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比例中国ブロック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本の旗 比例中国ブロック
行政区域 鳥取県島根県岡山県広島県山口県
設置年 1994年
定数 10人
(2022年12月28日現在)
有権者数 5,974,580人
総務省・2023年9月1日)
政党別当選者数 自由民主党5人
立憲民主党3人
公明党1人
国民民主党1人
テンプレートを表示

比例中国ブロック(ひれいちゅうごくブロック)は、日本衆議院比例代表ブロック。

概要

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地域内の5県(鳥取県島根県岡山県広島県山口県)すべてにおいて保守王国とされる小選挙区が多く、自由民主党が非常に強い地域である。そのため、自民党においては重複立候補をしている候補が小選挙区で当選し比例名簿から消えるため、下位の単独比例で出馬している候補が多く当選しやすい地域となっている。特に第46回衆議院選挙以降は、毎回11人の当選枠に対して自民党の小選挙区で落選した比例復活する候補が1人~2人に加え、3人~4人程度の下位での比例単独出馬議員が当選していた。

地域

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選出議員

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ドント方式による議席割り当て順に表示。

選挙回 第41回 第42回 第43回 第44回 第45回 第46回 第47回 第48回 第49回 第50回
1996年 2000年 2003年 2005年 2009年 2012年 2014年 2017年 2021年 2024年
#1 能勢和子
自由民主党
宮澤喜一
(自由民主党)
亀井久興
(自由民主党)
阿部俊子
(自由民主党)
湯原俊二
(民主党)
小島敏文
(自由民主党)
阿部俊子
(自由民主党)
小島敏文
(自由民主党)
石橋林太郎
(自由民主党)
新谷正義
(自由民主党)
#2 斉藤鉄夫
新進党
山内功
民主党
山内功
(民主党)
平岡秀夫
→和田隆志
(民主党)
阿部俊子
(自由民主党)
中丸啓
日本維新の会
小島敏文
(自由民主党)
杉田水脈
(自由民主党)
小島敏文
(自由民主党)
平岡秀夫
(立憲民主党)
#3 櫻内義雄
(自由民主党)
林義郎
(自由民主党)
河井克行
(自由民主党)
加藤勝信
(自由民主党)
高井崇志
(民主党)
阿部俊子
(自由民主党)
柚木道義
(民主党)
亀井亜紀子
立憲民主党
柚木道義
立憲民主党
平沼正二郎
(自由民主党)
#4 林義郎
(自由民主党)
斉藤鉄夫
公明党
斉藤鉄夫
(公明党)
斉藤鉄夫
(公明党)
村田吉隆
(自由民主党)
柚木道義
(民主党)
斉藤鉄夫
(公明党)
柚木道義
希望の党
阿部俊子
(自由民主党)
平林晃
(公明党)
#5 石橋大吉
民主党
平林鴻三
(自由民主党)
津村啓介
(民主党)
三谷光男
(民主党)
菅川洋
(民主党)
斉藤鉄夫
(公明党)
新谷正義
(自由民主党)
斉藤鉄夫
(公明党)
平林晃
(公明党)
石橋林太郎
(自由民主党)
#6 桝屋敬悟
(新進党)
山田敏雅
→中桐伸五
(民主党)
加藤勝信
(自由民主党)
増原義剛
(自由民主党)
斉藤鉄夫
(公明党)
吉野正芳
(自由民主党)
高井崇志
維新の党
池田道孝
(自由民主党)
髙階恵美子
(自由民主党)
福田玄
国民民主党)
#7 谷川和穂
(自由民主党)
金子哲夫
(社会民主党)
佐藤公治
(民主党)
松本大輔
(民主党)
河井克行
(自由民主党)
坂元大輔
(日本維新の会)
池田道孝
(自由民主党)
古田圭一
(自由民主党)
湯原俊二
(立憲民主党)
津村啓介
(立憲民主党)
#8 正森成二
中林佳子
日本共産党
中林佳子
(日本共産党)
能勢和子
(自由民主党)
萩原誠司
(自由民主党)
花咲宏基
(民主党)
上杉光弘
(自由民主党)
大平喜信
(日本共産党)
高井崇志
(立憲民主党)
空本誠喜
日本維新の会
吉田真次
(自由民主党)
#9 平林鴻三
(自由民主党)
谷川和穂
(自由民主党)
桝屋敬悟
(公明党)
亀井久興
国民新党
中川秀直
(自由民主党)
津村啓介
(民主党)
津村啓介
(民主党)
津村啓介
(希望の党)
杉田水脈
(自由民主党)
寺田稔
(自由民主党)
#10 加藤六月
(新進党)
佐藤公治
自由党
和田隆志
(民主党)
桝屋敬悟
(公明党)
高邑勉
三浦昇
(民主党)
桝屋敬悟
(公明党)
桝屋敬悟
(公明党)
三浦靖
畦元将吾
(自由民主党)
畦元将吾
(自由民主党)
東克哉
(立憲民主党)
#11 桧田仁
(自由民主党)
桝屋敬悟
(公明党)
佐藤信二
(自由民主党)
橋本岳
(自由民主党)
小室寿明
(民主党)
池田道孝
(自由民主党)
古田圭一
(自由民主党)
桝屋敬悟
(公明党)
日下正喜
(公明党)
#12 秋葉忠利
知久馬二三子
社会民主党
#13 中桐伸五
(民主党)

選挙結果

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第50回(2024年)

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政党 除数 議員名 名簿
順位
重複立候補 惜敗率
1 自由民主党 1 新谷正義 1 なし
2 立憲民主党 1 平岡秀夫 1 山口2区 98.3%
3 自由民主党 2 平沼正二郎 2 なし
4 公明党 1 平林晃 1 なし
5 自由民主党 3 石橋林太郎 3 なし
6 国民民主党 1 福田玄 1 広島2区 74.8%
7 立憲民主党 2 津村啓介 1 岡山2区 96.2%
8 自由民主党 4 吉田真次 4 なし
9 自由民主党 5 寺田稔 5 広島4区 97.8%
10 立憲民主党 3 東克哉 1 広島3区 83.0%
  • この選挙より定数1名削減。
次点者
政党 候補者名 名簿
順位
重複立候補 惜敗率 備考
自由民主党 高階恵美子 5 島根1区 86.0%
立憲民主党 原田謙介 1 岡山1区 76.1%
公明党 日下正喜 2 なし
国民民主党 佐々木雄司 1 岡山1区 32.7%

第49回(2021年)

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政党 除数 議員名 名簿
順位
重複立候補 惜敗率
1 自由民主党 1 石橋林太郎 1 なし
2 自由民主党 2 小島敏文 2 広島6区 94.4%
3 立憲民主党 1 柚木道義 1 岡山4区 94.1%
4 自由民主党 3 阿部俊子 2 岡山3区 80.0%
5 公明党 1 平林晃 1 なし
6 自由民主党 4 髙階恵美子 18 なし
7 立憲民主党 2 湯原俊二 1 鳥取2区 85.2%
8 日本維新の会 1 空本誠喜 1 広島4区 37.0%
9 自由民主党 5 杉田水脈 19 なし
10 自由民主党 6 畦元将吾 20 なし
11 公明党 2 日下正喜 2 なし

第48回(2017年)

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政党 除数 議員名 名簿
順位
重複立候補 惜敗率
1 自由民主党 1 小島敏文 1 広島6区 80.8%
2 自由民主党 2 杉田水脈 17 なし
3 立憲民主党 1 亀井亜紀子 1 島根1区 68.3%
4 希望の党 1 柚木道義 1 岡山4区 77.5%
5 公明党 1 斉藤鉄夫 1 なし
6 自由民主党 3 池田道孝 18 なし
7 自由民主党 4 古田圭一 19 なし
8 立憲民主党 2 高井崇志 1 岡山1区 65.0%
9 希望の党 2 津村啓介 1 岡山2区 74.6%
10 自由民主党 5 三浦靖 20 なし
畦元将吾 21 なし
11 公明党 2 桝屋敬悟 2 なし

第47回(2014年)

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政党 除数 議員名 名簿
順位
重複立候補 惜敗率
1 自由民主党 1 阿部俊子 1 岡山3区 78.06%
2 自由民主党 2 小島敏文 1 広島6区 72.97%
3 民主党 1 柚木道義 1 岡山4区 82.62%
4 公明党 1 斉藤鉄夫 1 なし
5 自由民主党 3 新谷正義 20 なし
6 維新の党 1 高井崇志 1 岡山1区 62.33%
7 自由民主党 4 池田道孝 21 なし
8 日本共産党 1 大平喜信 1 なし
9 民主党 2 津村啓介 1 岡山2区 79.72%
10 公明党 2 桝屋敬悟 2 なし
11 自由民主党 5 古田圭一 22 なし

第46回(2012年)

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政党 除数 議員名 名簿
順位
重複立候補 惜敗率
1 自由民主党 1 小島敏文 1 広島6区 86.46%
2 日本維新の会 1 中丸啓 1 広島3区 42.04%
3 自由民主党 2 阿部俊子 1 岡山3区 73.20%
4 民主党 1 柚木道義 1 岡山4区 70.53%
5 公明党 1 斉藤鉄夫 1 なし
6 自由民主党 3 吉野正芳 19 なし
7 日本維新の会 2 坂元大輔 1 広島7区 41.63%
8 自由民主党 4 上杉光弘 20 なし
9 民主党 2 津村啓介 1 岡山2区 70.16%
10 公明党 2 桝屋敬悟 2 なし
11 自由民主党 5 池田道孝 21 なし

第45回(2009年)

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政党 除数 議員名 名簿
順位
重複立候補 惜敗率
1 民主党 1 湯原俊二 1 鳥取2区 99.2%
2 自由民主党 1 阿部俊子 1 岡山3区 54.8%
3 民主党 2 高井崇志 1 岡山1区 96.3%
4 自由民主党 2 村田吉隆 2 なし
5 民主党 3 菅川洋 1 広島1区 91.7%
6 公明党 1 斉藤鉄夫 1 なし
7 自由民主党 3 河井克行 3 なし
8 民主党 4 花咲宏基 1 岡山5区 85.4%
9 自由民主党 4 中川秀直 4 広島4区 94.9%
10 民主党 5 高邑勉 1 山口1区 66.3%
三浦昇 1 山口3区 63.7%
11 民主党 6 小室寿明 1 島根1区 65.8%
  • 高邑勉の山口県知事選挙選挙立候補(落選)に伴う議員辞職により、三浦昇が繰り上げ当選[1](2012年7月13日)。

第44回(2005年)

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政党 除数 議員名 名簿
順位
重複立候補 惜敗率
1 自由民主党 1 阿部俊子 1 岡山3区 59.3%
2 民主党 1 平岡秀夫 1 山口2区 99.4%
和田隆志 1 広島7区 84.9%
3 自由民主党 2 加藤勝信 2 なし
4 公明党 1 斉藤鉄夫 1 なし
5 民主党 2 三谷光男 1 広島5区 93.5%
6 自由民主党 3 増原義剛 3 なし
7 民主党 3 松本大輔 1 広島2区 99.2%
8 自由民主党 4 萩原誠司 4 岡山2区 97.4%
9 国民新党 1 亀井久興 1 島根2区 56.7%
10 公明党 2 桝屋敬悟 2 なし
11 自由民主党 5 橋本岳 4 岡山4区 94.1%
  • 平岡秀夫の山口2区補欠選挙立候補(当選)に伴う失職により、和田隆志が繰り上げ当選(2008年4月23日)。

第43回(2003年)

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政党 除数 議員名 名簿
順位
重複立候補 惜敗率
1 自由民主党 1 亀井久興 1 なし
2 民主党 1 山内功 1 鳥取2区 97.1%
3 自由民主党 2 河井克行 2 なし
4 公明党 1 斉藤鉄夫 1 なし
5 民主党 2 津村啓介 1 岡山2区 87.9%
6 自由民主党 3 加藤勝信 3 なし
7 民主党 3 佐藤公治 1 広島6区 85.5%
8 自由民主党 4 能勢和子 4 なし
9 公明党 2 桝屋敬悟 2 なし
10 民主党 4 和田隆志 4 広島7区 80.9%
11 自由民主党 5 佐藤信二 5 山口2区 83.0%

第42回(2000年)

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政党 除数 議員名 名簿
順位
重複立候補 惜敗率
1 自由民主党 1 宮澤喜一 1 なし
2 民主党 1 山内功 1 鳥取2区 84.0%
3 自由民主党 2 林義郎 2 なし
4 公明党 1 斉藤鉄夫 1 なし
5 自由民主党 3 平林鴻三 3 なし
6 民主党 2 山田敏雅 1 広島7区 61.0%
中桐伸五 1 岡山2区 58.7%
7 社会民主党 1 金子哲夫 1 広島3区 44.4%
8 日本共産党 1 中林佳子 1 なし
9 自由民主党 4 谷川和穂 4 なし
10 自由党 1 佐藤公治 1 広島6区 58.4%
11 公明党 2 桝屋敬悟 2 なし
  • この選挙より定数2名削減。
  • 山田敏雅の福山市長選挙立候補(落選)に伴う議員失職により、中桐伸五が繰り上げ当選(2003年8月6日)。

第41回(1996年)

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政党 除数 議員名 名簿
順位
重複立候補 惜敗率
1 自由民主党 1 能勢和子 1 なし
2 新進党 1 斉藤鉄夫 1 なし
3 自由民主党 2 桜内義雄 2 なし
4 自由民主党 3 林義郎 3 なし
5 民主党 1 石橋大吉 1 島根1区 62.8%
6 新進党 2 桝屋敬悟 2 なし
7 自由民主党 4 谷川和穂 4 なし
8 日本共産党 1 正森成二 1 なし
中林佳子 2 島根1区 29.0%
9 自由民主党 5 平林鴻三 5 なし
10 新進党 3 加藤六月 3 岡山4区 37.1%
11 自由民主党 6 桧田仁 6 広島2区 89.8%
12 社会民主党 1 秋葉忠利 1 広島2区 70.9%
知久馬二三子 1 鳥取1区 30.3%
13 民主党 2 中桐伸五 1 岡山2区 58.2%
  • 正森成二の議員辞職により、中林佳子が繰り上げ当選(1997年11月)。
  • 秋葉忠利の広島市長選挙立候補(当選)に伴う議員辞職により、知久馬二三子が繰り上げ当選(1999年1月)。

政党別当選者数推移

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自民党 新進党 民主党
[注 1]
立憲
民主党
[注 2]
国民
民主党
公明党 共産党 社民党 自由党 国民新党 維新
[注 3]
希望の党 合計
41 1996年 6 3 2 1 1 13
42 2000年 4 2 2 1 1 1 11
43 2003年 5 4 2 0 0 11
44 2005年 5 3 2 0 0 1 11
45 2009年 4 6 1 0 0 0 11
46 2012年 5 2 2 0 0 2 11
47 2014年 5 2 2 1 0 1 11
48 2017年 5 2 2 0 0 0 2 11
49 2021年 6 2 0 2 0 0 1 11
50 2024年 5 3 1 1 0 0 0 10

注:-は立候補しなかった場合(政党等が存在しない場合も含む)、0は立候補したが当選者がいなかった場合をさす。当選者が1度も出ていない政党等は省略。

政党の得票数

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第41回 - 第43回

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自民党 新進党 民主党
[注 1]
共産党 社民党 新党
さきがけ
新社会党 公明党 自由党 自由連合
41 1996年 1,578,140 883,319 464,197 356,108 234,642 43,772 125,824
42 2000年 1,364,938 831,747 341,851 353,973 587,603 340,358 15,164
43 2003年 1,388,768 1,254,880 234,359 176,942 657,311

第44回 - 第46回

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自民党 民主党
[注 1]
公明党 国民新党 共産党 社民党 幸福
実現党
日本
維新の会
みんな
の党
日本
未来の党
44 2005年 1,537,080 1,196,971 658,702 330,546 247,073 215,636
45 2009年 1,388,451 1,704,242 555,552 208,208 244,761 156,291 32,319
46 2012年 1,210,400 570,764 493,800 174,648 68,653 14,383 622,226 209,627 141,360

第47回 - 第49回

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自民党 民主党
[注 1]
公明党 維新
[注 4]
共産党 次世代
の党
社民党 幸福
実現党
立憲
民主党
[注 2]
希望の党 国民
民主党
れいわ
新選組
NHK党
47 2014年 1,183,903 529,819 516,892 394,306 285,224 109,016 65,349 18,015
48 2017年 1,249,073 476,270 151,221 199,152 44,240 20,701 533,050 514,191
49 2021年[2] 1,352,723 436,220 286,302 173,117 52,638 573,324.356 113,898.513 94,446 36,758

第50回以降

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自民党 立憲
民主党

[注 2]
公明党 国民
民主党
日本
維新の会
れいわ
新選組
共産党 参政党 社民党
50 2024年 1,056,320 572,598 354,291 307,681 187,517 173,622 149,218 88,358 53,620

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ a b c d 41回と42-47回の民主党は党名や法規上は同一政党だが厳密には異なる(41回は民主党 (日本 1996-1998)、42-47回は民主党 (日本 1998-2016))。
  2. ^ a b c 48回と49回以降の立憲民主党は党名は同一だが法規上は異なる(48回は立憲民主党 (日本 2017)、49回以降は立憲民主党 (日本 2020))。
  3. ^ 46回の維新は日本維新の会 (2012-2014)、47回の維新は維新の党、48回以降の維新は日本維新の会 (2016-)。代表者が共通するため同列に記載。
  4. ^ 47回の維新は維新の党、48回以降の維新は日本維新の会 (2016-)。代表者が共通するため同列に記載。

出典

[編集]
  1. ^ “三浦氏が繰り上げ当選=衆院比例”. 時事ドットコム (時事通信社). (2012年7月13日). http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2012071300059 2012年7月14日閲覧。 
  2. ^ 総務省自治行政局選挙部 (2021年11月9日). “衆議院議員総選挙・最高裁判所裁判官国民審査結果調”. 総務省. 2021年11月22日閲覧。

関連項目

[編集]