19. ^ a b 自民総裁選、中部議員の投票先は… 「明かせない動きはある」垣間見えた派閥の影”. 中日新聞 (2024年9月28日). 2024年9月30日閲覧。
  20. ^ “石破茂新内閣が正式発足 林官房長官が閣僚名簿 皇居で首相任命式、閣僚認証式”. 産経新聞. (2024年10月1日). https://www.sankei.com/article/20241001-QPMRGVKJ5VLVNEAJ5RPKC2S3QM/ 2024年10月2日閲覧。 
  21. ^ 衆院選比例で3人が“棚ぼた当選”…きっかけは「国民民主党」の想定超える大躍進 玉木代表「3議席を他党に譲るかたちに」」『FNNプライムオンライン』2024年10月29日。2024年10月30日閲覧。
  22. ^ 第2次石破内閣 閣僚等名簿”. 首相官邸ホームページ. 2024年11月19日閲覧。
  23. ^ a b c d e “第48回衆院選 自民 愛知8区 伊藤 忠彦”. 毎日新聞. https://mainichi.jp/senkyo/48shu/meikan/?mid=A23008003003 2018年1月17日閲覧。 
  24. ^ 東日本大震災復興特別委員会 委員名簿 - 衆議院
  25. ^ “2021年7月号_7面”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2021年6月25日). https://zenkyou.xsrv.jp/wp-content/uploads/2021/07/2021%E5%B9%B47%E6%9C%88%E5%8F%B7_7%E9%9D%A2.pdf 2021年7月11日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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公職
先代
土屋品子
日本の旗 復興大臣
第17・18代:2024年 -
次代
現職
先代
井上信治
平口洋
日本の旗 環境副大臣
関芳弘と共同
渡嘉敷奈緒美と共同

2016年 - 2018年
次代
城内実
秋元司
先代
高鳥修一
松本文明
福岡資麿
松下新平
盛山正仁
冨岡勉
高木陽介
山本順三
井上信治
若宮健嗣
日本の旗 内閣府副大臣
石原宏高
越智隆雄
松本洋平
赤間二郎
盛山正仁
水落敏栄
高木陽介
末松信介
若宮健嗣と共同
越智隆雄
福田峰之
松本文明
坂井学
葉梨康弘
水落敏栄
武藤容治
秋元司
山本朋広と共同
越智隆雄
赤間二郎
松本文明
坂井学
葉梨康弘
水落敏栄
武藤容治
秋元司
山本朋広と共同

2016年 - 2018年
次代
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田中良生
中根一幸
佐藤ゆかり
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磯﨑仁彦
塚田一郎
秋元司
原田憲治
先代
橘慶一郎
片山さつき
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松本文明
藤川政人と共同

2013年 - 2014年
次代
武藤容治
赤間二郎
長谷川岳
先代
山際大志郎
亀岡偉民
島尻安伊子
北村茂男
平将明
秋野公造
日本の旗 内閣府大臣政務官
小泉進次郎
亀岡偉民
福岡資麿
松本文明
磯﨑仁彦
浮島智子と共同

2013年 - 2014年
次代
越智隆雄
松本洋平
小泉進次郎
岩井茂樹
福山守
議会
先代
鈴木馨祐
日本の旗 衆議院法務委員長
2022年 - 2023年
次代
武部新
先代
根本匠
日本の旗 衆議院東日本大震災復興特別委員長
2021年 - 2022年
次代
長島昭久