高汐巴
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たかしお ともえ 高汐 巴 | |
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本名 | 嶋田 美子(しまだ よしこ) |
生年月日 | 1952年12月2日(72歳) |
出生地 | 京都府京都市 |
国籍 | 日本 |
民族 | 日本人 |
血液型 | AB型 |
職業 | 女優 |
ジャンル | 舞台 |
活動期間 | 1972年 - |
活動内容 |
1972年:宝塚歌劇団入団 1973年:星組に配属 1975年:雪組へ異動 1980年:花組へ異動 1982年:雪組へ異動 1983年:花組トップスター就任 1987年:宝塚歌劇団退団、以降女優として舞台中心に活動 |
公式サイト | 高汐巴 オフィシャルホームページ |
主な作品 | |
宝塚歌劇 『琥珀色の雨にぬれて』 『愛あれば命は永遠に』 『遙かなる旅路の果てに』 | |
備考 | |
宝塚歌劇団卒業生 |
高汐 巴(たかしお ともえ、本名:嶋田 美子 - しまだ よしこ、1952年12月2日 - )は、女優、元宝塚歌劇団花組トップスター。
京都府京都市、成蹊学園出身血液型AB型、身長167cm[1]。
愛称の「ペイ」は林家三平 (初代)のギャグよし子さんに由来。
略歴
[編集]1972年、58期生として宝塚歌劇団に入団。雪組公演『かぐら/ザ・フラワー』[2]で初舞台を踏む。宝塚入団時の成績は48人中17位[2]。同期生に元専科の邦なつき、元花組組長の星原美沙緒、女優の寿ひずる、峰さを理がいる。
同年8月、関西テレビ番組「ザ・タカラヅカ!」に出演するユニット「バンビーズ」の8期生に選ばれる。同じく選ばれた峰、寿とともに、翌年3月までほぼ毎週テレビ出演する事となる。
1973年4月2日[2]、星組に配属。峰、寿と同期生トリオとして、注目を浴びる。
1975年、雪組に異動。
1978年、『ヴェロニック』でバウホール公演初主演を務める。
1980年、花組へ異動。松あきら、順みつきのダブルトップの下で活躍。
1982年、雪組へ異動。寿ひずると入れ替わる形で雪組2番手に昇進。
1983年、花組へ異動。順みつきの後を受け、『紅葉愁情/メイフラワー』にて花組トップスターに就任。
1987年12月30日[2]をもって宝塚歌劇団を退団。最終出演公演の演目は花組・東京公演『あの日薔薇一輪/ザ・レビュースコープ』[2]。
退団後も女優として舞台やライブなどで活動している。70歳時の2023年に完成した映画『墨田川華いちりん』(神田裕司監督)が映画初出演となった[3]。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
[編集]星組時代
[編集]- 1974年6月、『清く正しく美しく』/『虞美人』新人公演:樊曾(本役:但馬久美)(東宝)
- 1974年7月、『アルジェの男』新人公演:ジャック(本役:但馬久美)/『ジュジュ -第7銀河系のメルヘン-』
- 1974年10月、『ブリガドーン』チャーリー・ダルリンプル[4]
第1次雪組時代
[編集]- 1975年4月、『フィレンツェに燃える』新人公演:オテロ(本役:麻実れい)/『ザ・スター』
- 1975年9月、『ザ・タカラヅカ』(ヨーロッパ公演)
- 1976年6月、『星影の人』高木剛、新人公演:土方歳三(本役:麻実れい)/『Non,Non,Non』
- 1977年2月、『鶯歌春』遼国武将チャガタイ、新人公演:王鳳陽(本役:麻実れい)/『マンハッタン・ラブ』
- 1977年7月、『あかねさす紫の花』矢坂部連倉目、新人公演:中大兄皇子(本役:麻実れい)/『ザ・レビュー』
- 1978年1月、『風と共に去りぬ』新人公演:レット・バトラー(本役:麻実れい)
- 1978年6月、『丘の上のジョニー』新人公演:兄アラン(本役:麻実れい)/『センセーション!』
- 1978年8月、『ヴェロニック』(バウ)フロレスタン *バウホール初主演
- 1978年10月、『いのちある限り』(バウ)松嶋竜之助
- 1979年1月、『春風の招待』新人公演:ギスターブ、ジョルジュ(本役:汀夏子)/『ハロー!ホリデー』 *新人公演初主演
- 1979年8月、『朝霧に消えた人』 堀部安兵衛、新人公演:立花尚二郎(本役:汀夏子)/『オールマン・リバー』
- 1980年2月、『去りゆきし君がために』カルロス
第1次花組時代
[編集]- 1980年9月、『アナトール』(バウ)警察官
- 1980年11月、『友よこの胸に熱き涙を』アラン/『ザ・スピリット』
- 1981年2月、『恋の特ダネ』(バウ)ロバート *バウホール主演
- 1981年5月、『ミステリー・ラブ』(バウ)フリー *バウホール主演
- 1981年10月、『エストレリータ』マルコ/『ジュエリー・メルヘン』
- 1982年1月、『ボン・ボヤージュ』(バウ)ビリー *バウホール主演
- 1982年3月、『春の踊り』/『アルカディアよ永遠に』エミリオ
- 1982年6月、『エストリレータ』マルコ/『ファースト・ラブ』(全国ツアー)
- 1982年8月、『夜明けの序曲』高浪定二郎
第2次雪組時代
[編集]第2次花組時代
[編集]- 1983年5月、『霧深きエルベのほとり』フロリアン・ザイデル/『オペラ・トロピカル』(全国ツアー)
- 1983年8月、『マイ・シャイニング・アワー』(バウ) *バウホール主演
花組トップ時代
[編集]- 1983年9月、『紅葉愁情』狩野菊信/『メイフラワー』ジャック・エバンス
- 1984年2月、『琥珀色の雨にぬれて』クロード・ドゥ・ベルナール公爵/『ジュテーム』
- 1984年4月、『朱に恋うる調べ』菊信/『メイフラワー』ジャック・エバンス(全国ツアー)
- 1984年8月、『名探偵はひとりぼっち』デイビッド・パーサー/『ラ・ラ・フローラ』
- 1985年3月、『愛あれば命は永遠に』ナポレオン・ボナパルト
- 1985年6月、『ジャパン・ファンタジー』/『ドリームズ・オブ・タカラヅカ』(ハワイ公演)
- 1985年9月、『テンダー・グリーン』ソーン/『アンドロジェニー』
- 1986年1月、『微風のマドリガル』ミゲル・コスタ/『メモリアール・ド・パリ』
- 1986年6月、『真紅なる海に祈りを』マーク・アントニー/『ヒーローズ』
- 1986年9月、『微風のマドリガル』ミゲル・コスタ/『メモリアール・ド・パリ』(全国ツアー)
- 1987年1月、『タッチ・ミー』(バウ・東京特別)
- 1987年2月、『遥かなる旅路の果てに』ビクトール・カールロビッチ・サビーニン/『ショー・アップ・ショー』
- 1987年4月、『真紅なる海に祈りを』マーク・アントニー/『ヒーローズ』(全国ツアー)
- 1987年8月、『あの日薔薇一輪』ロベール・グランジェ/『ザ・レビュースコープ』 *退団公演
- 1987年10月、『琥珀色の雨にぬれて』クロード・ドゥ・ベルナール公爵/『ヒーローズ』(全国ツアー)
ディスコグラフィー
[編集]- 宝塚バウホール花組公演 バウ・リサイタル TOUCH ME 高汐巴の世界(LP)
- 高汐巴 Shinning For You (退団記念LP/TMP-1141)
- 高汐巴 Shinning For You プラス6(CD/TMPC-2A)
- LOVE for YOU 高汐巴 (POLYSTAR/CD)
- 高汐巴 アルバム La vie en Rose(CD)
映像作品
[編集]- 青春のレッド&ブルー(ビデオ/TMPV-6B)
- 麗人 REIJIN -Season 2- コンサート (Blu-ray + DVD)
- 50周年記念ディナーショー(22.12.25/DVD)
参加作品
[編集]- 84TMP音楽祭 宝塚70年を歌う(ビデオ) TMPV-1B
- 86TMP音楽祭 ザッツ・ムービー!(ビデオ) TMPV-8B
- 87TMP音楽祭 ラ・シャンソン(ビデオ) TMPV-11B
- 花と愛のたからづか(CD)
- 麗人 REIJIN -Season 2- (CD)
- 麗人 REIJIN Season 2 “Festa” (CD)
その他 実況LP・CDなど多数。
宝塚退団後の主な活動
[編集]舞台
[編集]- 『CAN CAN』(1988年3月 博品館劇場 他)
- 『幸福のウィークリー』(1988年10月 三越劇場)
- 『その男ゾルバ』(1989年9月 - 10月 梅田コマ劇場・新宿コマ劇場) - 未亡人 役
- 『ボクの彼女は魔女』(1991年1月 - 2月 博品館劇場 他)
- 『ヴァニティーズ』(1991年4月 俳優座劇場)
- 松平健特別公演『ジンギスカン』(1991年9月 - 10月 御園座・新歌舞伎座)
- 『昔の女』(1992年2月 東京芸術劇場)
- 『トップ・ハット』(1992年3月 博品館劇場)
- 『はだかデカダン物語』(1992年7月 シアターアプル)
- 『パリの踊り娘たち』(1992年10月 オリエンタル劇場 他)
- こまつ座『頭痛肩こり樋口一葉』(1994年5月 - 8月 紀伊國屋ホール 他) - お鑛役
- 『二人でお茶を』(1995年2月 博品館劇場)
- 『山彦ものがたり』(1996年5月 - 6月 近鉄劇場 他、1997年7月 - 8月 東京芸術劇場 他)
- 『紳士は金髪がお好き』(1996年11月 博品館劇場 他)
- 『ザ・クラブ』(1997年1月・1998年10月、博品館劇場)
- 『恋と結婚』(1997年9月 オリエンタル劇場 他、1998年2月 三越劇場、1999年1月 - 2月 博品館劇場 他)
- 『奇想天外万事良』(1997年10月 東京厚生年金会館大ホール)
- 『花粉熱 '98 』(1998年6月、博品館劇場)
- 『リトル・ダーリン』(1998年7月 博品館劇場)
- 『トロワ・デラックス』(1999年2月 三越劇場)
- 地人会『谷間の女たち』(1999年7月 ベニサン・ピット)
- 『ポケットミュージカル「電報」「電話」』(1999年9月 かめありリリオホール)
- 里見浩太朗特別公演『大石内蔵助』(1999年11月 - 12月、劇場飛天) - 浮橋太夫役
- 『宵待ち草』(2000年4月 オリエンタル劇場)
- 五木ひろし特別公演『大江戸夢芝居』(2000年5月 梅田コマ劇場)
- 『もうレクイエムは歌わない』(2000年8月 スペース・ゼロ)
- 『お隣の人々』(2000年10月 博品館劇場)
- 『源氏物語』(2000年12月 東京国際フォーラムホールA) - 空蝉 役
- 『桜祭り狸御殿』(2001年4月 新宿コマ劇場 他)
- 『VISUAL SONG SHOW THE SINGERS PASSION』(2001年5月、博品館劇場)
- 『ツインズ〜ふたりのライザ』(2002年1月 アートスフィア)
- 『ジンジャーブレッド・レディ』(2002年5月・2003年5月、博品館劇場) - トービー・ランドー 役
- 『シンデレラ』(2002年8月 新宿コマ劇場、2003年11月 - 12月 梅田コマ劇場) - 姉、ジョイ 役
- ザ・レビュー『サ・セ・パリ』(2002年10月 - 11月 ゆうぽうと、2005年2月 文京シビックホール 他)
- 『マウストラップ』(2003年1月 三百人劇場 他)
- 『ル・シャルム』(2003年6月 青山劇場)
- 『FAME』(2003年6月 - 7月 ルテアトル銀座 他)
- 『HIBARI』(2003年10月 新宿文化センター)
- 沢たまき追悼公演『PLAYGIRL …ING』(2004年4月、博品館劇場)
- 『私、女優よっ!』(2004年9月 アートスフィア)
- 『ナイン THE MUSICAL』(2004年10月 - 11月 アートスフィア)
- 松井誠特別公演『ジパング』(2005年1月 御園座) - 月田早苗 役
- 『アメイジング』(2006年6月 アートスフィア 他)
- 『桜合戦狸囃子』『ショー・イズ・オン’06』(2006年3月 - 4月 梅田芸術劇場 他)
- 『レビュー狂時代2006』(2006年10月 渋谷公会堂)
- 『妻への詫び状』(2007年5月 大阪松竹座) - 竹田聖子 役
- 『野鴨』(2007年11月 シアター1010ミニシアター)
- 『ラティーナ』(2008年1月 - 3月 東京文化会館 他)
- 『女ひとり ミヤコ蝶々物語』(2008年10月 - 11月 大阪松竹座 他) - 日向さき 役
- バレエ『くるみ割り人形』(2009年12月 メルパルクホール)
- 『ベルばらから次郎長へ 勢揃い、清水港 次郎長三國志』(2011年1月 博品館劇場) - とよ 役
- 『スーホの白い馬』(2011年8月 新潟市民芸術文化会館りゅーとぴあ) - スーホのおばあさん 役
- 『首のない王妃 マリーアントワネットのその後』(2011年9月 博品館劇場) - マリーアントワネットのその後デュバリー夫人 役
- 『ザ・ナイスガイ』(2011年12月 明治座)
- レビュー『サ・セ・パリ2』(2012年1月 - 2月 全国ツアー)
- 『恋人たちの神話』(2012年9月 三越劇場)
- 『Legendary V』(2013年9月 築地本願寺ブディストホール
- 『曽根崎心中』(2013年11月 兵庫県立芸術文化センター) - お吉 役
- 『恋文 〜星野哲郎物語〜』(2014年2月 三越劇場)
- 『パルレ』(2015年1月 博品館劇場)
- 『オルガンズ~おんな赤ひげ奮闘記~』(2017年3月-4月 三越劇場) - 医院長 役
- 『リプシンカ ~ヒールをはいた男!?たち~』(2022年6月17日 - 19日、COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール / 6月22日 - 26日、博品館劇場)[5]
- ミュージカル・ショー『SEVEN−西遊記7つの戦い−』(2023年11月4日 - 19日、品川プリンスホテル クラブeX / 11月25日・26日、森ノ宮ピロティホール) - 釈迦如来 / 観音菩薩 役[6]
- 『風の又三郎』(2024年10月25日 - 27日、あうるすぽっと)[7]
テレビドラマ
[編集]- 日立テレビシティ「愛の讃歌 越路吹雪の青春」(TBS)
- 遠山の金さんII 第13話「長崎から来た麗人・不知火太夫!」(テレビ朝日、東映)
- 必殺仕事人・激突!第5話「弁天小僧のかんざし」(朝日放送、松竹) - 菊次郎 役
- はぐれ刑事純情派(テレビ朝日、東映)
- 土曜ワイド劇場「おとり捜査官・北見志穂14 獄中女に間違われた女刑事!」(テレビ朝日) - 大熊厚子 役
脚注
[編集]- ^ “高汐巴のプロフィール/写真/画像 - goo ニュース”. gooニュース. 2020年6月14日閲覧。
- ^ a b c d e 監修:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』 阪急コミュニケーションズ 2014年4月1日 84頁。ISBN 9784484146010
- ^ “高汐巴、70歳の映画デビュー 料亭の大おかみ役で貫禄の演技”. 報知新聞. (2023年3月25日) 2023年3月27日閲覧。
- ^ 峰さを理と役替わり
- ^ "ドラァグクイーンを一般公募?舞台「リプシンカ」に室龍太・彦摩呂・高汐巴・下村青ら". ステージナタリー. ナターシャ. 22 April 2022. 2022年4月22日閲覧。
- ^ “少年忍者・元木湧が孫悟空、豊田陸人が三蔵法師に、ミュージカル・ショー「SEVEN」”. ステージナタリー. ナターシャ (2023年8月28日). 2023年8月28日閲覧。
- ^ “宮原浩暢・室たつき・市川猿弥・高汐巴が語り歌う、和楽朗読劇「風の又三郎」”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年8月19日). 2024年8月20日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 高汐 巴 オフィシャルホームページアーカイブマシン2003年2月21日
- 高汐巴 チャンネル(YouTube)
- 高汐巴 後援会 (@pei1202y) - X(旧Twitter)
- Respect Me!#高汐巴 (@dwkurotokage) - X(旧Twitter)