2023年大阪府議会議員選挙
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2023年大阪府議会議員選挙(2023ねんおおさかふぎかいぎいんせんきょ)は、大阪府における議決機関の一つである大阪府議会を構成する議員を全面改選するために行われる選挙である。第20回統一地方選挙の前半戦投票日である2023年4月9日に投票が行われた。
概要
[編集]大阪府議会の任期4年が満了したことに伴って実施の選挙。
大阪市住吉区(定数2→1)、堺市堺区(定数2→1)、堺市北区(定数2→1)、吹田市(定数4→3)、泉大津市、高石市及び泉北郡(定数2→1)、高槻市及び三島郡(定数4→3)、八尾市(定数3→2)、箕面市及び豊能郡(定数2→1)、東大阪市(定数5→4)がそれぞれ1減となった[1]。
定数79名に対し、128人が立候補。大正区・西成区選挙区、富田林市・大阪狭山市・南河内郡選挙区、大東市・四條畷市選挙区、和泉市選挙区(以上いずれも定数2)、西淀川区選挙区、貝塚市選挙区、泉佐野市・泉南郡選挙区、松原市選挙区、柏原市・藤井寺市選挙区、羽曳野市選挙区、泉南市・阪南市・泉南郡(以上いずれも定数1)の選挙区では立候補者が定数内のため無投票であった。
基礎データ
[編集]- 選挙事由:任期満了
- 選挙形態:地方議会議員選挙
- 告示日:2023年3月31日
- 投票日:2023年4月9日
- 投票率:47.74%
- 有権者数:5,920,111人
- 同日選挙
- 選挙区:53区
- 定数:79名(前回選より9減)
選挙結果
[編集]党派 | 候補者数 | 議席 | 内訳 | 得票 | ||||||||
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獲得 | 選挙前 | 増減 | 占有率 | 現職 | 元職 | 新人 | (女性) | 得票数 | 得票率 | |||
大阪維新の会 | 56 | 55 | 46 | 9 | 69.6% | 44 | 0 | 11 | 7 | 1,581,874 | 58.21% | |
公明党 | 14 | 14 | 15 | 1 | 17.7% | 10 | 0 | 4 | 4 | 277,541 | 10.21% | |
自由民主党 | 26 | 7 | 16 | 9 | 8.8% | 6 | 0 | 1 | 0 | 441,800 | 16.26% | |
日本共産党 | 14 | 1 | 2 | 1 | 1.2% | 1 | 0 | 0 | 1 | 185,730 | 6.83% | |
立憲民主党 | 2 | 1 | 1 | 1.2% | 1 | 0 | 0 | 1 | 44,978 | 1.66% | ||
社会民主党 | 1 | 0 | 0 | 0.0% | 0 | 0 | 0 | 0 | 13,322 | 0.49% | ||
無所属 | 15 | 1 | 3 | 2 | 1.2% | 1 | 0 | 0 | 0 | 172,313 | 6.34% | |
合計 | 128 | 79 | 83 | 100.0% | 63 | 0 | 16 | 13 | 2,717,558 | 100.00% | ||
白票・無効票(無効投票率) | 108,763 | 3.85% | ||||||||||
持ち帰りその他 | 106 | |||||||||||
投票者数(投票率) | 2,826,427 | 47.74% | ||||||||||
有権者数 | 5,920,111 |
大阪維新の会は圧倒的な強さを見せ、河内長野市を除く1人区で勝利したほか、枚方市・豊中市・東大阪市といった4人区で2議席を確保し、前回に続いて過半数を確保した。公明党は立候補者全員が当選したが定数減のあおりを受け1議席減らしている。自民党は前回勝利した1人区で全滅し、吹田市や高槻市・三島郡などの複数人区でも現職・新人が落選し、2011年府議選の13議席を下回る7議席に留まった。共産や立憲は議席消滅の可能性があったが[4]が、前者は吹田市、後者は辻元清美の地盤の高槻市・三島郡で獲得した。
当選した議員
[編集]大阪維新の会 公明党 自民党 共産党 立憲民主党 無所属
大阪市 | 北区 | 久谷眞敬 | 都島区 | 魚森豪太郎 | |||||
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福島区・此花区 | 橋本有人 | 中央区 | 坂上敏也 | ||||||
西区 | 横倉廉幸 | 港区 | 三田勝久 | ||||||
大正区・西成区[注釈 1] | 金城克典 | 川岡栄一 | 天王寺区・浪速区 | 和田賢治 | |||||
西淀川区[注釈 1] | 中川誠太 | 淀川区 | 山下昌彦 | 加治木一彦 | |||||
東淀川区 | 笹川理[維新 1] | 横道淳子 | 東成区 | 森田彩音 | |||||
生野区 | 角谷庄一 | 旭区 | 楠好美 | ||||||
城東区 | 紀田馨 | 鹿田松男 | 鶴見区 | 徳村聡 | |||||
阿倍野区 | 置田浩之 | 住之江区 | 永井公大 | ||||||
住吉区 | 河崎大樹 | 東住吉区 | 富田武彦 | ||||||
平野区 | 岩木均 | 藤村昌隆 | |||||||
堺市 | 堺区 | 中川覚仁 | 中区 | 奥村幸恵 | |||||
東区・美原区 | 中野稔子 | 西区 | 三橋弘幸 | ||||||
南区 | 西林克敏 | 北区 | 伊良原勉 | ||||||
岸和田市 | 前田将臣 | 垣見大志朗 | 豊中市 | 木下昌久 | 植田正裕 | 中井源樹 | 八重樫善幸 | ||
池田市 | 浦本知恵 | 吹田市 | 杉江友介 | 石川多枝 | 大竹泉 | ||||
泉大津・高石・泉北郡 | 大橋一功 | 高槻市・三島郡 | 市来隼 | 野々上愛 | 吉田忠則 | ||||
貝塚市[注釈 1] | 牛尾治朗 | 守口市 | 西田薫[辞職 1] | ||||||
枚方市 | 岩本優祐 | 山田健太[立民 1] | 大橋章夫 | 岡沢龍一 | 茨木市 | 大野幾子 | 占部走馬 | 中野剛 | |
八尾市 | 前田洋輔 | 堀川裕子 | 泉佐野・泉南郡[注釈 1] | 松浪武久[維新 2] | |||||
富田林・大阪狭山・南河内郡[注釈 1] | 鈴木憲 | 須田旭 | 寝屋川市 | 上田健二 | 肥後洋一朗 | ||||
河内長野市 | 西野修平[辞職 2] | 松原市[注釈 1] | 山本真吾 | ||||||
大東市・四條畷市[注釈 1] | 橋本和昌[維新 3][辞職 3] | 内海久子 | 和泉市[注釈 1] | 森和臣 | 杉本太平 | ||||
箕面市・豊能郡 | 堀江優 | 柏原市・藤井寺市[注釈 1] | 中谷恭典 | ||||||
羽曳野市[注釈 1] | 西元宗一 | 門真市 | 泰江征樹 | ||||||
摂津市 | 中川嘉彦[辞職 4] | 東大阪市 | 西野弘一 | 山下浩昭 | 広野瑞穂 | 由井聖太 | |||
泉南・阪南・泉南郡[注釈 1] | 土井達也[維新 4][辞職 5] | 交野市 | 美好かほる |
補欠選挙
[編集]年 | 月日 | 選挙区 | 当選者 | 当選政党 | 欠員 | 欠員政党 | 欠員事由 |
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2024年 | 7月28日 | 河内長野市選挙区 | 道端俊彦 | かわちながの未来プロジェクト[注釈 2] | 西野修平 | 自民党 | 河内長野市長選挙立候補による自動失職 |
9月22日 | 摂津市選挙区 | 森西正 | 無所属 | 中川嘉彦 | 大阪維新の会 | 摂津市長選挙立候補準備のため辞職 | |
10月27日 | 守口市選挙区 | 坂元正幸 | 大阪維新の会 | 西田薫 | 大阪維新の会 | 第50回衆議院議員総選挙立候補準備のため辞職 | |
泉南市・阪南市・ 泉南郡選挙区 |
渡辺秀綱 | 大阪維新の会 | 土井達也 | 南泉州地域の潜在能力を 最大限発揮する会[注釈 3] |
阪南市長選挙立候補準備のため辞職 |
守口市および泉南市・阪南市・泉南郡(岬町・田尻町)選挙区の補欠選挙では、2024年10月27日執行の第50回衆議院議員総選挙との便乗選挙となった[5]。
議員動静
[編集]- 議員辞職
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- 大阪維新の会関連
- 立憲民主党関連
- ^ 立憲民主党所属だが、党公認を得ず無所属で立候補。