山本順三
山本 順三 やまもと じゅんぞう | |
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国家公安委員長就任に際し公表された肖像写真 | |
生年月日 | 1954年10月27日(70歳) |
出生地 | 日本 愛媛県今治市 |
出身校 | 早稲田大学政治経済学部政治学科 |
前職 |
川崎製鉄従業員 愛媛県議会議員 |
現職 | 参議院議員 |
所属政党 | 自由民主党(安倍派→無派閥) |
公式サイト | 山本順三(やまもとじゅんぞう)公式サイト | 参議院議員 |
内閣 | 第4次安倍第1次改造内閣 |
在任期間 | 2018年10月2日 - 2019年9月11日 |
選挙区 | 愛媛県選挙区 |
当選回数 | 4回 |
在任期間 | 2004年 - 現職 |
選挙区 | 今治市選挙区 |
当選回数 | 6回 |
在任期間 | 1983年4月30日 - 2004年6月7日 |
山本 順三(やまもと じゅんぞう、1954年〈昭和29年〉10月27日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の参議院議員(4期)、自由民主党参議院議員副会長。
参議院予算委員長、国家公安委員会委員長(第94代)・内閣府特命担当大臣(防災)、国土交通副大臣兼内閣府副大臣兼復興副大臣、自民党幹事長代理、参議院決算委員長・議院運営委員長・政府開発援助等に関する特別委員長等を歴任。
経歴
[編集]愛媛県今治市生まれ。父は愛媛県議会議員を4期務めた後引退し、地元で製材業を営んだ[1]。
愛光中学校、愛媛県立今治西高等学校、早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。川崎製鉄(現JFEスチール)に勤務[2]。入社4年目に父が病に伏し、長男だったため愛媛に戻った[1]。
1983年に自由民主党公認で愛媛県議会議員選挙に出馬し、初当選した。愛媛県議会副議長に選出され、自民党愛媛県連政務調査会長、自民党愛媛県連幹事長を歴任[3]。
2004年、第20回参議院議員通常選挙に自民党公認で愛媛県選挙区から出馬し、初当選。安倍改造内閣、福田康夫内閣で国土交通大臣政務官(国土関係施策及び北海道開発関係施策に関する事務[4])を務めた[3]。
2010年、第22回参議院議員通常選挙に自民党公認で愛媛県選挙区から出馬し、民主党公認の岡平知子らを破り再選[5]。
2011年、参議院決算委員長に就任。2012年自由民主党総裁選挙では町村信孝の推薦人となり、国会議員による投票では1回目は町村、決選投票では安倍晋三に投票した[6]。
2015年、第3次安倍第1次改造内閣で国土交通副大臣(災害対策関係施策、土地・建設産業、水管理・国土保全、住宅、鉄道、自動車、国際、気象関係施策の総括[7])兼内閣府副大臣兼復興副大臣に就任[8]。
2016年、第24回参議院議員通常選挙に自民党公認で愛媛県選挙区から出馬し、野党統一候補の永江孝子を8429票差の僅差で破り3選[9]。
2018年10月2日、第4次安倍改造内閣で国家公安委員長及び内閣府特命担当大臣(防災) に任命されて初入閣[10]。同年12月21日、小型無人機等に係る緊急安全対策に関する事務を担当する大臣を兼務する[11]。
政策・主張
[編集]憲法
[編集]- 憲法改正について、2022年のNHK、毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[13][14]。
- 9条改憲について、2022年の毎日新聞社のアンケートで「改正して、自衛隊の存在を明記すべきだ」と回答[14]。9条への自衛隊の明記について、2022年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[13]。
- 憲法を改正し緊急事態条項を設けることについて、2022年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[13]。
外交・安全保障
[編集]- 敵基地攻撃能力を持つことについて、2022年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[13]。
- 普天間基地の辺野古移設について、2022年の毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[14]。
- 非核三原則についてどう考えるかとの問いに対し、2022年のNHKのアンケートで「維持すべき」と回答[13]。
- ロシアは2022年2月24日、ウクライナへの全面的な軍事侵攻を開始した[15]。日本政府が行ったロシアに対する制裁措置についてどう考えるかとの問いに対し、2022年のNHKのアンケートで「適切だ」と回答[13]。同年の毎日新聞社のアンケートで「今の制裁で妥当だ」と回答[14]。
- 2022年6月7日、政府は経済財政運営の指針「骨太方針」を閣議決定した。NATO加盟国が国防費の目標としている「GDP比2%以上」が例示され、防衛力を5年以内に抜本的に強化する方針が明記された[16]。「防衛費を今後どうしていくべきだと考えるか」との問いに対し、2022年のNHKのアンケートで「ある程度増やすべき」と回答[13]。
ジェンダー
[編集]- 選択的夫婦別姓制度の導入について、2022年の毎日新聞社のアンケートで「反対」と回答[14]。
- 同性婚を可能とする法改正について、2022年の毎日新聞社のアンケートで「反対」と回答[14]。
- クオータ制の導入について、2022年のNHKのアンケートで回答しなかった[13]。
その他
[編集]- アベノミクスについて、2022年の毎日新聞社のアンケートで「当面は継続すべきだ」と回答[14]。
- 「原子力発電への依存度を今後どうするべきか」との問題提起に対し、2022年のNHKのアンケートで「高めるべき」と回答[13]。
- 国会議員の被選挙権年齢の引き下げについて、2022年の毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[14]。
- 2016年の米国大統領選挙について「ドナルド・トランプとヒラリー・クリントンのどちらを支持するか」との問いに対し、2016年の毎日新聞社のアンケートで「クリントン」と回答[17]。
- 2016年2月8日、高市早苗総務大臣は、放送局が政治的公平性を欠く放送を繰り返した場合、放送法4条違反を理由に電波停止を命じる可能性に言及した[18][19]。安倍晋三首相は2月15日の衆議院予算委員会で野党の批判に反論し、高市の発言を擁護した[20]。政府の姿勢をどう思うかとの問いに対し、2016年の毎日新聞社のアンケートで「問題とは思わない」と回答[17]。
- 東日本大震災の復興補正予算が議論される中、復興予算捻出のためのODA削減案に反対する超党派連合のメンバーとして名を連ねた[21][22]。
- 山本がNHKの番組改変に関与したとして、「NHK受信料支払い停止運動の会」などの市民団体などが山本に対し抗議を行った[23]。
不祥事
[編集]- 野党候補として臨んだ2010年の第22回参議院議員通常選挙で再選直後、選挙支援への感謝の文章を自身のホームページのブログに掲載していたことが判明した[24]。公職選挙法では自筆の信書などを除き、選挙後に挨拶目的で文書配布や文書図画を頒布することを禁止しており、愛媛県選挙管理委員会からは山本の行為が公選法違反に当たる可能性も指摘された[24]。その後、文章で使用した“感謝”の表記が誤解を招くものとして、“感謝”表記を含んだ一部の文章を削除した[24]。
世界平和統一家庭連合(旧・統一教会)との関係
[編集]- Google ストリートビューによると、2022年6月時点において、世界平和統一家庭連合(旧・統一教会)今治家庭教会の玄関内に井上義行のポスターとともに山本のポスターが貼られていた[26]。
政治献金
[編集]- 全国たばこ販売政治連盟や全国たばこ耕作者政治連盟といったたばこ関連団体から、2010年に25万円の政治献金を受けている[27]。
選挙歴
[編集]当落 | 選挙 | 執行日 | 年齢 | 選挙区 | 政党 | 得票数 | 得票率 | 定数 | 得票順位 /候補者数 |
政党内比例順位 /政党当選者数 |
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当 | 1983年愛媛県議会議員選挙 | 1983年4月10日 | 28 | 今治市選挙区 | 自由民主党 | 1万4308票 | 16.43% | 4 | 2/6 | / |
当 | 1987年愛媛県議会議員選挙 | 1987年4月12日 | 32 | 今治市選挙区 | 自由民主党 | 1万3508票 | 15.29% | 4 | 3/5 | / |
当 | 1991年愛媛県議会議員選挙 | 1991年4月7日 | 36 | 今治市選挙区 | 自由民主党 | 1万3664票 | 15.24% | 4 | 1/7 | / |
当 | 1995年愛媛県議会議員選挙 | 1995年4月9日 | 40 | 今治市選挙区 | 自由民主党 | 1万6271票 | 17.79% | 4 | 1/7 | / |
当 | 1999年愛媛県議会議員選挙 | 1999年4月11日 | 44 | 今治市選挙区 | 自由民主党 | 1万7931票 | 19.27% | 4 | 1/6 | / |
当 | 2003年愛媛県議会議員選挙 | 2003年4月13日 | 48 | 今治市選挙区 | 自由民主党 | 1万5141票 | 16.20% | 4 | 1/6 | / |
当 | 第20回参議院議員通常選挙 | 2004年 7月11日 | 49 | 愛媛県選挙区 | 自由民主党 | 32万2152票 | 49.40% | 1 | 1/3 | / |
当 | 第22回参議院議員通常選挙 | 2010年 7月11日 | 55 | 愛媛県選挙区 | 自由民主党 | 35万1624票 | 52.67% | 1 | 1/4 | / |
当 | 第24回参議院議員通常選挙 | 2016年 7月10日 | 61 | 愛媛県選挙区 | 自由民主党 | 32万6990票 | 49.58% | 1 | 1/3 | / |
当 | 第26回参議院議員通常選挙 | 2022年 7月10日 | 67 | 愛媛県選挙区 | 自由民主党 | 31万8846票 | 59.04% | 1 | 1/5 | / |
所属団体・議員連盟
[編集]- 自民党たばこ議員連盟[28]
- 日本会議国会議員懇談会[29]
- 神道政治連盟国会議員懇談会[29]
- みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会[29]
- ボーイスカウト振興国会議員連盟(理事)
- 自民党国際人材議員連盟
- 日韓議員連盟
- 北京オリンピックを支援する議員の会
- 平和を願い真の国益を考え靖国神社参拝を支持する若手国会議員の会
- TPP交渉における国益を守り抜く会
支援団体
[編集]- 全国たばこ販売政治連盟(2022年参院選組織推薦候補者)[30]
脚注
[編集]- ^ a b 私の体験的地方議員論、2009年10月19日、参議院議員山本順三の活動ブログ。
- ^ “プロフィール|山本順三 オフィシャルウェブサイト With you”. www.j-yamamoto.net. 2024年12月21日閲覧。
- ^ a b “プロフィール|山本順三 オフィシャルウェブサイト With you”. www.j-yamamoto.net. 2024年12月21日閲覧。
- ^ “第168回国会 国土交通委員会 第1号(平成19年10月19日(金曜日))”. www.shugiin.go.jp. 2024年12月21日閲覧。
- ^ “選挙区 愛媛県 開票結果 読売新聞”. web.archive.org (2010年7月14日). 2024年12月21日閲覧。
- ^ “塩崎氏らが安倍氏支持 自民党総裁選”. 愛媛新聞. (2012年9月27日) 2012年10月17日閲覧。
- ^ “国交省/副大臣に山本順三氏と土井亨氏/政務官も3氏交代”. 日刊建設工業新聞. 2024年12月21日閲覧。
- ^ “副大臣と政務官、大幅入れ替え 小泉進次郎氏は退任”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞). (2015年10月9日) 2015年10月10日閲覧。
- ^ 山本順三(選挙区・愛媛県) 参議院議員選挙2016 読売新聞[リンク切れ]
- ^ “第4次安倍改造内閣 県関係国会議員反応 山本順三氏に高まる期待 初入閣多く不安視も愛媛新聞ONLINE[リンク切れ]”. www.ehime-np.co.jp. 2024年12月21日閲覧。
- ^ 「万博担当相に世耕氏 閣議で指定:朝日新聞デジタル[リンク切れ]」『朝日新聞デジタル』2018年12月21日。2024年12月21日閲覧。
- ^ “衆参両院、新委員長を決定 衆院予算委員長は金田氏”. 日経デジタル (日本経済新聞). (2020年10月26日) 2020年11月24日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “選挙区 愛媛”. 候補者アンケート - 参院選2022. NHK. 2022年6月27日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “山本順三 自民 愛媛”. 第26回参院選. 毎日新聞社. 2022年6月28日閲覧。
- ^ “ロシアが全面侵攻開始、ウクライナは自国を防衛=クレバ外相”. ロイター (2022年2月24日). 2022年2月28日閲覧。
- ^ 川田篤志、柚木まり (2022年6月8日). “防衛費や子ども関連費倍増も 財源検討は参院選後に先送り 政府が「骨太方針」閣議決定”. 東京新聞 2022年6月27日閲覧。
- ^ a b “2016参院選 自民 愛媛 山本順三”. 毎日新聞. オリジナルの2016年6月27日時点におけるアーカイブ。 2022年7月5日閲覧。
- ^ “高市総務相発言 「電波停止」 波紋広げる理由とは”. 毎日新聞. (2016年2月11日) 2022年7月5日閲覧。
- ^ “高市早苗総務大臣の「放送法違反による電波停止命令を是認する発言」に抗議し、その撤回を求めると共に、政府に対し報道・表現の自由への干渉・介入を行わないよう求める会長声明”. 東京弁護士会 (2016年2月16日). 2023年3月9日閲覧。
- ^ “【衆院予算委】安倍首相、電波停止「民主党政権で同じ答弁」”. 産経新聞. (2016年2月15日) 2022年7月5日閲覧。
- ^ 超党派議員がODA削減反対で一致 政府に申し入れへ Archived 2011年4月15日, at the Wayback Machine.
- ^ 平成23年4月14日第一次補正予算におけるODA削減に関する勉強会[リンク切れ]
- ^ 日刊スポーツ、2006年4月13日
- ^ a b c “参院選後ブログで支援感謝 愛媛、公選法違反の可能性”. 共同通信社. 47NEWS. (2010年8月9日) 2012年10月17日閲覧。
- ^ 鈴木エイト『自民党の統一教会汚染-追跡3000日』小学館、2022年。ISBN 978-4093801232 p307~318
- ^ “世界平和統一家庭連合 今治家庭教会” (2022年6月). 2022年8月20日閲覧。
- ^ “2017/11/1内閣の政務三役、自民党役員のタバコ業界からの献金額、たばこ議連・特別委員会所属一覧”. 「子どもに無煙環境を」推進協議会 (2018年1月30日). 2022年6月25日閲覧。
- ^ “自民党たばこ議員連盟臨時総会(出席者)”. 2018年4月11日閲覧。
- ^ a b c 俵義文、日本会議の全貌、花伝社、2016年
- ^ “2022年6月号”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2022年5月25日) 2022年5月26日閲覧。
外部リンク
[編集]- 山本順三 公式ウェブサイト
- 山本順三 (@junzo_yamamoto) - X(旧Twitter)
- 山本順三 (@yamamoto_junzo) - Instagram
- 山本順三 (Yamamoto.Junzo) - Facebook
- 山本順三 - YouTubeチャンネル
- 山本順三オフィシャルブログ - ココログ(リンク切れ)
- 山本順三 旧公式サイトURL(現在の公式サイトへリダイレクト)
- 参議院議員 山本 順三(やまもと じゅんぞう) - 自由民主党公式サイト
議会 | ||
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先代 金子原二郎 |
参議院予算委員長 2020年 - 2022年 |
次代 末松信介 |
先代 松山政司 |
参議院議院運営委員長 第64代:2016年 - 2018年 |
次代 末松信介 |
先代 岸宏一 松山政司 |
参議院政府開発援助等 に関する特別委員長 2014年 - 2015年 2019年 - 2020年 |
次代 赤石清美 松下新平 |
先代 鶴保庸介 |
参議院決算委員長 2011年 - 2012年 |
次代 金子原二郎 |
公職 | ||
先代 小此木八郎 |
国家公安委員会委員長 第94代:2018年 -2019年 |
次代 武田良太 |
先代 小此木八郎 |
内閣府特命担当大臣(防災) 第30代:2018年 - 2019年 |
次代 武田良太 |
先代 北川イッセイ 西村明宏 |
国土交通副大臣 土井亨と共同 2015年 - 2016年 |
次代 田中良生 末松信介 |
先代 赤沢亮正 平将明 西村康稔 葉梨康弘 高木陽介 西村明宏 小里泰弘 左藤章 |
内閣府副大臣 高鳥修一 松本文明 福岡資麿 松下新平 盛山正仁 冨岡勉 高木陽介 井上信治 若宮健嗣と共同 2015年 - 2016年 |
次代 石原宏高 越智隆雄 松本洋平 赤間二郎 盛山正仁 高木陽介 末松信介 伊藤忠彦 |
先代 長島忠美 浜田昌良 西村明宏 |
復興副大臣 長島忠美 若松謙維と共同 2015年 - 2016年 |
次代 橘慶一郎 長沢広明 末松信介 |
先代 梶山弘志 吉田六左ェ門 藤野公孝 |
国土交通大臣政務官 金子善次郎 谷公一と共同 2007年 - 2008年 |
次代 谷口和史 西銘恒三郎 岡田直樹 |