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桜井市

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さくらいし ウィキデータを編集
桜井市
桜井市旗 桜井市章
桜井市旗 桜井市章
1956年9月1日制定
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 奈良県
市町村コード 29206-1
法人番号 2000020292061 ウィキデータを編集
面積 98.91km2
総人口 52,840[編集]
推計人口、2024年12月1日)
人口密度 534人/km2
隣接自治体 奈良市橿原市天理市宇陀市磯城郡田原本町高市郡明日香村吉野郡吉野町
市の木 スギ
市の花 ヤマザクラ
桜井市役所
市長 松井正剛
所在地 633-8585
奈良県桜井市大字粟殿432番地の1[1]
北緯34度31分07秒 東経135度50分36秒 / 北緯34.51872度 東経135.84322度 / 34.51872; 135.84322座標: 北緯34度31分07秒 東経135度50分36秒 / 北緯34.51872度 東経135.84322度 / 34.51872; 135.84322
外部リンク 公式ウェブサイト

桜井市位置図

― 市 / ― 町 / ― 村

地図
市庁舎位置
ウィキプロジェクト
三輪山と大神神社大鳥居
大神神社拝殿(重要文化財)
纒向遺跡(史跡)

桜井市(さくらいし)は、奈良県中部、中和地域に位置するである。

縄文時代弥生時代土器の欠片が一般の畑などでも見られるなど歴史の深さを窺わせる。また、弥生時代や古墳時代前方後円墳などの古墳が多く今日まで残る。そのためヤマト王権の中心的な地域であったと考えられ、その前期は三輪王権とも言われるが、今日の三輪地域を指しているとされる。

日本で最も古い神社の一つともいわれる三輪大神神社初瀬長谷寺多武峰談山神社等弥神社などの由緒ある社寺も数多く見られる。宗教的にも歴史が深く古代信仰の形体を知る上でも重要な地区である。また、土舞台(現桜井公園)は日本芸能発祥の地と言われ、“万葉のあけぼのの地”などと呼称されることもある。

地理

桜井市中心部周辺の空中写真。
2008年5月15日撮影の12枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

市西部および北部は奈良盆地の東南に位置し、寺川や初瀬川大和川)が流れる比較的平坦な田園地帯で、桜井駅および三輪駅周辺や国道165号沿線を中心として市街地を形成している。南部から東部にかけては竜門山地がそびえ立ち、その冷涼な気候を利用して大和茶素麺の生産が行われている。なお、山間部の集落では過疎化が著しく、麓の市街地とは対照的な表情を見せている。

隣接する自治体

歴史

市域の変遷

明治22年 明治23年 明治24年 明治25年 明治29年 昭和17年 昭和29年 昭和30年 昭和31年 昭和34年 昭和38年 現在
奈良県
十市郡 磯城郡 桜井市 桜井市 桜井市
大福村
香久山村
安倍村 桜井町
多武峰村
桜井村 桜井町 桜井町
式上郡 城島村
城島村
朝倉村
上之郷村
初瀬村 初瀬町
三輪村 三輪町 大三輪町
織田村
纏向村

行政

市長

市議会

  • 議員定数は16名[3]
  • 議会は通常3月、6月、9月、12月の年4回開かれる。

なお、衆議院議員選挙の選挙区は「奈良県第3区」、奈良県議会議員選挙の選挙区は「桜井市選挙区」(定数:2)となっている[4]

経済

名産・特産

三輪素麺

奈良県各地の木材の集散地であるため、製材業が盛んである。そのため“木の町”と有名で[5]、 木材製品の展示会や木材の工作室を子供たちや市民に対して開かれるなど、木材の振興も盛んである。

蜜柑の生産地としても有名で、山間部では蜜柑の生産農家が多い。また副業として手延べ素麺を製造している兼業農家も多く、その手延べ素麺は日本三大手延べ素麺“三輪素麺”として全国に知られ愛好者も多い。

主な企業

金融機関

農業協同組合

  • 奈良県農業協同組合(JAならけん)
    • 桜井しき・宇陀地区統括部 / 織田支店(芝)
    • 桜井支店(外山(とび))
    • 三輪支店(三輪)
    • 纒向支店(巻野内)
    • 初瀬支店(初瀬)
    • 上之郷支店(小夫(おおぶ))
    • 大福支店(大福)

日本郵政グループ

(※2014年6月現在)

  • 桜井郵便局(粟殿(おおどの)) - 集配局。
  • 纒向(まきむく)郵便局(巻野内)
  • 桜井大泉郵便局(大泉)
  • 三輪郵便局(三輪)
  • 桜井戒重郵便局(戒重(かいじゅう))
  • 桜井北本町郵便局(桜井)
  • 桜井西本町郵便局(桜井)
  • 桜井薬師郵便局(桜井)
  • 安倍郵便局(阿部)
  • 朝倉郵便局(慈恩寺(じおんじ))
  • 桜井忍阪(おつさか)郵便局(忍阪)
  • 初瀬郵便局(初瀬) - 元集配局。
  • 上之郷郵便局(小夫)
  • 大福簡易郵便局(大福) - 2016年5月16日から一時閉鎖。
  • 桜井下簡易郵便局(上之宮)
  • ゆうちょ銀行
    • 大阪支店 イオン桜井店内出張所(上之庄)(ATMのみ/ホリデーサービス実施)
その他簡易郵便局を除く各郵便局にATMが設置されており、桜井郵便局ではホリデーサービスを実施。

桜井市内各区域の郵便番号は「633-00xx」「633-01xx」(いずれも桜井郵便局の集配担当)となっている [注釈 1]

友好都市

地域

人口

桜井市と全国の年齢別人口分布(2005年) 桜井市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 桜井市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
桜井市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 52,081人
1975年(昭和50年) 54,314人
1980年(昭和55年) 56,439人
1985年(昭和60年) 58,894人
1990年(平成2年) 60,262人
1995年(平成7年) 63,225人
2000年(平成12年) 63,248人
2005年(平成17年) 61,130人
2010年(平成22年) 60,146人
2015年(平成27年) 57,244人
2020年(令和2年) 54,857人
総務省統計局 国勢調査より

平成22年国勢調査(速報値)より前回調査からの人口増減をみると、1.61%減の60,146人であり、増減率は県内39市町村中9位。

桜井市の人口 奈良県統計

  • 2007年10月1日現在 : 60,762人
  • 人口増加率(2002年→2007年) : -2.4%

施設

消防

学校教育

近年の少子化のため小学校の生徒数は減り続け、1学年1クラスの学校が増えている。

小学校

  • 桜井市立朝倉小学校
  • 桜井市立安倍小学校
  • 桜井市立織田小学校
  • 桜井市立桜井小学校
  • 桜井市立桜井西小学校
  • 桜井市立桜井南小学校
  • 桜井市立城島小学校
  • 桜井市立大福小学校
  • 桜井市立初瀬小学校
  • 桜井市立纒向小学校
  • 桜井市立三輪小学校

中学校

  • 桜井市立大三輪中学校
  • 桜井市立桜井中学校
  • 桜井市立桜井西中学校
  • 桜井市立桜井東中学校

高等学校

大学校

社会教育

ホール・集会場
  • まほろばセンター
公民館
  • 桜井市民会館
  • 中央公民館
  • 桜井東ふれあいセンター
  • 桜井西ふれあいセンター
  • 桜井北ふれあいセンター
  • 吉隠公民館
博物館
  • 埋蔵文化財センター
  • 大福吉備資料館
図書館
  • 桜井市立図書館
体育施設
  • 芝運動公園
  • 市民総合体育館
その他
  • 桜井市衛生センター

その他

交通

大阪方面へ通勤、通学するため近鉄大阪線を利用する客が多く、朝夕の桜井駅は大変混雑する。また京都方面への通勤、通学客も見られ、京都まで直通列車がある大和八木駅へ行くため近鉄大阪線を利用する客も多い。正月の大神神社に訪れる初詣客は、主にJR桜井線を利用し三輪駅は普段の数十倍混雑する。また、国道169号も利用される。

鉄道

中心となる駅 : 桜井駅

隣接市町村への連絡

橿原市
近鉄大阪線(耳成駅大和八木駅)- 耳成駅は桜井・橿原市境に近く、当市からも直接利用できる。
JR桜井線(香久山駅)- 駅前を桜井・橿原市境が通るため、当市からも直接利用できる。
天理市
JR桜井線(柳本駅
宇陀市
近鉄大阪線(榛原駅

バス

道路

一般国道

主要地方道

一般県道

その他

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

談山神社(十三重塔)
長谷寺
安部文殊院
安部文殊院

神社

纒向遺跡出土品(桜井市立埋蔵文化財センター)
纏向遺跡の木製仮面(桜井市立埋蔵文化財センター)

寺院

  • 長谷寺 - 西国三十三所第八番札所、本堂、銅板法華説相図、長谷寺経の3件が国宝、建造物2件(17棟)・美術工芸品13件が重要文化財
  • 法起院 - 西国三十三所番外札所
  • 安倍文殊院 - 木造騎獅文殊菩薩及び脇侍像(快慶作)が国宝、白山神社本殿が重要文化財
  • 聖林寺 - 木心乾漆十一面観音立像が国宝
  • 平等寺
  • 玄賓庵-木造不動明王坐像が重要文化財
  • 慶田寺‐織田有楽斎墓所
  • 石位寺 - 石造浮彫伝薬師三尊像(忍阪区管理)が重要文化財

古道(ハイキングコース)

史跡

観光スポット

祭事

出身著名人

桜井市にゆかりのある和歌

  • 三輪山をしかも隠すか雲だにも情あらなも隠さふべしや (額田王枕草子 十段』)
  • 巻向の檜原もいまだくもゐねば小松が末ゆあは雲流る (大伴家持
  • 憂かりける人を初瀬の山おろしよはげしかれとは祈らぬものを (源俊頼
  • 大和は国のまほろばたたなづく青垣山ごもれる大和し美し (倭建命古事記』)
  • こもりくの 泊瀬の国に さよばひに 我が来たれば たな曇り 雪は降り来 さ曇り 雨は降り来 野つ鳥 雉はとよむ 家つ鳥 かけも鳴く さ夜は明け この夜は明けぬ 入りてかつ寝む この戸開かせ (作者未詳『万葉集』)
  • こもりくの 泊瀬小国に よばひせす 我が天皇よ 奥床に 母は寝ねたり 外床に 父は寝ねたり 起き立たば 母知りぬべし 出でて行かば 父知りぬべし ぬばたまの 夜は明け行きぬ ここだくも 思ふごとならぬ 隠り妻かも (作者未詳『万葉集』)
  • こもりくの 泊瀬小国に 妻しあれば 石は踏めども なほし来にけり (作者未詳『万葉集』)

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ 郵政民営化以前は「633-01xx」区域(東部山間部地域)の集配業務は初瀬郵便局が担当していたが、同局は2007年(平成19年)3月5日付で集配業務を桜井郵便局に移管した。「集配拠点等の再編実施局」日本郵政公社近畿支社(当時)2007年2月26日付報道発表資料より。

出典

  1. ^ 桜井市役所の位置を定める条例
  2. ^ 図典 日本の市町村章 p165
  3. ^ 2019年統一地方選挙検索結果”. 公明党. 2019年5月6日閲覧。
  4. ^ 選挙区と定数 奈良県選挙管理委員会
  5. ^ 万葉と木のまち・桜井市”. 桜井木材協同組合. 2020年3月9日閲覧。
  6. ^ 桜井消防署の紹介”. 2024年9月4日閲覧閲覧。

外部リンク