井上一徳
井上 一徳 いのうえ かずのり | |
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沖縄防衛局広報誌の画像(2014年) | |
生年月日 | 1962年7月31日(62歳) |
出生地 | 日本 京都府舞鶴市 |
出身校 | 横浜国立大学経済学部 |
前職 | 国家公務員(防衛省) |
現職 | IT会社役員 |
所属政党 |
(旧希望の党→) (希望の党→) (国民民主党[要出典]→) (無所属→) 日本維新の会 |
公式サイト | 井上一徳 |
選挙区 | 比例近畿ブロック(京都5区) |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 2017年10月22日[1] - 2021年10月14日 |
その他の職歴 | |
第2代 希望の党幹事長 代表:中山成彬 (2019年5月28日 - 2021年10月1日) | |
初代 希望の党国会対策委員長 代表:中山成彬 (2019年5月28日 - 2021年10月1日) | |
初代 希望の党政務調査会長 代表:松沢成文・中山成彬 (2018年5月7日 - 2021年10月1日) |
井上 一徳(いのうえ かずのり、1962年7月31日[2] - )は、日本の政治家、防衛官僚。衆議院議員(1期)、希望の党幹事長(第2代)兼政策調査会長(初代)兼国会対策委員長、国民民主党京都府連特別幹事を務めた。
来歴
[編集]京都府舞鶴市生まれ[3][4]。京都府立東舞鶴高等学校[5]、横浜国立大学経済学部卒業[6]。在学中に1年間休学し、アルバイトをしながらアジアやヨーロッパを旅行して回った[7]。
1986年、防衛庁(現防衛省)に入庁[8]。同期入省に、岡真臣(防衛審議官)、芹澤清(防衛省大臣官房長)、土本英樹(防衛装備庁長官)らがいる。
2006年、安倍政権下では公募により白間竜一郎や、高橋洋一、清水康弘らとともに首相官邸で首相補佐官付内閣参事官を務め、国家安全保障問題担当の首相補佐官だった小池百合子に仕えた[8][9]。
その後、防衛省大臣官房文書課長を経て、2014年より沖縄防衛局長[10]。沖縄防衛局長就任後、名護市辺野古沿岸部のサンゴ礁を破壊した沖縄県漁業調整規則違反容疑で名護市民から告発されていたが、2012年7月12日、那覇地方検察庁は嫌疑不十分で不起訴処分を下した[11]。沖縄防衛局長を退任後、防衛装備庁調達管理部長、防衛省大臣官房審議官(情報本部副本部長併任)を経て2017年9月29日防衛省を退職した[8][12][13]。
2017年9月25日、第48回衆議院議員総選挙京都5区に小池百合子東京都知事を中心に結成された希望の党から立候補する意向を表明[8]。同区からは井上に加え、引退する谷垣禎一の後継で自由民主党から立候補した本田太郎(元京都府議会議員)、無所属の中山泰(元京丹後市長)ら5人が立候補し[14]、井上は得票数4位で惨敗したものの(本田が当選)、重複立候補していた比例近畿ブロックで2位に登載されていたため、比例復活により初当選した[15][16]。同党の比例近畿ブロックの名簿では、比例単独1位に樽床伸二、比例2位重複で井上が登載され、他の候補は全て重複3位に登載されていたため、低い惜敗率で復活した井上に対し、10月25日に開かれた党の両院議員総会で、同じ京都府選出の泉健太(小選挙区で当選)から議員辞職を勧告された[17]。
2018年2月7日、希望の党と民進党との連携を巡り、これに反発する希望の党参議院議員団代表の松沢成文が、古川元久幹事長に希望の党の分党協議を申し入れた際、分党を望む議員リストに名を連ねた(井上の他、中山成彬衆議院議員、中山恭子参議院議員、行田邦子参議院議員)[18]。同年5月7日、希望の党が解散し、国民党(直後に民進党と合併し国民民主党を結成)、新たな希望の党に分党した際は、新・希望の党に参加した[19][20]。新たに結党した希望の党では政策調査会長に起用された[21]。2019年5月28日の党役員人事で幹事長と国会対策委員長も兼任となった[22][23]。
一方で井上は希望の党の活動と並行して国民民主党のサポーターにも登録しており、2020年に野党再編により再設立された(新)国民民主党でもサポーターとなったほか、国民民主党京都府連特別幹事の職にも就いた[24]。
2021年2月1日、希望の党に離党届を提出。井上は「次期衆院選に向けて新たな保守改革勢力が結集できればと考えている。当分の間は無所属で活動する」と述べた[25]。
同年10月31日投開票の第49回衆議院議員総選挙に京都5区から無所属で立候補したが落選。その後国民民主党京都府連特別幹事を辞職した[26]。
2022年2月、日本維新の会は同年7月に行われる第26回参議院議員通常選挙の比例区候補者として井上の公認を内定した[27][28]。7月10日の投開票の結果、井上の比例個人票順位は維新比例候補者26人中16位(井上の個人票数は18,370票)であったため、維新が比例で獲得した8議席に届かず落選した[29][30]。
2023年11月、苫米地英人が代表を務めるIT企業、コグニティブリサーチラボの執行役員(安全保障担当)に就任[31]。
政策・主張
[編集]憲法
[編集]外交・安全保障
[編集]- 「他国からの攻撃が予想される場合には敵基地攻撃もためらうべきではない」との問題提起に対し、2017年のアンケートで「どちらかと言えば賛成」と回答[32]。2021年のアンケートで「賛成」と回答[33]。
ジェンダー
[編集]その他
[編集]- 新型コロナウイルス対策として、消費税率の一時的な引き下げは「必要」と回答[34]。
所属団体・議員連盟
[編集]脚注
[編集]- ^ “国会議員の任期満了日等”. 鳥取県公式サイト 2021年8月18日閲覧。
- ^ “井上 一徳:立候補者情報:選挙区:京都5区:衆院選2017”. 時事通信 2017年11月23日閲覧。
- ^ “2017衆院選:決戦の構図 5区、6区/京都”. 毎日新聞. (2017年10月8日) 2017年11月23日閲覧。
- ^ “一徳会 政治資金収支報告書(平成29年分定期公表)” (PDF). 総務省 (2018年11月30日). 2019年10月31日閲覧。
- ^ “安倍官邸が怒る“小池寵愛”防衛省エリートの出馬”. 週刊新潮. (2017年10月18日) 2017年11月23日閲覧。
- ^ 『選挙公報』(PDF)(プレスリリース)京都府 。
- ^ “2017衆院選:主な立候補者の横顔 5区/京都”. 毎日新聞. (2017年10月15日) 2017年11月23日閲覧。
- ^ a b c d “防衛省幹部、希望から出馬へ 谷垣氏地盤の京都5区”. 朝日新聞. (2017年9月28日) 2017年11月23日閲覧。
- ^ 官邸公募スタッフ10人を発表 政府朝日新聞デジタル2006年09月27日01時00分
- ^ “沖縄防衛局長交代へ 井上氏が後任有力”. 琉球新報. (2014年7月13日) 2017年11月23日閲覧。
- ^ “前沖縄防衛局長を嫌疑不十分で不起訴 サンゴ破壊と地元住民告発 那覇地検”. 産経新聞. (2017年7月14日) 2017年10月30日閲覧。
- ^ “2017衆院選:前防衛大臣官房審議官・井上氏が出馬表明 5区で希望公認/京都”. 毎日新聞. (2017年10月5日) 2017年11月23日閲覧。
- ^ “防衛省発令(指定職)”. 防衛省 (2017年9月29日). 2018年2月10日閲覧。
- ^ “保守分裂、谷垣氏の引退契機に 衆院京都5区”. 京都新聞. (2017年10月1日) 2017年11月23日閲覧。
- ^ “第48回衆院選 京都”. 毎日新聞 2017年11月23日閲覧。
- ^ “惜敗率32%で比例復活…「希望」元防衛官僚に冷たい視線”. exciteニュース. (2017年11月1日) 2017年11月23日閲覧。
- ^ “比例名簿優遇「不公平」 希望・泉氏、樽床代表代行らの辞職要求”. 京都新聞. (2017年10月25日) 2017年11月23日閲覧。
- ^ “希望、正式に分党 松沢成文氏が5人のリスト提出 きょう手続き開始”. 産経新聞. (2018年2月7日) 2018年5月19日閲覧。
- ^ “【民進・希望合流】国民党、国民民主党、希望の党…1週間で3つの新党誕生!? 国民党はわずか1日の存在”. 産経新聞. (2018年4月26日) 2018年5月19日閲覧。
- ^ “新党:国民民主党62人参加 「野党第1党」に届かず”. 毎日新聞. (2018年5月8日) 2018年5月19日閲覧。
- ^ “国民民主党参加者、不参加者、新「希望の党」参加者一覧”. 産経新聞. (2018年5月7日) 2018年5月19日閲覧。
- ^ “希望・松沢成文代表が辞任、新代表に中山成彬氏”. 産経新聞 (2019年5月28日). 2019年5月28日閲覧。
- ^ 『新役員人事に関して|希望の党』(プレスリリース)希望の党、2019年5月28日 。2019年5月28日閲覧。
- ^ “国民民主が希望・井上氏を府連特別幹事に 次期衆院選巡る京都の「異例対応」に波紋”. 毎日新聞. (2020年11月30日) 2020年11月30日閲覧。
- ^ “井上一徳衆院議員、「希望の党」離党 「新たな保守改革勢力結集を」”. 京都新聞. (2021年2月3日) 2021年2月3日閲覧。
- ^ “維新が比例で井上氏を擁立へ 今夏の参院選 元衆院議員、京都府北部が地盤”. 京都新聞. (2022年2月8日) 2022年2月8日閲覧。
- ^ 日本維新の会 第26回参議院議員通常選挙 第一次公認一覧
- ^ “維新、14人の公認内定 22年参院選”. 日本経済新聞. (2022年2月9日) 2022年2月10日閲覧。
- ^ “参院選2022 比例区の候補者一覧・開票結果”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2022年7月11日閲覧。
- ^ “日本維新の会|第26回参院選|毎日新聞”. 毎日新聞デジタル. 毎日新聞社. 2022年7月11日閲覧。
- ^ 井上一徳(前衆議院議員)がコグニティブリサーチラボ株式会社執行役員(安全保障担当)に就任CRL 2023年11月2日 16時12分
- ^ a b c d e f “井上一徳”. 2017衆院選 候補者アンケート(朝日・東大谷口研究室共同調査). 朝日新聞社. 2021年10月22日閲覧。
- ^ a b c d e f g “井上一徳”. 朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2021衆議院選挙. 朝日新聞社. 2021年10月22日閲覧。
- ^ a b c d “東京8区”. NHK 衆議院選挙2021 候補者アンケート. 2021年10月21日閲覧。
- ^ a b “第48回衆院選 希望 京都5区 井上一徳”. 毎日新聞社. オリジナルの2020年10月31日時点におけるアーカイブ。 2022年5月19日閲覧。
外部リンク
[編集]- 井上一徳 公式ウェブサイト
- 井上かずのり (inouekazunori0731) - Facebook
- 井上一徳 (@kazunori_0731) - X(旧Twitter)
- 井上かずのり (@kazunoriinoue0731) - Instagram
官職 | ||
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先代 武田博史 |
防衛省沖縄防衛局長 2014年 - 2016年 |
次代 中嶋浩一郎 |
先代 廣瀨行成 |
防衛省情報本部副本部長 2017年 |
次代 齋藤雅一 |
党職 | ||
先代 行田邦子 |
希望の党 (日本 2018)幹事長 第2代:2019年 - 2021年 |
次代 (解党) |
先代 (新設) |
希望の党 (日本 2018)国会対策委員長 2019年 - 2021年 |
次代 (解党) |
先代 (結成) |
希望の党 (日本 2018)政策調査会長 初代:2018年 - 2021年 |
次代 (解党) |