トミー・バストウ
トミー・バストウ Tommy Bastow | |
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本名 | Thomas Derek Bastow |
生年月日 | 1991年8月26日(33歳) |
出生地 | イングランド サリー州エプソム |
国籍 | イギリス |
身長 | 185cm[1] |
職業 | 俳優・ミュージシャン |
ジャンル | テレビ・舞台 |
活動期間 | 2005年 - |
著名な家族 | ジョディ・バストウ(姉または妹) |
主な作品 | |
『SHOGUN 将軍』 |
トミー・バストウ(Tommy Bastow、1991年8月26日 - )はイングランドの俳優・ミュージシャン。バンド「FranKo」のリードボーカル。髪は茶色、瞳は青色[1]。
教育
[編集]独立系のシティ・オブ・ロンドン・フリーメンズ・スクールに通い、その後、クロイドンにある舞台芸術専門の州立学校ブリット・スクールに転校する[3][4]。そしてドラマ・センター・ロンドンで演技学士(BA Acting)の学位を取得して卒業する(Class of 2015/2016)[5]。
俳優としてのキャリア
[編集]父親と一緒に『時計じかけのオレンジ』、『パルプ・フィクション』、『アメリカン・サイコ』などの映画を観て、俳優の演技に感銘を受けたことがきっかけで俳優になりたいと思うようになる[6]。初めて演技に携わったのは13歳の時である[6]。2005年以降、BTの広告に何度か出演している[3]。2008年には、CBBCの番組『M.I. High』のルイス・チャックワース役で2エピソードに出演し、短編映画『Londongrad』にも出演する[7]。 2008年7月に公開された『ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日』のデイヴ役でメジャー映画に初出演する[8]。2008年12月には、BBC Oneのテレビシリーズ『ロビン・フッド』の1エピソードで、若き日のギズボーン卿を演じ、2009年6月6日に放送された[6]。2009年にはクライヴ・オーウェン主演の『The Boys Are Back』にも出演する[7]。2010年にはスペイン・アメリカ合作のホラー映画『エクソシズム』に出演[9]、同作はFilmaxの製作である[10]。 また、BBCスイッチのティーン向けドラマ『The Cut』にグレッグ・クランボーン役でゲスト出演。2011年には『イーストエンダーズ』にセブ・パーカー役で出演[11]。
知的な役を演じることが多いが、2021年のアクション映画『ネバー・バックダウン/自由への反乱』で地下格闘技の選手を演じ、ムエタイの経験を活かせたことに対して喜びを語っている[12]。
2024年のテレビシリーズ『SHOGUN 将軍』で日本語の堪能なポルトガル人司祭を演じるにあたり、濃い色のコンタクトレンズを使用している[13]。
ミュージシャンとしてのキャリア
[編集]2005年、バンド「Blackspray」のリード・シンガーになる[14]。 2007年10月、別のバンド「Hawkwood」のメンバー(うち2人はブリット・スクールの同窓生)と共にFranKoを結成する[14]。 2008年、FranKoは英国で初のギグを行い、プロデューサーのジム・ロウ(ステレオフォニックス、フー・ファイターズ、マニック・ストリート・プリーチャーズ)とデビューEPをレコーディングする[14]。 その後、バンドはMTVタイランドへの出演を含むタイ・ツアーを行なう[15]。 エリオット・マイナーやMe Vs Heroともツアーを行なう[要出典]。 2010年3月31日、FranKoは10曲入りのデビューアルバム「Vote FranKo」をリリースする。アルバムからのファースト・シングルは2009年9月にリリースされた「Night Time」。2011年7月、FranKoはセカンドアルバム「FranKo」をリリース。ROOM 94のサポート・ツアー(2011年7月)とデイヴ・ジャイルズとのツアー(2011年10月)を行なっている。
日本語
[編集]2024年の日本のメディアのインタビューで、子供の頃に父親が世界中の様々な映画を見せてくれた中で黒澤明の映画に惹かれ、日本の古い映画や文化を好きになり、武士道にも魅了されるようになったことなどがきっかけで、10年前くらいから日本語を趣味で勉強し始め、そのまま勉強を続けていると語っている[2]。
日本語が堪能なポルトガル人司祭を演じたテレビシリーズ『SHOGUN 将軍』のプレミアイベントでのインタビューで、自らの日本語能力について次のように述べている[16][17]。
この役のオーディションを受けた時、それまでの自分の(日本語での)会話はすべて(日本語の)先生とのものだったので自分は流暢に日本語を話せると思いこんでいました。「大丈夫。流暢だから。任せて!」って感じで。でも撮影現場で、本物の日本人と本物の日本語を話してみて、自分にはやるべきことがたくさんあることに気づきました。撮影のない日は、毎朝起きてから1日8時間ひたすら勉強していました。
なお、『SHOGUN 将軍』については原作小説も1980年のドラマも大好きだったので、オーディションでは絶対に役を獲得したいと意気込んでいたことを明かしており[2]、同作への出演が公になった際には自らのInstagramで日本語で書かれたメッセージを公開している[18]。 また、第三話「明日は明日」のリリースに際しては、日本語を話す動画を初めて投稿している(ただし、話している内容は『SHOGUN 将軍』とは無関係である)[19]。
主な出演作品
[編集]- ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日 Angus, Thongs and Perfect Snogging (2008) - デイヴ役
- エクソシズム La posesión de Emma Evans (2010) - アレックス役
- THE CROSSING/未来からの漂流者 The Crossing (2018) - マーシャル役 ※テレビシリーズ
- THE WINDOW The Window (2021[20]) - キーラン(主人公の兄)役[21] ※日独合作テレビシリーズ
- ネバー・バックダウン/自由への反乱 Never Back Down: Revolt (2011) - アスラン役
- SHOGUN 将軍 Shôgun (2024) - アルヴィト司祭役 ※テレビシリーズ
出典
[編集]- ^ a b “Tommy Bastow” (英語). Stage 32. 2024年6月28日閲覧。
- ^ a b c 中谷直登「「SHOGUN 将軍」按針役&マーティン司祭役にインタビュー ─ 「このドラマ成功の理由は、全員が狂気に取り憑かれて製作したから」」『THE RIVER』2024年3月8日。2024年6月13日閲覧。
- ^ a b "Angus, Thongs and Perfect Snogging Production Notes" (Press release) (英語). Paramount Pictures. 2008. 2011年10月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年12月6日閲覧。
- ^ “Interview: Olivia Scott-Taylor and Tommy Bastow” (英語). OK! Magazine. (11 January 2011). オリジナルの2013年6月24日時点におけるアーカイブ。 6 April 2013閲覧。
- ^ “BA ACTING - CLASS OF 2015/2016” (英語). University of the Arts London. 2017年2月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月13日閲覧。
- ^ a b c Savage, David (December 2008). “Tommy Bastow Interview” (英語). Popcorn 10 December 2008閲覧。
- ^ a b “Tommy Bastow” (英語). IMDb. 6 December 2009閲覧。
- ^ Elley, Derek (25 July 2008). “Angus, Thongs and Perfect Snogging” (英語). Variety. オリジナルの9 June 2010時点におけるアーカイブ。 6 December 2009閲覧。
- ^ Miska, Brad (2010年2月2日). “Creepy Promo Art for Filmax's 'Exorcismus'” (英語). Bloody Disgusting 2020年2月8日閲覧。
- ^ MrDisgusting (10 November 2009). “AFM '09: First Images from Filmax's 'Exorcismus'” (英語). Bloody Disgusting. オリジナルの18 November 2009時点におけるアーカイブ。 6 December 2009閲覧。
- ^ Director: Gwennan Sage; Executive Producer: Bryan Kirkwood; Writer: Jeff Povey (24 February 2011). "Episode dated 24/02/2011". EastEnders (英語). BBC. BBC One。
- ^ Gupta, Soumyabrata (2023年3月15日). “EXCL! Never Back Down Revolt actor Tommy Bastow thinks Ram Charan, Jr NTR’s RRR is AMAZING” (英語). Times Now 2024年6月28日閲覧。
- ^ Tommy Bastow [@tommybastow] (2024年6月17日). "Tommy with Alvito's eyes or Alvito with Tommy's eyes?". Instagramより2024年6月28日閲覧。
- ^ a b c “Franko Biography” (英語). City Showcase (2008年). 19 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。6 December 2009閲覧。
- ^ Savage, David (December 2008). “Tommy Bastow Interview: Part 2” (英語). Popcorn 10 December 2008閲覧。
- ^ Mantz, Scott; McClure, Deven (2024年2月23日). “Shogun Stars Tease The Real-World Significance Of The Samurai Series Remake” (英語). Screen Rant 2024年6月14日閲覧。
- ^ Tommy Bastow On His Shogun Culture Shock & Practice For Priesthood. YouTube (英語). Screen Rant Plus. 24 February 2024. 該当時間: 1分17秒. 2024年6月15日閲覧。
- ^ Tommy Bastow [@tommybastow] (2023年11月17日). "日本語を勉強し始めた時に、"いつか将軍のリメイクに出る" と言われていたら、そんなことを信じることはできなかったでしょう。". Instagramより2024年6月14日閲覧。
- ^ Tommy Bastow [@tommybastow] (2024年3月5日). "To celebrate the release of Shogun Episode 3 "Tomorrow is Tomorrow" I decided to post my first ever *gulp* Japanese speaking video". Instagramより2024年6月14日閲覧。
- ^ 長谷川朋子「フジ秋元優里P「これまでにないドラマ」 ドイツ共同製作『THE WINDOW』カンヌでお披露目」『マイナビニュース』2021年10月22日。2024年6月28日閲覧。
- ^ 「フジテレビ×独放送局 初共同製作サッカードラマのキャスト決定!」『めざましmedia』2019年10月16日。2024年6月28日閲覧。
外部リンク
[編集]- Tommy Bastow (@tommybastow) - Instagram
- トミー・バストウ - 映画.com
- トミー・バストウ - allcinema
- トミー・バストウ - KINENOTE
- Tommy Bastow - IMDb