1993年最高裁判所裁判官国民審査
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1993年最高裁判所裁判官国民審査(1993ねんさいこうさいばんしょさいばんかんこくみんしんさ)は、1993年(平成5年)7月18日に第40回衆議院議員総選挙と共に執行された最高裁判所裁判官国民審査。
総論
[編集]9人の最高裁判所裁判官に対して国民審査が行われ、全員罷免しないとされた。投票率は64.18%であった[1]。
国民審査の結果
[編集]裁判官 | 罷免を可とする票 | 罷免を可としない票 | 罷免を可とする率 |
---|---|---|---|
大野正男 | 4,770,597 | 52,115,863 | 8.39% |
味村 治 | 4,892,743 | 51,993,741 | 8.60% |
大白 勝 | 4,730,939 | 52,155,549 | 8.32% |
木崎良平 | 4,740,572 | 52,145,959 | 8.33% |
小野幹雄 | 4,679,236 | 52,207,281 | 8.23% |
大西勝也 | 4,694,048 | 52,192,488 | 8.25% |
佐藤庄市郎 | 4,609,783 | 52,276,728 | 8.10% |
可部恒雄 | 4,649,731 | 52,236,779 | 8.17% |
三好 達 | 4,555,024 | 52,331,593 | 8.01% |
最高裁判決における裁判官の意見
[編集]1993年7月18日までの最高裁判決における意見(意見が分かれたものに限定)。
判決日 | 裁判 | 大野 正男 |
味村 治 |
大白 勝 |
木崎 良平 |
小野 幹雄 |
大西 勝也 |
佐藤 庄市郎 |
可部 恒雄 |
三好 達 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1993年1月20日 | 1990年衆院選の一票の格差(3.18倍) | 違憲状態 | 違憲 選挙無効 |
違憲 選挙有効 |
違憲状態 | 違憲 選挙有効 |
違憲状態 | 違憲状態 |
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 西川, 伸一『最高裁裁判官国民審査の実証的研究 「もうひとつの参政権」の復権をめざして』(第1刷)五月書房、2012年1月27日。ISBN 978-4772704960。