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[[1934年]]4月、予科校舎として開設。[[杉並]]・[[永福]]の閑静な住宅街をバックグラウンドとする一方、[[明大前駅]]は[[渋谷]]・[[新宿]]・[[吉祥寺]]・[[下北沢]]の結節点にあたり、それぞれから約3~10分という立地でもある<ref name="izumi-movie"/><ref name="izumi-map"/>。 |
[[1934年]]4月、予科校舎として開設。[[杉並]]・[[永福]]の閑静な住宅街をバックグラウンドとする一方、[[明大前駅]]は[[渋谷]]・[[新宿]]・[[吉祥寺]]・[[下北沢]]の結節点にあたり、それぞれから約3~10分という立地でもある<ref name="izumi-movie"/><ref name="izumi-map"/>。 |
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[[京王線]]沿線の至便の地での校舎開設には、 |
[[京王線]]沿線の至便の地での校舎開設には、[[京王グループ]]の事実上の創業者でOBの[[井上篤太郎]]らによるバックアップがあったとされる。駅前は再開発などにより90年代後半以降、街並みが一新されたが、周辺には嘗ての面影を残す界隈も残る。また、次段階の鉄道立体交差化・複々線化に伴う 大規模な駅前広場整備なども計画されている<ref>[http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2012/09/DATA/20m9a102.pdf 東京都/連続立体交差化および複々線化計画等の概要図]</ref>。 |
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キャンパスは、新宿から電車で20分余の距離にある[[生田 (川崎市)|生田]]の高台に立地<ref name="ikuta-movie"/><ref name="ikuta-map"/>。17万[[平方メートル|m{{sup|2}}]]の敷地に最新鋭の設備や大規模な実験装置などを擁する。周辺には、[[日本女子大学]]、[[専修大学]]、[[聖マリアンナ医科大学]]などのキャンパスの他、[[生田緑地]]、[[川崎市岡本太郎美術館]]、[[藤子・F・不二雄ミュージアム]]、[[生田スタジオ]](日本テレビ)等。 |
キャンパスは、新宿から電車で20分余の距離にある[[生田 (川崎市)|生田]]の高台に立地<ref name="ikuta-movie"/><ref name="ikuta-map"/>。17万[[平方メートル|m{{sup|2}}]]の敷地に最新鋭の設備や大規模な実験装置などを擁する。周辺には、[[日本女子大学]]、[[専修大学]]、[[聖マリアンナ医科大学]]などのキャンパスの他、[[生田緑地]]、[[川崎市岡本太郎美術館]]、[[藤子・F・不二雄ミュージアム]]、[[生田スタジオ]](日本テレビ)等。 |
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大学の入口([[生田駅 (神奈川県)|生田駅]]からの登校時に使用する入口)から建物までの間は急な坂となっており、学生の間では俗に「生田坂(いくたざか)」と呼ばれている。濃い緑に[[堀口捨己]]設計による白亜の塔が連なる景観は、有名な映画作品『[[白い巨塔 (映画)|白い巨塔]]』で物語の主要舞台として使用されるなどした<ref>{{cite news|newspaper=明治大学広報|issue=546|date=2004-10-15|title=特別企画 北野武氏座談会 -知られていなかった明大時代を語る-|url=http://www.meiji.ac.jp/koho/information/pr/meidaikouhou/2004/546_4.html|accessdate=2012-06-29}}</ref>。[[1945年]]10月から[[1949年]]4月まで、戦後敷地は[[慶應義塾大学]]工学部[[予科]]の仮校舎として使用 |
大学の入口([[生田駅 (神奈川県)|生田駅]]からの登校時に使用する入口)から建物までの間は急な坂となっており、学生の間では俗に「生田坂(いくたざか)」と呼ばれている。濃い緑に[[堀口捨己]]設計による白亜の塔が連なる景観は、有名な映画作品『[[白い巨塔 (映画)|白い巨塔]]』で物語の主要舞台として使用されるなどした<ref>{{cite news|newspaper=明治大学広報|issue=546|date=2004-10-15|title=特別企画 北野武氏座談会 -知られていなかった明大時代を語る-|url=http://www.meiji.ac.jp/koho/information/pr/meidaikouhou/2004/546_4.html|accessdate=2012-06-29}}</ref>。[[1945年]]10月から[[1949年]]4月まで、戦後敷地は[[慶應義塾大学]]工学部[[予科]]の仮校舎として使用されていた<ref>[http://www.scitech.lib.keio.ac.jp/tenji/gallery/scitech/relocation_map.pdf 慶応 仮校舎(予科)1945~49]</ref>。 |
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『明治大学平和教育登戸研究所資料館』が2010年に開館、『新化学棟』(D館)が[[2011年]]に完成。[[2012年]]に約1,240m{{sup|2}}のキャンパス隣接地を取得し 『地域産学連携研究センター』 を開設。市民講座「[[#生涯教育|リバティアカデミー]]」の開設や 小中学生対象の夏休み科学教室<ref name="summer kid’s">[http://www.meiji.ac.jp/sst/summerbreak/science/ 夏休み科学教室 2016]</ref>、中高生対象の最先端研究成果体験プログラム<ref name="daigaku-taiken"/>等を実施。2014年、第一校舎6号館竣工。 |
『明治大学平和教育登戸研究所資料館』が2010年に開館、『新化学棟』(D館)が[[2011年]]に完成。[[2012年]]に約1,240m{{sup|2}}のキャンパス隣接地を取得し 『地域産学連携研究センター』 を開設。市民講座「[[#生涯教育|リバティアカデミー]]」の開設や 小中学生対象の夏休み科学教室<ref name="summer kid’s">[http://www.meiji.ac.jp/sst/summerbreak/science/ 夏休み科学教室 2016]</ref>、中高生対象の最先端研究成果体験プログラム<ref name="daigaku-taiken"/>等を実施。2014年、第一校舎6号館竣工。 |
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敷地内には、大型のグラウンドの他、長年に渡り大学王座として君臨する馬術部などの練習所も設置されており、部員が駆る保有馬がキャンパス内を優雅に闊歩する田園的な光景を時折目にすることが出来る。なお、生田キャンパスとは別に 2012年4月 川崎市麻生区黒川の 里山を有する自然豊かな地(12.8万m{{sup|2}})に、最先端の農学研究・実習施設である 黒川農場 が新たに開設された。 |
敷地内には、大型のグラウンドの他、長年に渡り大学王座として君臨する馬術部などの練習所も設置されており、部員が駆る保有馬がキャンパス内を優雅に闊歩する田園的な光景を時折目にすることが出来る(体育では馬術の講座が設置(任意選択制)されている。)。なお、生田キャンパスとは別に 2012年4月 川崎市麻生区黒川の 里山を有する自然豊かな地(12.8万m{{sup|2}})に、最先端の農学研究・実習施設である 黒川農場 が新たに開設された。 |
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==== 中野キャンパス ==== |
==== 中野キャンパス ==== |
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;その他 |
;その他 |
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*M-Naviプログラム |
*M-Naviプログラム |
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*:学生達の社会人基礎力を磨く支援プログラムの一つとして多くの行事、講座等が用意されている。芸術鑑賞などを通じた「本物に触れ幅広い教養を身に付ける機会」や、模擬裁判に裁判員として参加する「社会体験の場」などの提供であり、主なものとしては、新入生合宿、イベント・コンサート運営、祭礼([[神田祭]]、[[青森ねぶた祭り]]、徳島[[阿波踊り]]等)や、各種講座(ボイストレーニング、料理、座禅、スポーツ、農業、ボランティア、コミュニケーション力強化等)への参加の他、[[劇団四季]]、[[Bunkamura]]、[[国立劇場]]、[[東京芸術劇場]]、[[東京文化会館]]などとタイアップした観劇・講演・舞台裏見学([[歌舞伎]]、[[オペラ]]、[[現代劇]]、[[京劇]]等)のプログラム、アニメーションスタジオや落語の現場の見学・交流、等々がある。 |
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*明治大学文学部読書感想文コンクール |
*明治大学文学部読書感想文コンクール |
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*:高校生、社会人を対象にした読書感想文コンテスト。選考委員長に[[齋藤孝 (教育学者)|齋藤孝]]教授。 |
*:高校生、社会人を対象にした読書感想文コンテスト。選考委員長に[[齋藤孝 (教育学者)|齋藤孝]]教授。 |
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*明治大学芸術祭 |
*明治大学芸術祭 |
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*:文化人OB等を招いてのイベント他 |
*:文化人OB等を招いてのイベント他 |
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*eプレゼン・コンテスト |
*eプレゼン・コンテスト |
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*和泉フィルムフェスティバル |
*和泉フィルムフェスティバル |
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*『明大生が捉えた日本』 映像・写真コンテスト |
*『明大生が捉えた日本』 映像・写真コンテスト |
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*岸本辰雄記念ホール企画展示「学生作品展」 |
*岸本辰雄記念ホール企画展示「学生作品展」 |
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*その他 |
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*:任意選択制の体育講座として、初心者向けのフットサル&サッカー、ラグビー、アウトドア・キャンプ(アウトドアクッキング、トレッキング、サイクリング、カヌー、クライミング etc)、乗馬、ゴルフ、スキー、エアロビクス、ダンス等々の授業が用意されており、実技のみでなくコモンセンスを磨く場としてのプログラミングされている。 |
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=== クラブ・サークル === |
=== クラブ・サークル === |
2016年7月24日 (日) 07:40時点における版
明治大学 | |
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ファイル:Bell of bright.jpg 『暁の鐘』(岸本辰雄記念ホール) | |
大学設置 | 1920年 |
創立 | 1881年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人明治大学 |
本部所在地 | 東京都千代田区神田駿河台一丁目1番地 |
キャンパス |
駿河台(東京都千代田区) 和泉(東京都杉並区) 生田(神奈川県川崎市多摩区) 中野(東京都中野区) |
学部 |
法学部 商学部 政治経済学部 文学部 理工学部 農学部 経営学部 情報コミュニケーション学部 国際日本学部 総合数理学部 |
研究科 |
法学研究科 商学研究科 政治経済学研究科 経営学研究科 文学研究科 理工学研究科 農学研究科 情報コミュニケーション研究科 教養デザイン研究科 先端数理科学研究科 国際日本学研究科 グローバル・ガバナンス研究科 法務研究科 ガバナンス研究科 グローバル・ビジネス研究科 会計専門職研究科 |
ウェブサイト | http://www.meiji.ac.jp/ |
明治大学(めいじだいがく、英語: Meiji University)は、東京都千代田区神田駿河台一丁目1番地に本部を置く日本の私立大学。1881年創立、1920年大学設置。大学の略称は明治または明大(めいだい)。
概観
大学全体
「近代市民社会を担う聡明な若者を育成する」 ことを目指し、1881年(明治14年)にフランス法の自由民権思想を学んだ青年法律家らが前身である 明治法律学校 を創設した[6]。大学本部及び文系学部・大学院等は、文化・文教施設が集積し、“日本のカルチエ・ラタン”とも呼ばれる国内最大の学生街、御茶ノ水に立地[7]。東京都心部に位置する都心型総合大学である[8][5][9][10][11][12](理系キャンパスは郊外に立地[13][14][15] )。2013年4月、第4のキャンパス「中野キャンパス」を開設[16][17][18][19][20]。 2016年1月に創立135周年を迎えた。
近年の広汎な大学改革により 教育[21][22][23][16][18][24]研究[25][26][27][28][16][29][30] 環境が飛躍的に向上し、 文部科学省の「国際化拠点整備事業(グローバル30))[31]」 「グローバルCOEプログラム[32][33][34][35][36][37]」 「共同利用・共同研究拠点[38]」 などへの選定や 「文部科学省GP[39]」 「私立大学学術研究高度化推進事業 (私立大学戦略的研究基盤形成支援事業)[40]」 「 スーパーグローバル大学等事業[41][42]」 の採択など、各種補助事業で 多数の教育・研究プログラム採択が行われている[21][43]。
内外の有力大学との連携を強めており、オックスフォード大学[44]やケンブリッジ大学[45]などを始めとした海外の有名大学との提携の他、国内に於いては世界の主要調査機関によるMBAランキングで国内第1位[46]に位置付けられる国際大学(大学院大学)[47][48]を2013年に系列化するなど[49][50][51]、研究教育の国際ネットワークの構築を進めている。
また、東京医科歯科大学、順天堂大学などとの包括提携により[52][53][54]、医農工連携を促進している。一方で世界知的所有権機関(WIPO)と日本で初めて知的財産法関連の協力協定を締結する[55]など、複数の国際連合機関等と協力協定を締結している他[56][57][58]、国内でも科学技術振興機構や宇宙科学研究本部(JAXA)など 主要研究機関との協力協定を推進している (「大学・研究機関」参照 )。
IT化施策でも国内最先端を歩み、大学情報サミットの創設により有力私大の情報関連部門の連携を強めている[59][60][61][3]。2016年度の入学試験から 一般入学試験 ( 一般選抜・全学部統一・大学入試センター試験利用 入学試験 )の出願は、すべて 「Web出願」 になった[62] (「IT化施策/情報教育」参照 )。
主要調査機関による現役高校生志願度調査等では、文系・理系・男子・女子 すべての部門で 第1位を占めるなど[63][64][65][66][67] [68][69][70][71]、例年国内最大規模の入試が行われている。
大学の略称は「明大」であり「めいだい」と発音するほか、 和泉キャンパス最寄には「明大前駅」も存在する。但し、明治大学は、商標「明治大学」 称呼「メイジダイガク、メイジ」 を商標登録(登録商標日本第3043764号)しているが、「明大」・「めいだい」に関しては商標登録をしていない。
理念
創立時からの伝統によって確立された建学の精神「権利自由、独立自治」に基づき、自由と自治の精神を養うことを理念とし、「知の創造と人材の育成を通し、自由で平和、豊かな社会を実現する」ことを大学の使命としている[72][73]。
これからの21世紀 世界を見据えたコンセプト「世界へ — 『 個 』 を強め、世界をつなぎ、未来へ — 」とともに 明治のスピリッツでもある 「前 へ!」[74][75][76][77]をスローガンとして掲げ、“国際社会を牽引する 「世界に開かれた大学」 を目指す”としている[78][79][72]。 大学の公式パンフレット等[80]では 「個を強くする[78][79][72]都心型大学」をキャッチフレーズとして使用することも多い。
教育・研究
明治法律学校を起源としているが、商学部、経営学部を私学で初めて設置するなど、伝統的に商学でも知られる。人文系でも演劇学、考古学等、歴史・伝統をもつ専攻を多く有す。更に近年、現象数理学という新しい研究分野を開拓した総合数理学部[81]、国際建築家の養成機関として 大学院理工学研究科建築学専攻[82] に開設された 「国際プロフェッショナルコース[83][84]」、国内の中心拠点として商学部が進めるファッション・ビジネス教育(「ファッションビジネス」欄 参照)、フジテレビ番組制作プロの指導による 情報コミュニケーション学部 メディアリテラシー講座[85]など、特色ある学科・専攻が新設されている。
教育[21][22][23][18][24]研究[25][26][27][28][30]の国際化[86][87][42][88]が進められており、世界主要研究機関とのネットワーク拠点として、オックスフォード大学[44]など欧米のトップ研究機関と提携し文部科学省の「共同利用・共同研究拠点[38]」にも選定された「先端数理科学インスティテュート(MIMS)[89]」 をはじめ、遺伝子・発生工学応用による移植用臓器の作出[90][91]、ブタを利用した糖尿病の新規治療法開発 など[92][93] に取り組む 「バイオリソース研究国際インスティテュート(MUIIBR)[94][95]」 等々、各種プロジェクトが進行中である[25][26][27][96][97]。
2010年 地球規模の課題解決を目指す「国連アカデミック・インパクト(UNAI)」に発足と同時に参加[98][56][99][100]。2011年に設置したシンクタンクである 「国際総合研究所(MIGA)[101]」は内外の有識者を招聘すると共に、海外の政府機関、大学、企業や国際機関などと連携し、国際社会に対して政策提言をすべく 積極的な活動を行う[102]。2008年に国際日本学部[103][104]を開設、2009年 国際連携機構[105]設置、2012年に国際日本学研究科[106]を開設。2013年には 更なる国際化推進のため 国際大学(大学院大学)[47][46][107][41][51][50][48]との間で系列法人化協定を締結[49]、タイ・バンコク に アセアンセンター[108]を開設した。
大学院に すべて英語により国際公務員、国際NGO専門家等を養成するグローバル・ガバナンス研究科(博士課程後期のみ)[109]を置く。海外協定校は、世界 48 ヶ国・地域 284 大学・機関に及ぶ (2016年4月現在。「国際交流の歴史/海外大学・研究機関との協定」 参照 )[110][111]。 総合的教育改革に向けて 2学期4ターム制の導入等、2017年度からの 「時間割・学年暦の 全学一斉変更」 を発表[112][113](欧米等の大学日程に合わせて、学生の海外体験[42][114][115][116][117][118][119][120][121]、外国人留学生の増加を図る[122][123][124][125][126][127][128][129][130][131][132][133][134][135])。
実用分野での研究開発にも力を入れており、産(官)学連携[136][96]においては企業からの研究資金提供額が大きな伸びを見せ、研究型の国立大学と肩を並べて国内9位(私大2位)となっている(約9億円、2013年)[137]。将来の国産エネルギー源として期待されるメタンハイドレートの実用化研究[138][139][140][141] で国内の中心的な役割を担う他、世界的に注目を集める折り紙工学の提唱及び大規模な産業活用を見込んだ研究開発[142][143][144]、国内の先端をいく人工意識や脳科学研究[145][146]、JAXAとの惑星探査機共同開発、新方式の3Dプリンター開発など、先端的かつ実用的研究が多く行われている[27]。2009年に 知的財産法政策研究所(IPLPI)[147]を設置。
専門職大学院などでは、毎年国内有数の国家試験実績を上げる法科大学院[148][149]、会計大学院[150]の他、世界に活躍するビジネスパースンを育成する 経営大学院[151]、現職市長・議員が院生として最も多く在籍することで知られる公共政策大学院[152][153][154][155]などがある[156]。 「社会に開かれた大学」を志向し、1999年に設立した『 リバティアカデミー[157]』は大学のもつ知的資産と大学院・図書館・博物館等の生涯教育部門をネットワーク化。多くの会員を集め年々規模は拡大され、2014年度は 駿河台[8]、和泉[10]、生田[13]、中野[16][17]の各キャンパスと黒川農場[158][24]において400以上の講座を開設し21,000名が受講する[159][160]国内有数の生涯学習機関である(大阪出張講座を開設。学生生徒の受講も可)。会員以外の一般向けには、オープン講座を開講。アップル社の『明治大学 iTunes U』等においても、講義をはじめ1,700を超えるコンテンツを無料で公開[161][162][163] (「生涯教育」、「IT化施策/情報教育」参照)。
学風・特色
時代を先導する 「暁の鐘」 をシンボルに用い、「個を強くする都心型大学」 をキャッチフレーズとしているとおり、フロンティア・スピリットに富んだ人材を多数輩出しており、OB・OG[164][165][166] は政界、官界、法曹界を始めとし、マスコミ、出版、経済産業界における 多くの著名企業の創始者から文化・風俗の創始者など に至るまで、ほとんどの各分野第一線で幅広い活躍を見せている (「明治大学と現代文化」欄、「明治大学の女子文化」欄、「OB・OG・在学生動向」欄、「トリヴィア」欄、「明治大学の人物一覧」 等参照)。
東京都心部に本部キャンパスを構え、国内外の企業・大学・政府系機関 などとの交流による実践的教育、総合大学ならではの学問環境や課外活動プログラム、伝統となっている演劇祭、音楽祭[167]などの恒例行事、各分野の第一線 との交流も豊富なクラブ・サークル活動[168][169][170][171][172][173]の場などを提供。社会連携・貢献活動等でも「社会連携・貢献」 を 教育・研究 とともに 大学の使命[72]と位置づけ、国内外で 積極的な支援・協力を行うなど ( 「社会連携活動」 「ボランティア・社会貢献活動」 参照 )[174][24][4][175][176][177][178][179][180][181][182][56][55][58][57]、 幅広い分野に人材を送り出す下地 となる学生文化が形成されている。
沿革
創立者
近代国家を樹立する上で近代法制度の確立が最重要課題であった明治政府は、欧米諸法の比較研究による新法典の編纂 及び近代法制度を理解しその運用にあたる官僚の養成 が急務となっていた。こうした事項を担う機関として、1871年(明治4年)9月、司法省に明法寮(後に司法省法学校)が創設された。
特別な待遇で全国の藩から選抜されたエリートが集められ、1872年(明治5年)7月に第一期生20名が入学。その多くは後に裁判官・検察官として明治期の日本の司法を支えることとなった。創立者の岸本辰雄、宮城浩蔵、矢代操はこの20名のうちの3名であり、日本で西洋近代法を習得した第一世代にあたる。また、この第一期生の過半数が明治大学の創設に関与している。
略歴
明治大学は、当時20代の青年法律家、岸本辰雄、宮城浩蔵、矢代操 の3人が、フランス留学仲間の西園寺公望(公家、後の第12・14代内閣総理大臣)らを協力者に迎え、1881年1月17日に設立した 明治法律学校 をその母体とする。
設立に際しては、旧鳥取藩主・池田輝知や旧島原藩主・松平忠和(江戸幕府第15代将軍・徳川慶喜の実弟)らから支援を受け、千代田区有楽町数寄屋橋内の旧松平忠和邸「三楽舎」を校舎として開校した。司法省法学校出身者やフランス留学組などから多くの人材が参画し、当時最先端のフランス法学を教授[184]。
1886年12月には神田区駿河台南甲賀町(現千代田区神田駿河台一丁目)の新校舎に移転し、法律学部・行政学部の2学部を設置。1903年に専門学校令による旧制専門学校となった際に現校名に改称された。
年表
- 1881年 麹町区有楽町3丁目1番地・数寄屋橋内旧島原藩の邸内に 明治法律学校 として開校
- 1886年 神田区駿河台南甲賀町11に校舎を移転
- 1887年 名誉校員制を制定し、大木喬任・鶴田皓・箕作麟祥・名村泰蔵・ボアソナード等が就任
- 1888年 特別認可学校規則により法律学部・政治学部の2学部が認可
- 1891年 学祖 矢代操 逝去[186]
- 1893年 学祖 宮城浩蔵 逝去[186]
- 1901年 創立20周年記念式典を挙行、清浦奎吾司法相、曾禰荒助蔵相、大審院長、渋沢栄一等が祝辞・列席[187]
- 1903年 専門学校令により 明治大学 と改称
- 1904年 学則改正により法学部・政学部・文学部・商学部設置、各学部に本科・専門科設置
- 1905年 大学組織を財団法人に改める
- 1911年 初代記念館落成(現在の駿河台校舎)、創立30周年記念式典挙行(西園寺公望首相、原敬内相、牧野伸顕農相の他、蔵相、文相、陸相他の閣僚、大審院長、清国全権大使、東京府知事等が祝辞・列席)
- 1912年 政学部を政治経済科と改称。学祖 岸本辰雄 逝去[186]
- 1920年 大学令による大学設置認可、本科を大学令による大学へ改組、専門科を専門学校令による専門部へ改組、明治大学校歌を公示、卒業生に明法学士の称号が授与されるようになる
- 1921年 専門部に二部法科を設置、駿河台の大学予科校舎竣工
- 1923年 専門部に二部経済科を設置
- 1929年 専門部女子部設置、専門部に二部商科を設置
- 1930年 明治大学商業学校設置
- 1931年 創立50周年記念式典挙行(若槻礼次郎首相の他、文部相、司法相他の閣僚、東京府知事等が祝辞・列席、日銀総裁、大審院長、枢密院顧問等が講演)[188]
- 1932年 専門部文科設置
- 1934年 予科を現在の和泉キャンパスに移転
- 1939年 専門部興亜科を新設、経営・貿易・農政・厚生の4科を設置
- 1944年 東京明治工業専門学校を設置、専門部商科を経営科と改称、明治女子専門学校設置
- 1945年 興亜科を産業経済科と改称
- 1946年 明治農業専門学校設置
- 1949年 学制改革により新制大学となり、予科・専門部を統合の上、法学部・商学部・政治経済学部・文学部・工学部・農学部を設置、法学部・商学部・政治経済学部・文学部に二部を設置
- 1950年 創立70周年記念式典挙行( 昭和天皇 が臨席、祝辞。他、三笠宮崇仁親王、幣原喜重郎衆院議長、参院議長、文相等が列席)、明治女子専門学校(専門部女子部が戦後に改称)を明治大学短期大学に改称、工学部に二部を設置
- 1951年 大学組織を学校法人に改組、生田校舎開設
- 1952年 大学院法学研究科、商学研究科、政治経済学研究科、文学研究科、工学研究科設置
- 1953年 経営学部設置、大学院校舎竣工
- 1956年 大学院工学研究科建築学専攻修士課程増設
- 1957年 大学院文学研究科増設認可
- 1959年 大学院農学研究科、経営学研究科設置
- 1960年 創立80周年記念事業アラスカ学術調査隊出発
- 1961年 大学院工学研究科建築学専攻博士課程認可
- 1963年 大学院政治経済学研究科経済学専攻博士課程認可
- 1964年 大学院文学研究科日本文学専攻、英文学専攻、仏文学専攻各修士・博士課程、地理学専攻博士課程増設、工学部・工学研究科が駿河台校舎から生田校舎へ移転
- 1965年 生田第二校舎、2・3号館竣工
- 1966年 大学院工学研究科工業化学専攻修士・博士課程設置
- 1971年 大学院文学研究科独文学専攻、演劇学専攻修士課程増設
- 1974年 大学院文学研究科独文学専攻、演劇学専攻博士課程増設、連合父兄会(現父母会)結成
- 1978年 大学院農学研究科農芸化学専攻・農学専攻・農業経済学専攻設置
- 1980年 創立100周年記念式典挙行(於日本武道館:三木武夫元首相、文相等の他、UCLA総長などが列席)
- 1983年 生田第三校舎3号館竣工
- 1984年 創立100周年記念図書館竣工
- 1985年 創立100周年記念大学会館竣工、和泉第一校舎竣工
- 1987年 和泉校舎図書館増築竣工
- 1988年 和泉第一校舎竣工
- 1989年 理工学部設置、生田第一校舎4号館竣工、生田第二校舎6号館竣工
- 1990年 大学院農学研究科農学専攻、農業経済学専攻博士後期課程増設
- 1991年 生田中央校舎竣工
- 1993年 大学院理工学研究科電気工学専攻、機械工学専攻、建築学専攻、工業化学専攻各博士前期・後期課程、基礎理工学専攻修士課程設置
- 1994年 「明治大学百年史」完成、駿河台12号館竣工
- 1995年 大学院理工学研究科基礎理工学専攻博士課程設置、大学発祥の地に記念碑建立(千代田区有楽町)
- 1996年 和泉校舎体育館竣工
- 1998年 創立120周年記念館リバティタワー竣工、ハイテク・リサーチ・センター竣工、生田第一校舎5号館竣工
- 1999年 リバティー・アカデミー設立、清里セミナーハウス竣工、生田構造物試験棟竣工
- 2000年 農学部生命化学科設置、司書過程・司書教諭課程設置、知的資産センター設立、生田食堂館(スクエア21)竣工、生田第一校舎2号館竣工、知的資産センター設立、駿河台校舎中央図書館竣工
- 2001年 創立120周年・創立者生誕150年記念式典・祝賀会
- 2002年 政治経済学部地域行政学科設置、文学部心理社会学科設置、経営学部会計学科・公共経営学科設置
- 2003年 社会連携促進知財本部設立、大学院農学研究科生命科学専攻設置、短期大学、二部の学生募集を停止
- 2004年 アカデミーコモン完成、ロースクール法科大学院・ガバナンス研究科・グローバルビジネス研究科開設、ビジネススクールグローバル・ビジネス研究科、心理臨床センター開設、情報コミュニケーション学部設置、生田第二校舎A館竣工、商学部創立100周年記念式典開催、政治経済学部創立100周年記念式典開催
- 2005年 和泉メディア棟完成、会計大学院開設、大学院文学研究科臨床人間学専攻修士課程設置、総長制を廃止し、理事長・学長による二長制に移行、秋葉原サテライトキャンパス開設
- 2006年 紫紺館完成、明治大学短期大学閉学、3名の副学長を設置、理工学部工業化学科を応用化学科へ名称変更
- 2007年 文学研究科臨床人間学専攻博士前期課程・博士後期課程設置、ガバナンス研究科専門職学位課程設置、電気電子工学科と電子通信工学科を再編、電気電子生命学科設置、全学部統一入試を全国5会場(東京・札幌・仙台・名古屋・福岡)で実施。マレーシア・サテライト・オフィス開設(マレーシア工科大学構内)
- 2008年 国際日本学部設置、理工学研究科新領域創造専攻設置、情報コミュニケーション研究科設置、教養デザイン研究科設置、農学部農業経済学科を食料環境政策学科へ名称変更
- 2009年 国際連携機構設置、知的財産法政策研究所設置、和泉インターナショナルハウス竣工、米沢嘉博記念図書館開設、明治大学文学賞設置
- 2010年 情報コミュニケーション学部ジェンダーセンター開設、明治大学平和教育登戸研究所資料館開設、国連アカデミック・インパクト(UNAI)公式発足式典に参加
- 2011年 先端数理科学研究科開設、文学研究科文芸メディア専攻開設、生田第二校舎D館竣工、国際総合研究所開設、明治大学出版会再開、震災復興支援センター設置
- 2012年 国際日本学研究科開設、黒川農場開設、和泉新図書館開館、地域産学連携研究センター開設
- 2013年 警察大学校跡地に中野キャンパス開設、総合数理学部設置、国際日本学部移転、駿河台C地区教育・研究棟(グローバルフロント)完成、理工学研究科建築学専攻国際プロフェッショナルコース開設、国際大学(大学院大学)を系列法人化、アセアンセンター開所(タイ・バンコク)
- 2014年 グローバルガバナンス研究科(博士後期課程のみ)開設、生田第一校舎6号館竣工。国連食糧農業機関(FAO)と連携の覚書を締結
- 2015年 2016年度から 一般入学試験のすべてを「Web出願」とすること 及び 2017年度からの 2学期4ターム制の導入等、「時間割・学年暦の 全学一斉変更」 を 発表。世界知的所有権機関(WIPO)と日本で初めて知的財産法関連の協力協定を締結。
基礎データ
所在地
- 駿河台キャンパス (東京都千代田区神田駿河台)[8][5]
- 和泉キャンパス (東京都杉並区永福)[10][11]
- 生田キャンパス (神奈川県川崎市多摩区東三田)[13][14]
- 中野キャンパス (東京都中野区中野)[16][17][18][19]
- 黒川農場 (神奈川県川崎市麻生区黒川)[24][158]
- 八幡山グラウンド (東京都世田谷区八幡山)[190]
- 明治大学 内海・島岡ボールパーク (東京都府中市)[191]
- セミナーハウス等[192]
(この他に民間の契約厚生施設がある)
象徴
校歌
- 校歌
- 学生歌
- 応援歌
教育・研究
組織
学部
法学部
創立以来、三木武夫内閣総理大臣 を始め、大審院判事、最高栽判事、検事総長 及び 法務・検察の No.2である東京高検検事長、 日弁連会長等、政界・官界・法曹界等に多数の人材を輩出している[205]。前身の 明治法律学校 は、代言人(現在の弁護士)試験、判検事登用試験 において、その合格者数が 全体の4割近くに達するなど[206][207]、法曹界において一大勢力を形成した[208][209]。早くから女性法曹の育成にも取組み、女性初の法学博士[210]や裁判官・弁護士を始め、女性法曹の重鎮において、出身者は非常に大きな割合を占める[205][211]( 「明治大学の女子文化」 「明治大学の人物一覧」 を参照)。ケンブリッジ大学[45]での法学研修等を実施している[212][213]。2011年には世界法学会研究大会が駿河台キャンパスで開催された。
法曹志望者のために[214][215][216]「法制研究所[217][218]」 が、国家公務員総合職志望者には 「行政研究所[219][220]」 が開設されている。
成績が特に優秀な学生を対象とする 早期卒業制度(3年)[221][222]がある。
- 法律学科[223][224][225][226]
- ビジネスローコース
- 国際関係法コース
- 公共法務コース
- 法と情報コース
- 法曹コース
- コースに分かれるのは2年次からだが、法曹コースは3年次のはじめに、2年次までの成績による選抜を行う。3年次に法曹コース以外のコースへ変更することもできる
商学部
1904年に私学初の商学部として設立。創設に当たっては、渋沢栄一の援助があった他、渋沢の創設した商法講習所(現一橋大学)の主要教授が講師として多数参加[227][228]。2001年に商学科、産業経営学科の2学科制から商学科・7コース制に再編。
有名企業とのタイアップにより、学生がビジネスの現場において、チームによる課題解決能力などを養成すると共に、各社の経営幹部層へのプレゼンテーションを経て、実際に商品化や番組放送等を行うといった、特別プログラムが設置されている(現在までの参加企業は、電通、HONDA、朝日新聞、JTB、FM東京、ロッテなど)[229]。
「ベンチャービジネス論/起業プランニング論」では、創業期ベンチャー、大手金融機関新規事業、老舗中小メーカー第二創業等の起業経験を有する現役経営者の講師が実践的起業論を展開。
ファッションビジネス教育においては、内外の有力機関と提携し、国内の中心拠点となっている。(「ファッションビジネス」欄参照)
成績が特に優秀な学生を対象とする 早期卒業制度(3年)[221]がある。
- 商学科
- アプライド・エコノミクスコース
- マーケティングコース
- ファイナンス&インシュアランスコース
- グローバル・ビジネスコース
- マネジメントコース
- アカウンティングコース
- クリエイティブ・ビジネスコース
- 3年次にコースに分かれる
政治経済学部
近年、国際教育ネットワークの構築が進み、、UCバークレー[230]、UCLA[231]、デューク大学[232] 、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス[233]、ESADE、北京大学、延世大学、国立台湾大学、南洋理工大学等々、世界トップクラスの有力校との間で交流協定が締結され、海外との人事交流が活発化されている。留学も含めて4年間での卒業が可能なダブルディグリープログラムなども設置されている。「ACE(英語実践力養成コース)」を設け、「リビング・カリキュラム」というユニークなメソッドによる英語教育を実施。TOEICなども全学生が大学で受験可能である。
2002年に地域行政学科を設置。2008年度にはカリキュラム改定により「ゼミ指導型コース制」を導入。3、4年次の科目選択の目安として、4つのコースを設け、さらにそれを区分して、それぞれ3つずつの科目パッケージを配置している。学生はゼミの担当教員の指導に基づいて、自身の研究テーマにふさわしいコースならびに科目パッケージを選ぶ。
グローバルリーダーの養成に向け、地域行政総合コース以外には、国際系のパッケージを設置。
2011年に設置した明治大学国際総合研究所(MIGA)[101]には学部から教員が参加し、内外の国際派論客や政財界人との協業による政策提言等などを行うと共に、学部教育へのフィードバックが期待されている。
2015年より、欧米の有力大学と連携し、ビジネス学や経済学を中心とした大学での学びと現地企業でのインターンシップや、株式会社を設立して留学期間中に会社を運営し、留学期間終了時に解散させるという実践的なビジネスプログラムを含む、交換留学プログラムを開始予定。また、国内の企業や地方自治体、議員事務所、NPO等へのインターンシップなども活発である。
ジャーナリスト育成プログラムがあり、「基礎マスコミ研究室[234]」では、現役ジャーナリストによる講義・演習等が行われている。
- 政治学科
- 経済学科
- 地域行政学科
- コース
- 政治学・社会学総合コース
- 経済学・経済政策総合コース
- 地域行政総合コース
- 国際文化総合コース
経営学部
1953年、私学初の経営学部として設立。経営管理を対象とする専門の学部として、商学部から分離する形で発足。2002年に、経営、会計、公共経営の3学科制に移行。1990年代には学部単独で2万人以上の志願者を集めた。
学部一括入試を実施し学科所属は2年次からであるが、所属学科以外の演習(ゼミナール)や専門科目の履修も可能。
リーダーシップや高度なコミュニケーション能力を養成する人材育成プログラムなどもカリキュラムとして設置。「グローバル人材の育成」の一環として、実践的英語教育、IT教育にも力を入れる。
大学として、多くの著名企業の創業者を輩出してきた伝統を反映し、学部間共通総合講座に『青年社長育成講座』(事業継承予定の後継社長候補の学生や、起業志望の学生を対象)等が設置されており、現役企業経営者による講義など実践的なプログラムが豊富に用意されている。
ソウル大学経営学部などと独自の学部間協定を結んでいる。成績が特に優秀な学生を対象とする 早期卒業制度(3年)[221]がある。
- 経営学科
- 会計学科
- 公共経営学科
文学部
日本を代表する著名文学者が教鞭を執ってきた伝統をもつ。主な文学者に、夏目漱石、上田敏、山本有三、菊池寛、小林秀雄、大岡昇平、登張竹風、笹川臨風、舟橋聖一、里見弴、横光利一、今日出海、萩原朔太郎、豊島与志雄、中村光夫、三好達治等々。
近年その芸術性の高い土器や土偶など他に類例を見ない洗練された暮らしぶりが解明されるにつれ、従来の文明論を根底から揺さぶる研究対象として世界的な注目が集まる縄文文化や、弥生文化の解明に中心的な役割を果してきた考古学専攻、主要文学賞を受賞する在学生や若手OBなどがいる(「OB・OG・在学生動向」欄参照)文芸メディア専攻、映画監督・脚本家・プロデューサーや在学中から活躍する俳優など演劇界に多くの人材を供給する演劇学専攻などが特に有名である。
2002年に心理社会学科、2004年に文学科に文芸メディア専攻を設置。『明治大学文学賞』が設置されており、大賞作については芸術評論誌『ユリイカ』に掲載される。最近では、日本語ブーム等を巻き起こした齋藤孝教授などが有名。
- 文学科
- 日本文学専攻
- 『日本近代文学文庫』は明治期から昭和初期頃までの間にデビューした近代日本文学者の初版本や署名本、自筆草稿、書幅などを中心とした約3,300のコレクション。
- 英米文学専攻
- フランス文学専攻
- ドイツ文学専攻
- 演劇学専攻
- 文芸メディア専攻
- 日本文学専攻
- 史学地理学科
- 日本史学専攻
- アジア史専攻
- 西洋史学専攻
- 考古学専攻
- 1950年に私学初の考古学専攻として設立。日本史が1万年以上古くにまで遡ることを証明し、日本の旧石器時代研究の出発点となった岩宿遺跡調査をはじめ、日本考古学史上の画期的な発掘調査を数多く手がける。計11名の考古学専任スタッフが在籍するなど、考古学専攻としては国内で最も充実した体制を誇り、学外からの著名教授の招聘による海外の考古学の講義なども開講。大学合同考古学シンポジウムを主催。
- 日本古代文化学会を創設した後藤守一、弥生土器・土師器の編年研究の基礎をつくると共に明大考古学専攻を創設した杉原荘介、日本考古学協会会長の大塚初重、同副会長の小林三郎、日本旧石器学会会長の小野昭など考古学会の重鎮が教鞭をとってきた他、吉崎昌一(北海道大学名誉教授)、芹沢長介(東北大学名誉教授)などを輩出。学会では「西の京大、東の明治」と称され、日本の考古学界を牽引してきた。
- 主な発掘調査実績として、登呂遺跡、夏島貝塚、虎塚古墳、天神森古墳、龍角寺古墳群・龍角寺岩屋古墳、法皇塚古墳、甲斐銚子塚古墳、甲斐銚子塚古墳、雨の宮古墳群、山木遺跡、桜井古墳、板付遺跡、山王囲遺跡、曾谷貝塚、堀之内貝塚、篠山貝塚等々。
- 地理学専攻
- 心理社会学科
- 臨床心理学コース
- 臨床社会学コース
情報コミュニケーション学部
2004年に開設。文系・理系の枠を越えた教育カリキュラムを展開し、『社会、人文、自然の諸科学を超える新しい学問領域』の学部として位置づけられている[235]。1929年に設置された「専門部女子部(1944年に明治女子専門学校、さらに1950年に明治大学短期大学に改組)」の流れを受け継ぐ形で学部開設に至った経緯があり、男女共同参画社会の更なる推進や、女性のキャリア形成などのジェンダー研究には特に重点をおいており、ジェンダー研究という新しい学問分野を切り開き発展させるべく、2010年にジェンダーセンターを学部内に設置[235]。テレパシーによる情報伝達やコミュニケーション等を研究する超能力(超心理学)などの講座も置かれている。
少人数のゼミナール教育を1年次から4年次まで段階的に行っており、興味をもった分野を専門的に学んでいくことも可能である。社会調査士の資格取得に向けたプログラムを設定しており、情報処理においてはCCNAやオラクルマスターを目標として情報リテラシー教育を実現している。2014年4月には フジテレビと共同で番組制作を行い、これを通じてメディアリテラシーを実践的に身に付けるための講座(メディアリテラシー講座)を開設[236]。これは受講生がチームごとに分かれ、フジテレビ番組制作プロの指導により、ニュース映像の企画・立案、取材等を行い、最終的にひとつの番組として完成させるものである[85]。
- 情報コミュニケーション学科
- 社会システムと公共性
- 組織とコミュニティ
- 多文化と国際協調
- メディアと環境
- 2年次にコース選択
国際日本学部
日本の文化と社会システムを教育研究対象とする一方で、少人数での集中的な英語教育と異文化を正しく理解するための国際教養教育に力を注ぐ。
留学プログラムとしては、オックスフォード大学[44]等への語学留学や、セメスター留学の他、フロリダ州立大学・ディズニーワールドと提携した、インターンシップ留学(ディズニーの本拠で同社役員等による組織マネジメント、リーダーシップ等の授業を受けると共に、ディズニーワールドでの現場実習に於いて報酬を得ながら、国際社会におけるコミュニケーション力・リーダーシップを養うというユニークな半年間のインターンシップ)等の特色あるプログラムを設置。また、北京大学とは共催講座を設けるなど特に交流が深い。教授陣では、鹿島茂、山口仲美等のメディアでの活動が有名な他、「白熱教室JAPAN」(NHK)では小笠原泰教授の講義がシリーズで放映された。また、漫画・アニメ文化に関する講座はこの学部に置かれている。明治の中の女子大ともいわれ、男女比は約3:7と女子部の伝統を受け継ぐ情報コミュニケーション学部より女子の比率が高い。2013年4月に和泉キャンパスから、新設された中野キャンパス[16][18][237]
に移転した。成績が特に優秀な学生を対象とする 早期卒業制度(3年)がある[238]。
- 国際日本学科
- 日本文化コース
- 日本社会システムコース
- 2013年度よりコース制は廃止
- 国際日本学専門科目
- 研究領域[239]:ポップカルチャー研究領域、社会システム・メディア研究領域、国際関係・文化交流研究領域、国際文化・思想研究領域、日本文化・思想研究領域、視覚文化研究領域、日本語研究領域、英語研究領域
理工学部
1949年に工学部として設立され、1989年に理工学部に改組[243]。高台にある広大なキャンパスには、機械工学科による旅客機のジェットエンジンの実物やテストベンチ、建築学科による実物の建物の強度や構造を研究するための実験棟など、国内有数の本格的な大規模実験・研究装置・設備が充実している。一方で、研究室はいずれも10~20人ほどの少人数体制で指導が行われており、学部学生の約半分が大学院に進んでいる。
学部と大学院理工学研究科が一体となった教育・研究システム“I-MAST”(Institute of Meiji Advanced Science and Technology)により、学生に多くの選択肢を用意しており、学科横断の混合クラスによる一般教養授業や実践的言語教育などのカリキュラムの他、全国有数のシステム環境下での情報処理教育などに特色がある。近年では建築、ロボット開発、環境技術などの分野で注目を集める。また、グローバル人材養成の一環として、文系のキャンパスで英語などの授業を受けることも可能であり、ハーバード大学[244]やイェール大学[240]など、内外の有力機関との共同研究なども進められてきている。
- 電気電子生命学科
- 学科専門科目には、実験・演習科目のほか、環境・エネルギー、新素材・デバイス・ナノテクノロジー、通信ネットワーク、生命・情報制御システムの分野がある。液晶・プラズマディスプレイに代わる次世代薄型ディスプレイの開発などが進行中であり、イェール大学[240]医学部との間では脳科学の面から日米のコミュニケーション文化の違いを解明する共同研究などが進められている。電気電子情報制御関係の総合学会である電気学会会長は松瀨貢規教授が務めている(私大出身者としては2校目)。
- 機械情報工学科
- 数学、物理などを学ぶ基礎教育の科目群に加え、材料と構造、運動と振動、エネルギーと流れ、設計と生産・管理、計測・制御、情報・数理、総合デザイン力育成の科目群がある。民間企業と風力発電などの共同開発が進められており、中でも計測工学研究室が計画する、充電型風力発電装置による独立電源型街路灯の大規模展開等が注目を集める。ソーラーパネルが併設され外部電力を要さないため、災害等の非常時に有効であり、且つ二酸化炭素削減へ大きな効果が見込まれる。現在、明大キャンパスをはじめ、全国数拠点に設置済みであり、全国的な普及と大量生産による低価格化を更に推し進め、CO2削減等へ大きな貢献を果たすことが期待されている。
- 建築学科
- 日本を代表する建築家であった堀口捨己学部長以来の伝統をもち、日本建築学会会長を務めた内田祥哉や武藤清などの他、香山壽夫、稲垣栄三、阪田誠造など歴代の日本建築学会賞受賞者達が教鞭を執ってきた。
- 国際交流が活発で、ハーバード大学[244]との都市開発に於ける共同研究などが進められてきた[82]。教授陣には、ハーバード大学[244]、イェール大学[240]、UCバークレー[230]出身者などが名を連ねる。
- OB・OGでは、「リーフ賞」最高賞など各賞を受賞し、国内の若手建築家代表株と言われる中村拓志や、在学中から海外のメジャー設計事務所で腕を振い国際的な活躍を見せてきた堀内功太郎などを始め、若手の活躍が目立つ。
- 建築設計演習・実習などの科目群に加え、構造・材料分野、建築・都市プランニング&マネージメント分野、環境エンジニアリング分野、建築・都市デザイン分野の科目群がある。広いキャンパスを背景に、実物の建物の強度や構造を研究するための大型実験棟など国内に数台しかない設備が設置されている。
- 在学生や教員による、土木学会デザイン賞「最優秀賞」を始め、日本建築学会やアメリカ建築家協会日本支部の各賞受賞及び、国土交通省「住宅・建築関連先導技術開発助成事業」への多数の採択等、活発な活動が展開されている。また、大手ゼネコン15社との共同研究により、超高層建物の構造設計ガイドラインなどを共同作成している。
- 応用化学科
- 科目群には、総合領域関連、実験・研究関連、分析化学関連、無機化学関連、有機化学関連、高分子化学関連、物理化学関連、化学工学関連がある。環境技術分野の研究が成果を上げており、2010年には温室効果ガスであるCO2の排出量削減技術についての研究が国際的に評価され、『Global CCS Institute』(地球温暖化防止の為の国際機関)Scholarship賞を日本人として初めて受賞。2011年には環境への負荷が低い植物由来(フェルラ酸)のプラスチック開発に成功しており、食品包装材等での普及を目指している。また、生体材料(バイオマテリアル)の先端研究も盛んで、人工骨から再生医療まで様々な応用が検討されている。女子学生の比率が30%程度を占める。
- 機械工学科
- 基礎科目や実験実習科目のほか、「主要四力学」として流体力学、熱力学、材料力学、機械力学の科目群があるほか、専門科目として加工・工作、材料、設計、計測・制御、情報処理の科目群がある。ビークルダイナミクス研究室では、自動車などの車両開発研究等を行う。また、今後の日本のロボット研究の中心を担う一翼とも言われる黒田研究室のTeam AMSL Racingは宇宙科学研究本部(JAXA)との間で、小惑星探査機「はやぶさ」に搭載されたロボット「ミネルバ」の共同開発や、日本の次期月探査計画への参画による惑星探査車の共同開発が進行中であり、福島第一原子力発電所での利用が予定される無人放射線観測ロボットなども開発されている。また、TISとの共同研究が「次世代ロボット中核技術開発」(NEDO)に採択されている。自動掃除機ルンバなどの開発元として知られ、ロボット開発の代表的な企業であるアイロボットの社長来日時にはロボットの展望についてのセミナーサポートを行った。
- 情報科学科
- 科目群には、基礎、ハードウェア、ソフトウェア、応用などがある。『Web Science Laboratory』では、学生達のプロジェクトチームによる研究が、競争型国際ワークショップで世界トップレベルの成績を残している他、各方面のIT関連企業のエキスパートたちが直接、自社ビジネスを説明する講座を設定しており、ソフトバンク副社長をはじめ、楽天、Google、ヤフー、TBS、SAP他、国内を代表するIT企業の要職者達が登壇するなど、実戦的な教育が行われている。また、サイバーエージェントの「AI Lab」と最先端の広告配信技術を開発することを目的として共同研究を開始した。『ロボット科学研究室』は世界で初めて「自己認識するロボット」の開発に成功[145]。ゲーム創作の分野では、学生チームによる作品が、芸術科学会展特別賞(グランプリ)、中山隼雄記念財団賞(年間のエンターテイメント関連の最優秀作品賞)などを受賞している。2010年には第10回「国際情報通信技術シンポジウム」をアカデミーコモン等で開催。
- 数学科[245]
- 物理学科[246]
- 専門教育では、共通基礎、学科専門、複合領域の科目群がある。約6割が大学院へ進学。研究室は14室で平均所属学生数は5人。
農学部
経済産業省の支援による拠点整備事業として、食料の安定的供給と農業の産業化を実現していく「植物工場」に関する研究開発・人材育成の全国8大拠点の一つであり、東京大学とのiPS細胞の共同研究などが行われている。
研究と並行し、実践的な農産物の生産も行い、無農薬の水耕栽培で土耕栽培の3倍に相当する量の収穫を可能にするシステムを開発しており、年間を通して安定した品質、規格、量の作物の提供を実現している。
化粧品や食品の研究もあり、主要メディアで農学部ガールなどとして学生達が取上げられていることなどにも象徴されるように、総じて女子人気が高く女子比率が50%を超える学科もある。
2012年には川崎市黒川地区の13.3ヘクタールの土地に、先端技術を集積した総事業費数十億円の研究・実習施設 黒川農場[158][24]を開設。
- 農学科
- 「食糧生産関係」、「環境関係」という2つの履修モデルがある。専攻科目群は共通基幹科目のほか、「食料生産関係」の科目群、「環境関係」の科目群、「食料生産関係」と「環境関係」共通の科目群がある。他の大学では別の学科となっていることの多い「食料生産」と「環境保全」とが同一学科にあることが特長となっている。諸分野で国内の第一人者といわれる教授陣が先端的な研究を推進。都市・建物緑化専攻の輿水肇教授は国内の屋上緑化等を、自然エネルギー問題専攻の藤井石根名誉教授はソーラーハウスなどの普及を推進する。新栽培法の確立から新しい食文化の創造ビジョンを描くとして、企業との共同研究などが進められている。アグリサイエンス研究室では、オゾンや酸素のマイクロバブルを用いて、青果物の残留農薬の除去や水耕栽培における病原菌の殺菌に成功すると共に、水耕栽培の農作物の発育促進も可能として、農業・食の安全化・効率化に向けた早急な実用化に向け取組みが行われている。
- 食料環境政策学科
- 農芸化学科
- 生命科学科
- 総合科目群
- 人文科学、社会科学、自然科学など幅広い教養を養う共通科目、外国語科目、スポーツ実習や健康と運動の科学理論を学ぶ保健体育科目が設定されている。
総合数理学部
2013年に開設した新学部[81]。数理科学と情報技術の最先端を教育し、数理科学やIT系分野のリーダーとなる人材を育成する。「モノや構造を支配する原理」を発見する数理科学の振興の必要性が叫ばれている中、社会と人間が直面する問題に対して、社会・人文・自然科学にまたがる複合的な視点から、数理的・論理的根拠をもって向き合うことのできる人材を養成する。
従来の大学の教育構造を変えようとする試みの下、キャンパス内は領域を超えた「オープンな空間」の中で「コラボレーション」を推奨するような空間が設計されており、研究室間のコラボによるアウトプットの機会を多く設けているのが特徴である。文理融合型の教育を重視することから、同じキャンパス内に設置されている国際日本学部の科目などの履修も可能としている。1年次からゼミ参加が可能。
大学として、文化界に多くの人材を供給してきた伝統に加え、数理科学・IT関連のエキスパートの教員陣による文理融合型の研究開発、教育を進め、スタンフォード大学やシリコンバレーなどもモデルとして、スティーブ・ジョブズ(アップル創業者)タイプの、新たな文化、ライフスタイルを創出出来るクリエイターの養成を企図する。学部開設記念シンポジウムのひとつである『スタンフォード流ベンチャー起業法@中野NAKANO』では、ヤフーやグーグルの創業者など世界的なIT企業の経営者を輩出するスタンフォード大学の取り組みについて、同校ビジネススクール出身の石黒不二代(ネットイヤーグループ社長)ら有識者を招き討論を行うなど、従来の日本型教育の枠組みを超えた取り組みが図られている。
- 現象数理学科[250]
- 現象数理学とは明治大学が提唱した新たな学問分野であり、自然・社会に現れるさまさまな現象に対して数理モデルを構築、解析することにより現象の理解を目指すとしている。専門教育科目は、「現象数理の基礎」、「コンピューター数理」、「社会数理」、「創造数理」、「演習・研究」の科目群からなる。
- 先端メディアサイエンス学科[251]
- 専門教育科目は、「概論・特別講義」、「プログラミング」、「情報技術」、「メディア数理システム」、「先端情報メディア・人間」、「演習・研究」の科目群からなる。コンピュータミュージック、メディアアートデザインといった芸術関連の科目なども含め、プログラムの設計・開発技術から文化的コンテンツのデザイン技術まで、幅広く文理融合型の教育を行う。
- 教員陣にはプロダクトデザイン、インタラクションデザイン、メディア研究、拡張現実感等の分野の第一線の研究者が名を連ねる。研究がビジネスと直結する環境が構築されており、教員、学生らによる、ITを駆使した新商材の開発や、スマートフォンやゲーム関連のアプリなどが製品化されている。
- 自動作曲システム「Orpheus」などを開発した嵯峨山茂樹教授が開発メンバーである音声符号化技術「LSP方式」は2014年にIEEEマイルストーンに認定された[252]。
- ネットワークデザイン学科[253]
- 専門教育科目は、「ネットワークデザイン基礎」、「ネットワークコア技術」、「知能数理システム」、「ネットワークデザイン」、「演習・研究」の科目群からなる。ネットワークを形づくる基礎工学技術とコンピュータ技術のほかに、柔軟に問題を解決するための「知能数理システム」や身の回りにあるネットワークデザインの技術を広く学ぶことのできる多種多様な科目を設置。様々なネットワークシステムの企画立案・構築・運用において中心的な役割を担う技術者として活躍する人材の創出を担う。
大学院
- 法学研究科(博士前期課程・博士後期課程)
- 2013年度入学生まで
- 公法学専攻
- 博士前期課程のコース
- 法学研究コース
- 法学専修コース
- 博士前期課程のコース
- 民事法学専攻
- 博士前期課程のコース
- 法学研究コース
- 法学専修コース
- 博士前期課程のコース
- 公法学専攻
- 2014年度入学生から
- 公法学専攻
- 博士前期課程のコース
- 法学研究者養成コース
- 高度職業人養成コース
- 博士前期課程のコース
- 民事法学専攻
- 博士前期課程のコース
- 法学研究者養成コース
- 高度職業人養成コース
- 博士前期課程のコース
- 公法学専攻
- 2013年度入学生まで
- 商学研究科(博士前期課程・博士後期課程)
- 商学専攻
- 経済系列
- 商業系列
- 経営系列
- 会計系列
- 金融・証券系列
- 保険系列
- 交通系列
- 貿易系列
- 商学専攻
- 政治経済学研究科(博士前期課程・博士後期課程)
- 政治学専攻
- 博士前期課程のコース
- 研究者養成コース
- 専修コース
- 博士前期課程のコース
- 経済学専攻
- 博士前期課程のコース
- 研究者養成コース
- 専修コース
- 博士前期課程のコース
- 政治学専攻
- 経営学研究科(博士前期課程・博士後期課程)
- 経営学専攻
- 博士前期課程のコース
- リサーチコース(研究者養成型)
- マネジメントコース(社会人再教育型)
- 両コースは、経営理論系、企業論系、経営科学系、経営管理系、人事・労務系、経営史系、財務会計系、管理会計系、公共経営系、グローバルコース系という10の系からなる。また、リサーチコースでは語学の充実に力を入れ、外国語も使用して経営・会計研究を展開。「外国文献研究」、「コミュニケーション研究」、「経営学研究方法」という科目群を配置。博士課程の専修科目は経営理論特殊研究、企業論特殊研究、経営科学特殊研究、経営管理特殊研究、人事労務特殊研究、経営史特殊研究、財務会計特殊研究、管理会計特殊研究、公共会計特殊研究からなる。
- 博士前期課程のコース
- 経営学専攻
- 文学研究科(博士前期課程・博士後期課程)
- 博士前期課程
- 日本文学専攻
- 英文学専攻
- 英文学専修
- 米文学専修
- 英語学専修
- 英語教職専修
- 仏文学専攻
- 独文学専攻
- 演劇学専攻
- 文芸メディア専攻
- 史学専攻
- 日本史学専修
- アジア史専修
- 西洋史学専修
- 考古学専修
- 地理学専攻
- 臨床人間学専攻
- 臨床心理学専修
- 臨床社会学専修
- 博士後期課程
- 日本文学専攻
- 英文学専攻
- 仏文学専攻
- 独文学専攻
- 演劇学専攻
- 史学専攻
- 日本史学専修
- アジア史専修
- 西洋史学専修
- 考古学専修
- 地理学専攻
- 臨床人間学専攻
- 臨床心理学専修
- 臨床社会学専修
- 博士前期課程
- 情報コミュニケーション研究科(博士前期課程・博士後期課程)
- 情報コミュニケーション専攻
- 国際日本学研究科(博士前期課程・博士後期課程)
- 国際日本学専攻
- 前期課程の研究領域:ポップカルチャー研究、メディア・社会・国際研究、多文化共生・異文化間教育研究、日本語学・日本語教育学研究、英語教育学研究、文化・思想研究
- 国際日本学専攻
- 教養デザイン研究科(博士前期課程・博士後期課程)
- 2008年に設置された、「平和」「環境」「人権」「共生」について考える文理融合の総合大学院。科学技術の飛躍的な発展に伴う人間行動の倫理性、グローバル社会における異文化理解、平和と持続可能な社会の構築、自然環境との共生についての新しい知と行動の開拓、これらは21世紀に於ける人類史的な根元的な課題として提示されており、これらの現代的諸課題について、新しい「知」を創造(デザイン)することを目標とする。
- 教養デザイン専攻
- 「倫理・哲学・宗教」領域研究コース(2014年度から「思想」領域研究コースに改称)
- 「文化」領域研究コース
- 「平和・環境」領域研究コース
- 理工学研究科(博士前期課程・博士後期課程)
- 電気工学専攻
- 機械工学専攻
- 建築学専攻
- 国際プロフェッショナルコース[83]
- 国内建築業界が海外進出を視野に入れた建築技術者の養成が求められているとして、2013年4月に博士前期課程に設置。
- 国際プロフェッショナルコース[83]
- 応用化学専攻
- 基礎理工学専攻
- 情報科学系
- 数学系
- 物理学系
- 新領域創造専攻
- 安全学系
- ディジタルコンテンツ系
- 文・理・芸の融合を目指す“明大DC系”として、理工学研究科でありながら文系知にあふれた取組みを展開。著名なメディアアーティストやプロデューサーを多数迎えて行われた発足記念シンポジウムは大手紙等へのユニークな広告が展開された[255]。また、青山のトレンドスポット「CAFE/BOOK246」に於ける「BOOK246×明治大学DC系連続トークセッション」、メディアアーティストによる講演・LIVE(生田キャンパス・メディアスタジオ)等のイベントが展開されている[256]。
- 農学研究科(博士前期課程・博士後期課程)
- 農芸化学専攻
- 農学専攻
- 農業経済学専攻
- 生命科学専攻
- 先端数理科学研究科(博士前期課程・博士後期課程)
- 現象数理学専攻
- 現象数理学の世界的な拠点である「明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)[89]」の教育研究機関として、2011年に開設。不確定なゆらぎ(脳、免疫系、インターネット、経済変動、社会の発展など)で生じる現代社会の諸現象を、数学を用いたモデリングによって解明・応用するという分野であり、数理生物学、数理医学、数理ファイナンス、数理人間科学等の数理科学の発展に貢献する。
- 2011年より毎年、「高校生によるMIMS現象数理学研究発表会」を開催。全国のトップ高校が多数参加する中、筑波大学附属駒場高等学校、広島大学附属高等学校などが入賞している。
- 折紙工学提唱者の萩原一郎教授により開発された折紙式3次元プリンターは、低コストで簡易に立体造形物の作成が可能として、従来の3Dプリンターを凌駕する産業活用が期待されており、衝突衝撃縮小に向けた自動車車体構造の研究などに活用されている他[257]、高価な金型を使わずにモノづくりができるようになるため、小ロット製品の開発時間の短縮やコストダウンが図れ産業界から注目を集める。ファッションデザイナーの三宅一生と組んだ新たな衣装デザイン「折り畳めるドレス」はコンパクトなだけでなく、複雑なデザインが裁断や縫い合わせすることなく実現できるようになるため、コストや資源の無駄を省けるエコドレスとして注目されている。
- 現象数理学専攻
- グローバルガバナンス研究科(博士後期課程のみ)
- グローバル・ガバナンス専攻
- 国際公務員や国際NGO専門家などを目指す人々を受け入れ、授業はすべて英語で行われる。また、「公共政策プログラム」、「国際開発政策プログラム」、「地域マネジメントプログラム」という3つのプログラムが提供される。
- グローバル・ガバナンス専攻
法科大学院
- 教授陣には日本を代表する最高権威が、多数名を連ねる(明治大学の人物一覧#法科大学院)。勉学に集中するための 個人専用机 を有する共同研究室、法律学に特化した専門の図書館・ローライブラリー、模擬法廷等を完備する。「明治大学法曹会」 の全面協力による「法務研究所」が開設されており、法科大学院修了生の司法試験合格 を強力に支援する[148]。2011年度司法試験合格者数:90名(国内大学別順位:6位)。
専門職大学院
- 会計専門職研究科(会計大学院)
- 2010年度公認会計士試験合格者数:102名(国内大学別順位:4位)
- ガバナンス研究科(公共政策大学院)
- 国内の公共政策大学院の中で、在籍者に現職の議員、市長が最も多いことで知られ、開設後5年で30名以上に上る[155]。また、留学生が全学生の4分の1を占め、政治家志望者も多い。与謝野馨元財務大臣、松沢成文神奈川県知事、近藤茂夫元国土事務次官、阪田雅裕元内閣法制局長官など、大臣、知事、次官経験者等が特別招聘教授等として教壇に立ってきた[258]。
- 「ガバナンス政策研究ネットワーク」[153]を中心に、政治家が集まる「都市政治フォーラム」、現役学生主体の「ガバナンスサロン」、公務員主体の「PQM(公共品質経営)フォーラム」など、修了生や在学生達による活発なネットワーク活動が展開されており、政治家OBのネットワークにも新たな広がりをみせつつある[154]。
- 世界一のリーダー養成校といわれるハーバード大学ケネディ行政大学院(ケネディスクール)[259]の訪問団などが来訪し、交流を深めている[260]。
- グローバル・ビジネス研究科(経営大学院)
研究・知財戦略機構
2003年に文部科学省の大学知的財産本部整備事業モデル校として採択され、「明治大学研究活用知財本部」を設置。研究成果から生まれた大学の「知」を産業界や各地域などに貢献することを、研究・教育に並ぶ大学の使命として位置付け、大学の社会連携活動を推進する。
- 研究企画推進本部
- 基盤研究部門
- 社会科学研究所
- 人文科学研究所
- 科学技術研究所
- ハイテク・リサーチ・センター
- 理工学部と農学部が合同で利用する施設で、様々な研究設備・装置を設置
- ハイテク・リサーチ・センター
- 研究クラスター
- 知的財産法政策研究所(IPLPI)[147]
- 知的財産法に関して、国内外の研究者・実務家・産業界・法曹界・政府・国際機関等と協力し、総合的・世界的な研究活動・事業活動を推進。代表は、日本における知的財産法学の第一人者である中山信弘教授(西村あさひ法律事務所(日本最大の法律事務所)顧問、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン代表)。欧州特許庁審査長、米国特許商標庁特許局長等を招聘しての国際コンファレンスなどを開催している。
- 日本古代学研究所
- これまで総合化が困難とされてきた日本列島古代(弥生~平安時代)における歴史学・考古学と文学を「日本古代学」として構成し、列島文明化の歴史・文化像を新しいレベルで提示する。日本古代学研究の世界的な研究拠点の構築を目指す。北京大学、高麗大学、南カリフォルニア大学など海外の主要な研究機関との交流活動が行われている。
- 野生の科学研究所
- 知的財産法政策研究所(IPLPI)[147]
- 基盤研究部門
- 国際総合研究所(MIGA)[101]
- 2011年に開設されたシンクタンク。学外から国際派の政財界人、学術界の論客等を招き、アジア太平洋諸国の政府機関、大学、企業や国際機関などと連携し、国際的な諸問題に関わる政策提言型の研究を行い、政府への提言などを行う。将来的には学外資金によるグローバル展開を目指す。初代所長は林良造(元経済産業省経済産業政策局長、ハーバード・ケネディスクールフェロー)、メンバーには川口順子(元外務大臣)、山内昌之(日本国際フォーラム参与)、西村英俊(東アジア・ASEAN経済研究センター事務総長)、山口英(内閣官房情報セキュリティセンター補佐官)、奥村準(ユーラシアグループ参与)、藤田純孝(日本CFO協会理事長)、萩原誠司(衆議院議員、元通産官僚)、岡部直明(元日本経済新聞社主幹)、鎌江伊三夫(キヤノングローバル戦略研究所主幹)等々。
- バイオリソース研究国際インスティテュート(MUIIBR)[94]
- 黒耀石研究センター[264]
- 植物工場基盤技術研究センター[265]
- 地域産学連携研究センター
- 主な特定課題研究ユニット
- 文明とマネジメント研究所(設置期間:2010.4~2015.3)
- ピーター・F・ドラッカーのマネジメント理論・思想の研究と、マネジメント人材の育成を行う。著名経営者・研究者などが会員に名を連ねることで有名な『ドラッカー学会』は当研究所内に事務局を設置しており、日本におけるドラッカー研究の第一人者から『もしドラ』著者まで、多くの人材が参加。名実共に国内のドラッカー研究の総本山である。
- 軍縮平和研究所(設置期間:2010.4~2015.3)
- ビジネス情報倫理研究所(設置期間:2011.4~2016.3)
- 企業における情報倫理/コンピュータ倫理に関わる諸問題について、研究と提言を行う。
- ビジネス・イノベーション研究所IBIM(設置期間:2012.2~2017.1)
- 企業や地域のサステイナビリティ(持続可能性)を中心的テーマとした、外部機関との共同研究なども行うビジネス・イノベーションの総合研究所。若手経営者・リーダーをつなげる拠点を全国に形成するプロジェクトを発足。
- ガスハイドレート研究所(設置期間:2012.10~2017.9)
- 文明とマネジメント研究所(設置期間:2010.4~2015.3)
国際連携機構
- 国際連携本部
- 国際教育センター
- 日本語教育センター
社会連携推進機構
- リバティアカデミー
- 地域連携推進センター
図書館等
- 図書館[266]
- 中央図書館[267]
- 和泉図書館[23][270]
- 「 入ってみたくなる 図書館 」 のコンセプトのもと 総工費37億円を費やし、2012年5月に開館した 地上4階建て最先端の大規模滞在型図書館。スタイリッシュな外観、緑溢れる景観に恵まれた ホテルのラウンジのような開放感あふれる館内空間。テーブル席、ソファ席、ブース席など用途に合わせた1,200の閲覧席に加えて 共同閲覧室、グループ学習室、各種講座用ホールやギャラリー、カフェなどを併設。2012年5月開館以来の来館者数は、延300万人 を突破(2015年11月現在)[271]、留学生の間では「Terminal」とも呼ばれる。「グッドデザイン賞」(2013年度)[272]及び 「日本図書館協会建築賞」(2014年度)[273]を受賞。和泉キャンパスの 「新たなシンボル」 となっている。
- 生田図書館[274]
- デジタルコンテンツや写真等の展示空間である『Gallery ZERO』を併設。
- 中野図書館[275]
- 2013年中野キャンパス開設に伴い新規オープン
- ローライブラリー[276]
- メディアライブラリー
- 語学教材や映画などの各種メディア教材を視聴できるメディアライブラリーを各キャンパスに設置。
- マンガ図書館
-
- 国内でも最大級の蔵書数を誇るマンガ専門図書館。マンガ単行本や雑誌などおよそ18万点が収蔵されている。
- 東京国際マンガ図書館(仮称)
- 未来の潮流に大きな影響を及ぼすことになるかもしれない作品が取るに足らないものとして見過ごされないために、評価が定まっていない作品や事物も保存し、未来においてマンガ文化の歴史を正確にとらえることを目的として開設予定。政府が進める『MANGAナショナル・センター』構想との連携の動きもあり、最終的な運営方式等について調整中である。
- “クールジャパンの世界的拠点”を目指す『東京国際マンガ図書館』(仮称)の前哨基地となる施設。将来的には、世界最大級のポップカルチャー・ミュージアムの構築を予定。
- 阿久悠記念館[277]
明治大学博物館
明治大学博物館[278]は、以前からあった商品博物館・刑事博物館・考古学博物館を統合して2004年(平成16年)に開館した。駿河台校舎アカデミーコモンの地階にあり、前身3館から引き継いだ商品部門・刑事部門・考古部門と、大学史展示室、特別展示室から成る。一般に無料公開されている常設展示に加え、特別展示室では1年を通して様々な展覧会が開催されている。 大学博物館の先進的モデルケースと評価され、官公庁、自治体、国内外の大学・研究機関、各種教育団体による視察・研修などが多い。全日本博物館学会事務局が学芸員養成課程実習室内に置かれており、全国37の大学博物館関係者が一堂に会する『ユニバーシティ・ミュージアム・ミーティング』も初めて開催されている[279]。 来館者は、2004年4月のリニューアルオープン以降で60万人を突破(2013年8月現在)、年間でも 74,991人 が訪れている(2013年度)[280]。最近の要人客としては、中曽根康弘元首相、福田康夫元首相、德川恒孝(徳川宗家第18代当主)等々[281][282]。館内には博物館図書室があり、資料の閲覧が可能。また、『ミュージアムショップM2』では、博物館の刊行物のほか展示物に因んだグッズを取扱う。さらに2016年3月には、常設展がリニューアルオープンした[283]。
- 考古部門は、日本の石器時代から古墳時代までの各時代の遺跡から出土した発掘品を展示している。日本において最初に発見された旧石器時代遺跡である群馬県の岩宿遺跡の出土品などを始め、国の重要文化財に指定されている、埼玉県砂川遺跡、神奈川県夏島貝塚、栃木県出流原遺跡の出土遺物等、国内有数のコレクションを誇り、海外からも多くの研究者が訪れる。大英博物館へ出品した「山形土偶」を始め、国の、重要文化財、重要美術品に指定されている史料が多数。
- 商品部門は、漆器・染織品・陶磁器など、日本の伝統工芸品を中心とする商品の原材料、製造工程、技法・意匠の種別などを紹介。世界に類まれな意匠表現の豊富さを誇る日本の伝統的工芸品の全体像を一覧できる。
- 刑事部門では、建学の精神「権利自由」の観点から、「日本の罪と罰」に関する文書や絵画などの史料を収集。日本史上著名な法令文書、高札、江戸時代の捕者具や拷問・刑罰具、捕者道具の名和弓雄コレクション、日向国延岡藩内藤家文書、高札コレクションなどがある。複製品ではあるがギロチン、ニュルンベルクの鉄の処女は、わが国で唯一の展示資料である。
- 重要文化財・重要美術品
その他の教育・研究組織
- 男女共同参画推進センター
- 女性研究者研究活動支援事業推進本部
- 教育改革支援本部
- 教育開発・支援センター
- 教育の情報化推進本部
- 入学センター
- 就職キャリア支援センター
- ボランティアセンター
- 学生相談室
- 平和教育登戸研究所資料館
- 震災復興支援センター
- 心理臨床センター
- 医療と法と倫理専門総合資料館(ELM、2015年度から 本格的運用を開始)
研究
「世界トップクラスの大学」を目標に掲げる全学ビジョンにおいて、第一段階として 世界的研究拠点の増大 に向け、科学研究費補助金等の学外研究資金獲得に関して国内私立大学のトップクラスを目指すプロジェクトを推進する。研究環境の整備が急速に進められ、文部科学省の私立大学学術研究高度化推進事業や私立大学戦略的研究基盤形成支援事業では数多くの研究が採択されており、世界の主要研究機関と国際研究ネットワークの構築を進める動きも活発である。
グローバルCOEプログラム
2008年度に『明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)[89]』 による「現象数理学の形成と発展」プログラムが採択 [32][33][34][35][36][37]。科学の根幹であり高度な研究が必要とされる「数学、物理学、地球科学」分野においては私学で唯一の選定であり、数学系に限れば、他に東京大学・京都大学・九州大学のみ。現象数理学とは、自然や社会に多数存在する複雑なシステムを解明して社会貢献を目指す明治大学が生み出した新たな学問分野であり、地震などをはじめとした 自然現象から世界経済に至るまで 現代世界が直面する広範な領域の問題に挑む。世界の代表的な研究機関と協定を締結しており、国際レベルでの教育研究交流を行っている。今後、国内をリードする先端研究拠点として、更なる国際的研究ネットワークを構築し、現象数理学の世界的拠点となる計画を展開中である。また、若手研究者教育の国際的ネットワークの構築を目的とし、EU諸国のInitial Training Network(ITN)と呼ばれる若手研究者育成プログラムに、日本側の連携機関となり、ヨーロッパ11カ国の大学と共同で申請を行っている[292]。
- 協定締結中の研究機関
- オックスフォード大学数理生物学センター
- フランス国立科学研究センター(CNRS)
- 日仏共同研究事業(LIA197)
- フランス社会科学高等研究院社会数理解析センター
- イタリア学術研究会議(CNR)応用数学研究所
- マドリード・コンプルテンセ大学
- 台湾国立交通大学数学模建・科学計算研究所
- 台湾中央研究院
- ハノイ数学研究所
- 協定予定の研究機関
- フランス高等学研究院(IHÉS)
- ケンブリッジ大学ニュートン研究所
- マックス・プランク数理科学研究所
- ミネソタ大学応用数学研究所(IMA)
- オハイオ州立大学生物数学研究所
文部科学省私立大学学術研究高度化推進事業(~2008年3月まで)
- ハイテク・リサーチ・センター整備事業[293]
- 科学技術研究所
- 生命機能の活性化および人工生命体の高度機能化に関する研究
- 生体機能応用ナノ材料開発研究所
- 生体物質を利用した新機能性ナノ素材の創成
- 環境対応型エネルギー・素材研究所
- 電気電子工学における環境対応型エネルギー・素材の開発とその応用研究
- 生物活用のための先端アグリサイエンスチーム
- 21世紀の食糧生産・生物活用のためのバイオテクノロジー
- 科学技術研究所
- ベンチャー研究開発拠点整備事業
- 科学技術研究所
- 21世紀の食料生産・生物活用のためのバイオテクノロジープロジェクト
- 科学技術研究所
- オープン・リサーチ・センター整備事業[293]
- 社会科学研究所(産業活力再生研究グループ)
- 地域産業発展のための企業家、実業家、行政マン等育成のための研究プロジェクト
- 社会科学研究所
- 危機管理に対応する行政管理システム確立に関する研究
- 経営学研究所
- コミュニティ開発におけるNPO・行政・地域企業・大学の戦略的パートナーシップに関する研究
- 経営品質科学研究所
- クォリティ志向型人材育成とスマート・ビジネス・コラボレーション-経営品質科学に関する研究-
- 社会科学研究所(産業活力再生研究グループ)
- 社会連携研究推進事業[293]
- ローカルエリアコミュニティシステム研究所
- ユビキタス商店街プロジェクト
- 地域産業人材開発研究センター
- 地域企業の人材育成と経営改善のための特定拠点連携型地場産業振興
- ローカルエリアコミュニティシステム研究所
- 学術フロンティア推進事業[293]
- 大学院・理工学研究科
- 激震動をうける建築構造物および構造物内機器装置の耐震性能の向上化に関する研究
- 社会科学研究所
- 社会・人間・情報プラットフォームプロジェクト
- 人文科学研究所
- 石器時代における黒耀石採掘鉱山の研究
- 社会科学研究所(商学・経営学研究グループ)
- 先端的グローバル・ビジネスとITマネジメント
- 信頼性データバンク研究所
- 機械材料と機械要素の信頼性データバンク構築に関する研究
- 先端医療材料創製研究所
- 高度先進医療を支援するハイパフォーマンスバイオマテリアルの創製とその医療用デバイスとしての応用
- 古文化財研究所
- 環境変遷史と人類活動に関する学際的研究
- 科学技術研究所
- 強地振動下における構造物および機器・装置・配管系の損傷制御および機能維持システムの開発
- 古代学研究所
- 日本古代文化における文字・図像・伝承と宗教の総合的研究
- バイオ資源化学研究所
- 次世代機能材料「漆」の高度利用に関する学際的研究
- 大学院・理工学研究科
文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業
- 研究拠点を形成する研究[40]
- ストレス応答の分子機構の解明とその農業・食品分野への応用
- 危機管理に対応する行政管理システム確立に関する研究
- 日本列島の文明化を究明する古代学の総合化研究
- 機能的ナノ構造体の創成と応用
- 低炭素・窒素排出を目指した食料生産技術の開発
- 生命機能マテリアルによる次世代再生医療技術の構築および垂直統合型研究拠点形成
- ヒト-資源環境系の歴史的変遷に基づく先史時代人類誌の構築
- 情報財の多元的価値と、創作・利用主体の役割を考慮した知的財産法体系の再構築
- 組織情報倫理学:営利および非営利組織における情報倫理問題への対応のための政策提言に関する研究
- 亜臨界水処理有機液肥による地域内有機資源循環農業システムの構築
- 漆の科学分析評価システムの構築と漆文化の究明に関する学際的研究
- 農商工連携モデルを基盤とした都市地域における完全人工光型植物工場研究拠点の形成
- 危機管理における社会運営とガバナンスの確立に関する研究
- 大規模オミックスの活用による生殖内分泌組織の新たな機能制御法の確立
- 日本古代学研究の世界的拠点形成
- 環境応答機能の解明に基づく高度環境適応植物デザイン研究基盤の確立
- インパクト投資活用による社会的企業の公共サービス改善効果に関する研究
- 軍縮・軍備管理と武器移転・技術移転に関する総合的歴史研究
教育
文部科学省GP (Good Practice)
- 質の高い大学教育推進プログラム[39]
- 地域・産学連携による自主・自立型実践教育[229]
- 資質の高い教員養成推進プログラム
- 『授業デザイン力形成支援プロジェクト』
- 大学院教育改革支援プログラム
- 社会に数理科学を発信する次世代型人材創発
- 複眼的日本古代学研究の人材育成プログラム
- 大学教育の国際化加速プログラム
- 海外先進教育研究実践支援
- 風力発電の電力システム導入に関する研究
- 特色ある大学教育支援プログラム[39]
- 『ネットワークを用いた教育学習支援システム(情報化社会における「個」の育成と新たな学習関係スタイルの創出)』
- 『ツイニングによる国際化への積極的取組』
- 『教育の場』としての図書館の積極的活用
- 数理生命科学融合教育コンソーシアムの形成
- 新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム
- 学生部による社会人基礎力形成支援の新展開 -圧倒的多数の中間層を対象としたM-Naviプログラム-
- 社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム
- 広域連携による地方活性化のための潜在的な社会参加ニーズ対応就労促進プログラム
- 大学教育の国際化推進プログラム
- 『西シドニー大学との共同による法学教育』
- 『大学教育における障害者学習支援』
- 『国際的会計専門職業人養成プログラムの開発』
- 長期海外留学支援『明治大学長期海外留学支援プログラム』
- 海外先進研究実践支援『ネットワークロボット制御法の確立』
- 『界面ナノ構造を用いたバイオセンサーの開発』
- 『社会性知能に関する脳認知発達的研究』
- 専門職大学院等教育推進プログラム
- 全国法曹キャリア支援プラットフォーム
- 現代的教育ニーズ取組支援プログラム[39]
- 『広域連携支援プログラム-千代田区=首都圏ECM(Education Chain Management)-』
- 「魅力ある大学院教育」イニシアティブ
- 『社会との関わりを重視したMTS数理科学教育』
- 法科大学院等専門職大学院形成支援プログラム
- 『「プロセス」学業評価システム』
- 『会計大学院教育課程の国際水準への向上』
文部科学省スーパーグローバル大学等事業
- スーパーグローバル大学創成支援 (タイプB:グローバル化牽引型)[41]
- 世界へ!MEIJI8000 -学生の主体的学びを育み、未来開拓力に優れた人材を育成-
- (国際大学:系列法人協定締結校) IUJ Evolution -アジアのグローバル・スタンダードを世界水準へ-
IT化施策/情報教育
理工学部や情報基盤本部等が主体となり、日立、富士通、マイクロソフト、アップル、SAP、JR東日本等、大手ITベンダーなどと組み、情報基盤を整備。国内の大学としては最先端・最大級のITインフラを構築、ユビキタスカレッジ計画を実施する。また、2005年には有力私大の情報関連部門を連携させ、大学情報サミットを創設するなど、私大のIT化戦略を主導する。
- 2008年 - 国内大学最大級のストレージシステムを導入。キャンパス内外との大容量データ通信を実現[295]。
- 2008年 - 国内で初めて、学生証とSuica定期券を一体化させた「Suica付学生証」を導入[296]。証明書発行決済や図書館入退出管理、学内システムの簡易認証の他、大学食堂・店舗等の電子マネー決済等を実現。
- 2010年 - 国内大学で初めてキャンパス内にクラウドシステムを導入。教員や学生は自宅など学外でも大学内の教室や研究室と同じ環境でPCが使用可能[297]。
- 2010年 - 国内大学で初めて『iTunes U』[161]への参加が認められ(他、東大など3校)、授業や大学案内、学生によるコンテンツ、スポーツ特集などの動画コンテンツを配信[298]。
- 2012年 - 国内大学で初めてモバイル向けポータルシステム 『Blackboard Mobile Central(iMeiji)』 を導入[3][294]。iPhoneやiPadなどのモバイルツールから大学のあらゆる情報を取得する事が可能となった。
- 2015年 - 2016年度の入学試験から 一般入学試験 ( 一般選抜・全学部統一・大学入試センター試験利用入学試験 )の出願は、すべて 「Web出願」 とすることを決定[62]。
ファッションビジネス
商学部では、更なる成長が期待される分野であるファション業界に於いて、デザイナー主体からマネジメント主導のビジネスに転換するという構想の下、ファッション・ビジネス教育を推進している。世界の主要なファッション教育機関との提携や、ファッション/アパレル企業、著名デザイナーとのプロジェクト等が展開されており、国内のファッションビジネス教育の中心拠点とされている。
座学と実践、海外研修が一つとなっている授業なども設置されており、Mod'Art International Parisやパリ商業高等大学へ留学、パリに2週間滞在し、ファッションビジネスを学ぶというプログラムでは、通常入ることが出来ないエルメスのアトリエ見学を始め、主要ブランドの内部見学などが豊富に用意されている。
学生はコンセプトやターゲットの設定、コスト・利益の算出などにより企画を行い、最終的にはファッション・ビジネスのプロの前でプレゼンを行う。ラグジュアリーブランドの歴史を学ぶだけでなく、ファストファッションの戦略を理解し、店舗のマーチャンダイジングや雑誌のブランディングになど、ビジネスに踏み込んだ視点でファッションと向き合う環境が用意される[299]。
主要ブランド・トップ(ルイ・ヴィトンジャポン、ミシュラン、シャネル、TOD'S、エルメス・ジャポン等の各社長)、国内からは三越伊勢丹や三陽商会の社長、有名ファッションデザイナー・ディレクターなど、業界第一線で活躍するキーパーソン達による特別講義の場なども豊富に設けてあり、斉藤和弘(『VOGUE JAPAN』、『GQ JAPAN』等編集長)などを専任教授(特別招聘教授)として迎えている[300][301]。
様々な外部機関とのコラボレーションも活発に行われており、先端数理科学インスティテュート(MIMS)と世界的なファッションデザイナーである三宅一生のコラボレーションによる作品が、Domus(建築・デザイン分野で、世界的に著名なイタリアの雑誌)に掲載された他、商学部総合学際ゼミナールの企画による、バンタンデザイン研究所、リセ・フランコ・ジャポネ・ド・東京等の参加によるファッションショーなどが行われている。また、商学部学生と三陽商会のコラボによるチェスターコートの共同開発、プロモーションのプロジェクトなどが進行中である。
商学部が出版した『ザ・ファッション・ビジネス』は同ジャンルに於けるベストセラーとなり、政経学部在学中の学生が単独で創刊したファッション誌『N magazine』は、水原希子や長澤まさみなどの有名モデル・女優や、中島英樹他、多くのトップレベルのクリエイター・写真家を起用した、水準の高い紙面が話題となった。
社会貢献
生涯教育
『リバティアカデミー[157]』
一般社会に学習機会を提供する生涯教育の場として1999年4月に設立。基本理念は、高度専門職業人への貢献(リカレント教育)、地球市民の抱える課題・人間存在を探究する学問(リベラルアーツ教育)、地域主義(地域社会への貢献)の三つで、特別企画、教養・文化、資格・実務、語学、ビジネスの5部で講座を開講。駿河台、和泉、生田、中野 の各キャンパス と 黒川農場 において 400以上の講座を開設(学生生徒の受講も可)。会員以外の一般向けには、オープン講座を開講。アカデミー長は、マーケッティング論の 商学部 大友 純 教授。
- 2008年度においては全411講座、受講者数21,590名。受講者数延べ100,000人以上(2008年度現在)。教室の授業にとどまらず、地域との連携を目指す「産学官民」協働の社会人教育、インターネットを使った「e-ゼミナール」、省庁等外部機関からの受託事業などの外部事業を展開。
『 女性のための スマートキャリアプログラム 』
2015年4月より、文部科学省高等教育局が推進する 「 履修証明制度(プログラム) 」[302]に参画し、『 女性のための スマートキャリアプログラム 』 を開講[303][304]。開講科目には、「ビジネス英文実務」 「ビジネス・プレゼンテーション」 などの 実務科目のほか、「ビジョン・ロードマップ」 「コーチング」 などの 自己啓発セミナー系分野の科目がある[305]。講座コーディネーターは、商学部 小川智由教授と、元フジテレビ・アナウンサーで情報コミュニケーション学部教授の 牛尾奈緒美が務めている[304]。
社会連携活動
2003年に文部科学省の大学知的財産本部整備事業のモデル校として採択を受け、「明治大学社会連携促進知財本部」を設置。社会と大学の新しい連携フレームの構築を目指し、研究成果から生まれた大学の「知」を社会還元することを、研究・教育に並ぶ大学の使命として位置付け、数々の事業を展開。
なお、「ボランティア・社会貢献活動」 を参照
大学関係者と組織
大学関係者組織
開校翌年の1882年には校友規則が決められ、校友資格として卒業生、塾監、部長経験者を校友と称すこととした。「校友」という名称を使ったのは、同大学が初めてとしている。2016年現在、国内外に54万余の卒業生を輩出した 「明治大学校友会[310][311]」は 「明治はひとつ [312]」 「We ♥♥♥ Meiji !!!」[169][313] の精神のもと、母校発展・充実に寄与し、後に続く学生が各人の夢を実現し、社会に貢献し得るよう精力的な活動を続ける[314][315]。
そのほかの校友組織は業界や地域毎に「駿台クラブ」や「駿台会」という名称がつけられることが多く、大学の紀要として「駿台史学」という名称のものが刊行されるなどしているが、これらは明治大学本部のある「駿河台」の地名からつけられたものである。因みに、これらの組織・紀要の表記方法と駿台予備学校の表記方法は似ているが、直接的な関係はない。(駿台予備学校の創立者は、元教授の山崎寿春)
国内のOB・OG連合組織である『連合駿台会』は、1953年に経済界OB・OGの集いとして設立された『茗水クラブ』と、1964年に政界・学界・財界で活躍するOB・OGで日本を代表する大学造りを目指して結成した『明友クラブ』が、2002年に統合し設立された。海外では、ニューヨーク、ロサンゼルスなどを始め、世界10拠点に校友組織が置かれている。その他、業界ごとの主なOB・OG組織として下記のものがある。
- 明治大学法曹会
- 駿台会計人倶楽部
- 明治大学公認会計士会
- 明治大学マスコミクラブ(MMC)
- 明治大学社労士駿台会
- 明治大学行政書士会
- 建設不動産駿台会
- 全国紫明クラブ(異業種交流会)
- 紫紺クラブ
- その他(※なお、校友会職域支部は平成15年、規則改正により廃止)
大学関係者一覧
施設
キャンパス
駿河台キャンパス
- 使用学部:法学部・商学部・政治経済学部・文学部・経営学部・情報コミュニケーション学部の各学部3・4年
- 使用研究科:大学院法学研究科、商学研究科、政治経済学研究科、経営学研究科、文学研究科、ガバナンス研究科、グローバル・ビジネス研究科、グローバル・ガバナンス研究科、会計専門職研究科、法務研究科、理工学研究科(新領域創造専攻)
- 使用附属施設:法人本部など
- 交通アクセス
東京都心部に位置し、街のランドマークでもある『リバティ・タワー』を中心とした都心型キャンパス[8][5]。
街そのものがキャンパスともいえる御茶ノ水は、ニコライ堂、湯島聖堂、山の上ホテル等の文化施設が集積する、東京を代表する文化スポットであると同時に、フォークソングの曲『学生街の喫茶店』等で歌われるなどした、国内最大の学生街でもある。世界最大級の書店街である神保町の他、日本最大の楽器店街とスポーツショップ街、文化人等の集う老舗街などにも隣接し、広範な文化ゾーンが形成されている。理工学部とハーバード大学大学院による神保町の街づくりに関する共同研究なども行われており[82][317]、大学・街、千代田区による協議会の計画を元に、キャンパス周辺の都市整備が進行中である。なお、JR東日本は、明治大学の玄関口でもある お茶の駅の大規模改修工事に着手し、2020年度までの完了を目指す[316]。
政治・経済・文化の中心が集積する東京都心部をフィールドにしてキャンパスライフを送れることが大きな魅力となっており、また、学生は都心にある国立美術館3館、国立科学博物館・付属自然教育園等を無料(一部除く)で観覧することなどが出来る。(2012年度現在)
キャンパスが立地する付近一帯は駿河台という地名のとおり、江戸期に旗本の屋敷地であった高台にあり、坂が多く現在も大名庭園跡などが残る。皇居から程近く、明治・大正期には小松宮彰仁親王邸や西園寺公望邸などの他、三菱財閥本社・岩崎家当主本邸や住友家駿河台別邸など、公卿、政財界人、文化人等の屋敷が建ち並ぶ“お屋敷町”と呼ばれ、天皇、皇族、大臣参議らによる晩餐会が催されていた特別な地であった[318]。現在の駿河台校舎は小松宮邸跡に建つ。(猿楽町校舎は原田熊雄男爵邸跡)
大学本部が入る『リバティ・タワー[1][2][3]』は、世界の情報発信基地を目指し、国内外の著名建築家や大手設計事務所等による設計コンペの末、建設が進められ2000年に竣工[319][320]。国土交通省による『都市景観大賞』などを受賞している。以後、2004年に『アカデミーコモン[290][291][321]』、2006年に『紫紺館』(校友会館)、2013年に『グローバルフロント[29][30]』が完成し、駿河台キャンパス 周辺の様相は一変した[8][5](なお、2014年10月、日大病院が明大通りを挟んで リバティタワー前に移転し、新規にオープン[322])。更に隣接地の取得による校地拡大、キャンパス再編が進められており、 『文化リエゾン棟』 『スチューデントセンター』 『東京国際マンガ図書館』(仮称)などの整備計画が進められている[323]。
長きに亘り大学の象徴であった『旧記念館』は関東大震災後、教職員はもとより学生・校友達がいち早く駆けつけ、自主的に復興活動を行って全学的に建設が進められたものであり(他にも西園寺公望による1,000冊以上の図書購入、三菱合資会社(三菱財閥)による1万5千円(当時)の寄付金等多くの援助があった[324]。後年、重要文化財指定候補となったが、維持運営等の問題により建替えに至る)、後身である『リバティ・タワー[1][2][3]』はOB・OGをはじめとした大学関係者等からの約100億円の寄付などにより建設された[325]。大学の顔とも言える本部校舎は、常に学生・校友・関係者一丸となって大学を支えてきた歴史の象徴となっている。
和泉キャンパス
- 使用学部:法学部・商学部・政治経済学部・文学部・経営学部・情報コミュニケーション学部の各学部1・2年
- 使用研究科:教養デザイン研究科
- 使用附属施設:Stub
- 交通アクセス:京王線・井の頭線 明大前駅[12]
1934年4月、予科校舎として開設。杉並・永福の閑静な住宅街をバックグラウンドとする一方、明大前駅は渋谷・新宿・吉祥寺・下北沢の結節点にあたり、それぞれから約3~10分という立地でもある[10][11]。
京王線沿線の至便の地での校舎開設には、京王グループの事実上の創業者でOBの井上篤太郎らによるバックアップがあったとされる。駅前は再開発などにより90年代後半以降、街並みが一新されたが、周辺には嘗ての面影を残す界隈も残る。また、次段階の鉄道立体交差化・複々線化に伴う 大規模な駅前広場整備なども計画されている[326]。
“グローバル・ヴィレッジ・キャンパス”構想の下、明治大学に於ける国際化の拠点としての整備が進行中である。2005年4月には情報コミュニケーション学部開設に合わせ、地上7階建て全面ガラス張りの新校舎である 「和泉メディア棟」 が完成、メディア自習室、語学用Call自習室、メディアライブラリー等を設置。学生用のPCが600台以上常備される他、ラウンジのWiFi、キャンパスライフ にいつでもアクセス可能な モバイル・ポータルシステム(iMeiji)[3] 等、最先端のマルチメディア環境が整備されている[2][294][3][10]。2009年3月には国際日本学部の開設に合わせ 「和泉インターナショナルハウス」(国際交流会館[132])が完成。2012年5月には 総工費37億円を費やして、地上4階建て最先端の滞在型図書館が完成した。新和泉図書館[23][270]は 緑溢れる景観の中で スタイリッシュな外観が際立つ。開放感にあふれる館内は、さながらホテルのラウンジのようでもある。テーブル席、ソファ席、ブース席など 用途に合わせた1,200の閲覧席のほか、共同閲覧室、グループ学習室、各種講座用ホールやギャラリー、カフェなどを併設。和泉メディア棟とともに 和泉キャンパスのシンボルとなっている。 2013年には隣接地9,000㎡を取得し校地を拡大。今後、主要施設の建替え等が予定されている。
既存校舎、庭園及びランドスケープの多くは、近代日本を代表する建築家として名高い、元工学部長の堀口捨己による作品であり、特に第二校舎は「DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築」に登録されている。また、2012年5月に開館し、「グッドデザイン賞(2013年度)[272]」 及び 「日本図書館協会建築賞(2014年度)[273]」 を獲得した 新和泉図書館[23][270]は「入ってみたくなる 滞在型図書館」 のコンセプトどおり、学生の利用率が非常に高く[271]、留学生の間では「Terminal」との愛称で親しまれている。正門脇にはランドマークにもなっている特徴的な曲線型の階段を持つ大型歩道橋があり、学生達の行き交う風景がキャンパスライフの象徴的シーンのひとつとして、メディア作品等に使用されている。映画・ゲームマニアの一部学生の間では『ギャッラルブルー』(ギャラル橋)若しくは『ギャラール』などとも呼ばれる(ファンタジー映画・ゲームなどに登場する、“異界への黄金の架け橋”の意。和泉キャンパスを異界[327]と見立てたか、隣接する築地本願寺和田堀廟所を指すのかは不明。他にもいくつかの呼び名が存在する)。1日3万人以上の利用者があり、都内でも最も利用者の多い歩道橋のひとつとされる。2016年には、隣接地に 「和泉インターナショナルハウス[193][132]」 「狛江インターナショナルハウス[194]」 に続く3つ目の国際学生寮を設置する予定[328]。
学生の間では、駿河台への進級後に和泉での授業を再履修することを「和泉返し」、留年することを「和泉止まり」と言う俗語が存在する。『キッド・アイラック・アート・ホール』など、近隣には名所も多い。『I"s』、『BLUE SEED』、『空の境界』、『ちょこッとSister』などの映画・漫画作品で、明大前、和泉キャンパスが物語の舞台として登場する。
生田キャンパス
- 使用学部:理工学部・農学部の全学年
- 使用研究科:大学院理工学研究科、農学研究科
- 使用附属施設:地域産学連携研究センター、平和教育登戸研究所資料館
- 交通アクセス:
キャンパスは、新宿から電車で20分余の距離にある生田の高台に立地[13][14]。17万m2の敷地に最新鋭の設備や大規模な実験装置などを擁する。周辺には、日本女子大学、専修大学、聖マリアンナ医科大学などのキャンパスの他、生田緑地、川崎市岡本太郎美術館、藤子・F・不二雄ミュージアム、生田スタジオ(日本テレビ)等。
大学の入口(生田駅からの登校時に使用する入口)から建物までの間は急な坂となっており、学生の間では俗に「生田坂(いくたざか)」と呼ばれている。濃い緑に堀口捨己設計による白亜の塔が連なる景観は、有名な映画作品『白い巨塔』で物語の主要舞台として使用されるなどした[329]。1945年10月から1949年4月まで、戦後敷地は慶應義塾大学工学部予科の仮校舎として使用されていた[330]。
『明治大学平和教育登戸研究所資料館』が2010年に開館、『新化学棟』(D館)が2011年に完成。2012年に約1,240m2のキャンパス隣接地を取得し 『地域産学連携研究センター』 を開設。市民講座「リバティアカデミー」の開設や 小中学生対象の夏休み科学教室[182]、中高生対象の最先端研究成果体験プログラム[181]等を実施。2014年、第一校舎6号館竣工。 敷地内には、大型のグラウンドの他、長年に渡り大学王座として君臨する馬術部などの練習所も設置されており、部員が駆る保有馬がキャンパス内を優雅に闊歩する田園的な光景を時折目にすることが出来る(体育では馬術の講座が設置(任意選択制)されている。)。なお、生田キャンパスとは別に 2012年4月 川崎市麻生区黒川の 里山を有する自然豊かな地(12.8万m2)に、最先端の農学研究・実習施設である 黒川農場 が新たに開設された。
中野キャンパス
- 使用学部:国際日本学部・総合数理学部の全学年
- 使用研究科:国際日本学研究科、先端数理科学研究科、理工学研究科新領域創造専攻、理工学研究科建築学専攻国際プロフェッショナルコース[83]
- 使用附属施設:先端数理科学インスティテュート(MIMS)[89]
- 交通アクセス:JR・東京メトロ中野駅北口 徒歩8分[20][331]
2013年4月、戦中・戦前は陸軍中野学校、戦後は警察大学校があった 東京都中野区中野の跡地に 第4のキャンパスとして開設[16][17][18][19]。
大学の機能を立体的に構成する ヴァーティカルなキャンパスは、教室・研究室等の入る 地上14階、地下1階の「高層棟」 と 食堂・図書館・ホール(400席)等の入る 地上5階の「低層棟」からなり、両棟は 開放的なガラスの吹き抜けのアトリウムで 機能的につながる。自習スペース・コミュニケーションスペース として、キャンパス各所に多くの ラウンジ を設ける。中野キャンパス開設 に合わせて、総合数理学部の新設 と 和泉キャンパスから国際日本学部の移転を行った。
過去に存在したキャンパス
- 秋葉原サテライトキャンパス(※2010年度廃止)
- 世界的な情報産業の研究開発拠点を目指す「秋葉原クロスフィールド」計画に参画し、IT関係を中心とした産官学連携事業を展開する拠点として2005年(平成17年)、秋葉原ダイビル内に開設された。セミナースペース・研究スペース・コラボレーションスペースから成り、理工学部などの技術セミナーや企業との共同研究、研究成果のプレゼンテーション・デモンストレーションなどに使用された。他に東大、筑波大等が入居。
講堂・ホール
- 「アカデミーホール」(駿河台キャンパス)[332]
- アカデミーコモン内3~6階に設置された大ホール(約1,200名収容)。最新の技術を採用し、自然光を巧みに採り入れた構造で、客席・ステージ共可動式。国際会議、シンポジウム、演劇、コンサートの他、海外映画のプレミア試写会等幅広い用途に利用され、数々の著名人が出演してきた。設備の豪華さで知られ、音響品質、ステージの広さ等、アーティスト達からの評価が高い。
- 「リバティホール」(駿河台キャンパス)
- リバティータワーに設置されたホール(約500名収容)。シンポジウム、学会等で使用。
- 「グローバルホール」(駿河台キャンパス)
- グローバルフロントに設置されたホール(約200名収容)。シンポジウム、学会等で使用。
- 「メディアホール」(生田キャンパス)
- 生田キャンパスのメインホール(中央校舎)。シンポジウム、学会等で使用。
- 「ホール」(中野キャンパス)
- 森の中をイメージした約400名が利用可能なホール。講演会、テレビ会議、授業などで使用。
スポーツ競技施設
- 「八幡山グラウンド」(東京・世田谷)[190]
- 明治大学体育会の本拠。2003年3月には、400mの全天候型トラックを有する陸上競技場の他、ラグビー場、サッカー場、アメリカンフットボール場、ホッケー場、アーチェリー場及び、第二合宿所等が完成。第二合宿所エントランスには全面ガラス張りの壁に通称“ビクトリーアーチ”と呼ばれる、大型の門構が設置されている。
- 「明治大学内海・島岡ボールパーク」(東京・府中)[191]
- その他
- 「(仮称)明治大学スポーツパーク」構想について
- 体育会各部の練習場及び合宿所等の整備、新学部の設置の為、多摩テック跡の約20万m²の土地に「(仮称)明治大学スポーツパーク」を開設する構想が発表された(2010年6月)。三菱商事をパートナーに整備を進め、早ければ2014年から利用開始となる予定であった[333]。しかし、敷地内にキンランなど絶滅危惧種の山野草がみられたことやオオタカの営巣地が確認されたことから東京都自然保護条例にもとづく東京都自然環境保全審議会の審査が長期化し、2013年5月に認可されたが、着工が大幅に遅れたうえ施設の縮小など計画案の変更を迫られた[334]。さらに東日本大震災にともなう復興事業および2020年東京オリンピック開催に伴う建設資材および人件費の高騰により、当初計画の1.7倍の建設経費を要することが判明した。この結果、2013年10月までに明治大学評議員会は多摩テック跡地での「スポーツパーク」設置計画の撤回を決定し[335]、世田谷区に八幡山グラウンド売却にともなう都市計画変更の中止を求めた。一方、日野市に対しては11月6日に日高憲三明治大学理事長が市役所を訪問し、大坪冬彦日野市長に対して事業計画の中止を申し入れている[336]。三菱商事は土地取得に多額のコストを要した上に、その用途が学校にほぼ限定される(市街化調整区域)ことを理由に、事業の継続か土地の買い取りを明治大学に求めた。しかし、明治大学は 「三菱商事が契約不履行であった (開発から建物の竣工・引き渡しに至る義務を 果たさなかった) 」 として和解に応じなかった。2015年3月に三菱商事は明治大学を相手取り、61億9千万円(土地代金の立て替え約46億円を含む)の支払いを求めて提訴した。第1回口頭弁論で、明大は請求棄却を求めた。「主張は訴訟の中で明らかにする…」 としている[337]。
セミナーハウス等
- 和泉インターナショナルハウス
- 狛江インターナショナルハウス (提携施設)
- 生田ゲストハウス
- 清里セミナーハウス
- 山中セミナーハウス
- 菅平セミナーハウス
- 桧原湖セミナーハウス
- その他、契約施設などが5ヶ所
学生食堂・カフェ・レストラン 等
- 駿河台キャンパス
- リバティータワー17Fにある「スカイラウンジ暁」はメディアにも多く登場している高層レストラン(全367席)。夜まで営業しており、お台場の観覧車やディズニーランドの花火といった夜景が展望出来る。駿河台キャンパスには他にもリバティータワー23階の「サロン燦」、アカデミーコモン「Café Pénsee[338]」、紫紺館「レストランフォレスタ椿山荘[339]」、グローバルフロントのサンマルクカフェ等がある。一方キャンパス周辺は各ジャンルの有名店を始め、数多くの飲食施設が集積する東京有数のグルメスポットであり、恒例のグルメラリーの開催や、“カレーの聖地”などと呼ばれる他、老舗の名店から新進チェーン(「スターバックス」が日本2号店を始め近隣に3店舗、多くの撮影で使用される『J-city Tokyo』内のタリーズ等)まで数多くひしめくカフェなど、多くの学生に利用されている。
- 和泉キャンパス
- レストラン棟である「和泉の杜」は1・2Fに定食・麺類等、3Fにはカフェや「BAGEL&BAGEL」等が出店。特定の曜日には屋外にネオ屋台村なども出現し、多国籍料理などで賑わう。一方、明大前は世田谷有数のグルメスポットとして知られるが、駅からの100m程度の通学路沿いには「WIRED CAFE」や「スターバックス」等のカフェが並び、周辺には「博多一風堂」等の有名ラーメン店など、学生向けの店がひしめく。当然のことながら、これらの利用者も多い。
- 生田キャンパス
- スクエア21(食堂館)の「HILLS(2F)」や「明大生田DINING(3F)」の他、32号棟(学生会館)1Fの「めん処」やカフェ「トゥリパーノ」、ネオ屋台村など。「トゥリパーノ」では、常時15種類以上のソフトクリームを販売。
- 中野キャンパス
対外関係
国内
大学・研究機関
- コンソーシアム
- 連携大学院協定(産業技術総合研究所、NTT物性科学基礎研究所、海洋研究開発機構、三菱化学安全科学研究所、三菱電機デザイン研究所)
- 統計数理研究所数学協働プログラム(東京大学、京都大学、名古屋大学、九州大学、東北大学、北海道大学)
- 数理生命科学融合教育コンソーシアム(京都大学、広島大学、北海道大学等)
- 表層ガスハイドレート研究コンソーシアム(東京大学、大阪大学 、千葉大学、東京海洋大学)
- 明治大学バイオリソース研究国際クラスター(東京大学、大阪大学、東北大学、慶應義塾大学、自治医科大学、東京慈恵会医科大学等)
- 戦略的創造研究推進事業ERATOプログラム(東京大学、科学技術振興機構)
- 再生可能エネルギー研究コンソーシアム(東京工業大学、名古屋大学、九州大学、豊田工業大学)
- 全国法曹キャリア支援プラットフォーム(名古屋大学、同志社大学、中央大学等)
- アクチュアリー数理コンソーシアム(慶應義塾大学、日本大学)
- 神奈川県内大学院の学術交流協定(東京工業大学、総合研究大学院大学、横浜国立大学、フェリス女学院大学等と農学研究科)
- 東京12大学広報連絡協議会
- 大学情報サミット
- 全国私立大学FD連携フォーラム
- 山手線沿線私立大学図書館コンソーシアム
- 首都大学院コンソーシアム
- 三鷹ネットワーク大学
- 主な協定校
- 東京医科歯科大学 [52]
- 順天堂大学 [53]
- 広島大学 [340]
- 国際大学(大学院大学)[341] (2013.1.31 に 法人系列化)[49]
- 聖マリアンナ医科大学 [54]
- 自治医科大学
- 「医農連携による実験動物の開発と医学研究への利用に関する研究」に関する共同研究契約[342]
- デジタルハリウッド大学大学院
- 大学院理工学研究科新領域創造専攻ディジタルコンテンツ系との提携
- その他協力協定等
企業、独立行政法人等(一部のみ記載)
- 寄附講座開設機関
企業等、外部機関による寄附講座が充実しており、ジャーナリズム、メディア戦略からファッションビジネスまで様々な専門分野を網羅。
- 日本税理士会連合会
- 新日本監査法人
- 日本音楽著作権協会(JASRAC)
- 内部監査協会
- 全日本自治団体労働組合
- アメリカ保険業者安全試験所
- 日本経営士会
- 化学物質評価研究機構 etc
- 委託事業
- タイアッププロジェクト
- 情報コミュニケーション学部×フジテレビ[344]
- フジテレビと共同での番組制作を通じてメディアリテラシーを実践的に身に付ける講座。受講生がチームに分かれ、フジテレビの番組制作のプロの指導の下、ニュース映像の企画・立案、取材等を行い、最終的にフジテレビ湾岸スタジオで各チームがこの番組映像を持ち寄って、ひとつの番組として完成させるというもので、実践的な講座のひとつとして注目を集める。
- 商学部×電通×朝日新聞[345]
- 朝日新聞本社などマスメディアの現場でのビジネスプロセス等の体験を通じて、競合分析を通じた朝日新聞のポジショニングや、他媒体との比較を通じた新聞のビジネスモデルなどを考え企画立案を行い、朝日新聞社幹部へ向けたプレゼンテーションを行う。
- 商学部×電通×FM東京[346]
- “産学連携特別授業『RADIO FUTURE』~大学生による、大学生のためのラジオ番組制作”として、ラジオという実際のビジネス・フィールドでの課題解決プロセスの体験を通じて、多角的な現象把握能力や課題抽出能力、チームによる課題解決能力などを育む。ラジオ番組制作・放送の一連のプロセスや考え方を学び、番組制作の企画立案を行い経営幹部へのプレゼンを経て、TOKYO FMスタジオにて報告内容に基づくラジオ番組を制作し、全12回に亘り放送する。
- 商学部×JTB
- JTBとの産学連携による授業『サービス新事業開発の考え方とその手法を学ぶ』にて同社事業開発部長が講師を務め、学生達が同社社員らとともに旅を基軸とする新事業の提案を目指し、グループごとに関連業界へのヒアリング調査や企業見学会を実施し、最終的にJTB法人東京社長を始めとした同社経営幹部層にプレゼンを行い、優勝作品については事業化が検討される。
- 商学部×HONDA
- ハイブリッド車のインサイトを研究課題として、ホンダの商品企画担当者や開発責任者ら社員十数人の講義等により、自動車メーカーに於ける開発・生産・販売等の全体像について学ぶ。研究所などを訪ね、開発機密に触れるような講義も行う。学生が販売戦略をまとめ、役員やマーケティング部門リーダーである営業開発室長にコンペ形式で提案を実施。ホンダ側は外部プランナーとしての役割を学生に期待し、意見を将来の販売戦略に活かす。 SNS「mixi」を使った一大キャンペーンなどへ展開された様子はTV番組『日経スペシャル ガイアの夜明け』などで取り上げられた。
- 国際日本学部×JTB×JAL×ヒルトン[347]
- ハワイ大学での語学集中講義などを受講後、約4か月の間ハワイ大学にてホスピタリティー関連科目を中心とした講義を受講し、インターンシップに向けた基礎を習得した後、約3か月にわたりJTBハワイ・日本航空ホノルル支店・ヒルトンハワイアンヴィレッジワイキキリゾート・アウトリガーリゾーツといった現地のホスピタリティー関連企業にてインターンシップを行う。留学期間は8か月間。
- 国際日本学部×ウォルトディズニーワールド[348]
- 京王グループ事業提案プロジェクト
- 京王百貨店とリクルートパンプスの共同企画、販売などを実施。
- 商学部(ゼミ)×ロッテ、三陽商会、洋菓子のヒロタ、柳屋本店、メトロコマース等
- 学生達の企画によるコラボレーション商品開発、広報戦略開発、店舗コンサルティング等
- 理工学部情報科学科×サイバーエージェント
- 最先端の広告配信技術開発の共同研究
- 農学部食料環境政策学科×アサヒビール
- 中国における農業体験研修
- その他、紀伊國屋書店とのコラボによる明治大学ブックフェア(教授陣の推薦書コーナー等)、学生達による模擬ベンチャー経営、店舗運営、出版社への企画提案による本の企画・出版、フリーペーパー発行等々
- その他
- Future Skills Project研究会(サントリーホールディングス、資生堂、日本オラクル、野村證券、アステラス製薬 ※上智、東京理科大等との共同プロジェクト)
- 「社会で活躍できる人材をどのように育成すべきか」をテーマに、企業人と大学人が問題を共有し、主体性と応用力をもった学生を育てるカリキュラムを実施。
- 日本商工会議所
- 「地方活性化人材育成プロジェクト」(実務的キャリア教育支援事業)
- ジェイティービー
- 「外国人留学生のホームステイ効果」の研究、「留学促進共同プラットフォーム」形成に向けた連携事業共同研究
- ベネッセコーポレーション
- 「留学促進共同プラットフォーム」形成に向けた連携事業共同研究。留学生の海外募集→入学→就職までのトータル・ソリューション・モデルの確立を目指す。また、ベネッセと連携した汎用性のある Web出願システムの開発研究も行う。
- Future Skills Project研究会(サントリーホールディングス、資生堂、日本オラクル、野村證券、アステラス製薬 ※上智、東京理科大等との共同プロジェクト)
地方自治体
下記の各自治体と、交流事業、地域支援等の協定を締結。数々の事業を展開。
海外
国際交流の歴史/海外大学・研究機関との協定
1910年にはアメリカのコロンビア大学[349]、ペンシルベニア大学[350]、シカゴ大学[351] 等との間で留学生協約を結ぶなど[352]、当時の国際交流の最先端を進んでいたが、大戦等を挟みドメスティックな方向に流れ、近年になって国際化の流れを再開。現在では、主な協定校にケンブリッジ大学[45]、オックスフォード大学[44]、パリ大学[353] などの他、伝統的に人事交流の強いアジア圏では、中国トップ5の4校(北京大学、清華大学、上海交通大学、南京大学)、韓国トップ3(ソウル大学(経営学部)、高麗大学、延世大学)などと交流をもつ。研究機関ではフランス国立科学研究センター(ヨーロッパ最大の政府基礎研究機関)、ロシア科学アカデミー(ロシアの最高学術機関)、中国社会科学院(中国の最高学術機構)など、各地域のトップ研究機関との国際的な連携体制の構築が進められている。また、学部卒業後にハーバード大学[244]やMIT[354] などでMBAを取得する卒業生などもいる。急速なペースで増加する協定校留学の他、夏期集中語学研修、長期海外留学支援プログラム等により、海外の大学院等に於ける学位取得や研究支援を充実させ、更なる教育の国際化を促進している。
文部科学省『国際化拠点整備事業』(グローバル30)
文部科学省の平成21年度国際化拠点整備事業に、東大・京大等と共に日本を代表する国際化拠点校として採択された[355][31]。世界トップレベルの大学を目指し、『グローバルコモン・プログラム』を立ち上げ、2020年度までに4,000人の留学生を受入れ、1,500人の学生を世界に送り出す計画を推進する。更なる国際競争力の強化に向け、国際的に活躍できる高度な人材の養成を図る。北京やモスクワの日本留学センターなどの他、シドニー、ニューヨーク、パリ等でも設置を進め、ワンストップサービスを日本の大学全体に提供する。また、教育・研究両面で更なる向上を果たすべく、2011年に各界のエキスパートを含む国際総合研究所(MIGA)[101]を設置したが、国内のみならず、世界に向けた政策提言の発信を進める[102]。
国際大学(大学院大学)
- 2013年に、国際大学[47][107][51][48]を系列化。同大学は、国際社会で活躍可能な高度の専門的知識をもった職業人の育成を企図し、経済界・教育界等の強い支援の下、1982年に開学した、日本初の大学院大学である。
- 中山素平(経済同友会終身幹事)[356]、土光敏夫(経団連第4代会長)、永野重雄(日本商工会議所第13代会頭)、水上達三(日本貿易会第3代会長)、佐々木直(日本銀行第22代総裁)など、政財界の有力者が発起人となっており[357]、経済4団体(経済団体連合会、日本商工会議所、経済同友会、日本貿易会)や、日本を代表する900社以上の有力企業の支援によって設立された経緯から、財界とは深いつながりがあり、別名「財界大学院」と呼ばれる。現理事長は槍田松瑩(日本貿易会会長・三井物産会長)[50]。
- 学部を持たない大学院大学であるため、一般的な認知度は高くないが、英国 『 エコノミスト 』 誌はじめ、世界の主要調査機関 による MBAランキングで 国内 第 1 位[46]に位置付けられており、東大、一橋大とともに 国際通貨基金(IMF)奨学金プログラムに基づく、アジア各国の財務省・中央銀行職員の学生受け入れ指定校となっている。学内公用語を英語とし、外国人留学生比率は9割(110ケ国以上)に達する。
- 既に、学部から同大学への短期留学コースなどが設定されている他、今後、国際機関等との関係も構築、発展させることによって、国際的に活躍可能な人材を育成する共同教育プログラムの開発とネットワークの構築[51]が推進されている。また、同大学を通じた、産業界との連携強化が図られている他、将来の経営統合も視野に入れられている。
- 国際関係学研究科は、ハーバード大学[244]、イェール大学[240]、プリンストン大学[358]等、世界の名門校の集まりである 国際関係学専門大学院連合(APSIA) に準加盟しており、多くの学生が新興国の政府高官(アジア、アフリカ、旧ソ連・東欧諸国など)や日本企業の幹部候補生であり(人脈作りを目的に学生を派遣する企業も多い)、キャンパスライフ自体がハイレベルな国際交流の場という環境であり、将来の経営統合による国際ネットワークの強化及び、ビジネススクール教育のレベルアップが期待されている。
- 2014年度、明大と共に 文部科学省 「スーパーグローバル大学創成支援事業(タイプB:グローバル化牽引型)」 に 採択。
コンソーシアム・海外留学プログラム
- 明治アセアンコンソーシアム
- ルノー財団プログラム(フランス)
- パリにおけるフランス語集中講座、ヨーロッパ視察旅行を1ヶ月ずつ行い、残り期間で派遣先の大学での受講・研究、ルノーグループでの企業研修等を行うプログラム。旅費・学費・生活費はルノー財団から支給される。
- パリ国際MBAプログラム
- パリテック修士号プログラム
- ParisTech(国立土木学校、理工科学校(エコール・ポリテクニーク)、パリ国立高等鉱業学校等パリ工科学校ネットワーク。ヨーロッパで最高の工学大学の提携であるIDEA Leagueの一員であり、ATHENS programmeとUNITECH International Societyのメンバー)に於いて、17ヶ月でDNM学位(National Master’s Degree:国が定める修士号)を取得するプログラム
- 日仏共同博士課程プログラム(フランス)
- 日加戦略的留学生交流促進プログラム(カナダ)
- 国内有数の国私立大が参加する日本側コンソーシアムとカナダの14大学との交流協定。明治大学が日本側の議長校である。
- カリフォルニア大学バークレー校、南カリフォルニア大学等との専門科目相互履修プログラムや短期・中期留学プログラムを設置。ノースイースタン大学のプログラムにおいては、国連本部、世界銀行、日本大使館、ハーバード大学、MIT等を訪問し、マイケル・デュカキス(元大統領候補・マサチューセッツ州知事)、藤崎一郎駐米大使、マサチューセッツ州議会議長等の要人と面会している。
- 英国立リーズ大学大学院国際学修士号取得プログラム
- リバティアカデミーと、英国立リーズ大学、ヨーク・セント・ジョン大学の提携による、日本にいながら英国大学院生として、約3年間の課程を経て現地留学と同等の正規修士号を取得出来るプログラム。英国ヨーク大聖堂で学位授与式を挙行。
- 先端数理科学コンソーシアム
- オックスフォード大学数理生物学センター、フランス国立科学研究センター(CNRS)、フランス社会科学高等研究院、日仏共同研究事業、イタリア学術研究会議、マドリード・コンプルテンセ大学、国立交通大学、台湾中央研究院、ハノイ数学研究所等
- 明治大学バイオリソース研究国際クラスター
- WC2
- 世界の主要都市に所在する都市型大学のネットワーク(シティ大学ロンドン、ニューヨーク市立大学、ミラノ工科大学、サンパウロ大学、ベルリン工科大学、サンクトペテルブルク工科大学、香港理工大学他、12ヵ国12大学)
- 日仏韓台国際研究ネットワーク(GDRI)
- その他の特色あるプログラム
- フロリダ州立大学・ウォルトディズニーワールドインターンシップ留学プログラム(国際日本学部のみ)
- フロリダ州立大や、ディズニーの役員等による組織マネジメント、リーダーシップ等の授業を受けると共に、ディズニーワールドでの現場実習に於いて報酬を得ながら、国際社会におけるコミュニケーション力・リーダーシップを養うというユニークな半年間の有給インターンシップ。各国から優秀な学生が集まるディズニーワールドのインターンシップにおいて、日本では唯一の協定校となっている。
- フロリダ州立大学・ウォルトディズニーワールドインターンシップ留学プログラム(国際日本学部のみ)
国際交流(政治・経済・文化)
- 2009年4月、ノーベル平和賞、国連人権賞等を受賞した世界最大規模の国際人権団体、「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」(本部NY)がアジア拠点として、アカデミーコモン内に東京オフィスを開設[58][360]。代表の土井香苗が政財界等の識者を巻き込んで活動を展開する様子が、『 地球ドキュメント ミッション 』(NHK)で放映された。インターン派遣やキャンペーン活動などでの大学との連携が期待されている。その他、国際機関 太平洋諸島センター(PIC)が紫紺館に事務所を構える[57][361]。
- 2009年12月、名誉博士学位贈呈の為、ミハイル・ゴルバチョフ (元ソビエト連邦大統領・ノーベル平和賞受賞者)をロシアより招聘[359]。鳩山由紀夫首相との会談等に続き、アカデミーホールでの特別フォーラム、その後行った学生達との対話集会及び、学生達によるプロジェクト活動の模様は『ゴルバチョフ 若者たちとの対話』という特集番組にまとめられ、NHKで放映された。旧東欧圏政治家への名誉博士号授与としては、同じくノーベル平和賞受賞者のレフ・ヴァウェンサ(元ポーランド大統領)に続き二人目[362]。
- 2009年12月、アフリカ連合(AU)議長のムアンマル・アル=カッザーフィーからの提案により、アカデミーホールにてサテライト対話集会を開催。明大軍縮平和研究所の主催により、学生の他、小池百合子元防衛大臣、アフリカ各国の大使館関係者、報道陣などが多数参加。世界の名門大学のみを選定し開催されてきた同対話集会で、ジョージタウン大学[363]、コロンビア大学[349]、ケンブリッジ大学[45]、オックスフォード大学[44] などと共に選定され、アジア初の開催校となった[364]。
- 各国の要人・大使等が来校し交流を深めているが、フランス政府との連携による大学院レベルの学生を対象とした フランス教育・研究講座が共同開設されている他[343][365][366]、ハーバード大学ケネディ行政大学院(ケネディスクール)[259]の訪問団やEU議員団が、国内で現職の議員・市長が院生として最も多く在籍することで知られるガバナンス研究科(公共政策大学院)を訪問し、交流を深めている[367]。
- 2010年2月、明大が日本側代表校を務める『日加戦略的留学生交流促進プログラム』のメンバーによる、「日本・カナダ学術連携フォーラム」を駿河台キャンパス等で開催し、成果発表会を高円宮妃久子殿下や駐日カナダ大使臨席の下、カナダ大使館で実施。今後の相互開催等を調整中。
- 国連が進める 『アカデミックインパクト』 に発足と同時に参加[98]。国際的ネットワークによる様々な取組みを展開。2009年にジュネーヴの国連人権理事会で報告会を実施、2010年にはニューヨークの国連本部で行われた公式発足式典に参加するなど、国際的な人権問題にも積極的な取組みを見せる。また、2011年に世界各地から600名の大学生などが集い開催された、模擬国連の世界大会『グローバル模擬国連』には、日本からの参加者16名中、明冶からは最多の4名が参加。2013年には 「世界の平和、開発、人権を実現するために、私たち大学生にできること」 をテーマに、エリアソン 国連副事務総長 と 国連アカデミックインパクト 参加大学の学生達 との対話型セッションを開催[99]。2014年には、国連との共催による日本初の「模擬国連ワークショップ(MUN Workshop in Tokyo Japan)」を開催した[100]。
- 戦前から有数の国際派大学として、主にアジアから多くのトップクラスの留学生を受け入れてきており、特に中国・台湾・韓国・北朝鮮では、周恩来(中国建国の1949年から自身が死去する1976年までの間、首相を務めた)などをはじめOBから数十名以上の政府首脳が誕生しており、校友の存在なくして中国の共産党政権などは樹立しなかったともいわれる(「明治大学の人物一覧」 等参照)。1972年には、日中両国のOB首相(三木武夫と周恩来)によるトップ会談が実現している。最近では、駿河台にて中国経済政策当局幹部(局長クラスの中央官僚、学識者等)との座談会(日本側は明大関係者の他、政府関係者、シンクタンク研究者等)を開催し、日中協力の可能性について意見交換を行うなどしている。
- 2010年6月、世界学長会議(IAUP)コアメンバーとの会合がリバティータワーで行われ、松浦晃一郎(元ユネスコ事務局長)の司会の下、バラム・マダイン・アユブ世界学長会議議長やフィデル・ラモス(元フィリピン大統領)らIAUP主要メンバーと国内大学関係者による活発な意見交換が行われた[368]。
- 2001年以来、ウィーン大学との間で、東京・ウィーン交互に共同シンポジウムを開催。相互の大使館でのレセプション、外務省による祝辞等、学術を通した文化外交に寄与。多様な専門領域に跨る学際的コラボレーションを展開[369]。その他、北京大学外国語学院と国際日本学部による共催講座などがある。
海外研究講座
- 英国、フランス、カナダ、アフリカ等の研究講座が設置され、企業トップ、文化人、学者、外交官等によるセミナー、シンポジウム等を展開。EUフォーラム(駐日欧州委員会代表部大使による講演会等)等の他、フランス留学フェアでは、フランス政府・大使館・企業要職者及び、HEC、ESSEC、EMLYON他、欧州トップクラスのビジネススクール代表によるプレゼンテーションが行われるなどした[370]。最近では、エラスムス・ムンドゥスのカンファレンス、外資企業トップによる講演、在日フランス大使館後援による企画展示など。駐日欧州連合代表部等が主催する「欧州留学フェア2015」 では、5月の2日間、駿河台キャンパスが 東京会場として使用された[120]。明治大学が主催する「英語圏大使館合同留学フェア 2015」(自由参加)は、駿河台キャンパスで7月に開催[121]。文部科学省等の主催で 国内のグローバル大学、企業、世界各国の大使館等が一堂に会し、高校生等に留学・進学・キャリアに関する情報を提供する 日本最大級のイベント 「Go Global Japan Expo 2015」 が12月に 駿河台キャンパス で開催された[371]。
学生文化等
恒例行事
多様な文化・芸術が第一線で交差し、また新たな文化の創発を呼ぶ。明治大学を象徴するキーワードのひとつがカルチャーであり、OB・OG・関係者達が現代文化に残してきた大きな足跡の背景には、伝統となっている恒例行事、演劇祭、音楽祭など活発な文化活動の存在がある。以下、主な恒例行事を記載。
- 学園祭
- 元来、各キャンパスごとに『駿台祭』、『和泉祭』、『生田祭』として学園祭が開催され、中でも本部キャンパスの『駿台祭』は内容、規模ともに代表的な学園祭といわれた。
- ライブは最も有名なアーティストが出演することで知られ、松任谷由実、山下達郎、サザンオールスターズ、DREAMS COME TRUE、松田聖子、SMAP(唯一の学園祭ライブ[372])、AKB48(初の学園祭ライブ)など、実力派からアイドルまで、時代を代表するビッグネームがステージに登場してきた。SMAPやAKBのみならず、100校以上のオファーの中から明治を選んで出演してくる有名アーティストなど[373]、他の学園祭では見られない顔ぶれも多い。
- 嘗ての名物イベントとしては『オーバーナイトハイク』(和泉キャンパスから駿河台キャンパスまでの、学生達による大規模行進)などがあったが、現在では、avexなどとの共催によるダンスイベント『Dancer Bird』、学生最大規模を誇る『MEIJI ROCK FESTIVAL』、有名モデルなども出演する『モデルファッションライブ』などが有名。フジテレビやJ-WAVEの公開放送など、主要メディアとのコラボ企画も盛んである。駿台祭と和泉祭は統合され、『明大祭』として和泉キャンパスで開催され、『生田祭』は『生明祭』に名称を変え継続している。
- 明治大学シェイクスピアプロジェクト
- 毎年11月に開催される恒例の演劇祭。文学座及び、各分野の一流プロの指導の下(指導協力実績:楽曲池辺晋一郎、衣装デザイン朝月真次郎、その他協力文学座等)、学生が主体となり、出演を始め、制作・演出・音響・宣伝等運営の一切を手懸け、アカデミーホールにてシェイクスピア劇を上演。オーディションには他大からの参加者も含め、大勢の俳優の卵達が参加、主役の座の行方に注目が集まる。毎年、3,000人以上の観客を動員するなど、その規模は学生演劇の枠を超えているとも評され、スポンサーには有名企業が名を連ねる。例年、並行してアカデミーコモンにてケンブリッジ大学[45]の学生劇団ペンブルックプレイヤーズによるシェイクスピア劇が上演され、併設のワークショップには多くの学生が参加する。
- お茶の水JAZZ祭[167]
- ジャズ界最高の栄誉である『南里文雄賞』に、芸術系の名門である東京藝術大学、バークリー音楽大学と並び最多の受賞者を輩出する明治が、OBのトップミュージシャンの他、著名アーティストを招待し開催する恒例の音楽祭。
- 『楽友会』(軽音楽系のクラブを統括するOB組織)の呼びかけの下、毎年多くのOBミュージシャンが集結(OB以外の主な出演実績としては、宮間利之、前田憲男、原信夫、見砂直照、日野皓正、渡辺香津美、神保彰、小曽根真(友情出演)、国府弘子、寺井尚子、中西俊博等々)。総合プロデュース・司会には『楽友会』現会長の宇崎竜童・阿木燿子夫妻。アカデミーホールでのメインコンサートから、キャンパス周辺でのストリートミュージックフェスティバルなども併催し、御茶ノ水の街全体で展開。名門ホールやライブハウス、日本一の楽器店街などを擁し音楽の街でもある御茶ノ水を、ニューオリンズにも匹敵する音楽の溢れる街に育てるべく、千代田区、東京商工会議所、協賛企業等のバックアップの下、毎年盛大に開催される。(2011年度以降の収益金は全額を東北復興支援のために役立てることとなった)[167]
- 明治大学文学賞
- 明治大学在籍者を対象にした文学賞。文芸部門と作詞部門からなり、それぞれにOG・OBの名を冠した、『倉橋由美子文芸賞』、『阿久悠作詞賞』を設置。文芸賞大賞作については芸術評論誌『ユリイカ』に掲載される。選考委員は、高山宏(教授)、管啓次郎(教授)、阿木燿子(OG)等。
- 文学部では、嘗て文芸雑誌『駿台文学』が刊行されていたが、一時期、学生募集を停止していた文学部の復活を同誌が1931年に提唱したところ、舟橋聖一、与謝野晶子、里見弴、徳田秋声、北原白秋らが賛同者として名を連ねるなど、学内外で多くの著名文学者に支えられてきた文科の歴史をもつ[374]。在籍中に芥川賞・直木賞を受賞した教員としては、小島信夫、三浦清宏、堀江敏幸などがいる。
- 夏目漱石、小林秀雄などをはじめ、日本文学史を飾る錚々たる面々が登壇してきた駿河台は、大学創立メンバーの西園寺公望が近接する自邸で、森鴎外、坪内逍遙、幸田露伴など、当代を代表する文士20人を招聘して、後の日本近代文学のイメージを規定したともいわれる雨声会を開催した他、図書館に作品も寄贈している宮沢賢治がリバティータワー前にあった旅館を上京時の活動拠点として使い、同じくリバティー裏の山の上ホテルが多くの文士たちの名作誕生の舞台となるなど、日本文学ゆかりの地でもある。
- また、山の上ホテルは、隣接地にOBにより建設され、大学の各種式典などに利用されてきたが、川端康成、三島由紀夫 、松本清張、遠藤周作、山口瞳、池波正太郎等、著名文学者が定宿として利用するなど、数々の名作誕生の地であると同時に、様々な文学賞の舞台にもなってきた。(文芸賞、岸田戯曲賞、迢空賞、晩翠賞、梓会出版文化賞、小学館ノンフィクション大賞、開高健ノンフィクション賞、寺山修司短歌賞、葛原妙子賞、山本健吉文学賞、俳句界評論賞、巌谷小波文芸賞、久留島武彦文化賞、角川俳句賞等の選考会、授賞式など)
- 早慶明イベント
- 1914年に開始した、慶応大学、早稲田大学との硬式野球に於ける早慶明3大学リーグ戦が、後の東京六大学野球連盟、延いては東京六大学という存在自体のルーツとなっている。3校間では硬式野球以外でも、合同イベント・定期対抗戦などをはじめ、多くの伝統行事が組まれており、特にジャズフェスティバルやラグビー大会などが有名。その他、“早慶明”の名が冠せられた恒例イベントとしては、雄弁部弁論大会、討論会、音楽Festival、グリークラブ演奏会、マンドリンクラブコンサート、チャリティー、体育会対抗戦(サッカー、バレーボール、ハンドボール、ゴルフ、遠的大会(弓道)、軟式野球、体育祭等)、大学広報連絡協議会等々。
- ビジネス系イベント
- 『学生ビジネスアイデアコンテスト』は起業を目指す学生のサポートを目的に行われる恒例イベント。賞金総額は100万円。著名起業家を輩出してきた歴史を反映し、学部を超えて全学生が受講出来る学部間共通総合講座として、ビジネスプラン関連講座(大和証券寄付講座等)や『青年社長育成講座』(事業継承予定の後継社長候補の学生や、起業志望の学生を対象)等が設置されており、学生にはビジネスプランをブラッシュアップする環境が豊富に用意されている。学外ビジネス系コンテストでは、『日銀グランプリ』(日本銀行主催)で過去5大会中、グランプリ2回・準グランプリ2回、『日経TEST学生団体対抗戦』2010大会で、経営学部チームが初エントリーし、個人部門1位・グループ部門2位など。また、欧州復興開発銀行総裁や日本銀行総裁をはじめ、有名企業トップなど内外の主要なビジネスパーソンが来校し講演等を行っている。
- 講演会・シンポジウム
- 東京都心部にある駿河台キャンパスや和泉キャンパスなどでは、各界の第一人者によるイベント、講演会等が頻繁に行われる他、要人の訪問等も多い。また、特別招聘教授として著名人が招かれ、学生に講義・レッスンを行うケースも多い。以下、最近の主なゲスト。
- 中曽根康弘、海部俊樹、村山富市、福田康夫、麻生太郎、鳩山由紀夫、安倍晋三(以上、元首相)、谷垣禎一、与謝野馨、鳩山邦夫、前原誠司、岡田克也、枝野幸男、武村正義等(以上、党代表・主要閣僚)、海外の国家元首(ミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領の他、ポルトガル、ポーランド、フィリピン、マレーシア等の各大統領・首相)、ジャック・アタリ(欧州復興開発銀行初代総裁・思想家)、白川方明(日本銀行総裁)、緒方貞子(JICA理事長)、松浦晃一郎(元ユネスコ事務局長)、主要国駐日大使(アメリカ、EU代表部、フランス、ドイツ、カナダ、オランダ等)、主要高等教育機関トップ(世界学長会議議長、フランス国立行政学院(ENA)学院長、北京大学学長、高麗大学学長等)、内外の主要企業首脳、小柴昌俊、益川敏英、山中伸弥、日野原重明、茂木健一郎(以上、学者)、内田祥哉、槇文彦、安藤忠雄、伊東豊雄、團紀彦、中村拓志(以上、建築家)、井上ひさし、夏樹静子、逢坂剛、平野啓一郎(以上、作家)、観世清和、坂東玉三郎、野村萬斎(以上、伝統芸能関係者)[375][376]、北野武、蜷川幸雄、黒沢清、是枝裕和、本木克英(以上、映画監督・演出家)、徳川恒孝(徳川宗家第18代当主)、立花隆、松岡正剛(以上、ジャーナリスト)、桂由美、コシノジュンコ(以上、ファッションデザイナー)、メビウス(ジャン・ジロー)、ジム・リー、かわぐちかいじ、浦沢直樹(以上、漫画家)、アラン・デュカス(3つ星シェフ)、村上隆(アーティスト)、AKB48(タレント) etc
- その他
- M-Naviプログラム
- 学生達の社会人基礎力を磨く支援プログラムの一つとして多くの行事、講座等が用意されている。芸術鑑賞などを通じた「本物に触れ幅広い教養を身に付ける機会」や、模擬裁判に裁判員として参加する「社会体験の場」などの提供であり、主なものとしては、新入生合宿、イベント・コンサート運営、祭礼(神田祭、青森ねぶた祭り、徳島阿波踊り等)や、各種講座(ボイストレーニング、料理、座禅、スポーツ、農業、ボランティア、コミュニケーション力強化等)への参加の他、劇団四季、Bunkamura、国立劇場、東京芸術劇場、東京文化会館などとタイアップした観劇・講演・舞台裏見学(歌舞伎、オペラ、現代劇、京劇等)のプログラム、アニメーションスタジオや落語の現場の見学・交流、等々がある。
- 植村直己冒険賞
- 明治大学文学部読書感想文コンクール
- 高校生、社会人を対象にした読書感想文コンテスト。選考委員長に齋藤孝教授。
- 明治大学芸術祭
- 文化人OB等を招いてのイベント他
- eプレゼン・コンテスト
- 和泉フィルムフェスティバル
- 『明大生が捉えた日本』 映像・写真コンテスト
- 岸本辰雄記念ホール企画展示「学生作品展」
- その他
- 任意選択制の体育講座として、初心者向けのフットサル&サッカー、ラグビー、アウトドア・キャンプ(アウトドアクッキング、トレッキング、サイクリング、カヌー、クライミング etc)、乗馬、ゴルフ、スキー、エアロビクス、ダンス等々の授業が用意されており、実技のみでなくコモンセンスを磨く場としてのプログラミングされている。
クラブ・サークル
広範な分野にOB・OGを輩出するインキュベーターの機能を果しているのがクラブやサークルであり、伝統的に芸術・文化分野への造詣が深く、OB・OGをはじめ各分野の第一線との交流をもつ本格派志向のサークルが多い。演劇、音楽など、各分野のプロを志向する学生も少なくない。大学からの活動補助金等を受けていない非公認系のサークルも含めると、その数2,000以上ともいわれる(オープンキャンパスでの説明より)。コンテスト上位入賞の常連となっている名門クラブや、明治に拠点を置くインカレ系サークル(複数大学の学生から構成されるサークル)などの存在により、他大からの参加者の比率が高いのが特徴である。多くの団体で伝統的なイベントなどが組まれており、特定のサークルへの入部自体を目的に入学してくる学生も多い。
1929年には、在学中の三木武夫や長尾新九郎(後の徳島市長)が、関東43大学弁論部の後援を得て世界平和と国際親善を目的に米国・欧州への遊説を敢行した他、日華の親善を掲げ中華民国における遊説を実施するなど、国内の大学弁論部として初の世界遠征を果たした。 現職閣僚や首相経験者などを招聘した講演会等が定期開催され、近年では、鳩山由紀夫(元首相)、谷垣禎一(自民党総裁)、岡田克也(民主党代表)、前原誠司(民主党代表)、鳩山邦夫(民主党副代表)、福島瑞穂(社民党党首)などが招聘されている。尚、雄弁部以外にも政治家志望の女子学生達による勉強会なども存在する。また、2011年には、政治家養成力の更なる向上を目指し、『政経リーダー育成プログラム』が学内に発足した。
- 広告・企画系サークル
- 明治大学応援団[378]
- 1922年創部。東京六大学応援団連盟に所属する応援団。三三七拍子や、肩より上に両手を広げて柏手するリーダーテクニックなどは初代團長の相馬基が創作したものが原型とされる。また、国内で初めてブラスバンド[313][379][380]や、バトントワラーズ(現在のバトン・チアリーディング[381][382]部)を導入(競技チアリーディングチームとしては、高畑百合子(TBSアナウンサー)が結成した『JAGUARS』などが有名)。リーダー部は不祥事により2008年に廃部。2012年度からは、応援指導班が創設され、2部1班体制となった。「明治大学校旗」が、年度毎に明大当局から 応援団に貸与される[383]。チャンス・パターンには 「狙いうち[384]」「やっぱり明治がNo.1!」[385][386][387]など。
- 音楽系
- ジャンル毎に、伝統あるサークルが多数存在し、各コンテストの入賞常連チームなどが犇めく。OBには、現在の音楽シーンを語る上で欠かせない、多くの業界関係者達がいる。
- マンドリン倶楽部[388][199][172][179]
- 楽友会
- Big Sounds Society Orchestra(BSSO)
- 学生ビッグバンドの頂点を決する『山野 ビッグ・バンド・ジャズ・コンテスト』において、最多優勝(2008年現在)を誇る名門サークル。CD発表や海外演奏旅行の他、著名アーティストとの共演など多数。有名サークルであるため、プロ志向の他大からの参加者なども多く、レギュラーバンドメンバーの約半数が他大生であり、音大生なども在籍する。プロミュージシャンを多数輩出。
- 明治大学交響楽団[394]
- 合唱系クラブ
- KLAVIER
- 1989年創部という若いピアノサークルだが、ピティナピアノコンペティション(参加者4万人超の世界最大規模の音楽コンクール)優勝者(グランミューズ部門)等、各コンテストで入賞者を輩出[398][399][400][401]。
- 演劇系
- 多くのアカデミー(日本)監督・脚本家・俳優の他、国内の代表的な劇団の創立メンバーから、“明治系”といわれる多数の演劇集団に至るまで、数多の人材・団体を演劇界に送り込んできた。自前の公演場、大道具等を完備し、大規模な集客・運営システムが構築された環境は、プロからも羨ましがられ、学生演劇の王道とも呼ばれる[402]。『東京フィルメックス』記念シンポジウムでの北野武、黒沢清、是枝裕和等、注目の映画人達による特別講義・トークセッションや、公開対話『唐十郎&蜷川幸雄-劇場都市東京の行方』など、演劇界OBによる講演、指導などの機会も多く、「学生フィルムフェスティバル」なども開催されている。以下、主な団体。
- 『映画研究部』:1922年創部。OBは川島雄三、岩橋直哉、大川俊道、室賀厚(以上、映画監督)、飛鳥田一雄(元社会党委員長・横浜市長)目黒考二(『本の雑誌』創刊者)など。
- 『騒動舎』:明治、早稲田の学生を中心に、2011日本アカデミー賞三冠に輝いた中島哲也(映画監督)や吉田紀子(脚本家)、『ジョビジョバ』を始め多くの人気劇団を生み出してきた
- 『演劇研究会』:『第三エロチカ』や『コント赤信号』などの母体
- 『実験劇場』:唐十郎・『状況劇場』などの母体
- 『劇団活劇工房』:サークル内のユニットから多数の劇団が派生(『動物電気』、『エムキチビート』、『贅沢な妥協策』、『国道五十八号戦線』等々)
- 『歌舞伎研究会』:戦後、歌舞伎は「忠君愛国」につながるとして連合国軍総司令部の禁止事項となっていたが、鵜沢総明総長(極東国際軍事裁判日本側弁護団長)や金子東一専務理事(東京弁護士会会長)らがGHQを説き伏せ、1947年にプロも含めた「大歌舞伎公演」を開催。学生歌舞伎の先駆けとして名を轟かせ、東京大など他大学に普及した。当初メンバーは7名で、在学中の岩井半四郎なども参加。歌舞伎役者との交友も深く、中村吉之丞、市川八百蔵、岩井半四郎、市川門之助、中村富十郎、中村吉十郎、七世松本幸四郎、市川染五郎(松本白鵬)、市村家橘、尾上菊十郎などが指導を行ってきた。学生歌舞伎界をリードする存在として、衣装、かつらなども業者の協力を得て本格仕様で臨み、イイノホール、三越劇場などで公演を開催してきた。
- その他、2011シアターグリーン学生芸術祭最優秀賞の『声を出すと気持ちいいの会』や、『隔世遺伝』、『劇団フルタ丸』、『劇団電動夏子安置システム』、『熱帯』、『東京イボンヌ』等々多数の演劇団体が関係者から発足している。また、『スーパー・エキセントリック・シアター』など演劇系サークル以外から発生した著名劇団等もある。
- 漫画研究会
- 落語研究会[404]
- 1961年創部。学生落語界の雄。三宅裕司、立川志の輔(紫綬褒章)、渡辺正行等によって受継がれてきた高座名『紫紺亭志い朝』が有名な他、主なOBに、宝井馬琴(日本講談協会会長・紫綬褒章)、五街道雲助(落語協会理事)、瀧川鯉昇(落語芸術協会監事)、立川談之助、立川談幸(落語立川流理事)、小宮孝泰、とり・みき(漫画家)、月亭遊方、立川志ら乃等。2011年の創部50周年記念『明大落語会』には著名OBが多数出演、1200枚のチケットは発売直後に完売した。2002年に落研から独立したメンバーが創設したお笑い系サークル『木曜会Z』では、ほぼ全員がM-1グランプリ、R-1ぐらんぷり、キングオブコント等に参加している他、たかまつなな、武家の女など、他大から参加してプロに進んでいる部員などもいる。最近では、和泉新図書館オープン時に前夜から入口前に並びカウントダウンと共に入館一番乗りを果たした学生達と、記念品を贈呈して応えた大学側と、何でも楽しんでしまおうという精神は健在である。
- ダンス系
- 大学公認の5大ダンスサークルの他、非公認で活躍するサークルも多く日本ジャズダンス芸術協会コンテスト・グランプリチーム(アマチュア部門)なども擁する。明治に拠点を置くインカレサークルなども多く、東大、上智、立教、津田塾、日本女子大、東京女子大、フェリス女学院大など、他大の学生が多数参加しており総じて女子比率が高い。『Dancer Bird』は、明大祭で行われる恒例のダンスイベント。MEIJI×avexのコラボなどにより、学内のダンスサークル所属チームのみでなく他大やダンス界のトップチームなどを招待し、ハイレベルな競演が繰り広げられる。また、女子大生アイドル日本一決定戦の「UNIDOL」では2012年の開始以来、優勝の常連校であり、同じく男子大学生アイドル日本一を決める「UNIBOY」では2016年の第一回大会で初代王者となっている。
- 明大スポーツ
スポーツ
明治大学体育会は、1905年に公認された端艇部を最古とし、同年に柔道部、剣道部、相撲部、硬式庭球部が相次いで創部され、さらに競走部、弓道部、硬式野球部と続き、現在43部を数える。近代日本スポーツ黎明期から、各競技の創始者や発展を支えてきた指導者らを輩出してきた。
精神性を重視し、強烈な個性を生み出してきた各部の伝統は“明治の体育会”として独特のニュアンスをもって語られ、学生スポーツ界の勢力図において揺るぎない存在感を放つ。1953年には日本初の学生スポーツ新聞『明大スポーツ』を創刊。1959年には、野球部OB会の『駿台倶楽部』をはじめとした各部のOB組織により、体育会の総合組織として駿台体育会が結成されるなど、早くから独自のスポーツ文化・組織形態を確立。各競技大会の最多優勝記録などを保持する、傑出した歴史を誇るクラブを多数有する。 OB・OGは、各競技の指導者や協会幹部として活躍する者の他、実業家或いは著名企業の経営層で活躍する者も少なくない。ラグビー、サッカー、トライアスロン、卓球等のプロスポーツ選手第1号もここから誕生している。
- 硬式野球部[405]
- 1910年創部。東京六大学野球連盟加盟。大学日本一を争う明治神宮野球大会の優勝回数は最多の5回(準優勝0回)[313]。1914年に開始した早慶明の三大学リーグ戦が後の東京六大学野球連盟、延いては東京六大学という存在自体のルーツとなっている。野球草創期のスタイルを踏襲した、伝統を感じさせる丸帽子と襟付きのユニフォームが有名[406]。1929年には日本の野球チーム初の世界遠征(アメリカ・ヨーロッパ・香港・中国など世界一周)を敢行、1995年には大学野球史上初の女性選手(米国人)を起用するなど、進取に富んだ姿勢が注目を集めてきた。多くの指導者を輩出しており、日本の野球殿堂表彰者160名中、21名が同部OBである(2008年現在)。島岡吉郎監督を巡る伝説的なエピソードはTVドラマ化された。善波達也監督は大学日本代表監督も務める。創部100周年を迎えた2010年はロサンゼルス・ドジャース協力の下、ドジャー・スタジアムで春季キャンプを実施。
- ラグビー部[407]
- 1922年創部。生涯 「前へ!」 と言い続けた 北島忠治監督[408]の精神を継承する 日本ラグビー界の名門。関東ラグビーフットボール協会所属。日本選手権1回優勝、大学選手権12回優勝。紫紺と白の横縞ジャージが有名。明早戦は毎年12月第1日曜日に国立競技場で行われ、NHKで全国に生中継される大学スポーツ界伝統の一戦であり、数多くの語り継がれる名勝負が繰り広げられてきた[409]。1987年の試合は「雪の早明戦」として語り草になっており、1994年には村山富市首相(明大OB)、河野洋平外相、森喜朗自民党幹事長(以上、早大OB)等、政権首脳の両校OBが揃って観戦、2013年には松任谷由実が『NO SIDE』を試合後のセレモニーで披露するなど[410]、多くのエピソードに彩られている。プロ・アマを通じ、特定チームによる定期戦で国立競技場が使用される唯一のカードでもある。また、野球部同様、監督を始めとする人物群像がTVドラマ化されている。一般の人も入会できる 「 明大ラグビー部 ファンクラブ 」 がある[411]。→詳細は「明治大学ラグビー部」を参照
- 1922年創部。生涯 「前へ!」 と言い続けた 北島忠治監督[408]の精神を継承する 日本ラグビー界の名門。関東ラグビーフットボール協会所属。日本選手権1回優勝、大学選手権12回優勝。紫紺と白の横縞ジャージが有名。明早戦は毎年12月第1日曜日に国立競技場で行われ、NHKで全国に生中継される大学スポーツ界伝統の一戦であり、数多くの語り継がれる名勝負が繰り広げられてきた[409]。1987年の試合は「雪の早明戦」として語り草になっており、1994年には村山富市首相(明大OB)、河野洋平外相、森喜朗自民党幹事長(以上、早大OB)等、政権首脳の両校OBが揃って観戦、2013年には松任谷由実が『NO SIDE』を試合後のセレモニーで披露するなど[410]、多くのエピソードに彩られている。プロ・アマを通じ、特定チームによる定期戦で国立競技場が使用される唯一のカードでもある。また、野球部同様、監督を始めとする人物群像がTVドラマ化されている。一般の人も入会できる 「 明大ラグビー部 ファンクラブ 」 がある[411]。
- サッカー部
- 1921年創部。関東大学サッカー連盟加盟。2007年第87回天皇杯全日本サッカー選手権大会では大学勢トップの4回戦まで進出、J1・清水エスパルスとの延長PK戦に亘る熱闘が繰り広げられた。2009年の同大会ではJ1・モンテディオ山形を破り、大学勢として史上初の対J1チーム戦勝利を成し遂げ、全日本大学サッカー選手権大会では優勝を果した。日本代表やJ1チームなど大学以外の有力チームとの交流試合なども活発である。神川明彦監督はユニバーシアード日本代表監督も務める。最近では、日本人として初めて世界のトップチーム入りしたインテル・ミラノの長友佑都や、団体として初めて国民栄誉賞を受賞した なでしこジャパン監督の 佐々木則夫などが有名。日本代表に選出された選手を含む多くのJリーガーを輩出している。→詳細は「明治大学体育会サッカー部」を参照
- 1921年創部。関東大学サッカー連盟加盟。2007年第87回天皇杯全日本サッカー選手権大会では大学勢トップの4回戦まで進出、J1・清水エスパルスとの延長PK戦に亘る熱闘が繰り広げられた。2009年の同大会ではJ1・モンテディオ山形を破り、大学勢として史上初の対J1チーム戦勝利を成し遂げ、全日本大学サッカー選手権大会では優勝を果した。日本代表やJ1チームなど大学以外の有力チームとの交流試合なども活発である。神川明彦監督はユニバーシアード日本代表監督も務める。最近では、日本人として初めて世界のトップチーム入りしたインテル・ミラノの長友佑都や、団体として初めて国民栄誉賞を受賞した なでしこジャパン監督の 佐々木則夫などが有名。日本代表に選出された選手を含む多くのJリーガーを輩出している。
- スケート部(アイスホッケー、スピードスケート、フィギュアスケート)
- 大学スポーツ界“氷上の王者”と称えられ、(総合優勝の設定された)過去75回の日本学生氷上競技選手権大会(スピードスケート、フィギュアスケート、アイスホッケーの3競技で総合優勝を競う)にて総合優勝50回という不滅の記録を打ちたてている。
- バスケットボール部(ピラニアギャングス)
- 1925年創部。関東大学バスケットボール連盟に加盟。全日本大学バスケットボール選手権大会優勝9回、1975年には全日本総合バスケットボール選手権大会で優勝、学生チーム最後の日本一となっている。1932年には初の米国遠征を敢行、バスケットの考案者ジェームズ・ネイスミス博士等と面会を果した。1970~72年の山本良一主将(現J.フロント リテイリング社長)時の3連覇に続き、74~76年にも3連覇を達成。50周年式典には高松宮殿下などが臨席。1968年以来、韓国の名門高麗大学と相互訪問による定期交流戦を実施している。
- 馬術部
- 1922年創部。全日本学生馬術大会3種目総合17連覇中であり、東京六大学馬術大会団体優勝30連覇などの記録を持つ、学生馬術の王者。OBには、国際総合馬術競技会で最も伝統、格式のあるCCIバドミントンで初の上位入賞を果した日本人選手などもいる。
- 競走部
- 1907年創部。箱根駅伝は、1919年に当時の部員らが唱えた「アメリカ大陸横断駅伝」創設のアイデアが転じて発足したものであり、東京高等師範学校などと共に同大会ルーツ校である[412]。初期の優勝常連校であり、1990年代以降本選に出場しなくなった次期があったものの、近年は復活を遂げ3強の一角とも言われるようになり[413][414]、箱根駅伝優勝の有力候補にも挙げられる。ベルリンオリンピック出場の南昇竜は箱根出場最初のメダリスト。園原健弘はバルセロナオリンピックの競歩代表となった。
- 柔道部
- スキー部
- ラクロス部
- その他、史上初めて大学生として全英オープン(2010)出場を果した薗田峻輔、日本アマチュアゴルフ選手権競技・日本学生ゴルフ選手権競技2冠の桜井勝之などを擁するゴルフ部、日本の射撃競技を立上げ全日本学生選手権大会24回の優勝を誇る射撃部、日本アメリカンフットボール史の幕開けを飾りリードしてきたグリフィンズ(アメフト部)、過去10年間で3連覇2度達成の少林寺拳法部、2015日本学生選手権水泳競技大会優勝(男子の部)の水泳部、2011年度大学選手権優勝のフェンシング部、弓道部、男女総合優勝を狙う漕艇部、多くのチャンピオンを誕生させてきたレスリング部、ボクシング部、世界剣道選手権大会(団体)優勝3回、全日本剣道選手権大会優勝・準優勝 各3回等 を成し遂げた 「平成の剣豪」 内村良一 を輩出した剣道部[418] 等々。
- 1950~60年代に行われていた国内の代表的な俳優オーディションである東映ニューフェイスに於いて、山本麟一(ラグビー部)、高倉健(相撲部)、今井健二の3人の体育会出身者が選出され長く映画界で活躍し、明大三羽烏と言われた。
- 明早戦、明慶戦、明立戦、東京六大学リーグ等の記事を参照。
社会との関わり
主要国家試験実績・ランキング関連
- 2014年度司法試験合格者数:63名(国内大学別順位:7位)
- 2014年度国家公務員採用総合職試験:25名(同19位)
- 2013年度公認会計士試験合格者数:68名(同:4位)
- 2013年度一級建築士試験合格者数:57名(同:8位)
- 2014年度出身大学別・社長数ランキング(帝国データバンク調査):9,828名(国内大学別順位:4位[419])
- 2014年度入試出願者数:105,512名(国内大学別順位:2位)
- 大学人気ランキング
- 日経進学Navi 『大学イメージ調査ランキング』(現役高三生対象):2008年の調査開始以来、全国第1位
- リクルート社 『高校生に聞いた大学ブランドランキング2014』:志願度ランキング文系・理系、男・女別全部門で第1位、6年連続総合1位[64]
- 大学コンテスト関連
- 『日銀グランプリ』(日本銀行主催):経済系専攻の学生が毎回参加し、過去6大会中、グランプリ2回、準グランプリ3回
- 『全国大学対抗簿記大会』(大原学園主催):1996~2009年の綜合ランク(1級)で1位[420]
- 『NHK大学ロボコン』:出場常連校であり、世界選手権出場者等が在籍
- 『日経TEST学生団体対抗戦』:2010年大会で、経営学部チームが初エントリーし、個人部門1位、グループ部門2位に入賞
入試動向・奨学金制度
大学別の入試出願者数は2010年度以降、4年連続で第1位。幅広く全国から受験生が集まるが、名門進学校の受験者の増加が目立ち[421][422]、東大併願率に於いても3位となっている[423]。現役入学率も大幅に上昇しており、浪人して他大を目指すよりも現役で明治入学を志向する 受験生の割合が大多数を占めるようになってきている[424]。一方で、主要私大で最も内部進学や推薦枠等の比率が低く一般入試枠が大きいため、入試においては他校より広き門となっていると同時に、入試実態に対し偏差値は低めに出る傾向があるといわれる[425][426]。
奨学金[427][428][429]については、総額数十億円に上る18種類のものが設置されており、約7割が返還義務のないもので、この制度を利用し旧帝大等を蹴って入学してくる学生も多い。対象額、人員枠が多いため、学生の3人に1人が何らかの形で奨学金制度を利用している。
就職/経済との関わり
卒業生の進路で最も多いのは民間企業で、帝国データバンクによる出身大学別・社長数ランキングでは第4位[419]。また、私大で初めて経営学部を創立した伝統を有し、多くの著名企業の創始者を輩出してきた(「トリヴィア」、「明治大学の人物一覧」 等参照)。
就職支援体制の強さから“就職の明治”などとも呼ばれ、主要メディアによる大学別就職指導関連ランキングでは第1位となっている[430][431][432][433]。1年次から企業の人事担当者による授業があり、駿河台や生田キャンパスでは、企業約70社を集めて学内採用選考会・面接会などが開催される。
公務員試験の指導機関としては、『行政研究所[219][220]』(1学年定員約100名。筆記・面接試験により選抜)が設置されており、資格取得予備校から講師が招かれるなど、事実上の“学内予備校”ともいわれる。学生規模比でみた公務員試験合格者数はトップクラス。司法試験、公認会計士試験等も含めた国家試験合格実績の一段の飛躍を掲げ、駿河台キャンパス 猿楽町校舎などに専用施設 『国家試験指導センター[284]』 を開設している。
内外の著名企業トップやビジネスパーソンが講演などで訪れている。インターンシップ[434]制度の充実を図り、キャリア支援 を更に強化するために 「就職キャリア支援センター[435]」 が設置されている。
明治大学と現代文化
東京の都心型大学として、文化面においても時代をリードする人材を輩出してきた伝統を有し、演劇、音楽、ファッション等の各分野を代表する組織やイベントを創出するなど、日本の現代史を形成してきた文化・風俗等において、関係者が与えてきた影響は計り知れない。学内恒例イベント、有名サークルなどハイレベルな研鑽の場が豊富であり、映画監督・俳優、モデル、作家などの卵たちを惹きつけ、在学中から名を馳せる者も多い。各分野での第一線を目指し、全国から集う多様な学生達が切磋琢磨してきた駿河台のキャンパスなくして、現在のカルチャーシーンを語ることは出来ない。
演劇界では、数々のアカデミー(日本)監督・脚本家・俳優や、『日本俳優連合』理事長・副理事長等の他、三大新劇団(『劇団文学座』、『劇団俳優座』、『劇団民藝』)をはじめとした主要劇団の創立メンバー、また、日本における監督制度などに至るまでOBが創出してきたものは数多い。
音楽界では、国内を代表する 古賀政男[436][437][438][439]、 阿久悠[277] 、宇崎竜童、阿木燿子 など、作曲家・作詞家 をはじめとした多くの音楽家及び 日本著作家連合会会長、日本レコード協会会長、日本歌手協会会長等の業界団体トップ、avexやホリプロの創業者といった業界の大立者、日本レコード大賞、ROCK IN JAPAN FESTIVAL、日本作曲家協会等国内の代表的な音楽イベント・組織の創始者から東京のクラブシーンの創出者まで、現在の音楽シーンを語る上で欠かせない人材を多数輩出。
ファッション界では、現代のカルチャー・シーン、ライフスタイルのルーツそのものを創出したともいわれる 日本メンズファッション協会最高顧問の 石津謙介や 東京ファッションデザイナー協議会初代議長で東京コレクション等を創設した太田伸之等々。最近では、1964年の東京オリンピック前後の東京・青山を 石津謙介 らが、新しい夢を託して ファションの街に変えていく様子 がNHKで放送された[440]。
その他、芥川賞・直木賞等の文学賞からファミレス文化や、世界最大級のサブカルチャーの祭典コミックマーケットなどに至るまで、明大関係者が創始者として深く関わっている文化の裾野は広い。
国民栄誉賞において過去の受賞者19人・団体のうち、関係者が4名(高等部関係者含む)いることなども特筆される。また、都心型大学らしく、ポップカルチャーとの縁は深く、2011年度校友大会ではOB色の強い大手プロダクションのアーティストを始め、50名を越える俳優・アーティスト等の提供グッズによるチャリティオークション(東日本大震災復興支援)などが開催された[441]。
明治大学の女子文化
1929年に専門部女子部を創設、また、日本の大学として初の法学部女子部を創立するなど、先駆的に日本の女子高等教育を担ってきた歴史をもつ。女性の公的領域への進出に対して閉鎖的であった日本の近代にあって、フェミニズム教育を積極的に推し進め、女性の社会進出に大きな役割を果してきた。
日本初の女性弁護士、裁判官、キャリア官僚、女性政治家、東大大学院合格者、法学博士[442]などを輩出した他、iモード開発者などに代表される女性実業家や、女子野球部員やバトン・チアリーディング[382]部を初めて導入してきた体育会など、時代をリードしてきたOG達の歴史があり、自立した存在として各界に進出し、日本社会における女性史を開拓してきたその系譜は、近年、演劇・ファッション界を席巻する、若手女優やファッションモデルらの活躍にも連なる。
最近では女子の活躍が男子のそれを凌駕しているとの評もあり、主要メディアの調査では女子の志願度ランキングも男子と並んで1位になるなど、入学者に於ける女子比率は更なる上昇傾向をみせる。女子学生の割合は35%、約9,000人に上り(2010年度)、首都圏の主要な女子大の1.5~2倍以上の規模を誇る。OG及び在学生は関係者の間では“明女”とも呼ばれ、政治家志望の女子学生など“政治ガール”による研究会から明女アイドルユニットまで、“元気な明女”“明女の女子力”が発信されている。
女子部は、1950年に唯一の社会科学系女子教育機関として、明治大学短期大学(法律科・経済科)に改組された後、2004年には 情報コミュニケーション学部 に発展的に継承され、現在に至る。2010年には、男女共同参画社会の更なる推進や女性のキャリア形成の探究など、ジェンダー研究という新しい学問分野を切り開き発展させるべく、ジェンダーセンターを学部内に設置。同副センター長で元フジテレビ・アナウンサーの牛尾奈緒美教授が、安倍首相夫妻と縁戚関係にあることをフルに生かして[289]、女性の自己啓発と活躍促進を積極的に推進している。2014年には、世界トップレベルの女性研究者養成に向け、女性研究者研究活動支援体制を構築し、「男女共同参画推進センター」、「女性研究者研究活動支援事業推進本部」などを設置することを発表。
女子部をめぐる主な動き
- 1925年 - 女子聴講生入学許可
- 1929年 - 専門部女子部設置
- 1935年 - 明大専門部女子部法科を経て、明大法学部(旧制)を卒業した 立石芳枝が 女性ではじめて 東京帝国大学大学院(法学)に進学する[443](’62に女性初の 法学博士)。
- 1936年 - 弁護士法が改正され、女性に門戸が開かれる
- 1938年 - 高等文官試験司法科(司法試験)に明治大学女子部より、3名の国内初の女性合格者が誕生(久米愛、三淵嘉子、中田正子)
- 1941年 - 高等文官試験行政科(国家公務員I種試験)に明治大学女子部より、国内初の女性合格者が誕生(渡辺美恵)[444]
- 1946年 - 女性初の国会議員の一人として、今井はつが衆議院議員総選挙に当選
- 1946年 - 石渡満子が初の女性裁判官に就任
- 1950年 - 明治大学短期大学(法律科・経済科)を 国内唯一の社会科学系女子教育機関として開設
- 1950〜60年代 - 久米愛が日本女性法律家協会を設立し初代会長に就任、以後26年に渡り、政府代表として国連総会などへ出席すると共に国内での女性運動をリードする
- 1972年 - 司法省から裁判官に転じた三淵嘉子が、初の女性裁判所長として新潟家庭裁判所長に就任 (’52に女性初の判事)
- 1983年 - 寺沢光子が、女性初の地方裁判所長として徳島地方裁判所長に就任 (’76に女性初の司法研修所教官、その後 東京高裁部総括判事等を歴任)[205][445]
- 1987年 - 野田愛子が女性初の高等裁判所長官として札幌高等裁判所長官に就任
- 1994年 - 桜井るゑ子が全国初の女性警察署長として警視庁三田警察署長に就任 (’90に女性初の警視)[446]
- 2001年 - 松永真理がフォーチュン誌の「ビジネス界最強の女性ランキング アジア部門1位」に選出
- 2004年 - 明治大学短期大学学生募集停止、情報コミュニケーション学部に改組
- 2010年 - 情報コミュニケーション学部内にジェンダーセンターを設置
- 2015年 – 世界トップレベルの女性研究者養成に向け 「男女共同参画推進センター」 「女性研究者研究活動支援事業推進本部」[447] を設置
ボランティア・社会貢献活動
「ボランティアセンター」を各キャンパスに設置し、学生によるボランティア活動を積極的に支援する。福祉・地域連携・災害等のテーマで学生の社会性・自主性を涵養することを通じ、有用な人材の育成を目指す[448][449][450]。
2011年の東日本大震災においては、いち早い対応により各キャンパスを一般市民に開放し食料・毛布等を提供するなど、数千名の帰宅困難者等を援助した(駿河台キャンパスなどには学生や近隣の人々向けの食料等が備蓄されている)[4]。また、被災地域への義援金寄付、被災した2012年度入試の受験生を対象に受験料の全額免除などの措置をとると同時に、「明治大学 震災復興支援センター[176]」を立ち上げ、被災地連携復興支援プロジェクトを策定[179]。被災地でのボランティアを単位として認定する実習科目をはじめ、様々な施策を実施。更に、“一人ひとりの学生が何を出来るのか考え、そのことを念頭に学生生活を送ってもらいたい”とし、復興支援リストバンド『Meiji University 3.11 AID』を学生に配布 ( ネットオークション市場に出回るなどした )。多くのサークル、ゼミ、学生達の参加による義援金募金活動などが実施された。若いボランティアサークルの活動なども活発であり、東京大学の学生達と共同で設立した団体「ユースフォー3・11」は、震災後から延べ8,000人以上の学生を集めた。大学側は宮城県、福島県などと復興協力協定を締結し、現在も産業活性化や人材育成など幅広い分野で復興支援に取組んでいる。
OB・OG・在学生動向
卒業生、元在校生として、首相、衆議院議長をはじめとした数多くの国会議員、ノーベル賞、ピューリッツァー賞、国民栄誉賞等の受賞者、多くのアカデミー(日本)監督・俳優、オリンピックメダリスト、野球殿堂表彰者など、幅広い分野に人材を輩出している。また、様々なカルチャーの発生地としても知られ、日本の現代史を形成してきた文化・風俗等で、関係者がルーツになっているものは数多い(「トリヴィア」欄、「明治大学の人物一覧」等参照)。
また、近年の 「リバティー世代」 などとも呼ばれる ニューカマー達 が活動領域を拡げているともいわれ、ジャンルを越えたOB・OG同士の交流も盛んであり、各界で フロントランナー として台頭してきた彼らの存在が、新世代明治のアイコン として注目を集めている。後述の北川、向井、長友らをはじめ、その多くが入学時は全くの無名か、入学後に短期間でブレークを果していること なども注目に値する[451]。以下、OB・OGに関する近年の主なトピック。
- 【政治・経済】 都政では 猪瀬直樹(大学院・元副知事)が史上最高の得票数で東京都知事に選出された一方、元副知事 山口一久(政経)[452]をはじめ、現副知事 安藤立美(法)[453][454][455]の他、多くの明治出身者が 首都東京の主要施策を担ってきた。国政では 細川律夫(法・元厚生労働大臣、元裁判官弾劾裁判所裁判長)の 旭日大綬章叙勲[456]、新藤義孝(文・前総務大臣、内閣府特命担当大臣(国家戦略特別区域担当))の大臣就任や 萩生田光一 (商)の 内閣官房副長官就任、気鋭の井野俊郎(法)、宮崎政久(法)両弁護士・代議士のほか、大学院政経研究科 や 公共政策大学院に在学中の衆議院議員誕生など、OB市長のネットワーク[154]も組織化されつつある。ビジネス界では、Amazon.co.jp、DMM.com、ウェブマネーといった気鋭のベンチャーや、ヒルズ族、野尻佳孝の東証一部最年少上場など、著名起業家OBの活動が注目される一方、大丸松坂屋百貨店、レナウン等といった老舗企業で、部長クラスから取締役を超えてトップ就任した若手OB達も話題を呼んだ。
- 【演劇】第35回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、紅白司会や2015年 NHK大河ドラマ のヒロイン 井上真央、“月9ドラマに出演させたい俳優”(トレンダーズ調査)トップの向井理や北川景子、NHK連ドラ、月9等、代表的なTVドラマで主演する原田夏希や山下智久ら、注目作でそれぞれが共演するなどしている[457]。また、『モナコ国際映画祭』最優秀主演女優賞の寺島咲、『東京スーパーモデルコンテスト』グランプリの山本美月、『ネクストブレイクランキング』で最年少ながらAKB勢と首位を争った川島海荷、数名の高等部OBが月9、映画話題作等で主演する他、若手有望俳優・脚本家として活躍する学生が在籍。監督では中島哲也が第34回日本アカデミー賞で三冠に輝いた他、佐々部清が同最優秀作品賞など。日本映画界の至宝ともいわれる高倉健が文化勲章を受章。レイトカマーとして監督業に参入した北野武が、国際的な評価の高さからヴェネツィア国際映画祭で自身の作品名を冠した賞(『監督・ばんざい!賞』)を新設された。国民的人気を博したNHKドラマ『あまちゃん』では、梶原登城と大友良英のOBコンビが演出、音楽を担った。
- 【文学】以下、新進作家について記載。羽田圭介 が 第153回 芥川賞を受賞[458][459]( 付属高在学中当時には、史上最年少で文藝賞 )。文学部在学中の片瀬チヲルが群像新人文学賞優秀作、青崎有吾が鮎川哲也賞、暁方ミセイが第一詩集で中原中也賞、大西雄仁がテレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞優秀賞の各賞を受賞。ケータイ小説なども手懸ける在学中の女優福永マリカが日本最年少16歳で脚本家デビューし、巨匠若松孝二監督が演出を担当するなど注目を集めた他、モデル出身の木村綾子や北川景子などが、文藝春秋への随筆の寄稿をはじめとした執筆活動を行っている。
- 【伝統芸能】落語家 立川志の輔 が、古典作品から新作まで 現代感覚あふれる独自の視点と演出で多くの観客を魅了し、芸術文化の発展に貢献したとして 紫綬褒章 を受章[460]。
- 【建築】次世代の世界基準となる建築デザインに与えられる「リーフ賞」最高賞など各賞を受賞し、国内の若手建築家代表株と言われる中村拓志、同じゼミに在籍していた学友の禿真哉、内閣府『世界で活躍し『日本』を発信する日本人』やMIPIMアウォード(日本人初)に選出された西郷真理子、各賞に輝く寳神尚史、久米設計トップに就任した山田幸夫、在学中から海外のメジャー設計事務所で腕を振い国際的な活躍を見せる堀内功太郎などが注目される。
- 【音楽】音楽・芸能界に一大勢力を築き上げたエイベックス、ホリプロ等のメジャープロダクションや、現在の東京におけるクラブシーン、ROCK IN JAPAN FESTIVALなど、国内の代表的音楽イベント等は近年OBを中心に創られてきた。若手では、ジャニーズ、EXILE、乃木坂46等のメンバーの存在などが目新しい。数万人規模のオーディションから誕生したアイドルや実力派歌手なども学生として在籍。いきものがかりリーダー・水野良樹は一橋大入学前に商学部に在籍。また、2011初頭には明女アイドルユニットなるものが結成され、元アイドルの在学生も参加予定であったが、東日本大震災の影響でプロジェクト中止に至った。また、NHKドラマ『あまちゃん』の音楽を手掛けた大友良英など、作詞作曲家として活躍する者も少なくない。
- 【スポーツ】サッカーでは、在学中2年の途中までスタンド応援の太鼓叩き役だった長友佑都が、4年後には世界頂点に君臨するインテルミラノのレギュラーへと駆け上がり、サッカー界の今太閤としてスポーツメディア界で寵児となった他、なでしこジャパンを国民栄誉賞に導き、アジア人初のFIFAバロンドール世界年間最優秀監督賞に輝いた 佐々木則夫監督、野球では楽天イーグルスを日本一に導いた星野仙一監督や日本プロ野球コミッショナーに就任した熊崎勝彦、ロンドンオリンピックで健闘をみせたさくらジャパンの安田善治郎監督、共に在学中の薗田峻輔が大学生ゴルファーとして初の全英オープン出場、水谷隼が全日本卓球選手権大会で前人未到の5連覇、大学1年ながら第16回 世界剣道選手権大会(2015 東京)の男子団体戦に加わり、日本チーム優勝 にも貢献した 山田凌平[461]等々。
- 【マスメディア】特集記事のレベルの高さが業界で話題を呼ぶ『Pen』やファッション誌売上No1の『sweet』編集長、『クーリエ・ジャポン』の創刊編集長等、活躍が注目される。アナウンサーでは安住紳一郎が『人気アナウンサーランキング』(オリコン調査)の設定以来、5年連続1位となり殿堂入り。
- 【ファッション】東京コレクションや東京ガールズコレクション、神戸コレクションなどに、主要ファッション誌でレギュラーモデルとして活躍する3名の在校生(泉里香(Ray)、浦浜アリサ(JJ)、山本美月(CanCam))をはじめ、6名が出演。また、準ミス・ワールド日本代表やミス・ユニバース・ジャパン、ミス・インターナショナル、ミス・アースジャパンなどのファイナリストOG他、数々の読者モデルなどが在学中である。
- 【航空自衛隊 ブルーインパルス】 異色の分野では、航空自衛隊 ブルーインパルスの2番機パイロットとして 吉田翔 (2007年理工学部卒) が、日々の猛訓練に耐えて活躍中[462][463]。
- 【その他】総合エンターテイメントサイトとして短期間で一大勢力を築き上げたDMM.com、原宿の代表的な行列店となったカフェ・カイラ、TSUTAYAとコラボ展開するuka、メディアを賑わすライザップ等々、各分野で新たな潮流を起こす文化・風俗の担い手達が注目される。
メディアにおける明治大学
多くの個性がフィクション、ノンフィクションを問わず、メディア作品によって描かれてきた。時代を代表する俳優、スター達が、伝統のユニフォームや学生服姿などでスクリーンに登場、学生文化の一端を垣間見ることが出来る。以下、一部作品を掲載。
- 映画
- 『感激時代』(1928) - 鈴木伝明(水泳部OB)がボート部選手役で主演(「若大将シリーズ」等のモデル作品。その他、『大学の顔役・ラクビー篇』等)
- 『母校の花形』(1937) - 笠原恒彦(OB、ラグビー日本代表)がラグビー部主将役で登場
- 『影を慕いて』(1949) - マンドリンクラブOB古賀政男役で上原謙が主演。古賀を扱った作品は他にも多数あり、渥美清を始めとした俳優達が主役を演じてきた。
- 『男ありて』(1955) - 志村喬が天知俊一(OB、中日ドラゴンズ監督・球団副代表)役で主演
- 『伊豆の踊子』(1963) - 旧記念館を舞台にしたオープニング、主人公の明大教授の旧制高校時代(高橋英樹)の、踊子(吉永小百合)との恋の回想として物語が綴られる。
- 『植村直己物語』(1986) - 山岳部OB植村直己役で西田敏行(OB)が主演(子役経験もある山口敏夫(OB、元労働大臣)なども出演)。植村をモデルにした作品としては、他に小学校の音楽教科書にも採用されている『風を切って』、松任谷由実の『星のクライマー』等の楽曲やTVドラマ等多数。生誕70周年の2011年にはgoogleトップページのホリデーロゴに南極横断時の植村をデザインした絵柄が使用された[464]。
- 『瀬戸内少年野球団・青春篇 最後の楽園』(1987) - 田原俊彦が明大生役で主演
- 『となりのトトロ』(1988) - 主人公一家の主である考古学者のモデルは、第12代学長戸沢充則
- 『ミスター・ベースボール』(1992 ハリウッド映画) - 高倉健(OB)が野球部OB星野仙一をモデルにした中日ドラゴンズ監督役
- 『学校』(1993) - 原作者の松崎運之助(OB)がモデルの教師役で、西田敏行(OB)が主演
- 『きけ、わだつみの声 Last Friends』(1995) - 織田裕二、緒形直人がラグビー部選手役で主演
- 『空の境界』(2004~) - 主人公の通う大学が和泉キャンパス
- 『出口のない海』(2006) - 市川海老蔵が野球部選手役で主演、伊勢谷友介が陸上部選手役等
- 『弁護士・布施辰治』(2010) - 布施辰治(OB、弁護士)について、2000年に韓国MBSテレビで『発掘!日本人シンドラー布施辰治』が放映されたことがきっかけになり、2004年に韓国政府から日本人として初めて建国勲章を授与され、ドキュメンタリー映画が制作されるに至った。
- TV
- 『逆転無罪』(1983 テレビ朝日) - 細川律夫(OB、元厚生労働大臣、旭日大綬章)の弁護士時代の裁判をモデルにしたストーリー
- 『泣けたぜ!おやじ 明大・島岡監督物語』(1987 フジテレビ) - 野球部島岡吉郎監督役で若山富三郎が主演、高嶋政宏が野球部選手役等
- 『泣くなセン!燃える男 〜星野仙一物語』(1988 TBS) - 東幹久が星野仙一役で主演、明治入学までに至るストーリー。星野を主人公にしたドラマとしては、他に『星野仙一物語 〜亡き妻へ贈る言葉』(2005 TBS 石橋貴明主演)など。
- 『ノーサイド-91歳の青春・北島忠治監督物語』(1991 NTV) - ラグビー部北島忠治監督[408]役でハナ肇が主演、渡辺裕之が北島主将役等
- 『愛と死の決断! ハンガリア舞曲をもう一度』(1995 テレビ朝日)
- 『ハッピーマニア』(1998 フジテレビ) - 主人公が文学部演劇学科の学生
- 『中国からの贈りもの』(2000 フジテレビ系金曜エンタテイメント) - 中国共産党幹部を父に持つ特権階級の青年が、東京のアパートでアルバイト生活をしながら日本語を学び、明治に入学するまでを描く
- 『海峡を渡るバイオリン』(2004 フジテレビ開局45周年企画・文化庁芸術祭参加作品) - 草彅剛が明大生役で主演
- 『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』“宿命の最強決戦 モントリオール五輪 柔道金メダル・師弟の絆”(2004 NHK) - 柔道部の師弟、神永昭夫、上村春樹を描く[437]
- 『ペルソナα ~伝えたい昭和の心~』(2005 NHK) - 陸上部OB朝隈善郎役で近藤正臣が主演
- 『ちょこッとSister』(2006 TOKYO MX等) - 主人公の通う大学が和泉キャンパス
- 『ヒットメーカー 阿久悠物語』(2008 日本テレビ開局55周年記念番組) - 田辺誠一が阿久悠(OB)役で主演
- 『AKB48ネ申テレビ』~明治大学で大学教授になれ!~(2009 ファミリー劇場) - AKB48がリバティーホールで特別講義を行う
- 『月の恋人〜Moon Lovers〜』(2010 フジテレビ) - 2010月9ドラマでキムタク演じる主人公の青年実業家のモデルはOB企業家の小澤良介[465]
- 『総理の密使~核密約42年目の真実~』(2011 TBS) - 佐藤政権時に米キッシンジャー国務長官等と沖縄返還交渉を実施した主人公(OB)役で三上博史が主演
- 小説
- 『坊っちゃん』(夏目漱石著) - 主人公のモデルが当時明大生の柔道家、太田仲三郎であるとする説が、『「坊っちゃん」の時代』(関川夏央著)により脚光を浴びた
- 『破戒』(島崎藤村著) - 市村代議士のモデルはOB政治家の立川雲平
- 『蒲団』(田山花袋著) - ヒロイン横山芳子のモデルは元教員の岡田美知代
- 『放浪記』(林芙美子著) - 明治進学のため上京した恋人を追って、女学校卒業後に上京した主人公は・・・
- 『婦系図』(泉鏡花著) - 酒井俊蔵のモデルは元教員の登張竹風[466]
- 『姿三四郎』(富田常雄著) - 主人公の名の由来は当時の柔道部主将・姿節雄[467]
- 『代議士の誕生』(ジェラルド・カーティス著) - 日本政治研究の古典。主人公代議士のモデルはOBの佐藤文生元郵政大臣
- 『密入国者の手記』(邱永漢著) - 主人公のモデルは明大教授の王育徳
- 『小説 明治大学』(大下英治著) - 多数のOBが登場
- 『鉛のバラ』(丸山健二著) - 芥川賞作家が、実在人物である高倉健(OB)を主人公として書き上げた作品。
- 『外食王の飢え』(城山三郎著) - ロイヤルホールディングス創業者江頭匡一が主人公
- 『青年社長』(高杉良著) - ワタミ創業者 渡邉美樹が主人公
- 『ワタクシハ』(羽田圭介著) - 明大生が主人公
- 漫画・アニメ
- 『巨人の星』(1966~71) - 主人公星飛雄馬のモデルは野球部OBの嶋清一とされる
- 『ゴルゴ13』(1968~) - 主人公デューク東郷のモデルはOBの高倉健
- 『男一匹ガキ大将』(1968~1973) - 主人公の戸川万吉のモデルはOBの橋本義和とされる。
- 『赤き血のイレブン』(1970~71) - 主要登場人物である大平洋介のモデルはサッカー部OBの福家三男
- 『じゃりガキ9』(1982~84) - 主人公チームの監督等が明大野球部出身
- 『マドンナ』(1987~92) - ラグビー部選手が主人公
- 『スクラッチタイム』(1987~90) - アイスホッケー部選手が主人公
- 『めいわく荘の人々』(1990~99?) - 馬術部選手が主人公
- 『男旗』(1993~96) - 応援団がモデル
- 『この星の夜明け』(1996~?) - M大から高等文官司法科試験に合格した女性主人公のモデルは、OGの日本初の女性法律家
- 『天上の弦』(2003~?) - “東洋のストラディバリ”陳昌鉉(OB)が主人公
- 『ゆうとくんがいく』(2013 ディズニーXD) - 長友佑都(サッカー部OB)が監修し、自身をモデルにした二頭身半の「ゆうとくん」が主人公
- 『BROTHERS CONFLICT』(2013~) - ヒロインの朝日奈絵麻は明慈大学商学部に在籍し、バスケットボール・サークルに所属
- 他、『ファイブ』、『ダイヤのA』、『GTO』、『気まぐれコンセプト』、『金田一少年の事件簿』等々で実在OB・架空キャラクター等が登場
- その他
- 山岳部の白馬岳合宿(1957)に於ける遭難劇がラジオドラマ化された
- ラジオバラエティ『サントリー・サタデー・ウェイティング・バー“アヴァンティ”』(1998 TOKYO FM) - レギュラー出演者(明治OG)の元夫がラグビー部OBという設定のストーリー。その他、実際のラグビー部OBによる、部及び北島監督[408]についての挿話等
- 在学中の“ミスタートライアスロン”中山俊行(自転車部)が、フジテレビ・イメージキャラクターを務める
- 映画『ピンポン』(2002) - 卓球部が技術指導や撮影協力を行い、平岡監督がチャンピオンチーム監督役で出演
- NHK連続テレビ小説『わかば』(2004)や『花より男子』シリーズ(2005~2008)、月9ドラマ等、ドラマ、映画などで在校生俳優が主演を務める
- TVドラマ『ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜』(2009 フジテレビ) - 山下智久と北川景子の主演による、2009年の月9ドラマ。商学部学友コンビによるラブストーリーが、実生活での恋愛報道とも相俟って話題を集めた[468]。また、「月9」に出演してほしい俳優として、女優では北川、男優では向井理(OB)が1位に選出されている。(同じく二人は映画『Paradise Kiss』(2011)で共演)[469]
- 映画『僕の初恋をキミに捧ぐ』 - 2009年秋の作品。主役以下、主要キャストとして、文学部演劇学科の学友、井上真央、原田夏希、寺田有希が共演[470]。
- TV、雑誌等で、各クラブ(野球部、ラグビー部、サッカー部、軽音楽部等々)の歴史や、OB対談等の特集番組・企画が度々組まれ、伝統の一端が紹介されてきた。特に、野球部島岡吉郎監督、ラグビー部北島忠治監督[408]については、主人公にした2時間ドラマや特集番組がゴールデンタイムに放映されるなど、大学スポーツ関係者としての枠を超えた存在感を放っていた。
- AERAMook『Meiji University by AERA 明治大学、わたしのプライド』(2010 朝日新聞社) - 在学中の現役モデル達がナビゲーターを務めた[471]。
トリヴィア
OB・OG・関係者が創始者(若しくは創設メンバー)である文化、団体、栄典等
- 企業
- 製造
- 金融
- 扶桑海上保険(現三井住友海上火災保険)、山陽銀行(現中国銀行)、福井銀行、みちのく銀行、セゾン投信
- 運輸
- マスコミ・出版
- サービス
- 流通
- 外食産業
- その他
- 教育・研究
- 音楽
- 日本レコード大賞、日本作曲家協会、avex、ホリプロ、FIVE D、新交響楽団(現NHK交響楽団)、ROCK IN JAPAN FESTIVAL(日本最大の野外ロック・フェスティバル)、JAPAN CIRCUIT、COUNTDOWN JAPAN、広島平和音楽祭、ゆふいん音楽祭、日本最初のシンガーソングライター etc
- 演劇・映画・TV
- 日本映画における監督制度、三大新劇団(劇団文学座、劇団俳優座、劇団民藝)、劇団青俳、テアトルエコー、状況劇場、スーパー・エキセントリック・シアター、第三エロチカ、HIGHLEG JESUS、東京深夜舞台、AAC STUNTS、モスキート、監督・ばんざい!賞(ヴェネツィア国際映画祭)、日本映画プロフェッショナル大賞、CBC小嶋賞、湯布院映画祭 etc
- 文学・出版
- ファッション
- 日本に於けるトラッドファッション、アイビー、東京コレクション、VAN、東京ファッションデザイナー協議会、ユニバーサル・ファッション協会、フライデーズ・カジュアル、青山のファッションタウン化、女性ファッション雑誌のブランド付録文化 etc
- 食文化
- スポーツ
- 言葉
- その他
その他
- 明治大学のサポーターとして、関係者のみでなく一般からも幅広く寄付の受付が可能な 『明治大学未来サポーター募金』 が設定されており、寄付金の用途が、奨学金、国際、研究、キャンパス、スポーツの各項目から選択可能なシステムとなっている[472]。
- 文部科学省“グローバル30”の採択により、日本を代表する国際化拠点形成の取組として認定を受け、その一環として、ベネッセコーポレーション、JTB、(財)アジア学生文化協会との共同研究により、日本中の大学が利用可能な共同基盤「留学促進共同プラットフォーム(仮称)」を構築、共同利用の展開を促進。
- 主要大学の2008年度決算に於いて、リスク性資産を多く保有する他大学が金融危機の余波を受け、数億~数百億円単位の損失を計上する中で黒字計上を果たし、金融資産の堅実運用の姿勢が脚光を浴びた。
- “世界最大級の漫画・アニメ・ゲームのアーカイブ施設”として、『東京国際マンガミュージアム』(仮称)の建設を計画中であり、将来的には“クールジャパンの世界的拠点”とすべく、世界最大級のポップカルチャー・ミュージアムを構築する予定である。
- 齋藤孝文学部教授は、専攻する教育学、身体論、コミュニケーション技法等を基に新たな教育スタイル論を喚起し、ミリオンセラー『声に出して読みたい日本語』などで日本語ブームを引き起こすなど、最もメディアの注目度の高い大学教授として知られる。駿河台キャンパスを会場に、小学生向けに身体論・発声論等を指導する塾「斎藤メソッド」などを主宰し、多くの受講生を集めている。
- 嘗て、夜間学部が存在したが、2004年度より学生募集を停止。金炳魯(韓国初代最高裁判所長官)、石井直一(私学初の大蔵省局長)、高倉健(俳優)などを輩出してきた。
- 他の私大同様、スポーツ選手用の推薦入学枠を相当数設置しており、中には書類選考と面接だけで入学を許可するコースなどもあり、一部の学生や関係者の中にはそのやり方に異を唱える向きもある。また、明大進学を志望したゴルフの石川遼の推薦手続が進められていたことがスクープされたことがある。
- 学内でのコンビニ用品、文具、明大グッズ[473]の販売などは、各キャンパスにある 「明大マート/(株)明大サポート[474]」 が、書籍 については、「三省堂書店」( 駿河台・和泉キャンパス )、「丸善ブックセンター」 ( 生田キャンパス )、「明大マート/(株)明大サポート[474]」( 中野キャンパス ) が、それぞれ 取り扱っている[475][476][477]。このほか各キャンパスには 学内診療所が開設されており、学生証の提示で利用が可能[478]。
系列校
- 国際大学(大学院大学)[47][51](2013年に法人系列化)
- 過去に存在した系列機関
附属学校
附属学校は中高それぞれ3校あるが、学校法人明治大学が管掌しているのは明治大学付属明治中学校・高等学校のみで、残る2校は別法人の所属である。
脚注
- ^ a b c リバティタワー
- ^ a b c d 最先端 ・ 最大級 IT インフラ
- ^ a b c d e f g h iMeiji(スマートフォン用アプリ)
- ^ a b c 災害時に必要な物資を備蓄する 防災拠点
- ^ a b c d e f g h 駿河台キャンパス マップ
- ^ a b 明治法律学校 設立ノ趣旨
- ^ 司馬遼太郎『街道を行く36本所深川散歩・神田界隈』
- ^ a b c d e f 映像紹介 駿河台キャンパス
- ^ a b 明治大学駿河台キャンパス アクセスマップ
- ^ a b c d e f 映像紹介 和泉キャンパス
- ^ a b c d 和泉キャンパス マップ
- ^ a b 明治大学和泉キャンパス アクセスマップ
- ^ a b c d e 映像紹介 生田キャンパス
- ^ a b c d 生田キャンパス マップ
- ^ a b 明治大学生田キャンパス アクセスマップ
- ^ a b c d e f g h i j k 中野キャンパス紹介
- ^ a b c d e 映像紹介 中野キャンパス
- ^ a b c d e f g h i j 中野キャンパス(動画)
- ^ a b c d 中野キャンパス マップ
- ^ a b 明治大学中野キャンパス アクセスマップ
- ^ a b c 教育改革
- ^ a b "教育"
- ^ a b c d e f g h i 新和泉図書館
- ^ a b c d e f g h 黒川農場Vol.2
- ^ a b c "研究"
- ^ a b c 明治大学の研究(研究年報)2015
- ^ a b c d 明治大学の研究(研究年報)2014
- ^ a b 研究・知財戦略機構図
- ^ a b c GLOBAL FRONT
- ^ a b c d グローバルフロント
- ^ a b グローバル30 明治大学の取組
- ^ a b 現象数理学・オープニング
- ^ a b 「データ同化」によって結果から原因を探る
- ^ a b 模様に潜む共通性
- ^ a b 生物と非生物の形作り
- ^ a b 数学で進化の謎に挑む
- ^ a b 現象数理学・エンディング
- ^ a b 共同利用・共同研究拠点
- ^ a b c d 大学教育の充実-Good Practice-. 文部科学省高等教育局
- ^ a b 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業 文部科学省高等教育局
- ^ a b c 2014年度採択 明大、国際大/スーパーグローバル大学等事業
- ^ a b c 世界へ!MEIJI 8000/文科省スーパーグローバル大学創成支援事業
- ^ 平成26年度文科省科研費採択結果ランキング
- ^ a b c d e University of Oxford
- ^ a b c d e University of Cambridge
- ^ a b c d IUJ : MBA世界ランキング
- ^ a b c d e 国際大学(大学院大学) : IUJ
- ^ a b c IUJ videos
- ^ a b c 国際大学との系列法人化協定締結 2013.1.31
- ^ a b c 国際大学 役員・評議員・顧問 一覧
- ^ a b c d e f 明治大学大学院 ・ 国際大学(大学院大学) 合同進学相談会
- ^ a b c d 明治大学と東京医科歯科大学 「包括的連携・協力に関する覚書」 を 締結 2008.12.24
- ^ a b c d 明治大学と順天堂大学「大学間交流に関する包括協定」 を 締結 2015.12.18
- ^ a b 明治大学と聖マリアンナ医科大学「大学間交流に関する包括協定」 を 締結2013.7.3
- ^ a b c d e 明治大学 と 世界知的所有権機関 (WIPO)、協力協定を締結 2015.12.18
- ^ a b c d e f 国連食糧農業機関(FAO)と明治大学が連携の覚書を締結
- ^ a b c d 紫紺館に 国際機関 太平洋諸島センター(PIC)事務所開設
- ^ a b c d ヒューマン・ライツ・ウォッチ代表が学長を表敬訪問 アカデミーコモンに東京オフィス開設
- ^ ITでの教育
- ^ 教育の情報化推進本部
- ^ ユビキタス教育
- ^ a b 明治大学一般入試、2016年度から全てWeb出願になる
- ^ 高校生に聞いた大学ブランドランキング 2014
- ^ a b 『高校生に聞いた大学ブランドランキング : 進学ブランド力調査 2016』
- ^ 生徒に人気がある大学ランキング 2015
- ^ 高校生に聞いた大学ブランドランキング 2015
- ^ 進学校教師が選ぶ 「 生徒に人気の大学 」 100 - 明大が首位に-(東洋経済 ONLINE 2016.6.14)
- ^ 2016年度 明治大学 オープンキャンパス概要
- ^ 明治大学って こんなところ
- ^ 明治大学の キャンパスライフって
- ^ オープンキャンパス2012 video
- ^ a b c d 建学の精神・使命
- ^ 2014年度 明治大学入学式 福宮学長告辞、日髙理事長祝辞
- ^ 復興に向け「前へ!」
- ^ 「明治、前へ!」北島忠治 明治大学ラグビー部監督
- ^ 「 祝卒業 さぁ、前へ!」
- ^ 2016年度 明治大学 ポスター 「 前へ 」
- ^ a b 2011年度新入生への 納谷学長メッセージ
- ^ a b 2011年度新入生への 納谷学長メッセージ(2)
- ^ 明治大学・大学院 ガイドブック 2017
- ^ a b 総合数理学部
- ^ a b c d 明治大学大学院 理工学研究科建築学専攻 ハーバード大学院生ら と 建築に関するワークショップ を実施
- ^ a b c d 理工学研究科 建築・都市デザイン 国際プロフェッショナルコース
- ^ a b 明治大学理工学部建築学科・大学院理工学研究科建築学専攻国際プロフェッショナルコースが、JABEEに認定
- ^ a b フジテレビと共同のメディアリテラシー講座「映像表現論」実施報告
- ^ 国際化戦略
- ^ 文科省3つのグローバル人材育成プログラム
- ^ 明治大学の国際交流
- ^ a b c d e 先端数理科学インスティテュート(MIMS)
- ^ クローン技術で再生医療に貢献する ~ 明治大学研究最前線
- ^ ブタの膵臓再生に成功/日本経済新聞電子版/2013.2.19 5:00
- ^ 遺伝性疾患マルファン症候群 モデルブタの作出に成功
- ^ 臓器・骨格異常を起こす遺伝病再現ブタの作製に成功/日刊工業新聞/2014.5.21
- ^ a b バイオリソース研究国際インスティテュート(MUIIBR)
- ^ 明治大学・京都大学iPS細胞研究所 共催シンポジウム
- ^ a b 研究シーズ
- ^ 明治大学研究最前線
- ^ a b UNAI発足式参加
- ^ a b ヤン・エリアソン国連副事務総長と学生達とのダイアローグ
- ^ a b 明治大学:日本初!国連による「模擬国連ワークショップ」を開催
- ^ a b c d 明治大学国際総合研究所
- ^ a b 明治大学国際総合研究所 研究年報2014
- ^ 映像紹介 国際日本学部
- ^ School of Global Japanese Studies
- ^ 国際連携機構
- ^ 国際日本学研究科
- ^ a b 国際大学( IUJ )終了式
- ^ 明大アセアンセンター
- ^ グローバル・ガバナンス研究科
- ^ 海外協定校
- ^ 明治大学広報 第691号第10面 2016年5月1日
- ^ 総合的教育改革の実現に向けて、2学期4ターム制の導入等、2017年度からの 「時間割・学年暦の全学一斉変更」を発表
- ^ 明治大学 '17 4学期制導入 /日本経済新聞/電子版/2014.9.2.14:00
- ^ 明治大学の留学制度
- ^ 協定留学
- ^ 学部間・研究科間独自協定留学
- ^ 認定留学
- ^ 短期留学
- ^ SAF
- ^ a b 【駐日欧州連合代表部等主催】 欧州留学フェア 2015
- ^ a b 【明治大学主催】 英語圏大使館合同留学フェア 2015
- ^ About Meiji University
- ^ Life at Meiji University
- ^ "Tokyo DOKIDOKI Campus LIFE" FULL (Meiji University) 明治大学
- ^ Meiji University(Digest)
- ^ Meiji Univ. Cool Japan Program
- ^ Meiji Univ. Cool Japan Program2
- ^ What is your favorite aspect about Japan?
- ^ What would you say to people thinking of studying at Meiji University in the future?
- ^ What do you like most about Meiji?
- ^ International Lounge & International Students
- ^ a b c d Meiji dormitory
- ^ Aikido Club
- ^ Whhat is your favorite place in Tokyo?
- ^ Graduation day Meiji Univ. 2014
- ^ 産官学連携メニュー
- ^ 日経アンケート/日本経済新聞/2014.9.26/第1面
- ^ a b 明治大学 ガスハイドレート研究所
- ^ a b メタンハイドレートの採取に成功
- ^ a b 2014年度メタンハイドレート調査開始
- ^ a b NHKニュースウオッチ9特集まるごと
- ^ a b c ORIGAMIを産業化する
- ^ 日本の伝統技術オリガミを最先端工学に変えよ!
- ^ a b c “Origami” から生まれる世界的な技術革新
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- ^ チャンスパターン
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- ^ 明治大学マンドリン倶楽部 明治大学マンドリン倶楽部 第3部 前編 マンドリン・ファンタジー
- ^ 明治大学マンドリン倶楽部 第3部 後編 マンドリン・ファンタジー
- ^ 創部以来のゲスト・特別出演者など
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- ^ 男声ア・カペラの日米競演 ハーバード大・クロコディロスと明大・グリークラブの合同演奏会
- ^ 第03回ピティナ・ピアノコンペティション入賞
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- ^ 日本クラシック音楽コンクール入賞
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- ^ ユーミン「ノーサイド」/ 国立競技場 最後の明早戦
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- ^ 箱根駅伝誕生秘話
- ^ '12 箱根駅伝 明大競走部10区まとめ
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- ^ 明大奨学金
- ^ 明大奨学金情報誌 assist
- ^ 明大校友会「つなげ!紫紺の“たすき”奨学金」
- ^ 「注目!就職に力を入れている大学ベスト100」東洋経済オンライン 2015.12.9
- ^ 就職に力を入れている大学ベスト10
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- ^ 第153回芥川賞受賞 羽田圭介
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- ^ 植村直己生誕70周年
- ^ 月9ドラマでキムタクが演じた主人公のモデルとなった業界の風雲児
- ^ 登張竹風先生―泉鏡花『婦系図』の隠れたモデル―
- ^ 姿節雄"三四郎"物語
- ^ 「山下智久&北川景子の明大卒コンビで月9」
- ^ 向井理、北川景子が「月9」に出演してほしい芸能人1位に
- ^ 「明大トリオ」
- ^ 「明治大学、私のプライド」
- ^ 未来サポーター募金
- ^ 明大 オフィシャル グッズ
- ^ a b (株)明大サポート
- ^ 紹介映像/学食・書店・売店
- ^ 学内食堂、売店、書店
- ^ 学内売店
- ^ 各キャンパス学内診療所
- ^ 明治大学短期大学・柔軟な進路の選択
外部リンク
座標: 北緯35度41分50.1秒 東経139度45分41.2秒 / 北緯35.697250度 東経139.761444度