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水落敏栄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
水落 敏栄
みずおち としえい
内閣広報室より公表された肖像
2009年 撮影)
生年月日 (1943-02-24) 1943年2月24日(81歳)
出生地 日本の旗 日本 新潟県十日町市
出身校 新潟県立新潟商業高等学校卒業
前職 常磐興産従業員
日本遺族会専従職員
現職 日本遺族会会長
所属政党 自由民主党古賀派岸田派
称号 旭日大綬章

選挙区 比例区
当選回数 3回
在任期間 2004年7月26日 - 2022年7月25日
テンプレートを表示

水落 敏栄旧字体水落 敏榮[1]、みずおち としえい、1943年昭和18年〉2月24日 - )は、日本政治家自由民主党所属の元参議院議員(3期)、一般財団法人日本遺族会会長。

文部科学副大臣内閣府副大臣第3次安倍第2次改造内閣第3次安倍第3次改造内閣第4次安倍内閣)、文部科学大臣政務官第1次安倍内閣)、参議院文教科学委員長内閣委員長日本会議代表委員[2]などを歴任した。

来歴

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新潟県十日町市生まれ[3][4]海軍航空隊の整備兵だった父は山形県東根市で戦死しており、その関わりで新潟県立新潟商業高等学校卒業後、常磐興産の社員を経て一般財団法人日本遺族会事務局で専従職員を務める[3]。福祉事業部長、事務局長、専務理事を経て、2004年第20回参議院議員通常選挙比例区から自由民主党公認で立候補し、初当選した[5]

2006年第1次安倍内閣文部科学大臣政務官に任命された[5]2009年参議院文教科学委員長[5]2010年第22回参議院議員通常選挙に比例区から自民党公認で出馬し、党内10位の得票数で再選[6]

2014年10月、参議院文教科学委員長に就任[5]2015年6月8日、日本遺族会は理事会を開き、尾辻秀久会長が退任し、後任の日本遺族会会長に水落が就任する人事を承認した[7]。会長就任後の記者会見で、翌2016年第24回参議院議員通常選挙に自民党公認で比例区から立候補する意向を表明した[7]。自民党は比例代表について「70歳定年制」を定めているが、水落は日本遺族会の高齢化も勘案して特例的に公認を受け、2016年第24回参議院議員通常選挙に自民党公認で比例区から立候補し、党内18位で3選[8]。同年8月、第3次安倍第2次改造内閣文部科学副大臣内閣府副大臣に任命された[9]2017年第3次安倍第3次改造内閣第4次安倍内閣の発足に際しても、それぞれ再任された[10][11]

2019年10月、参議院内閣委員長に就任[12]

2021年6月、翌年7月の第26回参議院議員通常選挙に立候補しない意向を表明した[13]。しかし日本遺族会が擁立を進めていた別の候補者が出馬を辞退したため、参院選比例区で立候補[14]したが、落選した。

2022年11月3日の秋の叙勲旭日大綬章を受章した[1]

政策・主張

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  • 日本遺族会会長就任に際し、内閣総理大臣靖国神社参拝について、終戦記念日安倍晋三首相が参拝するよう求めた[7]。またA級戦犯の靖国神社からの分祀について「靖国神社の意思と責任において(判断が)行われるものだ」と述べ、賛否の明言を避ける一方、「この問題を持って首相の参拝に対し中国韓国から抗議を受けることは甚だ遺憾だ」として両国を牽制した
  • 2011年4月14日、東日本大震災復興補正予算が議論される中、復興予算捻出のためのODA削減に反対する超党派の議員連盟に参加した[15]

所属団体・議員連盟

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脚注

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  1. ^ a b 『官報』号外第235号1頁、令和4年11月4日
  2. ^ 役員名簿(令和4年7月1日現在)”. 日本会議. 2022年12月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月23日閲覧。
  3. ^ a b “インタビュー:日本遺族会・水落敏栄会長に聞く 戦争の記憶を後世に 父親戦死、人生変わる/山形”. 毎日新聞. (2017年7月25日). https://mainichi.jp/articles/20170725/ddl/k06/040/161000c 2018年3月18日閲覧。 
  4. ^ 水落 敏栄(みずおち としえい):参議院
  5. ^ a b c d “国会議員情報:水落 敏栄(みずおち としえい)”. 時事通信. https://www.jiji.com/jc/giin?d=d85b3777bbeb5e24fbfe5962c137f677&c=san&rel=ja 2018年3月18日閲覧。 
  6. ^ “比例代表 自由民主党:開票結果:参院選2010”. 読売新聞. http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/kaihyou/yb001.htm 2018年3月18日閲覧。 
  7. ^ a b c “日本遺族会新会長に水落氏、来年の参院選への出馬を表明”. 産経新聞. (2015年6月8日). https://www.sankei.com/article/20150608-MZDZTAPCQJJ3DB6Z7SGBR6KHUM/ 2018年3月18日閲覧。 
  8. ^ “開票結果・速報 比例代表・自由民主党(自民)【参議院選挙2016】”. 読売新聞 
  9. ^ “副大臣 20人交代 閣議決定”. 毎日新聞. (2016年8月5日). https://mainichi.jp/articles/20160805/k00/00e/010/220000c 2018年3月18日閲覧。 
  10. ^ “復興副大臣に公明・浜田氏 長沢氏辞任で”. 日本経済新聞. (2017年9月27日). https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS27H1I_X20C17A9EAF000/ 2018年3月18日閲覧。 
  11. ^ “第4次安倍内閣:副大臣・政務官、全員再任”. 毎日新聞. (2017年11月3日). https://mainichi.jp/articles/20171103/ddm/005/010/054000c 2018年3月18日閲覧。 
  12. ^ “臨時国会開会、新たな常任委員長決まる”. Qnewニュース. https://qnew-news.net/news/2019-10/2019100711.html 2019年10月18日閲覧。 
  13. ^ “<独自>水落参院議運委員長、次期参院選出馬せず”. 産経新聞. (2021年6月29日). https://www.sankei.com/article/20210629-VNRY6EKGVFMOVNVEMN754MSBOU/ 2021年6月29日閲覧。 
  14. ^ “遺族会会長・水落氏が引退撤回、夏の参院選出馬表明”. 産経新聞. (2022年2月7日). https://www.sankei.com/article/20220207-F2NZCQRJWRPJBGZ4WKSPDU6XKM/ 2022年2月7日閲覧。 
  15. ^ “超党派議員がODA削減反対で一致 政府に申し入れへ”. 産経新聞. (2011年4月14日). http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110414/stt11041410410005-n1.htm 2011年4月14日閲覧。 Archived 2011年4月15日, at the Wayback Machine.

外部リンク

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議会
先代
松村祥史
日本の旗 参議院議院運営委員長
2020年 - 2021年
次代
福岡資麿
先代
石井正弘
日本の旗 参議院内閣委員長
2019年 - 2020年
次代
森屋宏
先代
丸山和也
中川雅治
日本の旗 参議院文教科学委員長
2014年 -2016年
2009年 - 2010年
次代
石井浩郎
二之湯智
公職
先代
義家弘介
冨岡勉
日本の旗 文部科学副大臣
義家弘介と共同
→­丹羽秀樹と共同

2016年 ‐2018年
次代
永岡桂子
浮島とも子
先代
吉野正芳
有村治子
日本の旗 文部科学大臣政務官
小渕優子と共同

2006年 - 2007年
次代
原田令嗣
保坂武