福島正実記念SF童話賞
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福島正実記念SF童話賞(ふくしままさみきねんエスエフどうわしょう)は、児童向けSFの翻訳家、作家として活躍した福島正実を記念して、岩崎書店及び「創作集団プロミネンス」(前名「少年文芸作家クラブ」)が主催する公募新人文学賞である。
概要
[編集]1976年の福島の没後、福島の義弟だった内田庶の提案で、少年文芸作家クラブと岩崎書店との共催により開始された[1]。
募集作品は当初、児童向けのSFのみだったが、第16回以降はSFに限ることなくSF的な諸ジャンルにまで広げられた。現在の選考委員は石崎洋司、後藤みわこ、服部千春、南山宏に岩崎書店関係者。受賞者は「創作集団プロミネンス」(元・少年文芸作家クラブ)に入会が許される。
第34回から隔年開催となっている。
賞
[編集]- 大賞:賞状と賞金20万円。また、岩崎書店より出版。
- 佳作:副賞
大賞受賞作
[編集]回(年) | 応募数 | 『受賞作』 | 受賞者 |
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第1回(1983年) | 48 | 大賞作なし | 受賞者なし |
第2回(1984年) | 54 | 大賞作なし | 受賞者なし |
第3回(1985年) | 75 | 大賞作なし | 受賞者なし |
第4回(1986年) | 57 | 『地球をかいにきたゾウ宇宙人』 | オカダヨシエ |
第5回(1987年) | 100 | 大賞作なし | 受賞者なし |
第6回(1988年) | 67 | 『ぼくのじしんえにっき』 | 八起正道 |
第7回(1989年) | 154 | 『ママはドラキュラ?』 | 丸岡和子 |
第8回(1990年) | 157 | 『天才えりちゃん金魚を食べた』 | 竹下龍之介 |
第9回(1991年) | 92 | 『パパがワニになった日』 | 馬場真理子 |
『めいたんていワープくん』 | 武馬美恵子 | ||
第10回(1992年) | 204 | 『気まぐれなカミさま』 | 黒田けい |
第11回(1993年) | 198 | 『未来からきたカメときょうりゅう』 | 藤本たか子 |
第12回(1994年) | 191 | 『ボンベ星人がやってきた』 | 竹内宏通 |
第13回(1995年) | 94 | 『ぼくのわがまま電池』 | 大塚菜生 |
第14回(1996年) | 126 | 『お手本ロボット51号』 | 中松まる |
第15回(1997年) | 89 | 『100年目のハッピーバースデー』 | 石田ゆう子 |
第16回(1998年) | 152 | 『わらいゴマまわれ!』 | 神季佑多 |
第17回(1999年) | 210 | 『ママがこわれた』 | 後藤みわこ |
第18回(2000年) | 112 | 『ぼくらの縁むすび大作戦』 | 廣田衣世 |
第19回(2001年) | 105 | 『グッバイ!グランパ』 | 服部千春 |
第20回(2002年) | 164 | 『宇宙ダコ ミシェール』 | ながたみかこ |
第21回(2003年) | 170 | 『ゆうれいレンタル株式会社』 | 山田陽美 |
第22回(2004年) | 197 | 『ぼくが地球をすくうのだ!』 | 石井キヨシ |
第23回(2005年) | 189 | 『ヌルロン星人をすくえ!』 | 千東正子 |
『恋するトンザエモン』 | 小野靖子 | ||
第24回(2006年) | 149 | 『めざせ よりよい生活』 | 石井ゆみ |
第25回(2007年) | 139 | 『とんだトラブル!? タイムトラベル』 | 友乃雪 |
第26回(2008年) | 194 | 『きもだめし☆攻略作戦』 | 野泉マヤ |
『妖精ピリリとの三日間』 | 西美音 | ||
第27回(2009年) | 234 | 『エレベーターは秘密のとびら』 | 三野誠子 |
第28回(2010年) | 263 | 『進化する夢の中で』 | 桜井まどか |
第29回(2011年) | 247 | 大賞作なし | 受賞者なし |
第30回(2012年) | 293 | 『声蛍』 | 万乃華れん |
第31回(2013年) | 225 | 『ぼくの一番星』 | 白矢三恵 |
第32回(2014年) | 225 | 『おばけ道工事中』 | 草野あきこ |
第33回(2015年) | 216 | 『透明犬メイ』 | 辻貴司 |
第34回(2017年) | 222 | 『おれからもうひとりのぼくへ』 | 相川郁恵 |
第35回(2019年) | 215 | 『AI、ひと月貸します!』 | 木内南緒 |
第36回(2021年) | 219 | 大賞作なし | 受賞者なし |
第37回(2023年) | 185 | 『ぼくがぼくに変身する方法』 | やませたかゆき |