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神津健

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
神津 健
こうづ たけし
生年月日 (1977-01-21) 1977年1月21日(47歳)
出生地 日本の旗 日本 神奈川県鎌倉市
出身校 オターバイン大学
政策研究大学院大学
前職 国際協力機構職員
所属政党 立憲民主党
親族 羽田武嗣郎(祖父)
羽田孜(伯父)
羽田雄一郎(従兄)
羽田次郎(従兄)
公式サイト 神津たけし公式サイト

選挙区比例北陸信越ブロック→)
長野県第3区
当選回数 2回
在任期間 2021年11月5日[1] - 現職
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神津 健(こうづ たけし、1977年(昭和52年)1月21日 - )は、日本政治家立憲民主党所属の衆議院議員(2期)。

来歴

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神奈川県鎌倉市出身[2]。本籍長野県佐久市。健の父・進(羽田孜の実弟)は20歳の時に進・孜らの母・羽田とし子(羽田武嗣郎の妻)の叔父である岩石学者・鉱物学者の神津俶祐(とし子の父・神津藤平の弟)の養子となり神津姓となる[3]オターバイン大学英語版卒業、経営学士政策研究大学院大学政策研究科修了、国際開発研究修士。国際協力機構企画調査員、アフリカ開発銀行運輸交通インフラ・アドバイザー、株式会社GLOBRIDGE代表取締役を歴任[4][5]。国際協力機構時代はケニアチュニジアなどのインフラ整備に携わるなど、計17年間をアフリカで過ごす[6]

2021年4月25日、参議院議員の羽田雄一郎の死去に伴う長野県選挙区の補欠選挙が行われ、雄一郎の弟で立憲民主党公認の羽田次郎が初当選[7]。羽田一族を支えた後援会「千曲会」はただちに動き、次期衆院選の長野3区に羽田孜元首相の甥の神津を擁立する方針を決定。翌4月26日、『中日新聞』によって神津擁立の旨が報じられた[8]

同年10月31日の第49回衆議院議員総選挙に立憲民主党公認で立候補。自由民主党公認の井出庸生に敗れるも、比例復活で初当選した[9][10]枝野幸男代表の辞任に伴う代表選挙(11月30日実施)では泉健太の推薦人に名を連ねた[11]

2024年9月23日に実施された代表選挙では野田佳彦の推薦人に名を連ねた[12]

同年10月27日の第50回衆議院議員総選挙では井出を破り小選挙区で再選[13]

政策・主張

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憲法

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  • 憲法改正について、2021年のアンケートで「反対」と回答[14]
  • 憲法9条への自衛隊の明記について、2021年のアンケートで「反対」と回答[15]
  • 憲法を改正し緊急事態条項を設けることについて、2021年の毎日新聞社のアンケートで「反対」と回答[16]

外交・安全保障

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  • 「他国からの攻撃が予想される場合には敵基地攻撃もためらうべきではない」との問題提起に対し、2021年のアンケートで「反対」と回答[14]
  • 北朝鮮に対しては対話よりも圧力を優先すべきだ」との問題提起に対し、2021年のアンケートで「反対」と回答[14]
  • 普天間基地辺野古移設について、2021年のアンケートで「反対」と回答[14]
  • 徴用工訴訟などの歴史問題をめぐる日韓の関係悪化についてどう考えるかとの問いに対し、2021年の毎日新聞社のアンケートで「政府の今の外交方針でよい」と回答[16]

ジェンダー

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  • 選択的夫婦別姓制度導入について、2021年のアンケートで「賛成」と回答[14]
  • 同性婚を可能とする法改正について、2021年のアンケートで「賛成」と回答[15]
  • LGBTなど性的少数者をめぐる理解増進法案を早期に成立させるべきか」との問題提起に対し、2021年のアンケートで「賛成」と回答[14]
  • クオータ制の導入について、2021年の毎日新聞社のアンケートで「反対」と回答し[16]、同年のNHKのアンケートで回答しなかった[15]

その他

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  • 原子力発電への依存度について今後どうするべきか」との問題提起に対し、2021年のアンケートで「ゼロにすべき」と回答[15]
  • 新型コロナウイルス対策として、消費税率の一時的な引き下げについて、「必要」と回答[15]
  • 森友学園への国有地売却をめぐる公文書改竄問題で、2021年5月6日、国は「赤木ファイル」の存在を初めて認めた[17]。しかし5月13日、菅義偉首相はファイルの存在を踏まえた再調査を行わない考えを報道各社に書面で示した[18]9月の自民党総裁選挙で総裁に選出された岸田文雄も10月11日、衆議院本会議の代表質問で再調査の実施を否定した[19]。国の対応をどう考えるかとの同年の毎日新聞社のアンケートに対し「さらに調査や説明をすべきだ」と回答[16]

支持団体

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  • JR総連から組織推薦候補として支援を受けている[20]

選挙歴

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当落 選挙 執行日 選挙区 政党 得票数 得票率 定数 得票順位
/候補者数
政党内比例順位
/政党当選者数
比当 第49回衆議院議員総選挙 2021年10月31日 長野県第3区 立憲民主党 10万9179票 46.87% 1 2/3 3/3
第50回衆議院議員総選挙 2024年10月27日 長野県第3区 立憲民主党 12万1594票 55.0% 1 1/2 /

脚注

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  1. ^ 令和3年11月5日中央選挙管理会告示第28号(令和三年十月三十一日執行の衆議院比例代表選出議員の選挙における衆議院名簿届出政党等に係る得票数、当選人の数並びに当選人の住所及び氏名に関する件)
  2. ^ 立憲民主党. “神津たけし (こうづたけし) | 衆議院 長野3区”. 立憲民主党. 2024年11月21日閲覧。
  3. ^ 神津たけし後援会報第2号 (PDF)
  4. ^ プロフィール - 神津たけし公式サイト|立憲民主党衆議院長野3区”. www.kozu88.com (2021年6月8日). 2024年11月21日閲覧。
  5. ^ 立憲民主党. “公認候補者 | 立憲民主党 衆院選2021特設サイト”. change2021.cdp-japan.jp. 2024年11月21日閲覧。
  6. ^ “2021衆院選:候補者の横顔 3区 /長野”. 毎日新聞. (2021年10月27日). https://mainichi.jp/articles/20211027/ddl/k20/010/144000c 2024年2月13日閲覧。 
  7. ^ 参議院議員補欠選挙 - 2021年4月25日投票 長野県選挙区 | 候補者一覧 | 政治山”. seijiyama.jp. 2024年11月21日閲覧。
  8. ^ “【独自】神津健氏、擁立へ 衆院長野3区、羽田元首相のおい”. 中日新聞. (2021年4月26日). https://www.chunichi.co.jp/article/243298 2021年11月5日閲覧。 
  9. ^ 衆議院選挙2021 長野(松本・上田など)開票速報・選挙結果”. 衆議院選挙2021特設サイト. NHK. 2021年11月1日閲覧。
  10. ^ 【2021年 衆院選】北陸信越ブロック(比例区)開票速報”. 衆議院選挙(2021年総選挙)特設サイト. 朝日新聞社. 2021年11月18日閲覧。
  11. ^ “立憲代表選、4陣営の推薦人は計90人 国会議員の7割固まる”. 朝日新聞. (2021年11月19日). https://www.asahi.com/articles/ASPCM46VPPCMULEI002.html 2021年11月19日閲覧。 
  12. ^ “野田佳彦氏の推薦人名簿 立憲民主党代表選”. 日本経済新聞. (2024年9月7日). https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA070YX0X00C24A9000000/ 2024年9月7日閲覧。 
  13. ^ 【当選】長野3区 神津健氏 立憲民主党|信濃毎日新聞デジタル 信州・長野県のニュースサイト”. 信濃毎日新聞デジタル (2024年10月27日). 2024年11月21日閲覧。
  14. ^ a b c d e f 神津健”. 朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2021衆議院選挙. 朝日新聞社. 2021年10月22日閲覧。
  15. ^ a b c d e 長野3区”. NHK 衆議院選挙2021 候補者アンケート. 2021年10月21日閲覧。
  16. ^ a b c d 立憲 長野3区 神津健”. 第49回衆院選. 毎日新聞社. 2022年6月7日閲覧。
  17. ^ 「赤木ファイル」の存在、国側が認める 森友文書改ざん訴訟 確認に1年以上”. 東京新聞 (2021年5月6日). 2023年5月8日閲覧。
  18. ^ 石井潤一郎 (2021年5月13日). “菅首相、再調査を否定 「赤木ファイル」所在確認も”. 朝日新聞. 2023年5月12日閲覧。
  19. ^ 皆川剛 (2021年10月11日). “岸田首相、森友問題再調査を否定 赤木さん妻「再調査を期待していたので残念」”. 東京新聞. 2023年5月12日閲覧。
  20. ^ JR総連”. 2024年11月21日閲覧。

外部リンク

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