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1993年最高裁判所裁判官国民審査

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

1993年最高裁判所裁判官国民審査(1993ねんさいこうさいばんしょさいばんかんこくみんしんさ)は、1993年平成5年)7月18日第40回衆議院議員総選挙と共に執行された最高裁判所裁判官国民審査

総論

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9人の最高裁判所裁判官に対して国民審査が行われ、全員罷免しないとされた。投票率は64.18%であった[1]

国民審査の結果

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裁判官 罷免を可とする票 罷免を可としない票 罷免を可とする率
大野正男 4,770,597 52,115,863 8.39%
味村 治 4,892,743 51,993,741 8.60%
大白 勝 4,730,939 52,155,549 8.32%
木崎良平 4,740,572 52,145,959 8.33%
小野幹雄 4,679,236 52,207,281 8.23%
大西勝也 4,694,048 52,192,488 8.25%
佐藤庄市郎 4,609,783 52,276,728 8.10%
可部恒雄 4,649,731 52,236,779 8.17%
三好 達 4,555,024 52,331,593 8.01%

最高裁判決における裁判官の意見

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1993年7月18日までの最高裁判決における意見(意見が分かれたものに限定)。

判決日 裁判 大野
正男
味村
大白
木崎
良平
小野
幹雄
大西
勝也
佐藤
庄市郎
可部
恒雄
三好
1993年1月20日 1990年衆院選の一票の格差(3.18倍) 違憲状態 違憲
選挙無効
違憲
選挙有効
違憲状態 違憲
選挙有効
違憲状態 違憲状態

脚注

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  1. ^ 西川 2012, p. 77.

参考文献

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  • 西川, 伸一『最高裁裁判官国民審査の実証的研究 「もうひとつの参政権」の復権をめざして』(第1刷)五月書房、2012年1月27日。ISBN 978-4772704960 

関連項目

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外部リンク

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