中西哲
中西 哲 なかにし さとし | |
---|---|
公式肖像写真(2020年公表) | |
生年月日 | 1951年12月7日(73歳) |
出生地 | 日本 高知県宿毛市 |
出身校 | 中央大学法学部政治学科 |
前職 |
法律事務所職員 養殖業 |
所属政党 | 自由民主党(石破派→参院竹下派) |
称号 |
法学士(中央大学) 旭日中綬章 |
公式サイト | 中西さとしofficial web site |
選挙区 | 比例区 |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 2016年7月26日 - 2022年7月25日 |
選挙区 | 宿毛市・大月町・三原村 |
当選回数 | 4回 |
在任期間 | 1999年4月11日 - 2015年4月12日 |
宿毛市議会議員 | |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 1995年4月11日 - 1999年4月12日 |
中西 哲(なかにし さとし、1951年12月7日 - )は、日本の政治家。 参議院議員(1期)、外務大臣政務官(菅義偉内閣)、高知県議会議員(4期)、宿毛市議会議員(1期)を歴任。
経歴
[編集]高知県宿毛市に生まれる[1]。高知高等学校卒業後、中央大学法学部政治学科に入学し、日本学生同盟に参加[2][3]。
大学卒業後は高村正彦法律事務所に勤務[1]。1981年、株式会社朝日建物入社[1]。1988年、宿毛市に戻り家業である養殖業を継ぐ[1]。
1999年、高知県議会議員選挙に立候補し当選[1]。以後4回連続当選。
2015年、任期満了に伴い高知県議を退任。高知県選挙区次期参議院議員候補者に内定される[4]。しかし、同年7月にいわゆる一票の格差を是正するため公職選挙法が改正され、高知県選挙区は徳島県選挙区と合区が決定して合同選挙区となった[5]。新設された徳島県・高知県選挙区において自民党本部は現職で旧徳島県選挙区選出の中西祐介を公認[6]。中西哲は徳島県と高知県の業界票を全て回すことを条件に参議院比例区に回った[7]。通常は自民党の参議院比例名簿はあいうえお順であるが、合区対象の県の比例当選を優先させるべく、例外的に高知県出身の中西哲が比例名簿順位筆頭に目立つように記載された。
2016年、第24回参議院議員通常選挙に比例区より立候補。39万2433票の個人票を獲得し党内順位4位で当選した[8]。この自民党個人票4位という結果について自身は、「高村正彦副総裁や麻生太郎副総理らから応援を受けた事、高知県議時代の平成18年(2006年)から書いているブログに、大東亜戦争の歴史観や、A級戦犯を擁護する記事を書いた時に、ブログへのアクセス数が30万回を超えた事があり、その影響と、私の得票は北海道から沖縄県まで満遍なく出ている事から考えると、憲法9条改正を正面から訴えた事が評価された」と分析している[9]。2017年9月、石破派に入会[10]。 2021年2月4日、石破派を退会し、竹下派の参院議員、無派閥議員らで構成する参院平成研グループに所属して活動した。また、大学在学中から防衛と外交に強い関心を持っており、2016年9月の当選当初より参議院外交防衛委員会に所属し、2017年9月より2020年9月まで理事として活動した。2020年9月、外務大臣政務官に就任。
2021年11月29日、翌2022年に予定される第26回参議院議員通常選挙に立候補しない意向を表明した。理由として両膝に人工関節を入れており、ひざの痛みが公務に支障を来す恐れがあることに加え、12月で70歳を迎えることから「自分へのけじめ」としている[11][12]。
政策・人物
[編集]- 2016年7月15日、当選証書を受け取り、「高知県のために働く」との抱負を述べた。政策としては合区解消に取り組むほか、地域活性化や外交・防衛を重点分野としている[14]。
- 「消費税減税」「国債を財源とした社会保障と公共事業の拡充」を主張する日本の未来を考える勉強会の副会長を務めている[15]。
- 「消費税0%の検討」を掲げた『国民を守るための「真水100兆円」令和2年度第2次補正予算に向けた提言』の賛同者に名を連ねている[16]。
- 2007年10月6日に日本会議の関連団体である「日本会議地方議員連盟」が結成された際[17]、設立代表発起人に名を連ねた[18]。
- 2021年1月30日、中西ら自民党国会議員有志50人は、47都道府県議会議長のうち同党所属の約40人に、選択的夫婦別姓の導入に賛同する意見書を採択しないよう求める文書を郵送した。地方議員や市民団体は、地方議会の独立性を脅かす行為だとして中西らを批判した[19][20][21][22]。
- 2022年2月に結成された「責任ある積極財政を推進する議員連盟」の共同代表として、長期のデフレから脱却するため、積極的な財政出動をするよう政府に提言した。現在も顧問として活動している。
所属団体・議員連盟
[編集]- 日本の尊厳と国益を護る会[23]
- 日本の未来を考える勉強会[15]
- 責任ある積極財政を推進する議員連盟(元共同代表。現在は顧問)
脚注
[編集]- ^ a b c d e f 中西さとしについて
- ^ “三島精神の回顧 ― 東京と福岡で憂国忌〔11月23日/25日〕”. 国体文化 (2018年). 2024年3月23日閲覧。
- ^ 中西哲 (2019年5月31日). “日学同の仲間たち”. サトシのキーワード「日々雑記」. 2024年3月23日閲覧。
- ^ 参院選比例で自民・元高知県議会議長の中西哲氏が当選高知新聞2016年7月11日付
- ^ 総務省|参議院選挙区選出議員の選挙区及び定数の改正等について
- ^ 参院選「徳島・高知区」中西氏が当選徳島新聞2016年7月11日付
- ^ 自民党高知県連が注力比例の中西哲氏「雲つかむような戦い」高知新聞2016年7月1日付
- ^ 「合区救済」の自民・中西哲氏、会見で「信じられない」産経新聞2016年7月11日付
- ^ 憲法改正、訴え評価か 比例代表39万票獲得当選 中西哲氏に聞く /高知毎日新聞 2016年7月28日
- ^ “「一人でも多く仲間に」石破氏が勢力拡大に意欲”. 読売新聞. (2017年9月3日) 2017年9月3日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 自民・中西哲氏、参院選不出馬 - 時事ドットコム 2021年11月29日
- ^ 高知 中西参議院議員 今期限りの引退表明 - 日テレニュース24(高知放送)2021年11月29日
- ^ 『官報』号外235号、令和4年11月4日
- ^ 参院比例・中西哲氏に当選証書 「合区解消する」高知新聞 2016年7月16日 Archived 2016年7月23日, at the Wayback Machine.
- ^ a b “会員一覧”. 【議員連盟】日本の未来を考える勉強会. 2020年9月18日閲覧。
- ^ “賛同者一覧 国民を守るための「真水100兆円」令和2年度第2次補正予算に向けた提言”. 【議員連盟】日本の未来を考える勉強会. 2020年9月17日閲覧。
- ^ “設立10周年大会”. 日本会議. 2021年1月16日閲覧。
- ^ 日本会議地方議員連盟の公式ブログ「草莽崛起ーPRIDE OF JAPAN」、日本会議地方議員連盟設立代表発起人名簿。
- ^ “【全文】夫婦別姓反対を求める丸川大臣ら自民議員の文書、議員50人の一覧”. 東京新聞 TOKYO Web (2021年2月25日). 2021年2月25日閲覧。
- ^ “全国40議長に別姓反対文書 自民・丸川氏、高市氏ら閣僚経験者も連名”. 東京新聞. (2021年2月25日) 2021年3月2日閲覧。
- ^ 飯田樹与 (2021年2月25日). “夫婦別姓反対を求める丸川担当相らの文書 「地方の意思決定を無視、失礼だ」埼玉県議長が不快感”. 東京新聞 2021年3月2日閲覧。
- ^ “丸川大臣「残念すぎる」選択的夫婦別姓、反対議員50人へ質問状 市民団体”. 東京新聞. (2021年2月27日) 2021年3月2日閲覧。
- ^ 2019/8/12放送 DHCテレビ「真相深入り!虎ノ門ニュース」
外部リンク
[編集]公職 | ||
---|---|---|
先代 中谷真一 尾身朝子 中山展宏 |
外務大臣政務官 國場幸之助 鈴木隼人と共同 2020年 - 2021年 |
次代 上杉謙太郎 本田太郎 三宅伸吾 |