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1976年最高裁判所裁判官国民審査

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

1976年最高裁判所裁判官国民審査(1976ねんさいこうさいばんしょさいばんかんこくみんしんさ)は、1976年昭和51年)12月5日第34回衆議院議員総選挙と共に執行された最高裁判所裁判官国民審査

総論

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10人の最高裁判所裁判官に対して国民審査が行われ、全員罷免しないとされた。投票率は70.11%であった[1]

国民審査の結果

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裁判官 罷免を可とする票 罷免を可としない票 罷免を可とする率
團藤重光 5,878,829 44,427,966 11.69%
大塚喜一郎 5,658,871 44,647,846 11.25%
環 昌一 5,647,321 44,659,675 11.23%
服部高顯 5,566,927 44,740,115 11.07%
栗本一夫 5,514,474 44,792,426 10.96%
吉田 豊 5,430,392 44,876,464 10.79%
江里口清雄 5,456,887 44,850,227 10.85%
岸上康夫 5,340,168 44,966,933 10.62%
高辻正己 5,250,544 45,056,631 10.44%
本林 譲 5,065,021 45,242,354 10.07%

最高裁判決における裁判官の意見

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1976年12月5日までの最高裁判決における意見(意見が分かれたものに限定)。

判決日 裁判 團藤
重光
大塚
喜一郎

昌一
服部
高顯
栗本
一夫
吉田
江里口
清雄
岸上
康夫
高辻
正己
本林
1974年11月6日 猿払事件の憲法判断 合憲 合憲 合憲 合憲
1976年4月14日 1972年衆院選の一票の格差(4.99倍) 違憲
選挙有効
違憲
選挙無効
違憲
選挙無効
違憲
選挙有効
違憲
選挙有効
違憲
選挙有効
違憲
選挙有効

脚注

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  1. ^ 西川 2012, p. 77.

参考文献

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  • 西川伸一『最高裁裁判官国民審査の実証的研究 「もうひとつの参政権」の復権をめざして』(第1刷)五月書房、2012年1月27日。ISBN 978-4772704960 
  • 野村二郎『最高裁全裁判官 人と判決』三省堂、1986年9月。ISBN 978-4385320403 

関連項目

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外部リンク

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