大椿裕子
大椿 裕子 おおつばき ゆうこ | |
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生年月日 | 1973年8月14日(51歳) |
出生地 | 岡山県高梁市 |
出身校 | 四国学院大学社会学部社会福祉学科卒業 |
前職 |
NPO職員 関西学院大学障害学生支援コーディネーター 大阪教育合同労働組合実行委員長 |
所属政党 | 社会民主党 |
称号 | 社会学士(四国学院大学・1996年) |
選挙区 | 参議院比例区 |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 2023年4月7日 - 現職 |
その他の職歴 | |
第4代 社会民主党副党首 (2021年 - 現職) |
大椿 裕子(おおつばき ゆうこ、1973年8月14日 - )は、日本の政治家、労働運動家。社会民主党所属の参議院議員(1期)。同党副党首[1]。
大阪教育合同労働組合執行委員長を歴任[2]。既婚で配偶者は外国籍[3][4]。
経歴
[編集]岡山県高梁市生まれ[2]。1992年、岡山県立高梁高等学校卒業。1996年、四国学院大学社会学部社会福祉学科卒業[2]。卒業後は四国で非正規雇用を掛け持ちしながら暮らす。この間、社会福祉士、保育士の資格を取得[5]。
2002年、フィリピン・ネグロス島に遊学[2]。姉が住んでいた神戸市に移り[5]、2004年、NPO法人被災地障害者センターに就職[6]。
2006年、関西学院大学に上限4年の有期雇用で障害学生支援コーディネーターとして就職。2010年、任期満了での退職に反発し、大阪教育合同労働組合に加入した。そして、原職復帰を求め3年9ヵ月の闘争を行うが、再雇用とはならなかった[2]。2016年には、同労組の執行委員長に就任する[2]。
2019年3月末で大阪教育合同労働組合執行委員長を退任[7]。同年7月21日の第25回参議院議員通常選挙で、社民党の比例区に立候補した。同党は比例代表で1議席を獲得。大椿は党内候補者4人中、4番目の得票数で落選した[8]。
2020年、社民党全国連合常任幹事、全国連合労働・女性・多様性政策委員長に就任[2]。4月16日第49回衆議院議員総選挙に社会民主党公認で大阪9区への立候補が内定した。
2021年4月12日、社会民主党副党首に就任する[1]。同年10月31日の総選挙では大阪9区で3位で落選し、社民党が比例近畿ブロックの議席を獲得できなかったため、重複立候補していた比例においても落選。
2022年7月10日の第26回参議院議員通常選挙にも立候補し、社民党は比例代表で1議席を獲得。大椿は党内候補者8人中、5番目の得票数で落選した[9]。
2023年3月30日、参議院本会議で、同年4月23日に挙行される参議院議員大分県選挙区補欠選挙立候補のため同月28日に辞表を提出した吉田忠智(立憲民主党)の辞職が了承された。吉田は2019年の参院選では社民党から立候補し比例区名簿1位で当選しているため補充議員は立憲民主党ではなく社民党からとなり、同党名簿順位2位と3位の候補者が削除(なお、比例2位の仲村未央は2021年に離党し、立憲民主党に入党している[10])されているため、同4位かつ最下位だった大椿の繰り上げ当選[11]が4月6日、決定した[12][13]。第211回国会では農林水産委員会に所属した[14]。繰り上げ当選の可能性を受け、大椿は予定していた大阪府議会議員選挙茨木市選挙区への立候補を取り止め、代わりに社民党大阪府連代表の長崎由美子が同選挙区から立候補した(結果は落選)[15]。
政策・主張
[編集]憲法
[編集]- 憲法改正について、2022年のNHKのアンケートで「反対」と回答[16]。
- 9条改憲について、2022年の毎日新聞社のアンケートで「反対」と回答[17]。9条への自衛隊の明記について、2022年のNHKのアンケートで「反対」と回答[16]。
- 憲法を改正し緊急事態条項を設けることについて、2022年のNHKのアンケートで「反対」と回答[16]。
外交・安全保障
[編集]- 敵基地攻撃能力を持つことについて、2022年のNHKのアンケートで「反対」と回答[16]。
- ロシアは2022年2月24日、ウクライナへの全面的な軍事侵攻を開始した[18]。日本政府が行ったロシアに対する制裁措置についてどう考えるかとの問いに対し、2022年のNHKのアンケートで回答しなかった[16]。同年の毎日新聞社のアンケートで「今の制裁で妥当だ」と回答[17]。
- 2022年6月7日、政府は経済財政運営の指針「骨太方針」を閣議決定した。NATO加盟国が国防費の目標としている「GDP比2%以上」が例示され、防衛力を5年以内に抜本的に強化する方針が明記された[19]。「防衛費を今後どうしていくべきだと考えるか」との問いに対し、2022年のNHKのアンケートで「大幅に減らすべき」と回答[16]。
- 徴用工訴訟問題や慰安婦問題などをめぐり日韓の対立が続くなか、関係改善についてどう考えるかとの問いに対し、2022年の毎日新聞社のアンケートで「互いに譲歩すべきだ」と回答[17]。
ジェンダー
[編集]- 選択的夫婦別姓制度の導入について、2022年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[16]。
- 同性婚を可能とする法改正について、2022年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[16]。
- クオータ制の導入について、2022年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[16]。
その他
[編集]- 「原子力発電への依存度を今後どうするべきか」との問題提起に対し、2022年のNHKのアンケートで「ゼロにすべき」と回答[16]。
- アベノミクスについて、2022年の毎日新聞社のアンケートで「評価できず、見直すべきだ」と回答[17]。
- 国会議員の被選挙権年齢の引き下げについて、2022年の毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[17]。
発言
[編集]- 2022年2月1日、同日に死去した石原慎太郎について「今後、追悼番組が放送されるだろうが、称賛で終わるのではなく、彼が撒き散らしたレイシズム、性差別、障害者差別等についても、無かったことにしないでもらいたい。」とのツイートを行い[20]、この発言が物議を醸した[21]。
- 2023年9月13日、X(旧twitter)にて、『「日本人の日本人による日本人のための政治をする人を選ぶ」と言うのがそもそも間違いです。国籍にかかわらず、この国で暮らす人々のことを考えるのが政治です。』と発信した[22]。
- X(twitter)で「連れ合いが外国籍」「定期的に入管に行きます。入管で、何があるかわからないので、必ず私が付いていきます。」など発信して、夫婦別姓の外国籍の夫がいることを公表している[23][24]。また、「外国籍の人のために働く国会議員が必要」「連れ合いが外国籍。納税しないと永住許可を取り消していいと、あたかも真っ当な事のように広がっている。政治が生み出した差別煽動」と、令和5年入管法等改正(難民申請で送還が止まる回数を2回までに限定)[25]に反対している[26]。
選挙
[編集]当落 | 選挙 | 執行日 | 年齢 | 選挙区 | 政党 | 得票数 | 得票率 | 定数 | 得票順位 /候補者数 |
政党内比例順位 /政党当選者数 |
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繰当 | 第25回参議院議員通常選挙 | 2019年 7月21日 | 45 | 参議院比例区 | 社会民主党 | 1万5445票 | ーー | 50 | / | 4/1 |
落 | 第49回衆議院議員総選挙 | 2021年10月31日 | 48 | 大阪府第9区 | 社会民主党 | 4万2165票 | 15.94% | 1 | 3/4 | 1/0 |
落 | 第26回参議院議員通常選挙 | 2022年 7月10日 | 48 | 参議院比例区 | 社会民主党 | 1万390票 | ーー | 50 | / | 5/1 |
脚注
[編集]- ^ a b “社民党 副党首に就任しました!”. 大椿ゆうこ. 2021年10月1日閲覧。
- ^ a b c d e f g “プロフィール”. 大椿祐子. 2021年10月1日閲覧。
- ^ “【魚拓】🌺大椿ゆうこ 社民党副党首 参議院議員/労働者の使い捨ては許さない!🌺 on X:”. ウェブ魚拓. 2024年6月9日閲覧。
- ^ “【魚拓】🌺大椿ゆうこ 社民党副党首 参議院議員/労働者の使い捨ては許さない!🌺 on X:”. ウェブ魚拓. 2024年6月9日閲覧。
- ^ a b “クビ切られた「非正規」の声 政治に届けたい 大椿裕子さんの挑戦”. 朝日新聞. (2021年11月6日) 2023年12月18日閲覧。
- ^ “大椿 ゆうこ(おおつばき ゆうこ):参議院”. www.sangiin.go.jp. 2024年11月30日閲覧。
- ^ “大阪教育合同労働組合”. facebook. 2021年10月1日閲覧。
- ^ “2019参院選開票結果 社会民主党”. NHK. 2021年10月1日閲覧。
- ^ “比例代表 社会民主党 参議院選挙結果・開票速報”. 参議院選挙2022特設サイト. NHK. 2022年7月11日閲覧。
- ^ “立憲民主沖縄が仲村、崎山氏ら社民離党の4人入党を認める 24日の党本部常任幹事会で正式決定”. 琉球新報デジタル. (2021年2月21日) 2023年4月6日閲覧。
- ^ “吉田忠智氏の辞職許可 参院、大分補選立候補へ”. 産経ニュース. (2023年3月30日) 2023年3月30日閲覧。
- ^ “社民・大椿氏が繰り上げ当選 参院”. 時事通信. (2023年4月6日) 2023年4月6日閲覧。
- ^ “報道資料 令和5年4月6日 令和元年7月21日執行の参議院議員選挙における欠員による繰上補充の選挙会において決定された事項” (2023年4月6日). 2023年4月6日閲覧。
- ^ “大椿 ゆうこ(おおつばき ゆうこ):参議院”. www.sangiin.go.jp. 2024年11月30日閲覧。
- ^ “【3月22日の福島党首会見】大椿副党首の参院比例繰り上げ当選が確実に~参院大分補選の勝利へ全力”. 社会新報. (2023年3月23日) 2023年4月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “比例代表 大椿裕子”. 候補者アンケート - 参院選2022. NHK. 2022年6月27日閲覧。
- ^ a b c d e “大椿裕子 社民 比例”. 第26回参院選. 毎日新聞社. 2022年6月28日閲覧。
- ^ “ロシアが全面侵攻開始、ウクライナは自国を防衛=クレバ外相”. ロイター (2022年2月24日). 2022年2月28日閲覧。
- ^ 川田篤志、柚木まり (2022年6月8日). “防衛費や子ども関連費倍増も 財源検討は参院選後に先送り 政府が「骨太方針」閣議決定”. 東京新聞 2022年6月27日閲覧。
- ^ ohtsubakiyukoの2022年2月1日のツイート- X(旧Twitter)
- ^ ohtsubakiyukoの2022年2月4日のツイート- X(旧Twitter)
- ^ 大椿ゆうこ 社民党副党首 参議院議員/労働者の使い捨ては許さない!@ohtsubakiyukoX(旧twitter)
- ^ “【魚拓】🌺大椿ゆうこ 社民党副党首 参議院議員/労働者の使い捨ては許さない!🌺 on X:”. ウェブ魚拓. 2024年6月9日閲覧。
- ^ “【魚拓】🌺大椿ゆうこ 社民党副党首 参議院議員/労働者の使い捨ては許さない!🌺 on X:”. ウェブ魚拓. 2024年6月9日閲覧。
- ^ “【魚拓】難民申請の悪用解消へ 3回目以降は強制送還に 改正入管法の6月10日完全施行を閣議決定 - 産経ニュース”. ウェブ魚拓. 2024年6月9日閲覧。
- ^ 「2024年6月6日 大椿ゆうこ参議院議員 司法記者クラブ会見」『2024年6月6日 大椿ゆうこ参議院議員 司法記者クラブ会見』2024年6月6日。
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 🌺大椿ゆうこ 社民党副党首 参議院議員/労働者の使い捨ては許さない!🌺 (@ohtsubakiyuko) - X(旧Twitter)
- 大椿 ゆうこ (OhtsubakiYuko888) - Facebook
- 大椿 裕子 (@ohtsubakiyuko) - Instagram
- チャンネル椿 - YouTubeチャンネル
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