コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

牧野京夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
牧野 たかお
まきの たかお
生年月日 (1959-01-01) 1959年1月1日(65歳)
出生地 日本の旗 日本 静岡県榛原郡金谷町
(現:島田市
出身校 早稲田大学法学部
前職 テレビ静岡記者
所属政党 自由民主党茂木派
称号 法学士
公式サイト 自由民主党 静岡県選出の参議院議員 牧野たかお WEBサイト

選挙区 静岡県選挙区
当選回数 3回
在任期間 2007年7月29日 - 現職

選挙区 榛原郡選挙区
当選回数 2回
在任期間 1999年 - 2007年

その他の職歴
自由民主党幹事長代理
総裁:岸田文雄石破茂
2022年8月31日[1] - 2024年11月12日
テンプレートを表示

牧野 京夫[注 1](まきの たかお、1959年1月1日 - )は、日本政治家自由民主党所属の参議院議員(3期)、参議院議院運営委員長

内閣府副大臣国土交通副大臣復興副大臣第4次安倍第1次改造内閣)、国土交通副大臣(第3次安倍第3次改造内閣第4次安倍内閣)、外務大臣政務官第2次安倍内閣)、静岡県議会議員(2期)、参議院災害対策特別委員長、同国土交通委員長自由民主党幹事長代理、同参議院幹事長代理、同選挙対策委員長代理、同参議院国会対策委員長代行、同参議院国会対策委員長代理、同総務会長代理、同静岡県支部連合会会長、同参議院副幹事長、同政務調査会水産部会長などを歴任[3][4][5][6]

概要

[編集]

静岡県榛原郡金谷町に生まれる(現在の居所は島田市志戸呂[7])。静岡県立島田高等学校早稲田大学法学部卒業[8]。大学卒業後、テレビ静岡に入社し、報道記者を務める。

1995年静岡県議会議員選挙に出馬し、初当選。3期務めた後、2007年7月の第21回参議院議員通常選挙自由民主党公認で出馬し、初当選。当選後、津島派(当時)に入会した。

2010年7月から同年10月まで、参議院国土交通委員長を務めた。2013年7月の第23回参議院議員通常選挙に自民党公認で出馬し、再選。同年9月末に行われた第2次安倍内閣副大臣大臣政務官人事により外務大臣政務官に任命され[9]、2014年9月の内閣改造後の人事により退任した[10]2019年4月の塚田一郎国土交通副大臣の辞任に伴い、後任に指名された。2019年7月の第25回参議院議員通常選挙に自民党公認で出馬し、再選。

2024年7月25日、翌年7月の第27回参議院議員通常選挙の静岡県選挙区公認候補として擁立することが自民党から発表された[11]

同年9月12日、自民党総裁選挙が告示され、旧茂木派からは会長の茂木敏充加藤勝信の2人が立候補した。牧野は旧岸田派の上川陽子の推薦人に名を連ねた[12]石破茂高市早苗小泉進次郎の3人が競り合う構図が固まった終盤[13]麻生太郎は9月25日に茂木と「反石破」での連携を確認し、茂木派議員の一部も取り込んだ[14][注 2]。9月27日総裁選執行。高市が得票数1位で決選投票へ進むも、岸田文雄首相の後押しを受けた石破に敗れた[17][14]。牧野は1回目は上川に投票した[18]。決選投票では、茂木の意向に従わず石破に投じた[18]

政策・主張

[編集]

憲法

[編集]
  • 9条改憲について、2013年の毎日新聞社のアンケートで「改正して、自衛隊の役割や限界を明記すべき」と回答[21]。「憲法9条を改正して、自衛権を明記し、国防軍の保持を規定すべきだ」との問題提起に対し、2013年の朝日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[19]

外交・安全保障

[編集]
  • 「集団的自衛権を行使できるよう、憲法解釈を見直すべきだ」との問題提起に対し、2013年の毎日新聞社のアンケートで「見直すべき」と回答[21]
  • 「他国からの攻撃が予想される場合には先制攻撃もためらうべきではない」との問題提起に対し、2013年のアンケートで「どちらかと言えば賛成」と回答[19]。2019年のアンケートで「どちらとも言えない」と回答[20]
  • 「北朝鮮に対しては対話よりも圧力を優先すべきだ」との問題提起に対し、2013年のアンケートで「どちらとも言えない」と回答[19]。2019年のアンケートで「どちらかと言えば賛成」と回答[20]
  • 日本による過去の植民地支配と侵略を認めて謝罪した「村山談話」の見直し論議について、2013年の毎日新聞社のアンケートで「見直すべき」と回答[21]
  • 従軍慰安婦に対する旧日本軍の関与を認めた「河野談話」の見直し論議について、2013年の毎日新聞社のアンケートで「見直すべきではない」と回答[21]

その他

[編集]
  • 選択的夫婦別姓制度の導入について、2019年のアンケートで「反対」と回答[20]
  • 同性婚を可能とする法改正について、2019年のアンケートで「反対」と回答[20]
  • 「治安を守るためにプライバシーや個人の権利が制約されるのは当然だ」との問題提起に対し、2013年のアンケートで「どちらかと言えば反対」と回答[19]。2019年のアンケートで「どちらとも言えない」と回答[20]
  • 首相の靖国神社参拝について、2013年のアンケートで「どちらかと言えば賛成」と回答[19]
  • 消費税率を10%より高くすることについて、2019年のアンケートで「どちらかと言えば反対」と回答[20]

所属団体・議員連盟

[編集]

支援団体

[編集]

著書

[編集]
  • 牧野たかお 『住民投票はなぜ否決されたのか ― 議員から見た住民投票制度』 ぎょうせい、2002年. ISBN 4324067651

その他

[編集]
  • 妻はテレビ静岡時代の同僚であり、3歳年上のアナウンサーである[25][26]

選挙歴

[編集]
当落 選挙 執行日 年齢 選挙区 政党 得票数 得票率 定数 得票順位
/候補者数
政党内比例順位
/政党当選者数
1999年静岡県議会議員選挙 1999年4月日 40 榛原郡選挙区 ーー ーー票 ーー / /
2003年静岡県議会議員選挙 2003年4月13日 44 榛原郡選挙区 自由民主党 1万9160票 27.74% 3 2/5 /
第21回参議院議員通常選挙 2007年07月29日 48 静岡県選挙区 自由民主党 54万9375票 31.45% 2 2/5 /
第23回参議院議員通常選挙 2013年07月21日 54 静岡県選挙区 自由民主党 63万4789票 41.54% 2 1/6 /
第25回参議院議員通常選挙 2019年07月21日 60 静岡県選挙区 自由民主党 58万5271票 38.55% 2 1/5 /

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 「牧野たかお」との表記もある[2]
  2. ^ 麻生派会長の麻生太郎はさらに踏み込み、河野太郎などの陣営に入っていた派閥メンバーに対し、側近議員を通じて「1回目の投票から高市に入れろ」と指示を飛ばした[15][16]

出典

[編集]
  1. ^ “福田前総務会長、筆頭副幹事長に 自民が役員人事決定 国防部会長に国場氏”. 日本経済新聞電子版 (日本経済新聞社). (2022年8月31日). https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA319630R30C22A8000000/ 2023年11月19日閲覧。 
  2. ^ 参議院. “参議院議員プロフィール”. 2010年7月31日閲覧。
  3. ^ “国会議員情報 牧野 京夫(まきの たかお)”. 時事ドットコム (時事通信社). https://www.jiji.com/sp/giin?d=c228a0f79e4f69696f7d722de21b8fe5&c=san 2023年12月5日閲覧。 
  4. ^ 自由民主党参議院議員 牧野たかお プロフィール”. 牧野たかお WEBサイト. 2023年12月5日閲覧。
  5. ^ 牧野 たかお プロフィール”. 首相官邸ホームページ. 内閣官房内閣広報室. 2023年12月5日閲覧。
  6. ^ 牧野 たかお”. 自民党ホームページ. 2023年12月5日閲覧。
  7. ^ 自由民主党静岡県支部連合会 政治資金収支報告書(平成30年分定期公表)” (PDF). 静岡県選挙管理委員会 (2019年11月21日). 2019年12月2日閲覧。
  8. ^ 自由民主党 静岡県選出の参議院議員 牧野たかお WEBサイト”. makino-net.com. 2024年12月17日閲覧。
  9. ^ 『官報』 平成25年(2013年)10月15日付 本紙第6150号 p. 8
  10. ^ 『官報』 平成26年(2014年)9月9日付 本紙6371号 p. 7
  11. ^ 自民党、参議院選挙1次公認45人を発表 不記載議員も公認”. 日本経済新聞 (2024年7月25日). 2024年12月18日閲覧。
  12. ^ 上川陽子氏の推薦人一覧 自民党総裁選2024”. 日本経済新聞 (2024年9月12日). 2024年9月30日閲覧。
  13. ^ 石破、高市、小泉の3氏が競る 決選投票確実な情勢”. 共同通信 (2024年9月25日). 2024年10月9日閲覧。
  14. ^ a b 中田征志、太田晶久「『反高市』票流れる 石破新総裁 決選 岸田・菅氏が支持」 『読売新聞』2024年9月28日付朝刊、3面。
  15. ^ 『週刊文春』2024年10月17日号、32頁、「『高市支持』で求心力が低下 麻生太郎が政治生命の危機」。
  16. ^ <独自>自民・麻生副総裁が高市氏支持へ、麻生派議員にも指示 1回目から”. 産経新聞 (2024年9月26日). 2024年9月30日閲覧。
  17. ^ 川口峻、竹内望 (2024年9月27日). “1回目投票2位からの逆転劇 石破氏の総裁選勝利を生んだ「秋波」”. 毎日新聞. 2024年10月11日閲覧。
  18. ^ a b 静岡の自民議員 総裁選誰に投票?”. 中日新聞 (2024年9月28日). 2024年10月1日閲覧。
  19. ^ a b c d e f g 静岡県選挙区”. 朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2013参院選. 朝日新聞社. 2022年5月24日閲覧。
  20. ^ a b c d e f g h 牧野京夫”. 朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2019参議院選挙. 朝日新聞社. 2022年5月24日閲覧。
  21. ^ a b c d e 静岡 牧野京夫”. 2013 参院選. 毎日新聞社. 2022年5月24日閲覧。
  22. ^ a b “2019年6月号”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2019年5月27日). https://zenkyou.xsrv.jp/wp-content/uploads/2019/06/2019%E5%B9%B46%E6%9C%88%E5%8F%B7.pdf#page=4 2019年6月30日閲覧。 
  23. ^ a b c 俵義文 『日本会議の全貌』花伝社、2016年
  24. ^ 応援しています![リンク切れ]”. 神道政治連盟. 2019年7月1日閲覧。
  25. ^ “期待します 候補を語る<4> 仕事に対する情熱尊敬”. 中日新聞. (2007年7月25日). https://web.archive.org/web/20140109100355/http://www.chunichi.co.jp/hold/2007/saninsen07/shizuoka/CK2007072502035661.html 2014年1月9日閲覧。 
  26. ^ みわちゃんねる 突撃永田町!!第76回目のゲストは自民党 牧野 たかお 参議院議員

外部リンク

[編集]
議会
先代
浅尾慶一郎
日本の旗 参議院議院運営委員長
2024年 -
次代
現職
先代
松下新平
日本の旗 参議院災害対策特別委員長
2012年 - 2013年
次代
横山信一
先代
椎名一保
日本の旗 参議院国土交通委員長
2010年
次代
小泉昭男
公職
先代
左藤章
田中良生
中根一幸
佐藤ゆかり
浮島智子
磯﨑仁彦
塚田一郎
秋元司
原田憲治
日本の旗 内閣府副大臣
左藤章
田中良生
中根一幸
佐藤ゆかり
浮島とも子
磯﨑仁彦
秋元司
原田憲治と共同

2019年
次代
大塚拓
平将明
宮下一郎
寺田稔
亀岡偉民
松本洋平
御法川信英
石原宏高
山本朋広
先代
橘慶一郎
浜田昌良
塚田一郎
日本の旗 復興副大臣
橘慶一郎
浜田昌良と共同

2019年
次代
菅家一郎
横山信一
先代
田中良生
末松信介
大塚高司
塚田一郎
日本の旗 国土交通副大臣
秋元司と共同
大塚高司と共同

2017年 - 2018年
2019年
次代
大塚高司
塚田一郎
青木一彦
御法川信英
先代
阿部俊子
城内実
若林健太
日本の旗 外務大臣政務官
石原宏高
木原誠二と共同

2013年 - 2014年
次代
薗浦健太郎
中根一幸
宇都隆史