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三石久江

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

三石 久江(みついし ひさえ、1927年9月21日[1] - 2023年9月26日)は、日本政治家。元日本社会党参議院議員(1期)。

来歴・人物

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樺太生まれ[1]。1943年大泊高等女学校卒[2]。敗戦により樺太から引き揚げる[1][2]。1948年三重農林専門学校助手兼校長秘書となる[1][2]。1951年退職[2]。その後は女性解放運動に携わる[2]。日本社会党に入り、社会党三重県副委員長を務める[1]

1989年の第15回参議院議員通常選挙に比例区で社会党から立候補して当選する(名簿順位20位)[3]三重県在住では初の女性参議院議員だった[4](2013年の第23回参議院議員通常選挙自由民主党から立候補して初当選した吉川有美三重県選挙区で選出された初の女性参議院議員である)。その後、1994年に小選挙区制などに反対し離党。田英夫らの会派「護憲リベラルの会」に参加した。同年9月新党護憲リベラル結党に参加。翌95年護憲リベラルが右派平和・市民左派憲法みどり農の連帯に分裂したときは、どちらにも参加しなかった。同年の第17回参議院議員通常選挙に立候補せず引退した。1997年、勲三等宝冠章受章[5]

2023年9月26日、静岡県牧之原市の介護施設で老衰のため死去。96歳没[6]。死没日付をもって、正五位に叙された[7]

出典

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  1. ^ a b c d e 『新訂 現代政治家人名事典 : 中央・地方の政治家4000人』515頁。
  2. ^ a b c d e 『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』253頁。
  3. ^ 2019年8月12日(月)”. 伊勢新聞 (2019年8月12日). 2023年9月27日閲覧。
  4. ^ 『平成元年7月23日執行 参議院議員通常選挙 選挙の記録』(三重県選挙管理委員会)120頁。
  5. ^ 「97年秋の叙勲受章者勲三等以上の一覧」『読売新聞』1997年11月3日朝刊
  6. ^ 三石久江氏死去 元参院議員:時事ドットコム”. 時事ドットコム (2023年9月27日). 2023年9月27日閲覧。
  7. ^ 『官報』第1097号10頁 令和5年10月7日

参考文献

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  • 『議会制度百年史 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
  • 『新訂 現代政治家人名事典 : 中央・地方の政治家4000人』日外アソシエーツ、2005年。