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坂野重信

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
坂野 重信
さかの しげのぶ
生年月日 1917年7月23日
出生地 日本の旗 日本 鳥取県東伯郡北条町
(現・北栄町
没年月日 (2002-04-17) 2002年4月17日(84歳没)
死没地 日本の旗 日本 東京都新宿区
東京女子医科大学病院
出身校 東京帝国大学工学部土木工学科
前職 建設官僚
建設事務次官
所属政党 自由民主党
称号 正三位
勲一等旭日大綬章
参議院永年在職議員

内閣 竹下改造内閣
宇野内閣
在任期間 1988年12月27日 - 1989年8月10日

選挙区 (全国区→)
鳥取県選挙区
当選回数 5回
在任期間 1974年7月7日 - 2002年4月17日

その他の職歴
第20代 自由民主党参議院議員会長
(総裁:橋本龍太郎
1996年 - 1997年
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坂野 重信(さかの しげのぶ、大正6年(1917年7月23日 - 平成14年(2002年4月17日)は、日本内務建設官僚政治家自由民主党参議院議員正三位勲一等工学博士北栄町名誉町民。

孫は女優の坂野友香民主党から参院選に立候補経験がある坂野真理松下政経塾出身、医師)。真理の夫は鳥取県議会議員坂野経三郎

経歴

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鳥取県東伯郡北条町(現北栄町)に生まれる。旧制倉吉中学旧制松江高校を経て1941年(昭和16年)東京帝国大学工学部土木工学科卒業と同時に内務省採用試験に合格したが、時局を踏まえ陸軍に入隊。復員後は茨城県大阪府勤務を経て、建設省に移り、河川計画課長、関東地方建設局長、河川局長、建設技監、建設事務次官などを歴任。1973年(昭和48年)建設省を退官する。

1974年(昭和49年)の第10回参議院議員通常選挙に自民党公認で全国区から出馬し初当選。後に鳥取選挙区に移る。連続当選5回。党内では田中角栄竹下登小渕恵三橋本龍太郎派に属し、1988年(昭和63年)、竹下内閣自治大臣国家公安委員会委員長として初入閣。続く宇野内閣でも再任した。その後は自民党参議院議員会長も務めた。

2000年、勲一等旭日大綬章受章[1]

議員在職中の2002年(平成14年)4月17日、脳梗塞のため、東京都新宿区の東京女子医科大学病院で死去した[2]。84歳没。死没日付をもって正三位に叙された。哀悼演説は同年5月27日の参議院本会議で、角田義一により行われた。

2010年(平成22年)7月の第22回参議院議員通常選挙で、孫の坂野真理が民主党公認で鳥取県選挙区から立候補したが、落選した。2011年(平成23年)4月、真理の夫である経三郎が鳥取県議会議員に当選した。

選挙歴

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当落 選挙 施行日 選挙区 政党 得票数 得票率 得票順位
/候補者数
比例区 比例順位
/候補者数
第10回参議院議員通常選挙 1974年7月7日 全国区 自由民主党 666,475 31/112 - -
第12回参議院議員通常選挙 1980年7月4日 全国区 自由民主党 781,505 31/93 - -
第14回参議院議員通常選挙 1986年7月6日 鳥取県選挙区 自由民主党 190,141 53.8 1/3 - -
第16回参議院議員通常選挙 1992年7月26日 鳥取県選挙区 自由民主党 180,007 60.3 1/4 - -
第18回参議院議員通常選挙 1998年7月12日 鳥取県選挙区 自由民主党 128,085 39.9 1/5 - -
当選回数5回 (参議院議員5)

脚注

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  1. ^ 「2000年秋の叙勲 勲三等以上と在外邦人、外国人、在日外国人の受章者一覧」『読売新聞』2000年11月3日朝刊
  2. ^ 第154回 参議院 本会議 第28号 平成14年5月27日 - 国会会議録検索システム

外部リンク

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公職
先代
梶山静六
日本の旗 自治大臣
第37・38代:1988年 - 1989年
次代
渡部恒三
先代
梶山静六
日本の旗 国家公安委員会委員長
第47・48代:1988年 - 1989年
次代
渡部恒三
議会
先代
井上吉夫
日本の旗 参議院予算委員長
1994年 - 1995年
次代
井上裕
先代
遠藤要
日本の旗 参議院内閣委員長
1982年 - 1983年
次代
高平公友
先代
新設
日本の旗 参議院政治改革に関する特別委員長
1991年・1993年
次代
本岡昭次
先代
嶋崎均
日本の旗 参議院大蔵委員長
1978年 - 1979年
次代
世耕政隆
党職
先代
遠藤要
自由民主党参議院議員会長
第20代 : 1996年 - 1997年
次代
井上吉夫
名誉職
先代
鈴木省吾
最年長参議院議員
1998年7月 - 2002年4月
次代
佐藤泰三