帯解駅
表示
帯解駅 | |
---|---|
駅舎(2011年8月) | |
おびとけ Obitoke | |
◄京終 (2.9 km) (2.5 km) 櫟本► | |
所在地 | 奈良県奈良市今市町一丁目250 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■桜井線(万葉まほろば線) |
キロ程 | 4.8 km(奈良起点) |
電報略号 | トケ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
381人/日(降車客含まず) -2020年- |
開業年月日 | 1898年(明治31年)5月11日[2] |
備考 | 無人駅(自動券売機 有) |
帯解駅(おびとけえき)は、奈良県奈良市今市町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)桜井線(万葉まほろば線)の駅である[1]。
歴史
[編集]- 1898年(明治31年)5月11日:奈良鉄道が京終駅 - 桜井駅間で開業した際に設置[2]。
- 1905年(明治38年)2月7日:関西鉄道が奈良鉄道を合併。同社の駅となる[2]。
- 1907年(明治40年)10月1日:国有化され、帝国鉄道庁の駅となる[2]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定。桜井線の所属となる[2]。
- 1970年(昭和45年)10月15日:貨物の取り扱いを廃止[3]。
- 1984年(昭和59年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[2]。
- 2005年(平成17年)3月1日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる[5]。ICカード専用簡易改札機で対応。
- 2010年(平成22年)3月13日:路線愛称の制定により、「万葉まほろば線」の愛称を使用開始。
- 2022年(令和4年)6月29日:開業時からの駅舎が登録有形文化財となる[6]。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を持つ[1]交換可能な地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。
奈良線電化時に無人駅になった。王寺鉄道部管理である。ICOCA利用可能駅(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。自動券売機が設置されているほか、ICOCA等のICカード読取機(入場用・出場用)が設置されているが、普通乗車券用の自動改札機は設置されていない。
のりば
[編集]ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
駅舎側 | 万葉まほろば線 | 下り | 桜井・高田方面[7] |
反対側 | 上り | 奈良方面[7] |
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
- 案内上ののりば番号は割り当てられていない。
利用状況
[編集]「統計なら」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りである[8]。奈良市にある駅では最も少ない。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
2000年 | 557 |
2001年 | 548 |
2002年 | 523 |
2003年 | 537 |
2004年 | 504 |
2005年 | 508 |
2006年 | 489 |
2007年 | 492 |
2008年 | 498 |
2009年 | 473 |
2010年 | 472 |
2011年 | 456 |
2012年 | 470 |
2013年 | 481 |
2014年 | 490 |
2015年 | 491 |
2016年 | 494 |
2017年 | 482 |
2018年 | 470 |
2019年 | 461 |
2020年 | 381 |
近くにそこそこ住宅は建っているものの、奈良市の中心部まで距離があるため、それほど利用客は多くない。
駅周辺
[編集]安産祈願の帯解寺がすぐ[2]。7月23日、24日の2日間は「地蔵祭り」が行われ、帯解寺から南へ200から300メートルの間の通りで午後6時頃から0時頃まで夜店があり、特に初日は多くの訪問客で賑わう。
- 奈良市立帯解小学校
- 奈良市立都南中学校
- 奈良県警察学校
- 奈良豊澤酒造
- 高井病院
- 日本郵便 奈良帯解郵便局
- ベンショ塚古墳[9]
- 龍象寺
- 天理教 治道大教会
- 広大寺池
- 国道169号
- 奈良県道51号天理環状線
- 奈良県道188号高畑山線
バス路線
[編集]当駅から東に600メートルの位置にある国道169号に下山停留所が設置されており、下記のバスが発着する。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 16号 奈良駅・新今宮駅・王寺駅ほか70駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年11月25日、26頁。
- ^ a b c d e f g 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 42号 阪和線・和歌山線・桜井線・湖西線・関西空港線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年5月16日、22-23頁。
- ^ a b 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、352頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “「通報」●奈良線上狛駅ほか17駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 4. (1984年10月19日)
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '05年版』ジェー・アール・アール、2005年7月1日、188頁。ISBN 4-88283-126-0。
- ^ 帯解駅本屋(2022年〈令和4年〉6月29日指定、登録有形文化財)、国指定文化財等データベース(文化庁) 2023年8月6日閲覧。
- ^ a b “帯解駅|時刻表:JRおでかけネット”. JRおでかけネット. 西日本旅客鉄道. 2022年9月27日閲覧。
- ^ 奈良市統計書「統計なら」 - 奈良市
- ^ “ベンショ塚古墳出土品”. 奈良市 (2021年1月27日). 2022年7月29日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 帯解駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道