山口和之
山口 和之 やまぐち かずゆき | |
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生年月日 | 1956年4月7日(68歳) |
出生地 | 福島県福島市 |
出身校 |
国際商科大学商学部商学科 東京衛生学園専門学校リハビリテーション学科 |
前職 | 日本理学療法士協会理事 |
現職 | 理学療法士 |
所属政党 |
(民主党→) (みんなの党→) (日本を元気にする会→) (無所属→) 日本維新の会 |
公式サイト | 前参議院議員 山口かずゆき |
選挙区 | 比例区 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 |
2013年7月29日 - 2019年7月28日 2024年10月22日 - 現職 |
選挙区 | 比例東北ブロック |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 2009年8月31日 - 2012年11月16日 |
山口 和之(やまぐち かずゆき、1956年4月7日 - )は、日本の政治家、理学療法士[1]。日本維新の会所属の参議院議員(2期)、日本維新の会福島県総支部幹事長。福島県理学療法士会会長、藍野大学医療保健学部非常勤講師。
衆議院議員(1期)、日本理学療法士協会東北ブロック会長、同協会理事などを歴任。
来歴
[編集]福島県福島市生まれ[2]。福島市立三河台小学校、福島市立岳陽中学校、福島県立福島商業高等学校、国際商科大学商学部商学科、東京衛生学園専門学校リハビリテーション学科卒業。理学療法士の国家資格を取得し、総合南東北病院リハビリテーションセンター科長や郡山女子大学非常勤講師を務めた[2]。
2009年、第45回衆議院議員総選挙に民主党から比例東北ブロック単独25位で立候補。民主党大勝により、比例名簿の下位に登載されていたが初当選した。
2012年10月、第23回参議院議員通常選挙の比例区における民主党の公認を受けた[3]。参院選での公認を受けたため、同年の第46回衆議院議員総選挙には立候補せず、11月16日の衆議院解散により衆議院議員を失職した。2013年3月、民主党に離党届を提出した。
その後みんなの党に入党し、同党公認で第23回参議院議員通常選挙への立候補を表明した[4]。比例区からみんなの党公認で立候補し[5]、日本理学療法士連盟の支援を受け[6]、党内2位の得票数で当選した[7]。
2014年、みんなの党内で浅尾慶一郎、渡辺喜美の対立が激化し、山口は「平和的分党」を提案[8]。解党が決定された11月19日の両院議員総会では、解党に反対票を投じた。12月18日、無所属のまま新会派「日本を元気にする会」の結成に参加した[9]。翌2015年1月8日、同名の政党「日本を元気にする会」が結党され、党広報委員長に就任[10]。
2016年7月27日、会派「日本を元気にする会・無所属会」が解散。山口は引き続き政治団体「日本を元気にする会」に所属したが、国会内では無会派となった[11]。日本を元気にする会は2017年以降は活動の実態が無くなり、同年5月下旬には公式ホームページの所属議員一覧から山口の項が削除された[12][13]。2018年12月10日に正式に日本を元気にする会は解散し[14]、同日に山口も自身が持つ政党支部の解散を届け出た[15]。
2019年1月15日に、同月1日付けで日本維新の会に入党したことが発表された[16]。同年の第25回参議院議員通常選挙では日本理学療法士連盟の支援を受けられず(連盟は田中昌史(自民党・落選したが、2023年に繰上当選)を支援[17])、日本維新の会公認で比例区に立候補したものの落選した。
2019年11月30日、日本維新の会参院比例区支部長に再任されたことが発表された[18]。
2022年の第26回参議院議員通常選挙には日本維新の会公認で比例区から立候補した[19][20]。7月10日の投開票の結果、山口の比例個人票順位は維新比例候補者26人中17位(山口の個人票数は18,164票)となったため、維新が比例で獲得した8議席に届かず落選した[19][20]。
2023年5月11日、日本維新の会は党福島県総支部を設立したことを発表。山口は総支部の幹事長に就任した[21]。
2024年10月15日、参議院議員比例区選出の梅村聡が第50回衆議院議員総選挙に立候補したことにより、公職選挙法規定により参議院議員を退職(自動失職)となり、後に繰上補充を決める選挙会で次点者である山口の繰上当選が決定し、同月22日に官報で告示された[22]。
政策・主張
[編集]- 選択的夫婦別姓導入に「賛成」としている[23]
- 第9条を含む日本国憲法の改正に賛成で、「第9条を改正して、自衛隊の役割や限界を明記すべきだ」としている[24]。
- 集団的自衛権の行使を禁じた内閣法制局の憲法解釈の見直しに賛成[24]。
- 日本の核武装について「将来にわたって検討するべきでない」としている[24]。
- 村山談話、河野談話の見直しに賛成[24]。
- 内閣総理大臣やその他の国務大臣は靖国神社に「参拝すべきでない」としている[24]。
- 日本の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加に賛成[24]。
- 労働市場の規制緩和による、解雇規制の緩和(解雇の金銭解決制度の導入)に賛成[24]。
- 原子力発電は日本に「必要ない」としており、原発の海外輸出に反対[24]。
人物
[編集]脚注
[編集]- ^ 日本理学療法士連盟総会・研修会の報告 (PDF) (2010年2月27日) - 公益社団法人 東京都理学療法士協会ホームページ
- ^ a b 参議院議員 山口和之 公式サイト - プロフィール
- ^ “参院選で3人公認内定 民主党”. 朝日新聞. (2012年10月31日) 2013年6月28日閲覧。
- ^ 2013年03月21日 参議院選挙 公認候補内定者 発表会見
- ^ “参院選実質スタート 国会閉会 ねじれの行方焦点”. 福島民報. (2013年6月27日) 2013年6月28日閲覧。
- ^ 植松光俊(日本理学療法士連盟会長代行) (2017年8月31日). “「組織代表議員を育てる」ー政策提言・実現力に求められる基本的資質・行動力についてー”. 日本理学療法士連盟. 2017年10月16日閲覧。
- ^ “山口和之:参議院選挙(参院選)2013”. 読売新聞 2013年7月21日閲覧。
- ^ 参議院議員 山口和之 公式サイト - みんなの党の解党にあたって
- ^ “旧みんなの松田氏ら参院会派届け出 「日本を元気にする会」”. 日本経済新聞. (2014年12月18日) 2014年12月24日閲覧。
- ^ “猪木氏は最高顧問 「元気会」が役職決定”. 産経新聞. (2015年1月13日) 2015年2月1日閲覧。
- ^ “参院新勢力が確定=舟山氏民進入り、元気解散”. 時事通信. (2016年7月28日) 2016年7月28日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 『日本を元気にする会』(プレスリリース)日本を元気にする会。オリジナルの2017年5月15日時点におけるアーカイブ 。
- ^ 『日本を元気にする会』(プレスリリース)日本を元気にする会。オリジナルの2017年5月28日時点におけるアーカイブ 。
- ^ 政治資金収支報告書-日本を元気にする会 (PDF, 272KB) - 総務省(政治資金収支報告書 令和元年5月31日公表(平成13・26・30年分 解散分))
- ^ 政治資金収支報告書-福島を元気にする会 (PDF, 503KB) - 総務省(政治資金収支報告書 令和元年5月31日公表(平成13・26・30年分 解散分))
- ^ “無所属の山口和之参院議員が維新に入党”. 産経新聞. (2019年1月15日) 2019年1月15日閲覧。
- ^ 今夏の参議院選挙を終えた本連盟としての総括 | 日本理学療法士連盟
- ^ “維新が衆院4支部長決定 参院も4人再任”. 産経新聞. (2019年11月30日)
- ^ a b “参院選2022 比例区の候補者一覧・開票結果”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2022年7月11日閲覧。
- ^ a b “参院選当選者 維新比例名簿・候補者 選挙・開票結果”. 読売新聞オンライン. 読売新聞東京本社. 2022年7月11日閲覧。
- ^ “日本維新の会が福島県総支部設立 幹事長に山口和之元参院議員”. 福島民友新聞. (2023年5月12日) 2024年1月29日閲覧。
- ^ 『官報』第1330号2頁 令和6年10月22日 中央選挙管理会告示第三十四号「令和四年七月十日執行の参議院比例代表選出議員の選挙における参議院名簿届出政党等に係る欠員による繰上補充による当選人の住所及び氏名に関する件」
- ^ “朝日・東大谷口研究室共同調査”. 朝日新聞 (2019年). 2019年7月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “2013 参院選 比例代表 みんなの党 山口和之”. 毎日新聞 2017年4月9日閲覧。
- ^ 参議院議員 山口和之 公式サイト - プロフィール
外部リンク
[編集]- 山口和之 - Ameba Blog
- 山口和之 (teamkazuyukifan) - Facebook
- 山口和之 (@teamkazuyuki) - X(旧Twitter)