牧島かれん
牧島 かれん まきしま かれん | |
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生年月日 | 1976年11月1日(48歳) |
出生地 | 日本 神奈川県 |
出身校 |
国際基督教大学教養学部社会科学科卒業 ジョージ・ワシントン大学ポリティカル・マネージメント大学院修了 国際基督教大学大学院行政学研究科博士後期課程修了 |
前職 | 横浜薬科大学客員教授 |
所属政党 | 自由民主党(麻生派) |
称号 | 博士(学術)(国際基督教大学・2008年) |
親族 | 父・牧島功(元神奈川県議会議員) |
公式サイト | [牧島かれん]公式サイト 衆議院議員 神奈川17区 |
内閣 |
第1次岸田内閣 第2次岸田内閣 |
在任期間 | 2021年10月4日 - 2022年8月10日 |
選挙区 | 神奈川17区 |
当選回数 | 5回 |
在任期間 | 2012年12月19日[1] - 現職 |
牧島 かれん (まきしま かれん、1976年〈昭和51年〉11月1日 - ) は、日本の政治家、政治学者。自由民主党所属の衆議院議員(5期)。
デジタル大臣(第2・3代)、内閣府特命担当大臣(規制改革)、自由民主党青年局長、内閣府大臣政務官を歴任した。
来歴
[編集]神奈川県横須賀市出身[2]。小学校から高等学校までの12年間、横須賀の自宅から横浜雙葉へ通学する。父親の牧島功は、小泉純也と小泉純一郎それぞれの衆議院議員秘書、横須賀市議会議員、神奈川県議会議員を務めたのち、1998年の第18回参議院議員通常選挙で神奈川県選挙区から、河野洋平を選挙対策本部長[3]に自由民主党公認で立候補するも落選となる。国際基督教大学3年時で父の落選にあたり政治学を志し、ジョージ・ワシントン大学大学院で政治学修士[3]を修める。留学中に、NHKワシントン支局でNHK-BSのドキュメンタリー番組のコーディネーターを務め、アメリカ同時多発テロに遭遇する。
帰国後は、桐蔭横浜大学と東京純心女子大学で指導するほかテレビ神奈川の番組「教育はてな?」やFMブルー湘南で情報番組のパーソナリティを務める。2008年に「レトリカル・リーダーシップとアメリカ大統領: 政治的コミュニケーションとその制度化」を著して国際基督教大学で博士(学術)[4]を修める。
早稲田大学公共政策研究所「河野洋平特別プロジェクト~戦後内閣の軌跡」の担当を機に、引退する河野洋平から神奈川17区の後継を指名される[3]。麻生太郎政権で政策スタッフを経験した[5]。
2009年の第45回衆議院議員総選挙で神奈川17区から立候補するも、安倍晋三の首相秘書官を務めた井上義行が無所属で立候補して[6][7][8][9]保守分裂選挙となり[10][11]、民主党新人の神山洋介に敗れ[5]て比例区でも復活せずに落選した。
2012年の第46回衆議院議員総選挙で再び神奈川17区から立候補[12]し、神山やみんなの党に入党した井上を破り初当選した[13]。
2014年の第47回衆議院議員総選挙で再選。
2016年4月14日、16日に熊本県で発生した熊本地震の現地対策本部長[14]を、酒井庸行内閣府大臣政務官に代わり5月2日から5月8日まで務めた[15]。
2017年の第48回衆議院議員総選挙で3選。
2020年9月に、菅義偉自民党総裁から女性として初めて自由民主党青年局長に起用される。
2021年10月4日、岸田内閣でデジタル大臣、内閣府特命担当大臣(規制改革)、行政改革担当大臣として初入閣[16]。2021年10月7日、過去にNTTから1人5万円の高額接待を受けていたと週刊誌で報道される[17]。
2021年10月31日、第49回衆議院議員総選挙で4選。
2024年10月27日、第50回衆議院議員総選挙では立憲民主党新人の佐々木奈保美に迫られるも5選[18]。
人物
[編集]わな猟の狩猟免許を取得し、神奈川県猟友会小田原支部に所属している[19]。
自民党の通称「ジビエ議連」に所属し「永田町のハイジ」というあだ名があるという報道がある[20]。
略歴
[編集]- 横浜雙葉高等学校卒業、国際基督教大学教養学部社会科学科卒業
- 2001年、米国ジョージワシントン大学ポリティカル・マネージメント大学院修了(修士)
- 2001年、米国イェール大学ウィメンズキャンペーンスクール修了
- 2002年、桐蔭横浜大学助手
- 2002年、東京純心女子大学講師
- 2008年、国際基督教大学大学院行政学研究科博士後期課程修了、博士(学術)
- 2008年、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科非常勤講師
- 2008年9月、衆議院議長河野洋平から神奈川17区後継指名
- 2009年8月、第45回衆議院議員総選挙神奈川17区で落選
- 横浜薬科大学客員教授[12]
- 2012年12月、第46回衆議院議員総選挙神奈川17区で[12]初当選[13]
- 2014年12月、第47回衆議院議員総選挙神奈川17区で再選
- 2015年10月、内閣府大臣政務官
- 2016年5月、熊本地震現地対策本部長[14]
- 2017年10月、第48回衆議院議員総選挙で3選
- 2020年9月、自由民主党青年局長 女性初[21]
- 2021年10月、第49回衆議院議員総選挙で4選
- 2024年10月、第50回衆議院議員総選挙で5選
政策
[編集]- アベノミクスを評価する[22]。
- 消費増税の先送りをどちらかと言えば評価する[22]。
- 安全保障関連法の成立を評価する[22]。
- 北朝鮮問題への取り組みをどちらかと言えば評価する[22]。
- 共謀罪法をどちらかと言えば評価する[22]。
- 原子力規制委員会の審査に合格した原子力発電所は運転を再開すべきだ[22]。
- 将来も原子力発電は電力源のひとつとして保つべきだ[22]。
- ひとり親家庭やDINKSなど家族の形は多様でよい[22]。
- 憲法改正に賛成。改正すべき項目に、戦争放棄と自衛隊・緊急事態条項・国民の権利と義務を挙げる[22]。
- 選択的夫婦別姓制度に賛成[23]。
- 同性婚を法律に明記することに賛成[23]。
所属団体・議員連盟
[編集]著作
[編集]選挙歴
[編集]当落 | 選挙 | 執行日 | 年齢 | 選挙区 | 政党 | 得票数 | 得票率 | 定数 | 得票順位 /候補者数 |
政党内比例順位 /政党当選者数 |
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落 | 第45回衆議院議員総選挙 | 2009年 8月30日 | 32 | 神奈川県第17区 | 自由民主党 | 10万5806票 | 36.18% | 1 | 2/4 | 1/6 |
当 | 第46回衆議院議員総選挙 | 2012年12月16日 | 36 | 神奈川県第17区 | 自由民主党 | 9万8019票 | 38.76% | 1 | 1/5 | / |
当 | 第47回衆議院議員総選挙 | 2014年12月14日 | 38 | 神奈川県第17区 | 自由民主党 | 11万8537票 | 53.42% | 1 | 1/3 | / |
当 | 第48回衆議院議員総選挙 | 2017年10月22日 | 40 | 神奈川県第17区 | 自由民主党 | 11万7003票 | 51.27% | 1 | 1/3 | / |
当 | 第49回衆議院議員総選挙 | 2021年10月31日 | 45 | 神奈川県第17区 | 自由民主党 | 13万1284票 | 55.32% | 1 | 1/3 | / |
当 | 第50回衆議院議員総選挙 | 2024年10月27日 | 47 | 神奈川県第17区 | 自由民主党 | 11万5235票 | 50.92% | 1 | 1/2 | / |
脚注
[編集]- ^ 「神奈川県選挙管理委員会告示第119号」『神奈川県公報』神奈川県政策局政策部政策法務課、2012年12月19日、2面。
- ^ “国会議員情報:牧島 かれん(まきしま かれん):時事ドットコム”. 時事ドットコム. 2024年10月26日閲覧。
- ^ a b c 阿部重夫 (2008年9月22日). “河野洋平の“後継者”牧島かれんとは――地盤継承の新しいカタチ”. FACTA. 2008年9月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年12月27日閲覧。
- ^ “レトリカル・リーダーシップとアメリカ大統領 : 政治的コミュニケーションとその制度化 牧島かれん”. 国立国会図書館. 2012年8月15日閲覧。
- ^ a b “湯河原中出身、国政へ”. タウンニュース (2009年9月11日). 2010年12月27日閲覧。
- ^ “次期衆院選、安倍×河野の代理戦争に?神奈川17区 河野神通力に衰え?落下傘の牧島氏に不満も”. ZAKZAK (2009年1月9日). 2009年1月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年12月27日閲覧。
- ^ “新人4氏での争い”. タウンニュース (2009年8月1日). 2010年12月27日閲覧。
- ^ “神奈川17区で公開討論会 河野氏引退で激戦予想”. 産経新聞 (2009年7月24日). 2010年12月27日閲覧。
- ^ “神奈川17区 揺れる「河野王国」 新人同士が激戦”. 産経新聞 (2009年8月25日). 2010年12月27日閲覧。
- ^ “安倍氏の首相秘書官が出馬へ 神奈川17区”. 日本テレビ放送網 (2009年1月8日). 2010年12月27日閲覧。
- ^ “衆院17区 100年続いた『王国』の票動向 河野支持者 誰に『一票』?”. 東京新聞 (2009年8月16日). 2010年12月27日閲覧。
- ^ a b c “衆小17選告示第3号” (PDF). 神奈川県公報 (号外89). (2012年12月6日) 2012年12月18日閲覧。
- ^ a b “第46回衆議院議員総選挙 投・開票速報 衆議院小選挙区選出議員選挙”. 神奈川県選挙管理委員会. 2012年12月18日閲覧。
- ^ a b “熊本地震の現地対策本部長に牧島氏”. 日本経済新聞 (2016年5月2日). 2024年10月26日閲覧。
- ^ “現地対策本部に松本氏復帰=熊本地震:時事ドットコム”. archive.md (2016年5月8日). 2024年10月26日閲覧。
- ^ ““永田町のハイジ”牧島かれんデジタル大臣が本格デビュー「わなを設置して待つのではなく、自ら山の中に入っていく」|FNNプライムオンライン”. FNNプライムオンライン (2021年10月6日). 2024年10月26日閲覧。
- ^ “牧島かれんデジタル相、就任前2回のNTT幹部からの接待を公表 「議員として政治活動」:東京新聞 TOKYO Web”. 東京新聞 TOKYO Web. 2024年10月26日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “衆議院選挙 神奈川17区 牧島かれん氏(自民・前)当選|NHK 神奈川県のニュース”. NHK NEWS WEB. 2024年11月8日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “実は凄腕ハンター!のジビエランチ | 永田町・霞が関のサラめし”. NHK政治マガジン. 2024年11月8日閲覧。
- ^ “「永田町のハイジ」牧島氏、デジタル・行政改革に「自ら山の中へ」”. 朝日新聞. (2021年10月5日) 2021年10月5日閲覧。
- ^ “青年局長に牧島氏、初の女性 自民:時事ドットコム”. 時事ドットコム. 2020年9月30日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2017衆院選:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2024年11月8日閲覧。
- ^ a b “2021年衆院選候補者アンケート”. ニュースZERO. 2021年10月20日閲覧。
- ^ “自民党たばこ議員連盟臨時総会(出席者)”. 2018年4月11日閲覧。
- ^ 俵義文、日本会議の全貌、花伝社、2016年
外部リンク
[編集]- [牧島かれん]公式サイト 衆議院議員 神奈川17区
- 牧島かれん (@makishimakaren) - X(旧Twitter)
- 牧島かれん - Ameba Blog
- 牧島かれん (makishimakaren) - Facebook
- 牧島かれん - YouTubeチャンネル
- 牧島かれん (@karen.makishima) - Instagram
公職 | ||
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先代 平井卓也 |
デジタル大臣 第2・3代:2021年- 2022年 |
次代 河野太郎 |
先代 河野太郎 |
特命担当大臣(規制改革) 第24・25代:2021年 - 2022年 |
次代 岡田直樹 |
先代 越智隆雄 松本洋平 小泉進次郎 大塚拓 岩井茂樹 鈴木馨祐 福山守 石川博崇 |
内閣府大臣政務官 酒井庸行 高木宏壽 古賀篤 田所嘉徳 豊田真由子 星野剛士 津島淳 白石徹 藤丸敏と共同 2015年 - 2016年 |
次代 武村展英 豊田俊郎 務台俊介 島田三郎 井野俊郎 田野瀬太道 井原巧 根本幸典 井林辰憲 宮澤博行 |
党職 | ||
先代 小林史明 |
自由民主党青年局長 2020年 -2021年 |
次代 小倉將信 |