江藤拓
江藤 拓 えとう たく | |
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生年月日 | 1960年7月1日(64歳) |
出生地 | 日本 宮崎県東臼杵郡門川町 |
出身校 | 成城大学経済学部経済学科 |
前職 | 江藤隆美総務庁長官政務担当秘書官 |
所属政党 |
(自由民主党(亀井派)→) (無所属→) 自由民主党(無派閥) |
称号 |
経済学士(成城大学・1985年) 国会議員政策担当秘書 |
親族 | 父・江藤隆美(第16代総務庁長官) |
公式サイト | 衆議院議員|江藤拓 | 公式サイト |
第63・71代 農林水産大臣 | |
内閣 |
第4次安倍第2次改造内閣 第2次石破内閣 |
在任期間 |
2019年9月11日 - 2020年9月16日 2024年11月11日 - 現職 |
内閣 | 第4次安倍第1次改造内閣 |
在任期間 | 2018年10月2日 - 2019年9月11日 |
選挙区 | 宮崎2区 |
当選回数 | 8回 |
在任期間 | 2003年11月10日 - 現職 |
江藤 拓(えとう たく、1960年〈昭和35年〉7月1日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の衆議院議員(8期)、農林水産大臣(第71代)。
農林水産大臣(第63代)、内閣総理大臣補佐官(第4次安倍第1次改造内閣)、農林水産副大臣(第2次安倍内閣)、農林水産大臣政務官(福田康夫改造内閣・麻生内閣)、衆議院災害対策特別委員長、同北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員長、同農林水産委員長、自由民主党成長産業化委員会委員長、同鳥インフルエンザ対策本部本部長、同農林部会長などを歴任[1]。
来歴
[編集]宮崎県門川町出身(現住所は日向市亀崎東[2])。父は、建設大臣、運輸大臣、総務庁長官を歴任した元衆議院議員の江藤隆美。
宮崎県立宮崎西高等学校を経て、1985年に成城大学経済学部経済学科を卒業。ハーバード大学国際問題研究所客員研究員、江藤隆美秘書などを経て、2003年の第43回衆議院議員総選挙に、父の地盤を引き継いで宮崎2区から無所属で立候補し、初当選。当選後の追加公認で自由民主党に入党、亀井派に所属する[要出典]。
2005年7月5日の郵政民営化法案の衆議院本会議採決で反対票を投じたため、同年9月11日の第44回衆議院議員総選挙では自民党の公認を得られず、無所属で宮崎2区から出馬。自民党公認候補の上杉光弘らを破って再選されたが、当選後の特別国会に再提出された郵政法案の採決では、一転して賛成票を投じた。その後、同年10月28日に党紀委員会からの離党勧告を受け、自民党を離党した。
2006年11月27日、自民党に復党届と誓約書を提出。同年12月4日に党紀委員会で復党が認められ、自民党に復帰した(郵政造反組復党問題)。復党後は無派閥となっていたが、2007年10月に、かつて所属していた亀井派の流れを汲む伊吹派に再入会した[要出典]。
2008年8月、福田康夫改造内閣において農林水産大臣政務官に就任。
2009年8月30日の第45回衆議院議員総選挙に自民党から出馬し3選。公明党の推薦も受けた[3]。
2010年6月、所属していた伊吹派を再び退会した[4]。以降は無派閥で活動している。
2012年12月16日の第46回衆議院議員総選挙で4選。同月発足した第2次安倍内閣において農林水産副大臣に就任。
2017年10月22日の第48回衆議院議員総選挙で6選[5]。
2018年10月2日に第4次安倍改造内閣にて、内閣総理大臣補佐官(ふるさとづくりの推進及び農林水産物の輸出振興担当)に任命された[6]。
2019年9月11日に第4次安倍第2次改造内閣にて、農林水産大臣に任命され、初入閣。
2021年10月31日の第49回衆議院議員総選挙で7選。
2024年9月12日、自民党総裁選挙が告示され、旧岸田派からは林芳正と上川陽子の2人が立候補した。江藤は林の選対責任者を務めるとともに推薦人に名を連ねた[7][8]。9月27日総裁選執行。1回目の投票では林芳正に投じた[9]。得票数1位の高市早苗と2位の石破茂が進んだ決選投票では高市に投じた[9]。
2024年10月27日の第50回衆議院議員総選挙で8選[10]。同年11月11日に第2次石破内閣にて農林水産大臣に任命され、2度目の入閣を果たした[11]。
政策・主張
[編集]- 慰安婦問題に関して、歴史事実委員会が2007年6月14日に出した意見広告「THE FACTS」に賛同者として名を連ねた[12]。しかし、第47回衆議院議員総選挙の際に行われた新聞社によるアンケートでは、村山談話と河野談話について見直すべきではないとしている。
- たばこ税の増税に反対[13]。
- 選択的夫婦別姓制度の導入に反対[14]。
宮崎県で流行した口蹄疫問題への対応
[編集]2010年4月に発生した宮崎県の口蹄疫問題について、5月11日の衆議院農林水産委員会において、「民主党に現場の本当の苦しみをわかってほしい」「地元では赤松農相の解任を求める声が上がっているが、今は一丸となって取り組むべきだ」と述べた[15][16][17]。
不祥事・問題発言
[編集]- 2014年、江藤が支部長を務める自民党支部が、支援者にカレンダー約2万部を無料で配っていたことが報じられた[18]。公職選挙法は、政治家が選挙区内の人へ現金や物品などの「財産上の利益」を贈る「寄付」を禁じている[18]。
- 2016年11月、2017年12月、2018年12月に東京都千代田区のホテルで開かれた政治資金パーティーで、いずれも宮崎県庁東京事務所の職員が業務の一部を担っていたことが、2019年11月に発覚した[19]。
- 2019年9月21日の参院農林水産委員会において、2018年9月以降感染拡大が続く豚熱(豚コレラ)をめぐり、「そもそも、神様が悪い」と発言した。野党議員から「終息が見通せない中、責任回避にも聞こえる」と指摘を受けたことから、江藤はすぐに発言を撤回し、議事録からも削除した[20]。
人物
[編集]- 農林水産大臣就任直後、農林水産省広報室に「農水省のホームページを若いのが見るか?」「YouTuberとか流行っているだろ。あれをやれ」「面白ければなんでもいい」「そんなことまでやっちゃっていいの? ということに挑戦しろ」と発破をかけ、これが農水省公式YouTubeチャンネル「BUZZ MAFF」の立ち上げのきっかけとなった。動画内で自身がいじられることも許容したという[21]。
- 新型コロナウイルス感染拡大をうけマスクを着用して公務にいそしんでいるが、奈良県のブランド木材「吉野ヒノキ」で作った木製マスクを着けて登場した。同県が地元の高市早苗総務大臣から贈られたという[22]。
- 子供のころの夢は消防士、大人になってからはすし職人になりたかったという[23]。
- 趣味は釣り[24]。
- 空手は三段の腕前[25]。
- 党農林部会長代理、農林水産大臣政務官、党農林部会長(影の内閣 農林大臣)、農林水産副大臣、農林水産大臣と農林水産行政に精通している生粋の農林水産族議員である。
所属団体・議員連盟
[編集]- 自民党たばこ議員連盟[26]
- 創生「日本」(副幹事長)
- 日本会議国会議員懇談会(幹事)
- 神道政治連盟国会議員懇談会
- TPP交渉における国益を守り抜く会(会長)
- 真の人権擁護を考える懇談会
- 平和を願い真の国益を考え靖国神社参拝を支持する若手国会議員の会
- 価値観外交を推進する議員の会
- 天皇陛下御即位二十年奉祝国会議員連盟(事務局次長)
- 北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟
- 高速道路建設推進議員連盟
- トラック輸送振興議員連盟
選挙
[編集]当落 | 選挙 | 執行日 | 年齢 | 選挙区 | 政党 | 得票数 | 得票率 | 定数 | 得票順位 /候補者数 |
政党内比例順位 /政党当選者数 |
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当 | 第43回衆議院議員総選挙 | 2003年11月 9日 | 43 | 宮崎県第2区 | 無所属 | 8万8540票 | 43.63% | 1 | 1/4 | / |
当 | 第44回衆議院議員総選挙 | 2005年 9月11日 | 45 | 宮崎県第2区 | 無所属 | 10万1809票 | 47.23% | 1 | 1/3 | / |
当 | 第45回衆議院議員総選挙 | 2009年 8月30日 | 49 | 宮崎県第2区 | 自由民主党 | 12万567票 | 56.89% | 1 | 1/4 | / |
当 | 第46回衆議院議員総選挙 | 2012年12月16日 | 52 | 宮崎県第2区 | 自由民主党 | 11万3432票 | 68.31% | 1 | 1/3 | / |
当 | 第47回衆議院議員総選挙 | 2014年12月14日 | 54 | 宮崎県第2区 | 自由民主党 | 11万1850票 | 78.39% | 1 | 1/2 | / |
当 | 第48回衆議院議員総選挙 | 2017年10月22日 | 57 | 宮崎県第2区 | 自由民主党 | 9万8170票 | 69.74% | 1 | 1/3 | / |
当 | 第49回衆議院議員総選挙 | 2021年10月31日 | 61 | 宮崎県2区 | 自由民主党 | 9万4156票 | 62.20% | 1 | 1/2 | / |
当 | 第50回衆議院議員総選挙 | 2024年10月27日 | 64 | 宮崎県第2区 | 自由民主党 | 7万4367票 | 52.34% | 1 | 1/3 | / |
脚注
[編集]- ^ “国会議員情報 江藤 拓(えとう たく)”. 時事ドットコム (時事通信社) 2023年8月6日閲覧。
- ^ “自由民主党宮崎県支部連合会 政治資金収支報告書(平成30年分定期公表)” (PDF). 宮崎県選挙管理委員会 (2019年11月29日). 2019年11月29日閲覧。
- ^ 比例貢献が基準?公明が自民92候補を推薦(2009年7月30日20時25分 読売新聞)。
- ^ taku-eto. “決断 | 江藤拓 日常活動報告”. 江藤拓 日常活動報告. 2024年11月11日閲覧。
- ^ “宮崎-開票速報-2017衆議院選挙(衆院選):朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2024年11月11日閲覧。
- ^ “首相補佐官に江藤拓氏 ほかの4人は続投”. 産経ニュース. 産業経済新聞社. (2018年10月2日) 2018年10月3日閲覧。
- ^ “自民党総裁選挙2024 推薦人一覧”. NHK. 2024年10月3日閲覧。
- ^ “林芳正氏の推薦人一覧 自民党総裁選2024”. 日本経済新聞 (2024年9月12日). 2024年9月30日閲覧。
- ^ a b テレビ宮崎 (2024年9月27日). “自民党総裁選 宮崎県関係議員の対応割れる 決選投票で石破氏支持は古川氏と松下氏”. FNNプライムオンライン. 2024年9月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月5日閲覧。
- ^ “宮崎2区で自民党の江藤拓氏が当選”. 読売新聞オンライン (2024年10月27日). 2024年11月11日閲覧。
- ^ “【速報】第2次石破内閣の閣僚名簿発表 法相に鈴木馨祐氏・農水相に江藤氏・国交相は公明の中野氏|FNNプライムオンライン”. FNNプライムオンライン (2024年11月11日). 2024年11月11日閲覧。
- ^ 歴史事実委員会の全面広告画像
- ^ “煙草”. 江藤拓 日常活動報告 (2011年9月7日). 2021年10月25日閲覧。
- ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査、2014年。
- ^ bellwood486 (2010-05-11), 【口蹄疫】20100511農水委員会 江藤拓(自民質疑1/5)【政権野党】 2024年11月11日閲覧。
- ^ bellwood486 (2010-05-11), 【口蹄疫】20100511農水委員会 江藤拓(自民質疑2/5)【政権野党】 2024年11月11日閲覧。
- ^ bellwood486 (2010-05-11), 【口蹄疫】20100511農水委員会 江藤拓・長島忠美(自民質疑3/5)【政権野党】 2024年11月11日閲覧。
- ^ a b 「江藤拓氏、支援者にカレンダー2万部を無料配布」、朝日新聞、2014年11月1日
- ^ 大山稜、松本真弥、伊藤秀樹 (2019年11月27日). “農水相パーティーで宮崎県・市の職員が手伝い 常態化か”. 朝日新聞 2019年11月29日閲覧。
- ^ “江藤農水相、豚コレラ「神様が悪い」 参院で発言→撤回”. 朝日新聞 (朝日新聞社). (2019年11月21日) 2021年10月25日閲覧。
- ^ 藤澤志穂子 (2020年5月12日). “大臣いじりも事後報告「日本初の官僚系ユーチューバー」がバズった本当の理由”. プレジデント・オンライン. 2020年8月29日閲覧。
- ^ “江藤農水相、木製マスクで会見に登場:時事ドットコム”. 時事ドットコム. 2020年6月9日閲覧。
- ^ “江藤拓農相は郵船造反組から復党した安倍首相の“お友達””. 日刊ゲンダイ. 2020年6月10日閲覧。
- ^ “江藤拓農相は郵船造反組から復党した安倍首相の“お友達”|安倍“お友達ねぎらい”内閣を丸裸”. 日刊ゲンダイDIGITAL. 2020年6月9日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2019年9月12日). “第4次安倍再改造内閣 閣僚19人の横顔”. 産経ニュース. 2020年6月9日閲覧。
- ^ “2021年7月号_7面”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2021年6月25日) 2021年7月11日閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 江藤拓 (@etoh_taku) - X(旧Twitter)
公職 | ||
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先代 吉川貴盛 小里泰弘 |
農林水産大臣 第64代:2019年 - 2020年 第71代:2024年 - |
次代 野上浩太郎 現職 |
先代 宮腰光寛 |
内閣総理大臣補佐官 (ふるさとづくりの推進及び農林水産物の輸出振興担当) 2018年 - 2019年 |
次代 |
先代 吉田公一 佐々木隆博 |
農林水産副大臣 加治屋義人→吉川貴盛と共同 2012年 - 2014年 |
次代 阿部俊子 小泉昭男 |
先代 谷川弥一 澤雄二 |
農林水産大臣政務官 野村哲郎と共同 2008年 - 2009年 |
次代 佐々木隆博 舟山康江 |
議会 | ||
先代 小里泰弘 |
衆議院災害対策特別委員長 2022年 - 2023年 |
次代 御法川信英 |
先代 城内実 |
衆議院北朝鮮による拉致 問題等に関する特別委員長 2017年 - 2018年 |
次代 山口壯 |
先代 坂本哲志 |
衆議院農林水産委員長 2014年 - 2016年 |
次代 小里泰弘 |