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吉松喬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

吉松 喬(よしまつ たかし、1897年明治30年)5月25日[1][2] - 1987年昭和62年)9月17日[1][3])は、大正から昭和期の鉄道官僚政治家参議院議員陸軍司政長官

経歴

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福岡県出身[1][3]。吉松民次郎、友子の長男として生まれる[2]第三高等学校を経て[4]、1922年(大正11年)東京帝国大学法学部法律学科(独法)を卒業し[1][2][3]鉄道省に入省して直方駅助役に就任[4]。同年11月、高等試験行政科試験に合格した[4]

以後、大臣官房文書課勤務、大鉄運輸課旅客掛長、大阪運輸事務所長、広鉄庶務課長、運輸局配車課長、鉄道調査部第一課長、札幌鉄道局長、東京鉄道局長などを務め、1943年(昭和18年)2月、陸軍司政長官に発令された[1][2][3]。1945年(昭和20年)に退官した[4]

1947年(昭和22年)4月の第1回参議院議員通常選挙全国区から無所属で出馬して当選(補欠、任期3年)し緑風会に所属した[1][3][5]。しかし、同年5月19日、昭和22年勅令第1号に基づき同令第4条の覚書該当者に指定され(公職追放)、同令第3条第2項により同年6月22日に議員資格が消滅した[1][3][6]

その後、全国自動車運送事業組合連合会長などを務めた[3]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g 『新訂 政治家人名事典』676頁。
  2. ^ a b c d 『大衆人事録 第14版 外地・満支・海外篇』海外30頁。
  3. ^ a b c d e f g 『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』445頁。
  4. ^ a b c d 『日本官僚制総合事典1868-2000』第2版、239頁。
  5. ^ 『国政選挙総覧 1947-2016』538頁。
  6. ^ 『官報』第6135号、昭和22年6月28日。

参考文献

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  • 『大衆人事録 第14版 外地・満支・海外篇』帝国秘密探偵社、1943年。
  • 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
  • 『新訂 政治家人名事典 明治~昭和』日外アソシエーツ、2003年。
  • 秦郁彦編『日本官僚制総合事典1868-2000』第2版、東京大学出版会、2007年。
  • 『国政選挙総覧 1947-2016』日外アソシエーツ、2017年。