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風間杜夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
かざま もりお
風間 杜夫
風間 杜夫
2023年5月、勲章伝達式にて
本名 住田 知仁[1]
生年月日 (1949-04-26) 1949年4月26日(75歳)
出生地 日本の旗 日本東京都世田谷区三軒茶屋
身長 171 cm
血液型 O型
職業 俳優
ジャンル 映画テレビドラマ舞台
活動期間 1957年 -
配偶者 既婚
主な作品
テレビドラマ
沿線地図
スチュワーデス物語
春の波涛
忠臣蔵
八百八町夢日記
勝海舟
甘辛しゃん
CHANGE
ゲゲゲの女房
マッサン
先に生まれただけの僕
ケイジとケンジ〜所轄と地検の24時〜
エール
映画
蒲田行進曲
陽暉楼
人生劇場
異人たちとの夏
受賞
日本アカデミー賞
最優秀助演男優賞
1982年蒲田行進曲
1983年陽暉楼』『人生劇場
優秀主演男優賞
1988年異人たちとの夏
その他の賞
ヨコハマ映画祭
助演男優賞

1980年四季・奈津子
受賞歴参照
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風間 杜夫(かざま もりお、本名および旧芸名:住田 知仁〈すみた ともひと〉、1949年昭和24年〉4月26日 - )は、日本俳優東京都[1]世田谷区三軒茶屋出身[2]

略歴

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子役時代

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父は新東宝で営業を担当していた[3]1957年、8歳の時に児童劇団『東童』に入団し、翌年に東映児童演劇研修所の一期生となる[3]。すぐに子役としての頭角をあらわすと、マキノ雅弘加藤泰などの日本映画監督による東映作品に多数出演し、少年雑誌の表紙を飾るほどの売れっ子になる。「小学校5年生の時にはまったく学校にも行けず、1年間京都の撮影所に通い詰めだった」と自身も語っている。

しかし世田谷区立旭小学校を卒業する頃、「俳優を一生の仕事にするなら、子役の仕事をやめた方がいい」[注釈 1]との米倉斉加年の言葉に従い、1962年の13歳時に劇団を退団した後、子役としての仕事は減る。四代目江戸屋猫八とは中高の6年間玉川学園の同窓生(クラスが同じになったこともある)で、共に演劇部に在籍した[4][出典無効]

再び役者の道へ

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早稲田大学第二文学部演劇専修入学(のちに中退)し、演劇活動を始める。

1971年秋、早野寿郎が所長を務める劇団「俳優小劇場」の養成所に通っていたが、幹部間に内紛が発生したために費用を返金してもらい、それを元手として22歳で劇団「表現劇場」を結成する。当時の仲間には後にシティボーイズを結成することとなる斉木しげるきたろう大竹まことがおり、共に特撮テレビドラマ『仮面ライダーV3』のアトラクションショーで日本全国を回る(その壇上で風間はV3スーツアクター、斉木はボス役、きたろうは怪人役、大竹は影の声を担当したほか、ショーの終了後に風間は1千人規模のサイン会もこなしていた)[5]。なお、大竹や斉木とは同居生活を送っていた時期もある。

1972年、日活ロマンポルノの映画『艶説女侠伝 お万乱れ肌』の脇役として、「風間杜夫」の芸名での銀幕デビューを飾る。芸名を決めるにあたり同作の役名が「風間良吉」で、北杜夫のファンだった日活の事務スタッフから「芸名は“風間杜夫”でどう?」と提案されたことで決まった[6]。1974年、『勝海舟』でテレビドラマに初出演し、1976年、『娘たちの四季』(フジテレビ)で初のドラマレギュラーを得る。

1977年2月、劇団「つかこうへい事務所」の『戦争で死ねなかったお父さんのために』に出演し、以降、つかこうへいの演劇作品の主要キャストとなる。

映画では『蒲田行進曲』に出演したことを契機に顔が知られ、テレビドラマでは『スチュワーデス物語』の村沢浩教官役で人気を獲得する。

声優としても幅広く活躍しており、12歳よりアニメ『安寿と厨子王丸』で声優を務め、近年ではドラマ『X-Files』(テレビ朝日放送分)のモルダー役などが知られている。日本テレビの深夜アニメ『闘牌伝説アカギ 〜闇に舞い降りた天才〜』では、関西弁を話すヤクザの代打ち・浦部の声を演じた。

その後の活躍

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2002年11月、一人芝居『カラオケマン』の北京公演。

2003年には、舞台での演技が評価され、文化庁芸術祭で大賞を受賞した。

2018年4月には、大竹しのぶ主演の『リトル・ナイト・ミュージック』(東京・日生劇場)でミュージカルに初出演。それまで恩師の1人である劇作家のつかこうへいから「日本で最も踊ってはいけない役者」と言われたことが何度かあり、ミュージカル出演の依頼はすべて断っていた[7]

人物・エピソード

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ロマンポルノ関連

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ポルノデビュー

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1971年に劇団「表現劇場」を立ち上げて宣材写真を色々な所に配っていた所、翌1972年に日活ロマンポルノ『艶説女侠伝 お万乱れ肌』の脇役での出演を依頼された[注釈 2]。次に出演した映画『昼下がりの情事 古都曼荼羅』で初めて濡れ場を体験する[注釈 3]と次々とオファーされて、結局1979年までに計16本出演することとなる[6]

当時のロマンポルノの濡れ場は基本的にアフレコで、撮影時は監督の指示[注釈 4]に従って動いていた。本人は「完成して映画になると濡れ場ですけど、撮影現場では体操をやっている感覚だった」としている[注釈 5]

田中登監督の3作品について

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映画監督の田中登が監督した3作品(『昼下がり情事 変身』、『真夜中の妖精』、『女教師 私生活』)について風間は後年、以下のように語っている。生前田中監督から「風間の代表作は深作欣二さんの撮った『蒲田行進曲』ではなく、僕が監督したロマンポルノの3作品だ」と告げられた[6]

3作品の風間の役柄はどれも内面に鬱屈した感情を秘めたナイーブな若者で、本人によると「全共闘が挫折した後の若者の心情を反映していた」とのこと。後年「田中さんが撮った3部作は、僕にとって青春映画なんです」と回想している[6]

『女教師 私生活』では、撮影を前に田中が役者全員に「この作品では沖縄と本土の関係を描く」と意気込みを語ったという[注釈 6]。完成後ポルノファンの反応が気になった風間がこっそり映画館に観に行くと、観念的な映像が続いた時に複数の客による舌打ちの音が聞こえた。しかし風間は、「それでも田中さんの作品は耽美的で、インテリや学生には高く評価されていました」と述べている[6]

周りの反応など

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ポルノ出演に関して風間の父は、当時新東宝でピンク映画のブッキングの仕事もしていたが、「ロマンポルノなんてやめろ」と反対された。一方母からは「やるなら一生懸命やりなさい」と応援してくれた。風間の妻は、公開前にスポーツ紙でポルノ出演の告知記事を偶然目にして「あなたの名前も出ている!」と純粋に映画出演をすごく喜んでくれたという。また、舞台仲間からは「お前、芝居が上手だな。ホントにヤッてるみたいだ」と褒められたという[6]

1973年に9本もの作品に出演したこともあり、そろそろロマンポルノを卒業することを考えた。その頃のNHKには、ディレクターなどにロマンポルノ好きが多くいたことから風間の存在が知られており、これが翌年の大河ドラマ『勝海舟』への出演に繋がった[6]。また、つかこうへいとの出会いもロマンポルノが始まりである。つかの知人が、ロマンポルノに出演した風間の本業が舞台俳優であることを知り、彼から誘われたことで風間のつか作品への起用が決まった[6]

風間は後年、「ロマンポルノでは僕は良質の作品に恵まれた。大河もつかさんもロマンポルノが引き寄せてくれた。ロマンポルノは僕の人生に欠かせないものです」と語っている[6]

その他エピソード

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ポルノ出演した20代当時の風間はとても内向的で人と話すのが苦手だった。撮影期間は気後れして共演女優たちに話しかけることができず、昼休みは控室に籠もることが多かったという[6]

ギャラは風間の場合(当時の金額)、1本目の『艶説女侠伝 お万乱れ肌』が5万円、2本目以降は20万円だった[注釈 7]

風間が人づてに聞いた話として、ドラマ『スチュワーデス物語』の教官役で人気になった頃、池袋の文芸坐が「風間杜夫主演3部作」と銘打って先述の田中登監督の3作品を一挙上映すると、風間のファンの女子高生たちが殺到したとのこと[6]

麻雀

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  • 芸能界きっての雀士でもあり、麻雀番組『THEわれめDEポン』では8回の優勝経験(うち5回は5連覇)を誇っている。
  • 麻雀とは不思議な縁があり、高校時代に親しくなった友達がフリー雀荘での強者で彼に影響されて覚えたり(麻雀プロが全く存在しない時代、「麻雀はリズムだ」というのが口癖の友だったという)、全く麻雀を知らない母が突然雀荘を商売にしたりと、「何故かそばについてくる」ものであったと、『近代麻雀』誌上にて連載された漫画の自伝「麻雀行進曲」(単行本化されていない)でさまざまなエピソードを語っている。ただし、同作では大学受験勉強中も母の雀荘で麻雀をしている描写があるが、さすがにこれはフィクションであり、実際は勉強に集中していたという。
  • 同じく『われめDEポン』で13回優勝している萩原聖人とは彼が10代の頃から約20年に渡って現在でも交流があり、映画、ドラマ、舞台、アニメの吹き替えなどで何度か共演している。互いに大の麻雀好きでライバルでもあり、『われめDEポン』の他に『モンド21麻雀BATTLE ROYAL2007』でも対戦している。
  • 2007年の「東京六大学麻雀リーグ」では、早稲田大学チームの監督を務めた。
  • 『モンド21麻雀BATTLE ROYAL2007』で、神足裕司金子達仁片山まさゆきと東京六大学麻雀リーグチームとして初出場。風間がオーラスで二盃口和了で逃げ切ってチーム優勝している。
  • 『モンド21麻雀BATTLE ROYAL2009』では、加賀まりこ児嶋一哉金子達仁とのチームで出場。オーラスで七対子の跳満ツモで大逆転し、見事にチーム優勝へと導いた。
  • 『モンド21麻雀BATTLE ROYAL2010』では、中野浩一金子達仁馬場裕一とのチームで東2局で四暗刻をツモあがりし、チームの優勝へ大きく貢献した。
  • 『麻雀最強戦2011 著名人代表決定戦』に出場。予選では片山まさゆき白川道植田佳奈と対戦。東1局で植田が6000オールを決めたり白川の大物手連発などで大きく出遅れるが、必死の追い上げで辛くも2位で予選通過。決勝では、白川、綾辻行人福本伸行と対戦し、順調に上がりを重ねて大きくリードしていたが、綾辻の四暗刻でまさかの逆転を許し準優勝。白川、福本と共に敗者復活戦に回ることになったが、その予選で和泉由希子金子正輝のプロの攻めに屈し敗退した。

落語

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舞台で落語家役を演じたのをきっかけに、落語に取り組みはじめ、1997年にはテレビで観客を前に一席演じた。立川文志の落語会に出演、2003年には春風亭小朝の企画で新宿末廣亭での寄席出演を果たす。2006年には明治座にて『風間杜夫と六人の会』を公演する。その後も大銀座落語会に出演したほか、定期的に横浜にぎわい座に自分の落語会で年2回程度の割合で高座に上がり、全国各地の公共ホールで落語会を開催している。プロの落語家がゲストとして助演することも多い。

出囃子は「蒲田行進曲」。持ちネタは「火焔太鼓」「化物使い」「元犬」「居残り佐平次」「夢の酒」など。

風間は落語の際、演劇と同様に客席の照明を落として演じることが多い。

出演

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※は「住田知仁」名義

テレビドラマ

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映画

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一般作品


ロマンポルノ
  • 艶説女侠伝 お万乱れ肌(1972年)
  • 昼下りの情事 変身(1973年)
    • 昼下りの情事 古都曼陀羅(1973年)
  • おさな妻の告白 陶酔(クライマックス)(1973年)
  • 真夜中の妖精(1973年)
  • 女教師 私生活(1973年)
  • 人妻 -残り火-(1973年)
  • ためいき(1973年)
  • 狂棲時代(1973年)
  • 赤線最後の日 -昭和33年3月31日-(1974年)
  • 秘本 袖と袖(1974年)
  • 実録・元祖マナ板ショー(1975年)
  • お柳情炎 縛り肌(1975年)
  • 壇の浦夜枕合戦記(1977年) - 源義経

舞台

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配信ドラマ

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Vシネマ

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ラジオ

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テレビアニメ

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OVA

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劇場アニメ

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ゲーム

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吹き替え

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担当俳優

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デイヴィッド・ドゥカヴニー

人形劇

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ドラマCD

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ラジオドラマ

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バラエティほか

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CM

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ディスコグラフィー

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シングル

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  1. 蒲田行進曲(1982年10月21日
    • 松坂慶子・風間杜夫・平田満名義による作品
  2. 夏も泣いている/ララバイ・ロックンロール(1983年7月21日
  3. イブ…飛びきりの愛の中で/100℃でHEARTBEAT(AMERICAN HEARTBEAT)(TBS「スチュワーデス物語」挿入歌)(1983年10月21日
  4. 嗚呼!ディスターブ/イーヴニング(1984年3月1日
  5. 心花よ止まれ 恋せよマドンナ/アンジェリーナ(1984年7月1日
  6. 恋びとたち/ララバイ(1984年10月1日、日本コロムビア、AH-512) - フジ・関西テレビ系テレビドラマ「暴れ九庵」A面主題歌、B面挿入歌
  7. 東京さみしがり屋/雨のヒマワリ(1985年9月21日
  8. キャバレー・フラミンゴ(1986年1月15日
    • 吉永小百合・八代亜紀・風間杜夫名義による作品
    • 映画『玄海つれづれ節』主題歌。発売元は東映。「つれづれ」の語呂合わせで2020枚限定販売。宣伝材料として発売したことや、所属レコード会社の諸事情もあり映画館での限定販売となった[33]
  9. 遙かな愛/ナイト・ウォーカー(1987年1月25日キティレコード)(日本テレビ『銭形平次』エンディングテーマ)
  10. 旅の空 -trip in 2004-(2005年10月21日
    • 風間杜夫&エキセントリックハイテンションボーイズ名義による作品
  11. ギラギラ温度(2006年1月27日

アルバム

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  1. キッス・ミー(1983年8月21日
  2. DISTURB YOU(1984年2月21日
  3. オーシャン・ハート(1984年12月5日
  4. 風間杜夫 ベスト・コレクション(1985年10月21日
  5. 淋しがり屋(1985年11月21日
  6. 夢ひとつ(1987年5月1日
  7. 風間杜夫 ゴールデン☆ベスト(2011年3月23日

ビデオ

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  • MORIO ファーストライブ ディスターブ・ユー(ライブビデオ)

教材

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  • 三省堂 『現代の国語』『朗読CD 1・2・3』教師用 [34]

受賞・受章歴

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  • 1980年 - 第2回ヨコハマ映画祭 助演男優賞 - 『四季・奈津子』『夕暮まで』
  • 1980年 - 紀伊國屋演劇賞 団体賞(つかこうへい事務所として)
  • 1982年 - 日本映画テレビプロデューサー協会 エランドール賞受賞
  • 1982年 - 第6回 日本アカデミー賞 最優秀助演男優賞 - 『蒲田行進曲
  • 1982年 - 第8回 大阪映画祭 主演男優賞受賞 - 『蒲田行進曲』
  • 1982年 - 熊本映画祭 最優秀男優賞受賞 - 『蒲田行進曲』
  • 1983年 - 第7回 日本アカデミー賞 最優秀助演男優賞 - 『陽暉楼』『人生劇場』
  • 1983年 - 第18回 紀伊國屋演劇賞 個人賞受賞 - 『朝・江戸の酔醒』
  • 1988年 - 第12回 日本アカデミー賞 優秀主演男優賞受賞 -『異人たちとの夏
  • 2003年 - 第58回 文化庁芸術祭 演劇部門 大賞受賞 - 『ひとり芝居三部作』
  • 2003年 - 第11回 読売演劇大賞 最優秀男優賞受賞 - 『ひとり芝居三部作』『死と乙女』
  • 2003年 - 第3回 バッカーズ・ファンデーション 演劇奨励賞受賞 - 『ひとり芝居三部作』
  • 2010年 - 秋の叙勲 紫綬褒章 受章[35]
  • 2020年 - 第46回 菊田一夫演劇賞 大賞受賞 -『セールスマンの死』『女の一生』『白昼夢』
  • 2021年 - 第63回 毎日芸術賞 演劇・邦舞・演芸部門受賞 -『女の一生』『セールスマンの死』『白昼夢』『ベンガルの虎』『帰ってきたカラオケマン』 
  • 2023年 - 春の叙勲 旭日小綬章 受章[36]

脚注

[編集]

注釈

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  1. ^ 子役で売れ過ぎた俳優は大成しない、とのジンクスが昔からあった。
  2. ^ 当初ポルノ作品ということで一瞬迷ったが、濡れ場のない役だったことから出演を決めた。
  3. ^ 本作は京都が舞台の文芸の香り漂う作品で、ロケは有名な神社やお寺の境内で許可も取らずにゲリラ的に撮影した。大量の石塔がある所や墓場でも主演女優の山科ゆりと絡みのシーンを演じたという。
  4. ^ 当時はまだ映倫規制が厳しい時代で、「両脚を開いた股の間に体が入る構図はダメ」、「前貼りが映らないように撮影すること」などの規制があった。このため撮影時は監督から「次、右のオッパイ吸って…。はい、下がって女性の太股を上げて」などと細かく動きを指示されたという。
  5. ^ また、「息遣いでお客さんを興奮させるためアフレコでは男も大袈裟に声を出します。ハア、ハアと息を吐き続けるのでよく酸欠状態になり、めまいがしました」と述懐している[6]
  6. ^ 当時のポルノ作品の監督たちのほとんどが、作品内に社会的なテーマを込めていたという。風間は「本作では沖縄と本土の関係の象徴として、僕が演じる沖縄から来た青年は兄嫁である本土の女性に陵辱される」と認識している。
  7. ^ このことから本人は後に「つまり、濡れ場手当が15万円だったんでしょうね。当時大卒の初任給が月5、6万円の時代だったからかなり助かりました」と回想している[6]

出典

[編集]
  1. ^ a b 風間杜夫 とは - コトバンク”. 2012年3月3日閲覧。
  2. ^ 風間杜夫(インタビュアー:フルタジュン)「風間杜夫さんが語る下北沢、劇団仲間だったシティーボーイズ、ひとり芝居」『下北沢経済新聞』、2010年10月14日http://shimokita.keizai.biz/column/13/2018年1月31日閲覧 
  3. ^ a b 風間杜夫が父の思い出語る「座卓をひっくり返したことも」NEWSポストセブン
  4. ^ 三遊亭小円歌演芸図鑑』(2014年3月15日、NHK)
  5. ^ 風間杜夫がアルバイトで仮面ライダー…配役には「シティーボーイズ」の3人も - ライブドアニュース
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m 週刊ポスト12月3日号「日活ロマンポルノはニッポンの青春映画だ」後編より・スペシャルインタビュー風間杜夫p148-149
  7. ^ 林尚之 (2017年7月31日). “「踊ってはいけない」解禁、風間杜夫初ミュージカル”. nikkansports.com. https://www.nikkansports.com/entertainment/news/1864808.html 2018年1月31日閲覧。 
  8. ^ “森山直太朗が朝ドラ初出演へ「一つ一つ感情を積み上げて」 20年春『エール』唐沢寿明ら7人決定”. ORICON NEWS (oricon ME). (2019年9月6日). https://www.oricon.co.jp/news/2143881/full/ 2019年9月6日閲覧。 
  9. ^ "NHK 放送史 プレミアムドラマ うたの家〜歌人・河野裕子とその家族". NHK. 2012年8月26日. 2023年1月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月8日閲覧
  10. ^ "BSプレミアムドラマ「拾われた男 Lost Man Found」追加出演者一挙発表!". ドラマ情報. 日本放送協会. 19 May 2022. 2022年5月19日閲覧
  11. ^ 岡部大、馬場徹、玄理、飯沼愛、皆川猿時、塚地武雅ら、山﨑賢人主演『アトムの童』出演へ”. Real Sound|リアルサウンド 映画部 (2022年8月14日). 2022年8月14日閲覧。
  12. ^ “山崎賢人の主演ドラマ「アトムの童」ディズニープラスで世界配信”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2022年10月7日). https://natalie.mu/eiga/news/496606 2022年10月7日閲覧。 
  13. ^ 「藤子・F・不二雄SF短編ドラマ」シーズン2放送、キャストに浜野謙太、渡辺大知ら”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年3月22日). 2024年3月22日閲覧。
  14. ^ “綾瀬はるか主演「本能寺ホテル」製作決定、堤真一が織田信長役&濱田岳が蘭丸役”. 映画ナタリー. (2016年6月24日). https://natalie.mu/eiga/news/192039 2016年6月24日閲覧。 
  15. ^ 劇場版『アンダードッグ』【前編】 (2020)”. シネマトゥデイ. 2020年12月16日閲覧。
  16. ^ 坂東龍汰の主演映画「君の忘れ方」公開日決定 南果歩、円井わん、岡田義徳ら出演”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年9月10日). 2024年9月10日閲覧。
  17. ^ 小泉今日子と風間杜夫が倦怠期の夫婦役に「家庭内失踪」追加公演、明日発売”. ステージナタリー (2016年2月23日). 2016年2月24日閲覧。
  18. ^ “パルコ劇場休館前の最終日「ラヴ・レターズ」に渡辺謙&南果歩夫妻”. ステージナタリー. (2016年7月1日). https://natalie.mu/stage/news/192795 2016年7月1日閲覧。 
  19. ^ 風間杜夫ら出演「青空は後悔の証し」開幕に岩松了「劇場で一緒に“青空”を見上げて」”. ステージナタリー. ナターシャ (2022年5月14日). 2022年5月14日閲覧。
  20. ^ 三浦大輔3年ぶりの新作に丸山隆平が主演、芸能界を舞台に今の“人間”描く「ハザカイキ」”. ステージナタリー. ナターシャ (2023年12月19日). 2023年12月19日閲覧。
  21. ^ 中村勘九郎・豊川悦司・寺島しのぶら、花園神社でテント芝居「おちょこの傘持つメリー・ポピンズ」”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年4月14日). 2024年4月15日閲覧。
  22. ^ 二兎社「こんばんは、父さん」に風間杜夫・萩原聖人・竪山隼太、年代異なる男たち3人の一夜描く”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年9月9日). 2024年9月9日閲覧。
  23. ^ 『浅草キッド』新映像解禁、柳楽優弥とビートたけしは「孤高な感じが通ずる」”. ドワンゴジェイピーnews. 2021年12月7日閲覧。
  24. ^ キャスト・スタッフ”. 闘牌伝説アカギ 〜闇に舞い降りた天才〜. 2024年3月24日閲覧。
  25. ^ 安寿と厨子王丸”. メディア芸術データベース. 文化庁. 2018年1月31日閲覧。
  26. ^ わんぱく王子の大蛇退治”. 映画.com. 2024年3月31日閲覧。
  27. ^ キャラクターと声の出演”. 風立ちぬ公式サイト. 2013年6月6日閲覧。
  28. ^ 風間杜夫&戸田恵子、13年ぶり『X-ファイル』復帰! 新作邦題は『X-ファイル 2016』”. ぴあ映画生活. 2016年2月23日閲覧。
  29. ^ 『X-ファイル 2016』戸田恵子(インタビュー#46)”. 吹替の帝王. 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント (2016年). 2019年12月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月30日閲覧。
  30. ^ 人形歴史スペクタクル 平家物語 - NHK放送史
  31. ^ 真行寺君枝をヒロインに据えた青春シリーズCMだった。ほかの共演者に平田満亜湖草薙良一がいた。
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  33. ^ 「ファンの欲する歌を売らぬレコード業界」『読売新聞』1986年1月20日付夕刊、11面。
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  35. ^ 秋の褒章、703人・32団体に 宮本輝さんら”. 日本経済新聞 (2010年11月2日). 2023年4月7日閲覧。
  36. ^ ことしの「春の叙勲」4009人が受章”. NHK (2023年4月29日). 2023年4月29日閲覧。 アーカイブ 2023年5月14日 - ウェイバックマシン

外部リンク

[編集]