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柴田巧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
柴田 巧
しばた たくみ
生年月日 (1960-12-11) 1960年12月11日(64歳)
出生地 日本の旗 日本 富山県小矢部市
出身校 早稲田大学大学院政治学研究科
前職 森喜朗衆議院議員秘書
ガソリンスタンド会社社長[1]
所属政党自由民主党→)
無所属→)
みんなの党→)
結いの党→)
維新の党→)
(無所属民進党新緑風会)→)
希望の党→)
日本維新の会
公式サイト 柴田巧(しばたたくみ)オフィシャルサイト

選挙区 比例区
当選回数 2回
在任期間 2010年7月26日 - 2016年7月25日
2019年7月29日 - 現職

選挙区 小矢部市選挙区
当選回数 3回
在任期間 1999年 - 2009年
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柴田 巧(しばた たくみ、1960年12月11日 - )は、日本政治家日本維新の会所属の参議院議員(2期)。

富山県議会議員(3期)、みんなの党総務委員長、結いの党幹事長代行、維新の党参議院国会対策委員長、日本維新の会政調会長代行、同国会議員団参議院国会対策委員長などを歴任した。

来歴

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富山県西礪波郡砺中町(現小矢部市)津沢に生まれる[2]津沢町議会議長であった祖父をはじめ熱心な松村謙三支持者の家庭で育ち、政治を志すようになる[3]富山県立福野高等学校を経て早稲田大学社会科学部卒業。大学在学中は、雄弁会に所属していた。1987年早稲田大学院政治学研究科・博士前期課程修了[2]オーストラリアへの留学を経て、1988年に帰国し、森喜朗衆議院議員の秘書となり、国会、自由民主党本部、旧安倍派事務局などで活動[2]

1999年富山県議会議員選挙(小矢部市西礪波郡選挙区)に立候補し、初当選。以後、3期連続当選。

2009年1月、次期衆院選を巡る候補者選びに反発し、自民党を離党[3]第45回衆議院議員総選挙富山3区からみんなの党推薦の無所属で立候補し、これに伴い県議会議員を失職。約5万票を獲得するが、落選。

2010年7月の第22回参議院議員通常選挙に、比例区からみんなの党公認で出馬し、初当選。2013年12月9日江田憲司らとともに離党届を提出。同月、結いの党結成に加わる[4]2014年9月、結いの党と日本維新の会の合流により、維新の党所属となる。2016年3月、維新の党と民主党の合流により、無所属(民進党会派)となる。同年7月の第24回参議院議員通常選挙に民進党の比例区から立候補し落選[5]2017年10月 第48回衆議院議員総選挙において希望の党から富山3区で立候補し落選。

2019年7月、第25回参議院議員通常選挙日本維新の会から比例区で立候補し当選[6]2020年10月から2021年11月まで党政調会長代行を務めた[7]

2023年9月27日、党国会議員団参議院国会対策委員長に就任[8]2024年12月、参議院国会対策委員長を退任[9]

政策

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  • 選択的夫婦別姓制度導入にかつて反対[10]、としていたが、2017年の調査では、賛成、としている[11]。2019年の調査では「どちらかと言えば賛成」としている[12]

人物

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統一教会との関係

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  • 2008年11月30日、統一教会(世界平和統一家庭連合)の関連団体の真の家庭運動推進協議会新砺波支部を訪れ、中学時代の先輩と面会した[13]
  • 2012年2月、統一教会の関連団体の富山県平和大使協議会が主催する公開講座「富山オープンカレッジ」で講演を行った。柴田は取材に対し、「関連団体とは知らずに主催者からオファーを受け、講演した」と説明した[14]
  • 2015年2月11日、富山県平和大使協議会が主催する富山オープンカレッジに祝電を送った[15][16]

政治資金規正法違反の疑い

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2022年2月、神戸学院大学上脇博之教授が、柴田が代表を務める政党支部と後援会の政治資金収支報告書に合わせて232万円の寄付が記載されていないのは政治資金規正法違反にあたるなどとした告発を富山地方検察庁に行い、柴田の事務所は4月27日に総務省に収支報告書の訂正を届け出た。柴田は取材に対し「確認不足による事務的なミスだった。二度とないように気を付けたい」と陳謝したほか、告発状については見ておらず、事務所の点検で記載漏れが分かったと説明。上脇の告発については「日本維新の会の議員についてチェックしているようで、政治的な意図があるのだろう」と述べた[17]。7月1日、富山地方検察庁は柴田を不起訴処分とした[18]。同年7月、上脇教授は、政治資金収支報告書に虚偽の記載を繰り返したとして、再び柴田を政治資金規正法違反で刑事告発した[19]。2023年7月21日、富山地方検察庁は柴田を再び不起訴処分とした[20]

所属団体・議員連盟

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著書

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  • 「柴田巧対談演説集・日本そして富山の未来を語る」(1995年、桂書房)
  • 「柴田巧国会論戦集・富山から日本大改革」(2018年、イースト・プレス)

脚注

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  1. ^ “候補者 2010参院選”. 朝日新聞. (2010年6月24日). http://www.asahi.com/senkyo2010/carta/C09008.html 2020年12月22日閲覧。 
  2. ^ a b c 柴田 巧(しばた たくみ):参議院
  3. ^ a b “衆院選・主な候補者の横顔 富山3区”. 朝日新聞. (2009年8月22日). https://www.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908260104.html 2020年12月22日閲覧。 
  4. ^ “結いの党に参画した15人の一覧と役職”. 産経新聞. (2013年12月18日). https://www.sankei.com/politics/news/131218/plt1312180001-n1.html 2020年12月22日閲覧。 
  5. ^ 日本放送協会. “比例代表 民進党 -参院選- NHK”. www.nhk.or.jp. 2023年5月5日閲覧。
  6. ^ 柴田氏が参院選出馬へ 維新比例
  7. ^ 維新らしさが随所に出るよう知恵を絞っています
  8. ^ “日本維新の会、参院国対委員長に柴田巧氏 東氏が交代”. 日本経済新聞. (2023年9月28日). https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA278CW0X20C23A9000000/ 2023年10月10日閲覧。 
  9. ^ Iwatani_Ryoheiのツイート(1866055118573195528)
  10. ^ 別姓通信 103号
  11. ^ 2017年衆院選、候補者アンケート(朝日・東大谷口研究室共同調査)
  12. ^ 朝日・東大谷口研究室共同調査”. 朝日新聞 (2019年). 2019年7月8日閲覧。
  13. ^ 11月30日”. 柴田巧(しばた たくみ)の日記 (2008年11月30日). 2023年2月20日閲覧。
  14. ^ “追及!旧統一教会と“密接”公開講座 日本維新の会参議院議員も講師に 別の講師は「信者になるよう何回も勧められた」”. チューリップテレビ. (2022年8月1日). オリジナルの2022年8月1日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220801134230/https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tut/111512?display=1 
  15. ^ 旧統一教会との接点、全国会議員712人に聞いてみた【全回答の一覧付き】FAXで回答”. 共同通信 (2022年8月31日). 2022年8月31日閲覧。
  16. ^ 全国会議員712人アンケート 旧統一教会と政治の関係”. 共同通信 (2022年8月31日). 2022年8月31日閲覧。
  17. ^ “柴田議員を告発 報告書に虚偽記載の疑い”. 北日本放送. (2022年5月17日). https://www.knb.ne.jp/nnn/news1016a925rxad936who3.html 2022年5月17日閲覧。 
  18. ^ “維新の柴田参院議員不起訴 富山・寄付金虚偽記載疑い”. 産経新聞. (2022年7月1日). https://www.sankei.com/article/20220701-I72QV5SXNNLRHBRQSL272O6SLI/ 2022年7月2日閲覧。 
  19. ^ “維新・柴田議員を再び告発 収支報告書に虚偽記載疑い”. 産経新聞. (2022年7月22日). https://www.sankei.com/article/20220722-6NVWF4GPSZNS7E5N7MPCQQJH2U/ 2022年7月23日閲覧。 
  20. ^ “維新・柴田参院議員を不起訴 収支報告書に虚偽記載疑いで告発”. 産経新聞. (2023年7月21日). https://www.sankei.com/article/20230721-JS7XRY3UYVPQTD2ZED4MMUY6NA/ 2023年7月21日閲覧。 
  21. ^ 北九州市医報(令和2年1月)第750号 - オリンピックと屋内全面禁煙法・条例(その63)”. 北九州市医師会 (2020年1月). 2021年9月23日閲覧。

外部リンク

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党職
先代
東徹
日本維新の会国会議員団
参議院国会対策委員長

第2代:2023年 - 2024年
次代
高木佳保里
先代
(結成)
維新の党参議院国会対策委員長
初代:2014年 - 2015年
次代
真山勇一