寺尾博
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寺尾 博(てらお ひろし、1883年(明治16年)9月2日[1] - 1961年(昭和36年)7月16日[2])は、日本の農学者。東北帝国大学教授。貴族院勅選議員。参議院議員(緑風会)。農学博士。日本学士院賞受賞。
経歴
[編集]静岡県出身。1903年(明治36年)、静岡県立静岡中学校卒業。旧制第一高等学校を経て、1909年(明治42年)、東京帝国大学農科大学を卒業(恩賜の銀時計授与)、農商務省に入った[1]。農事試験場技手、同技師、農林技師を歴任し、1941年(昭和16年)に農事試験場長に就任した[3]。同年に東北帝国大学教授・農学研究所長を兼ねた[3]。 1944年(昭和19年)、「水稲冷害の生理学的研究」で日本学士院賞受賞。 1946年(昭和21年)8月14日に貴族院議員に勅選された[4]。翌年に貴族院が廃止されると、第1回参議院議員通常選挙に出馬し、当選を果たした。
著書
[編集]- 『植物育種要説』岩波書店、1931年。
- 『農の理法』生活社、1946年。
脚注
[編集]- ^ a b 大衆人事録 1930.
- ^ 議会制度百年史 1990.
- ^ a b 人事興信録 第13版 1941.
- ^ 『官報』第5881号、昭和21年8月21日。
参考文献
[編集]- 帝国秘密探偵社編『大衆人事録 第3版』帝国秘密探偵社、1930年。
- 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
- 人事興信所編『人事興信録 第13版(下)』人事興信所、1941年。