前之園喜一郎
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前之園 喜一郎(まえのその きいちろう、1890年12月4日[1] - 1971年2月17日[2])は、日本の政治家。参議院議員(1期)。弁護士。
経歴
[編集]鹿児島県出身。指宿生まれ、鹿屋育ち[3]。16歳のときに台湾鉄道教習所に入り、25歳の頃まで台湾総督府鉄道勤務。旧制中・高の検定試験と文官試験を受けて台湾鉄道学校の教官となるが、大卒でないと不利だと感じたため、東京へ出て日本大学に入学する[3]。上京に際しては、台湾の産業交通に関する本を制作・販売して資金をつくった[3]。日本大学法科及び明治大学高等研究科卒[2]。
1922年に弁護士試験に合格[3]。東京で開業した後、鹿児島に移って事務所を開設(1923年)[3]。鹿児島弁護士会長、鹿児島市議、同議長を経て[2]、1947年8月の参議院鹿児島地方区から立候補して当選[4]、参議院議員を1期務め、決算委員長を歴任した。
1955年の鹿児島市長選挙に立候補したが、現職の勝目清に敗れた[5]。
1971年2月17日死去、80歳。死没日をもって正五位に叙される[7]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『読売年鑑 昭和28年版』読売新聞社、1952年。
- 鹿児島市『鹿児島市史第2巻』鹿児島市、1970年 。
- 『議会制度百年史 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
- 『朝日選挙大観』朝日新聞社、1997年。
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