門川町
かどがわちょう 門川町 | |||||
---|---|---|---|---|---|
| |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 九州地方 | ||||
都道府県 | 宮崎県 | ||||
郡 | 東臼杵郡 | ||||
市町村コード | 45421-4 | ||||
法人番号 | 3000020454214 | ||||
面積 |
120.40km2 | ||||
総人口 |
16,520人 [編集] (推計人口、2024年12月1日) | ||||
人口密度 | 137人/km2 | ||||
隣接自治体 | 延岡市、日向市、東臼杵郡美郷町 | ||||
町の木 | ヤマモモ | ||||
町の花 | サルビア | ||||
町の花木 | モクセイ | ||||
門川町役場 | |||||
町長 | 山室浩二 | ||||
所在地 |
〒889-0696 宮崎県東臼杵郡門川町平城東1番1号[1] 北緯32度28分16秒 東経131度38分46秒 / 北緯32.47125度 東経131.64611度座標: 北緯32度28分16秒 東経131度38分46秒 / 北緯32.47125度 東経131.64611度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
門川町(かどがわちょう)は、宮崎県の町。東臼杵郡。宮崎県の県北地域に区分され、日向灘(太平洋)に面している。延岡市と日向市の間に位置しており、両市が新産業都市に指定されてからはベッドタウンとして発展している。
日向灘に面しており、漁業・水産加工業がさかんで釣りのメッカでもある。
地理
[編集]宮崎県の北部に位置し、県北部の中心都市でもある延岡市に隣接し延岡市中心部の南約15km、県庁所在地の宮崎市の北東約70kmの場所にある。町域の東側は日向灘に面している。東側の海岸は、日豊海岸国定公園に指定されている。今後発生が予見されている南海トラフ巨大地震の際には、町内の海岸に最大9mの津波が到達することが予想されている[2]。
2005年の年平均気温は16.7度、総雨量は1622mm。
隣接する自治体
[編集]地名
[編集]- 庵川
- 加草
- 門川尾末
- 川内
- 西栄町1丁目~3丁目(1969年、門川尾末より独立)
- 東栄町1丁目~4丁目(1969年、門川尾末より独立)
- 平城西(1973年、門川尾末より独立)
- 平城東(1973年、門川尾末より独立)
- 上町1丁目~6丁目(1979年、門川尾末より独立)
- 中須1丁目~5丁目(1979年、門川尾末より独立)
- 本町1丁目~2丁目(1979年、門川尾末より独立)
- 栄ケ丘1丁目~3丁目(1981年、門川尾末より独立)
- 加草1丁目~5丁目(加草より独立、年不詳)
- 城ヶ丘(門川尾末より独立、年不詳)
- 須賀崎1丁目~5丁目(庵川より独立、年不詳)
- 宮ケ原1丁目~5丁目(門川尾末より独立、年不詳)
- 南ヶ丘1丁目~2丁目(2003年、門川尾末より独立)
- 南町1丁目~5丁目(2003年、門川尾末より独立)
- 庵川西1丁目~6丁目(2005年、庵川より独立)
歴史
[編集]江戸時代は延岡藩に属していた。廃藩置県後は延岡県→美々津県→宮崎県→鹿児島県と所属県が幾度と変更されたが、1883年(明治16年)5月の宮崎県再設置により宮崎県所属で落ち着いた。1884年(明治17年)には臼杵郡が分割され、現在の門川町域は東臼杵郡に属することとなった。
年表
[編集]- 1889年(明治22年) - 町村制施行にともなって東臼杵郡門川村が発足。
- 1935年(昭和10年)2月11日 - 門川村が町制施行して門川町が発足。
- 2021年(令和3年)5月1日 - 町役場庁舎を本町1丁目1番地から平城東1番1号に移転[1]。同月6日より新庁舎での業務を開始[4][5]。
行政
[編集]- 現町長:山室浩二(2022年4月22日 - 、1期目)
歴代町長
[編集]氏名 | 就任年月日 | |
---|---|---|
初代村長 | 新操平 | 1889年6月13日 |
2代 | 佐伯演貞 | 1890年4月15日 |
3代 | 染矢与一 | 1898年3月28日 |
4代 | 直井孝友 | 1904年3月12日 |
5代 | 岩井五一郎 | 1904年8月16日 |
6代 | 多田源次郎 | 1921年7月27日 |
7代 | 小野龍吉 | 1929年3月11日 |
初代町長 | 小野龍吉 | 1935年2月11日 |
2代 | 米良重美 | 1944年9月21日 |
3代 | 岩井哲夫 | 1945年10月1日 |
4代 | 佐藤初知 | 1947年4月5日 |
5代 | 園田勘一 | 1951年4月23日 |
6代 | 白木次蔵 | 1952年6月20日 |
7代 | 姫野倉治 | 1954年6月7日 |
8代 | 金丸次蔵 | 1962年4月26日 |
9代 | 金丸親治 | 1982年4月22日 |
10代 | 米良成志 | 2002年4月22日 |
11代 | 曽川泉 | 2006年4月22日 |
12代 | 安田修 | 2010年4月22日 |
13代 | 山室浩二 | 2022年4月22日 |
議会
定数:14人[6]
議会
[編集]国政
[編集]衆議院小選挙区選挙では宮崎2区(延岡・日向・西都・児湯郡・西臼杵郡・東臼杵郡)に属する。
- 任期 : 2014年(平成26年)12月14日 - 2018年(平成30年)12月13日(「第47回衆議院議員総選挙」参照)
選挙区 | 議員名 | 党派名 | 当選回数 | 備考 |
---|---|---|---|---|
宮崎県第2区 | 江藤拓 | 自由民主党 | 5 | 選挙区 |
宮崎県議会
[編集]本町と美郷町、諸塚村、椎葉村、で選挙区をなす。定数は1人。近年選出の議員は以下のとおり。
施設
[編集]- 警察
- 消防
- 日向市消防本部(日向市に消防業務を委託)
- 特殊法人
- 特殊会社
- 西日本高速道路株式会社九州支社延岡高速道路事務所 (加草)
- 郵便
- 医療機関
- 宮崎県済生会日向病院
- 田中病院
- 白石病院
・木村歯科
- 環境・衛生
人口
[編集]門川町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 門川町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 門川町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
門川町(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
総務省統計局 国勢調査より |
教育
[編集]高等学校
[編集]中学校
[編集]- 町立
小学校
[編集]- 町立
幼稚園
[編集]- 私立
保育所
[編集]- 町立
- 私立
交通
[編集]南北に東九州の大動脈となる日豊本線・国道10号が通り、特に国道10号は町内のほぼ全域で4車線道路となっている。最寄り空港は宮崎空港。
鉄道
[編集]バス・乗合タクシー
[編集]- 宮崎交通(一般路線) - 延岡市と日向市を結ぶ路線と、日向市と美郷町を結ぶ路線が町内を経由する。
- かどっぴータクシー - 乗合タクシー。町内各地へ運行(日を限定して運行、定時定路線)。
- 高速バス - ハッコートラベルが福岡市との間を結ぶ高速バス「ハッコーライナー」を運行する。
- キャナルシティ博多 - 門川本町
道路
[編集]高速道路
[編集]- 高規格幹線道路
※門川ICは延岡方面出入口のみのハーフインターチェンジである。また、門川南スマートICは日向・宮崎方面の出入口のみのハーフインターチェンジ(本線直結型のスマートインターチェンジ)である。
一般国道
[編集]県道
[編集]主要地方道
[編集]町内には存在しない(1993年まで宮崎県道38号門川北郷線が存在した。→今の国道388号の一部)
一般県道
[編集]経済
[編集]町内にある工業団地
[編集]町内に本社のある主な企業
[編集]- フォレストエナジー門川
- みずなが水産
- イチマル水産
- 金丸水産
- 近藤水産
- かね七ひもの店
- イチマル食品加工
- 鹿島園
- 黒木食品
- サンシールさの
- 松澤組
- 長谷川組
- 原田
- 森工務所
- 峰建築
- ひむか野菜光房
- 宮崎部品
- 西の丸
- アカダ電器製作所
- ニッケン
- 日向屋
- 安井
- 旭マルヰガス
- 堀工業
- 山本技研工業
- 宮崎絨毯
- 高橋自動車
※ 松野工業
町内に工場・事業所を置く主な企業
[編集]文化
[編集]文化施設
[編集]図書館
[編集]博物館
[編集]ホール
[編集]スポーツ施設
[編集]その他の施設
[編集]祭事・催事
[編集]芸能
[編集]名所・旧跡
[編集]- 日豊海岸国定公園
- 門川神社
- 尾末神社
- 中山神社
- 加草神社
- 門川城
- 永願寺、永願寺奥院
- 勝蓮寺
- 宝篋印塔
- 庵川窯跡
- 庵川観音堂
- 小松石塔群
- 岬権現
- 津々良の滝
- 小園井堰
- 遠見山森林公園
- 桃源郷岬
- 岬権現
- 保井ヶ浜
- 枇榔島
- 乙島
文化財
[編集]日本国指定文化財
[編集]天然記念物
[編集]宮崎県指定文化財
[編集]天然記念物
[編集]- 門川のウスギモクセイ(小松地区)
史跡
[編集]名勝
[編集]門川町指定文化財
[編集]天然記念物
[編集]史跡
[編集]有形文化財
[編集]無形民俗文化財
[編集]門川町出身の有名人
[編集]- 江藤拓(衆議院議員・元農林水産大臣)
- 岡田直敏(日本経済新聞社会長、前社長)
- 梶原康司(元プロ野球選手、元パナソニック野球部監督)
- 田中大豊(プロ野球選手、現宮崎サンシャインズ選手)
- 水永翔馬(元プロサッカー選手、現ヴィアマテラス宮崎監督)
- 塚田亜希子(女子プロサッカー選手、現ヴィアマテラス宮崎所属)
- 柳田和洋(テゲバジャーロ宮崎創始者、ヴィアマテラス宮崎ゼネラルマネージャー)
- 倉石圭二(V・ファーレン長崎トップコーチ、テゲバジャーロ宮崎元監督)
- 原田祐光(空手家、ボディビルダー)
- 黒木理帆(女子ラグビー選手、東京五輪日本代表)
- 山形理沙子(元バレーボール選手)
- 松本翔(マラソン選手)
- 坂本大記(柔道選手)
- 小池夏美(タレント・フリーアナウンサー)
- 山本聡美(早稲田大学教授)
- 鹿島勇(神奈川歯科大学理事長)
- 奈須敬二(海洋学者)
- 赤澤伊太郎(実業家、貴族院議員)
- 米良祐次(戦国武将)
門川町にゆかりのある人物
[編集]- 江藤隆美(元衆議院議員、門川町名誉町民)
- 後藤勇吉(航空黎明期の民間パイロット、門川湾で飛行訓練を行う)
- 博多大吉(お笑い芸人、妻が門川町出身)
- 藤崎祐貴(テレビ宮崎アナウンサー、祖父母が門川町在住)
名産品・工芸品
[編集]脚注
[編集]- ^ a b 令和3年3月9日門川町条例第1号(門川町役場の位置を定める条例 改正附則、2021年5月1日施行)
- ^ “資料1-3 市町村別平均津波高一覧表<満潮位>”. 内閣府防災情報のページ (2012年8月29日). 2024年2月16日閲覧。
- ^ 地籍調査状況マップ・門川町 - 地籍調査Webサイト 国土交通省 土地・水資源局
- ^ 「門川町新庁舎 - 18日に内覧会」『夕刊デイリー新聞』2021年4月3日1面。
- ^ 「ありがとう旧庁舎-30日、最後の業務」『夕刊デイリー新聞』2021年5月1日1面。
- ^ “町議会について”. 2019年3月6日閲覧。
参考文献
[編集]- 『宮崎日日新聞』 2008年7月18日。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 門川町商工会ホームページ
- 門川町に関連する地理データ - オープンストリートマップ
- 地図 - Google マップ