春日花子 (初代)
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初代春日 花子(かすが はなこ、本名:湯浅幸知[1]、旧姓:倉田[2]、1903年(明治36年)8月17日[3] - 1992年(平成4年)2月21日)とは元宝塚少女歌劇団花組主演娘役クラスの人物である。三重県一志郡川合村(現・津市)出身[3][4]。夫は元プロ野球監督、プロ野球選手の湯浅禎夫[5]。高砂松子、沖津浪子と合わせて、『宝塚の三幅對』と呼ばれた[6]。
この芸名は小倉百人一首の第33番:紀友則の『久方の 光長閑けき 春の日に 靜心無く 花の散るらむ(ひさかたの ひかりのどけき はるのひに しづこころなく はなのちるらむ)』から命名された。
略歴
[編集]宝塚少女歌劇団時代の主な出演
[編集]- 『鼠の引越』(1918年1月1日 - 1月20日、宝塚歌劇場(パラダイス劇場))
- 『風流延年舞』(1919年7月20日 - 8月31日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
- 『罰』(1920年3月20日 - 5月20日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
- 『守錢奴』『筑摩神事』(第一部)(1921年3月20日 - 5月20日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
- 『結婚嫌ひ』『番太鼓』(第二部)(1921年7月20日 - 8月31日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
- 『眠の女神』『邯鄲』『由良の莊忍ぶ草』(月組)(1921年9月20日 - 10月18日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
- 『萬壽の姫』『メツシナの花嫁』(花組)(1922年2月1日 - 2月25日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
- 『シヤクンタラ姫』『噂』(花組)(1922年5月1日 - 5月31日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
- 『邪宗門』(花組)(1922年8月1日 - 9月10日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
- 『竈姫』『奇蹟』『ジユリヤの結婚』(花組)(1922年11月1日 - 11月30日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
- 『親指姫』(花組)(1923年1月1日 - 1月20日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
- 『貞任の妻』(花組)(1923年4月11日 - 5月10日、宝塚新歌劇場(中劇場))
- 『川霧』『檢察官』(花組)(1923年7月10日 - 8月19日、宝塚新歌劇場(中劇場))
- 『マルチンの望』『松浦鏡』(花組)(1923年9月25日 - 10月24日、宝塚新歌劇場(中劇場))
- 『マルタ』(花組)(1924年1月1日 - 1月31日、宝塚新歌劇場(中劇場))
- 『中山寺緣起』『學生通辯』(花組)(1924年5月1日 - 5月21日、宝塚新歌劇場(中劇場))
- 『アミノオの功績』(月・花組)(1924年7月19日 - 9月2日、宝塚大劇場)
- 『鼎法師』『エミリーの嘆き』(花組)(1924年11月1日 - 11月30日、宝塚大劇場)
- 『マルフアの昇天』『阿含焔』(花組)(1925年2月1日 - 2月28日、宝塚大劇場)
- 『出陣』『陰雨』(花組)(1925年6月1日 - 6月30日、宝塚大劇場)
- 『俊寛の娘』『サン・ドミンゴの哀話』『白張の娘』(花組)(1925年9月1日 - 9月30日、宝塚大劇場)
- 『二つの扉』『守錢奴』(花組)(1925年12月1日 - 12月28日、宝塚大劇場)
- 『オフイリヤの死』(花組)(1926年3月1日 - 3月31日、宝塚大劇場)
- 『起居舞』『某の夜の定家』(花組)(1926年5月1日 - 5月31日、宝塚大劇場)
- 『鞍馬山』『セビラの理髪師』(花組)(1926年9月1日 - 9月30日、宝塚大劇場)
- 『死の舞踏』『小萩塚物語』『どちらが夢だ』(月組)(1926年12月1日 - 12月24日、宝塚大劇場)
- 『時計が鳴るまで』『慈光』(花組)(1927年3月1日 - 3月31日、宝塚大劇場)
- 『經正』『落窪姫』『品行診斷』(花組)(1927年6月1日 - 6月30日、宝塚大劇場)
出典
[編集]- ^ 『別冊1億人の昭和史 タカラヅカ 華麗な舞台とスターを育てた70年』、毎日新聞社、1981年
- ^ 『日本歌劇俳優写真名鑑』藤山宗利著、歌舞雑誌社、1920年、P138
- ^ a b 『歌劇と歌劇俳優』藤波楽斎著、文星社、1919年、P96
- ^ 『寶塚の歌劇少女』橋詰せみ郎著、新正堂書店、1923年12月5日、P59
- ^ 『別冊1億人の昭和史 タカラヅカ 華麗な舞台とスターを育てた70年』、毎日新聞社、1981年、P201最下段
- ^ 『宝塚スター物語』丸尾長顕著、實業之日本社、1949年5月15日、P53
- ^ 『別冊1億人の昭和史 タカラヅカ 華麗な舞台とスターを育てた70年』、毎日新聞社、1981年、P171最上段
- ^ 『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』宝塚歌劇団、2014年4月1日、7頁。