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大谷直子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
おおたに なおこ
大谷 直子
生年月日 (1950-04-03) 1950年4月3日(74歳)
出生地 日本の旗 日本 東京都足立区[1]
身長 154 cm
血液型 A型
職業 女優
ジャンル テレビドラマ映画舞台
活動期間 1968年 -
配偶者 松山省二1971年 - 1974年
清水綋治1979年 - 1994年
著名な家族 華子(娘)
事務所 フロム・ファーストプロダクション
公式サイト 公式プロフィール
主な作品
テレビドラマ
信子とおばあちゃん
草燃える
天城越え (松本清張)

映画
肉弾
ツィゴイネルワイゼン
橋のない川
蛇イチゴ
希望の国
受賞
日本アカデミー賞
優秀主演女優賞
第4回ツィゴイネルワイゼン
その他の賞
キネマ旬報ベスト・テン
主演女優賞
1980年『ツィゴイネルワイゼン』
芸術選奨文部大臣新人賞
1983年
高崎映画祭
最優秀助演女優賞
第7回『橋のない川
第18回『蛇イチゴ
日本映画批評家大賞
審査員特別賞
1992年
日本映画プロフェッショナル大賞
特別賞
2013年希望の国
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大谷 直子(おおたに なおこ、1950年昭和25年〉4月3日 - )は、日本女優東京都足立区出身[1]東京都立赤羽商業高等学校卒業[1]フロム・ファーストプロダクション所属。元夫は松山政路および清水綋治。娘は女優の華子[2][3]

来歴・人物

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東京・北千住の下町に育つ[4]

高校在学中の1968年、知人が本人に知らせずに応募した岡本喜八監督の『肉弾』の一般公募で300人の応募者の中から合格[4]、スクリーン・デビューを果たす[注釈 1]

『肉弾』での演技がNHKのドラマ制作者の目に留まり、翌1969年のNHK連続テレビ小説信子とおばあちゃん』でヒロイン・小宮山信子役に抜擢されて[5]、平均視聴率37.8%、最高視聴率46.8%を記録した同作品の主演を1年間にわたり務めて一躍人気を博す[4]

1980年鈴木清順監督の映画『ツィゴイネルワイゼン』に主演して一人二役を演じ、第4回日本アカデミー賞優秀主演女優賞並びにキネマ旬報主演女優賞を受賞。

1981年、妊婦ヌード写真集『直子 - 受胎告知』を発表。

1983年芸術選奨文部大臣新人賞を受賞。

1993年、映画『橋のない川』で第7回高崎映画祭最優秀助演女優賞、および第2回日本映画批評家大賞審査員特別賞を受賞。

2004年、映画『蛇イチゴ』で第18回高崎映画祭最優秀助演女優賞。

2007年秋に癌細胞の影響で骨がもろくなり、背骨を圧迫骨折。精密検査でステージ4の悪性リンパ腫と診断。余命3か月の宣告を受けた[6]。1か月の入院と続く通院による抗がん剤抗体薬での治療を経て、半年後に治療を終了[7]。4年間の療養生活を経て体力も回復し、2012年公開の映画『希望の国』で復帰した[8]

2013年、映画『希望の国』および長年の功績により第22回日本映画プロフェッショナル大賞特別賞を受賞[9]

私生活では、1971年から1974年まで[10]松山省二(現・松山政路)、1979年から1994年まで[10]清水綋治との2回の結婚・離婚を経て、1人で3人の子を育てた[11][12]

出演

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テレビドラマ

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NHK

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日本テレビ系

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TBS系

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フジテレビ系

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テレビ朝日系

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テレビ東京系

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WOWOW

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映画

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吹き替え

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CM

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舞台

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書籍

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写真集

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  • 大谷直子写真集 直子 - 受胎告知(1981年5月、集英社)

受賞

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脚注

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注釈

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  1. ^ 岡本家には下宿していた時期もあり、その後、岡本作品にはそれほど出演しなかったが、岡本の晩年まで交流は続いた。

出典

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  1. ^ a b c 「決定!保存版 '76 ALLスタアLIST 大谷直子」『スタア』1976年2月号、平凡出版、88頁。 
  2. ^ 華子プロフィール”. クローバー. 2016年5月27日閲覧。
  3. ^ 華子 (2013年6月17日). “ご報告”. 華子オフィシャルブログ. 2016年5月27日閲覧。
  4. ^ a b c 斉藤勝久 (2015年3月26日). “[女優 大谷直子さん]悪性リンパ腫(1)57歳で「血液のがん」に”. ヨミドクター (YOMIURI ONLINE). https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20150326-OYTEW54863/ 2016年5月27日閲覧。 
  5. ^ 大谷直子 盟友・大原麗子さん孤独死で終活…07年、悪性リンパ腫で余命宣告”. デイリースポーツ online (2018年3月16日). 2022年1月27日閲覧。
  6. ^ “女優・大谷直子、悪性リンパ腫で余命3か月だった 400万円詐欺被害も告白」”. スポーツニッポン社. (2017年11月10日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2017/11/10/kiji/20171110s00041000273000c.html 2017年11月12日閲覧。 
  7. ^ 斉藤勝久 (2015年4月9日). “[女優 大谷直子さん]悪性リンパ腫(3)抗がん剤治療 体重33キロに”. ヨミドクター (YOMIURI ONLINE). https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20150409-OYTEW54885/ 2016年5月27日閲覧。 
  8. ^ 斉藤勝久 (2015年4月16日). “[女優 大谷直子さん]悪性リンパ腫(4)闘病生活 老境の役作りに”. ヨミドクター (YOMIURI ONLINE). https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20150409-OYTEW54885/ 2016年5月27日閲覧。 
  9. ^ “「第22回日本映画プロフェッショナル大賞」授賞式レポート”. 文化通信 (文化通信社). (2013年7月14日). http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?id=2209 2016年5月27日閲覧。 
  10. ^ a b TVでた蔵「2017年11月10日放送 19:00 - 20:00 TBS「爆報!THEフライデー」”. ライブ・オン・ティービー (2017年11月10日). 2017年11月11日閲覧。
  11. ^ “【プレイバック芸能スキャンダル史】 憧れの俳優と再婚して衝撃の妊婦ヌードを披露した大谷直子”. ゲンダイネット (日刊ゲンダイ). (2012年12月21日). オリジナルの2013年10月7日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20131007091249/http://gendai.net/articles/view/geino/140249 2016年5月27日閲覧。 
  12. ^ 斉藤勝久 (2015年4月2日). “[女優 大谷直子さん]悪性リンパ腫(2)がん細胞転移 背骨が圧迫骨折”. ヨミドクター (YOMIURI ONLINE). https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20150402-OYTEW54874/ 2016年5月27日閲覧。 
  13. ^ 土曜ドラマ 劇画シリーズ 花に棲む - NHK名作選(動画・静止画) NHKアーカイブス
  14. ^ a b 東宝特撮映画全史 1983, pp. 537–538, 「主要特撮作品配役リスト」

参考文献

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  • 『東宝特撮映画全史』監修 田中友幸東宝出版事業室、1983年12月10日。ISBN 4-924609-00-5 

外部リンク

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