柳本駅
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柳本駅 | |
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駅舎(2019年5月) | |
やなぎもと Yanagimoto | |
◄長柄 (1.7 km) (1.6 km) 巻向► | |
所在地 | 奈良県天理市柳本町1306 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■桜井線(万葉まほろば線) |
キロ程 | 14.3 km(奈良起点) |
電報略号 | ヤモ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
[# 1]482人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1898年(明治31年)5月11日[2] |
備考 | 無人駅[1][3](自動券売機 有) |
柳本駅(やなぎもとえき)は、奈良県天理市柳本町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)桜井線(万葉まほろば線)の駅である[1]。
歴史
[編集]- 1898年(明治31年)5月11日:奈良鉄道が京終駅 - 桜井駅間で開業した際に設置[2]。
- 1905年(明治38年)2月7日:関西鉄道への路線譲渡により、同社の駅となる[2]。
- 1907年(明治40年)10月1日:関西鉄道国有化。帝国鉄道庁の駅となる[2]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定。桜井線の所属となる[2]。
- 1930年(昭和5年):現駅舎が竣工[4]。
- 1970年(昭和45年)10月15日:貨物の取り扱いを廃止[5]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[5]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[2][5]。
- 2002年(平成14年)3月23日:無人駅となる[3]
- 2005年(平成17年)3月1日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる[6]。ICカード専用簡易改札機で対応。
- 2010年(平成22年)3月13日:路線愛称の制定により、「万葉まほろば線」の愛称を使用開始[7]。
- 2018年(平成30年)11月:JR西日本から天理市に駅舎が無償譲渡される[8]。
- 2019年(平成31年)
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を持ち[1]、交換設備を有する地上駅。下りホーム側に駅舎があり、互いのホームは跨線橋で連絡している。なまこ壁の外装をした、小さな木造駅舎が健在。
永らく業務委託駅であったが、2002年からは無人駅である[3]。駅の管理は王寺鉄道部が行っている。ICOCA利用可能駅(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。自動券売機が設置されているほか、ICOCA等のICカード読取機(入場用・出場用)が設置されているが、普通乗車券用の自動改札機は設置されていない。
駅前にはタクシー乗り場がある。
のりば
[編集]ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
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駅舎側 | 万葉まほろば線 | 下り | 桜井・高田方面[10] |
反対側 | 上り | 奈良方面[10] |
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
- 案内上ののりば番号は割り当てられていない。
-
プラットホーム(2008年)
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待合室(2019年)
-
西改札(2019年)
-
改札口(2019年)
利用状況
[編集]「奈良県統計年鑑」「天理市統計情報」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通り[11]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1997年(平成 | 9年)1,016 |
1998年(平成10年) | 1,002 |
1999年(平成11年) | 988 |
2000年(平成12年) | 932 |
2001年(平成13年) | 883 |
2002年(平成14年) | 786 |
2003年(平成15年) | 758 |
2004年(平成16年) | 747 |
2005年(平成17年) | 753 |
2006年(平成18年) | 770 |
2007年(平成19年) | 753 |
2008年(平成20年) | 763 |
2009年(平成21年) | 755 |
2010年(平成22年) | 751 |
2011年(平成23年) | 726 |
2012年(平成24年) | 721 |
2013年(平成25年) | 710 |
2014年(平成26年) | 667 |
2015年(平成27年) | 670 |
2016年(平成28年) | 631 |
2017年(平成29年) | 618 |
2018年(平成30年) | 593 |
2019年(令和元年) | 593 |
2020年(令和 | 2年)[* 1]466 |
2021年(令和 | 3年)[# 1]482 |
駅周辺
[編集]- 黒塚古墳 - 前方後円墳で地元民には《くろづか》という名称で親しまれ、かつては公園と一体となった子供達の遊び場だった。30枚以上の三角縁神獣鏡が発見されたことで知られる。邪馬台国の女王卑弥呼の墓だという説もあるが、まだよく分かっていない。見学会が催された時に臨時列車が大増発され、見学者が約1Kmにも及ぶ長蛇の列をなしたことがある。この時古墳のすぐ横の公園には黒塚古墳資料館が建てられたが、そこにはこの時発見された三角縁神獣鏡が保存されているわけではない。また、江戸時代は柳本陣屋の一部になっている。
- 櫛山古墳
- 行燈山古墳 (崇神天皇陵)
- 渋谷向山古墳 (景行天皇陵)
- 長岳寺
- 柳本飛行場跡
- 龍王山 - 国道169号を越えて東に進む。
- 日本郵便 柳本郵便局
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 16号 奈良駅・新今宮駅・王寺駅ほか70駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年11月25日、27頁。
- ^ a b c d e f 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 42号 阪和線・和歌山線・桜井線・湖西線・関西空港線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年5月16日、23頁。
- ^ a b c 「JRダイヤ改正実施 桜井線の3駅が無人に 御所駅は市が人員配置契約」『読売新聞』読売新聞大阪本社、2002年3月24日、大阪朝刊、31面。
- ^ a b “観光と交流の場に - わくわく10連休スタート 西にも改札・カフェ新設/JR桜井線「柳本駅舎」改修オープン”. 奈良新聞. (2019年4月28日) 2019年4月30日閲覧。
- ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、352頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '05年版』ジェー・アール・アール、2005年7月1日、188頁。ISBN 4-88283-126-0。
- ^ 桜井線の愛称名「万葉まほろば線」に決定!(インターネットアーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2009年12月24日
- ^ a b “奈良)観光と地域交流の拠点施設に 柳本駅の駅舎改装”. 朝日新聞デジタル. (2019年4月24日) 2019年4月28日閲覧。
- ^ “柳本駅 改修完成祝おう 27日に催し 併設カフェなど開店 天理 /奈良”. 毎日新聞. (2019年4月19日) 2019年4月28日閲覧。
- ^ a b “柳本駅|時刻表:JRおでかけネット”. JRおでかけネット. 西日本旅客鉄道. 2022年9月27日閲覧。
- ^ 統計情報 運輸・通信 4.JR西日本の乗客数(xls 45.5KB)
- 奈良県統計年鑑
- ^ “令和3年度 統計年鑑 第13章 運輸及び通信 4.JR輸送実績” (xls). 奈良県. 2023年9月2日閲覧。
- 天理市統計情報
- ^ a b “統計情報 運輸・通信 4.JR西日本の乗客数” (xls). 天理市. 2023年9月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月2日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 柳本駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道