奏乃はると
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奏乃 はると(そうの はると、4月3日[1] - )は、宝塚歌劇団雪組に所属する男役。雪組組長[1]。
東京都清瀬市[1]、吉祥女子高等学校出身[1]。身長168cm[1]。愛称は「にわ」、「はると」[1]。
来歴
[編集]1997年、宝塚音楽学校入学。
1999年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に85期生として入団[2]。入団時の成績は12番[2]。雪組公演「再会/ノバ・ボサ・ノバ」で初舞台[1]。組まわりを経て雪組に配属[2]。
2014年9月1日付で雪組副組長に就任[3]。
2019年2月11日付で雪組組長に就任[4]。
主な舞台
[編集]初舞台
[編集]組まわり
[編集]- 1999年5 - 6月、月組『螺旋のオルフェ』『ノバ・ボサ・ノバ』(宝塚大劇場のみ)
- 1999年7 - 8月、雪組『再会』『ノバ・ボサ・ノバ』(1000days劇場)
雪組時代
[編集]- 1999年11 - 12月、『バッカスと呼ばれた男』『華麗なる千拍子'99』(宝塚大劇場)
- 2000年2 - 3月、『バッカスと呼ばれた男』『華麗なる千拍子』(1000days劇場)
- 2000年4 - 5月、『ささら笹舟-明智光秀の光と影-』(バウホール)
- 2000年6 - 10月、『デパートメント・ストア』『凱旋門』
- 2001年2 - 4月、『猛(たけ)き黄金の国』 - 新人公演:小栗上野介(本役:未来優希)『パッサージュ』(宝塚大劇場のみ)
- 2001年8月、『凱旋門』 - 警官『パッサージュ』(博多座)
- 2001年10 - 2002年2月、『愛 燃える』『Rose Garden』
- 2002年3 - 4月、『殉情(じゅんじょう)』(ドラマシティ・赤坂ACTシアター)
- 2002年5 - 9月、『追憶のバルセロナ』 - 新人公演:エンセナダ(本役:未来優希)『ON THE 5th』
- 2002年10 - 11月、『ホップ スコッチ』(バウホール・日本青年館) - サム・クレメンス
- 2003年1 - 2月、『春麗の淡き光に』 - 検非違使の役人、新人公演:藤原兼家(本役:汝鳥伶)『Joyful!!』(宝塚大劇場)
- 2003年3月、『春ふたたび』 - 平六『恋天狗』 - 権六(バウホール)
- 2003年3 - 5月、『春麗の淡き光に』 - 検非違使の役人、新人公演:藤原兼家(本役:汝鳥伶)『Joyful!!』(東京宝塚劇場)
- 2003年6 - 7月、『アメリカン・パイ』(バウホール・日本青年館) - ピート
- 2003年8 - 12月、『Romance de Paris』 - 新人公演:シルヴァン(本役:天希かおり)『レ・コラージュ』
- 2004年1 - 2月、『Romance de Paris』 - フレデリック『レ・コラージュ』(中日劇場)
- 2004年4 - 7月、『スサノオ』 - 新人公演:タヂカラオ(本役:天希かおり)『タカラヅカ・グローリー!』
- 2004年11 - 2005年2月、『青い鳥を捜して』 - 新人公演:アンソニー(本役:立ともみ)『タカラヅカ・ドリーム・キングダム』
- 2005年4月、『さすらいの果てに』(バウホール) - ゴッドレー警部
- 2005年6 - 10月、『霧のミラノ』 - カミーロ、新人公演:マッシモ・バレッティ(本役:汝鳥伶)『ワンダーランド』
- 2005年11 - 12月、『DAYTIME HUSTLER』(バウホール・日本青年館) - バートン
- 2006年2 - 5月、『ベルサイユのばら-オスカル編-』 - 衛兵隊士
- 2006年7月、『ベルサイユのばら-オスカル編-』(全国ツアー) - フランソワ
- 2006年9 - 12月、『堕天使の涙』 - デュラン・ジルダン『タランテラ!』
- 2007年2 - 3月、『ノン ノン シュガー!!』(バウホール) - ムース
- 2007年5 - 8月、『エリザベート』 - ラウシャー大司教
- 2007年9 - 10月、『星影の人』 - 永倉新八『Joyful!!II』(全国ツアー)
- 2008年1 - 3月、『君を愛してる-Je t'aime-』 - 公証人『ミロワール』
- 2008年8 - 11月、『ソロモンの指輪』『マリポーサの花』 - 護衛官
- 2009年1月、『忘れ雪』(バウホール・日本青年館) - 菊池四郎
- 2009年3 - 5月、『風の錦絵』『ZORRO 仮面のメサイア』 - マルケス
- 2009年7 - 10月、『ロシアン・ブルー』 - セルゲイ・エイゼンシュテイン『RIO DE BRAVO!!(リオ デ ブラボー)』
- 2009年11 - 12月、『情熱のバルセロナ』 - カルロス『RIO DE BRAVO!!(リオ デ ブラボー)』(全国ツアー)
- 2010年2 - 4月、『ソルフェリーノの夜明け』 - 御者ヘルディー『Carnevale(カルネヴァーレ)睡夢(すいむ)』
- 2010年6 - 9月、『ロジェ』 - ゲルハルト『ロック・オン!』
- 2010年10 - 11月、『オネーギン Evgeny Onegin』(日本青年館・バウホール) - セルゲイ/コンスタンチン・ラフスキー
- 2011年1 - 3月、『ロミオとジュリエット』 - ロレンス神父
- 2011年4 - 5月、『黒い瞳』 - ズーリン『ロック・オン!』(全国ツアー)
- 2011年7月、『ハウ・トゥー・サクシード』(梅田芸術劇場) - マシューズ
- 2011年9 - 11月、『仮面の男』 - 酒場の主人『ROYAL STRAIGHT FLUSH!!』
- 2011年12 - 2012年1月、『Samourai』(ドラマシティ・日本青年館) - ノエル
- 2012年3 - 5月、『ドン・カルロス』 - 異端審問長官『Shining Rhythm!』
- 2012年7 - 8月、『双曲線上のカルテ』(バウホール・日本青年館) - クレメンテ・ブルーノ
- 2012年10 - 12月、『JIN-仁-』 - 鈴屋彦三郎『GOLD SPARK!-この一瞬を永遠に-』
- 2013年2月、『若き日の唄は忘れじ』 - 里村左内『Shining Rhythm!』(中日劇場)
- 2013年4 - 7月、『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』 - プロバンス伯爵
- 2013年8 - 9月、『若き日の唄は忘れじ』 - 石栗弥左衛門『ナルシス・ノアールII』(全国ツアー)
- 2013年11 - 2014年2月、『Shall we ダンス?』 - クリストファー『CONGRATULATIONS 宝塚!!』
- 2014年3月、『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』(全国ツアー) - ブイエ将軍
- 2014年6 - 8月、『一夢庵風流記 前田慶次』 - 前田利家『My Dream TAKARAZUKA』
- 2014年10 - 11月、『パルムの僧院-美しき愛の囚人-』(バウホール) - ファビオ・コンティ
- 2015年1 - 3月、『ルパン三世 -王妃の首飾りを追え!-』 - メルシー伯爵『ファンシー・ガイ!』
- 2015年5月、『星影の人』 - 近藤勇『ファンシー・ガイ!』(博多座)
- 2015年7 - 10月、『星逢一夜(ほしあいひとよ)』 - 久世正行『La Esmeralda(ラ エスメラルダ)』
- 2015年11月、『銀二貫』(バウホール) - 嘉平
- 2016年2 - 5月、『るろうに剣心』 - 重倉十兵衛/関原音吉/銀杏屋の亭主/おでん屋
- 2016年6 - 8月、『ローマの休日』(中日劇場・赤坂ACTシアター・梅田芸術劇場) - 大使
- 2016年10 - 12月、『私立探偵ケイレブ・ハント』 - 映画監督『Greatest HITS!』
- 2017年2月、『星逢一夜(ほしあいひとよ)』 - 久世正行『Greatest HITS!』(中日劇場)
- 2017年4 - 7月、『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)』 - 相模屋楼主伝兵衛『Dramatic “S”!』
- 2017年8 - 9月、『琥珀色の雨にぬれて』 - ジョルジュ・ドゥ・ボーモン伯爵『“D”ramatic S!』(全国ツアー)
- 2017年11 - 2018年2月、『ひかりふる路(みち)〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』 - ルノー『SUPER VOYAGER!』
- 2018年3 - 4月、『誠の群像』 - 近藤勇『SUPER VOYAGER!』(全国ツアー)
- 2018年6 - 9月、『凱旋門』 - シュナイダー『Gato Bonito!!』
- 2018年11 - 2019年2月、『ファントム』 - ジャン・クロード[注釈 1]
- 2019年3 - 4月、『PR×PRince』(バウホール) - アンセルム王
- 2019年5 - 9月、『壬生義士伝』 - 谷三十郎『Music Revolution!』
- 2019年10 - 11月、『はばたけ黄金の翼よ』 - 教皇『Music Revolution!』(全国ツアー)
- 2020年1 - 3月、『ONCE UPON A TIME IN AMERICA(ワンス アポン ア タイム イン アメリカ)』 - ファット・モー
- 2020年8 - 9月、『炎のボレロ』 - ドロレス伯爵『Music Revolution!-New Spirit-』(梅田芸術劇場)
- 2021年1 - 4月、『fff-フォルティッシッシモ-』 - ヨハン・ヴァン・ベートーヴェン『シルクロード〜盗賊と宝石〜』
- 2021年6月、『ヴェネチアの紋章』 - プリウリ『ル・ポァゾン 愛の媚薬-Again-』(全国ツアー)
- 2021年8 - 11月、『CITY HUNTER』 - 野上警視総監『Fire Fever!』
- 2022年1月、『Sweet Little Rock 'n' Roll』(バウホール) - グッドマン
- 2022年3 - 6月、『夢介千両みやげ』 - 伊勢屋総兵衛『Sensational!』
- 2022年10 - 12月、『蒼穹の昴』 - 康有為/家令
- 2023年2 - 3月、『海辺のストルーエンセ』(KAAT神奈川芸術劇場・ドラマシティ) - ベルンストッフ
- 2023年4 - 7月、『Lilac(ライラック)の夢路』 - フンボルト『ジュエル・ド・パリ!!』
- 2023年8 - 9月、『双曲線上のカルテ』(ドラマシティ・日本青年館) - クレメンテ・ブルーノ
- 2023年12 - 2024年2月、『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』 - チャールズ・ドイル『FROZEN HOLIDAY(フローズン・ホリデイ)』
- 2024年4 - 5月、『39 Steps』(バウホール) - 常連客
- 2024年7 - 10月、『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』 - ルイ16世
- 2024年11 - 12月、『愛の不時着』(東京建物 Brillia HALL・梅田芸術劇場) - リ・チュンニョル
- 2025年3 - 6月、『ROBIN THE HERO』『オーヴァチュア!』
出演イベント
[編集]- 2002年1月、逸翁デー『タカラヅカ・ホームカミング』
- 2002年6月、TCAスペシャル2002『LOVE』
- 2003年1月、『清く正しく美しく』
- 2003年1月、逸翁デー『タカラヅカ・ホームカミング』
- 2003年9月、『レビュー記念日』
- 2004年7月、宝塚巴里祭2004『ボンジュール・パリ』[5]
- 2005年1月、逸翁デー『タカラヅカ・ホームカミング』
- 2005年12月、『花の道 夢の道 永遠の道』
- 2006年8月、『雪組エンカレッジ・コンサート』[6]
- 2007年1月、『清く正しく美しく』
- 2013年9月、第27回『イゾラベッラ サロンコンサート』 主演
- 2018年5月、『凱旋門』前夜祭
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 1/30〜2/3は体調不良のため休演。代役は鳳華はるなと橘幸が務めた。
出典
[編集]- ^ a b c d e f g 『宝塚おとめ 2024年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2024年、75頁。ISBN 978-4-86649-258-2。
- ^ a b c 100年史(人物) 2014, p. 111.
- ^ 『2014年 宝塚Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2015年、80頁。ISBN 978-4-908135-34-7。
- ^ 宝塚宙組3番手スター・愛月ひかるが来年2月に専科へ異動 スポーツ報知。
- ^ 宝塚巴里祭2004「ボンジュール・パリ」('04年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 雪組「エンカレッジ コンサート」('06年雪組・バウ・千秋楽) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
参考文献
[編集]- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。