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綺咲愛里

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
きさき あいり
綺咲 愛里
生年月日 (1991-10-30) 1991年10月30日(33歳)
出身地 日本の旗 日本 兵庫県川西市
身長 163cm
血液型 A型
職業 女優
ジャンル 舞台
活動期間 2010年 -
活動内容 2010年:宝塚歌劇団入団、星組配属
2016年:星組トップ娘役就任
2019年:宝塚歌劇団退団
2020年:芸能活動再開
著名な家族 美里玲菜(妹)
事務所 ワンダーヴィレッジ
公式サイト 綺咲愛里オフィシャルサイト
主な作品
宝塚歌劇
オーム・シャンティ・オーム
THE SCARLET PIMPERNEL
Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀
霧深きエルベのほとり
舞台
ポーの一族
王家の紋章
Endless SHOCK
東京ラブストーリー
備考
宝塚歌劇団卒業生
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綺咲 愛里(きさき あいり、1991年[1]10月30日[2] - )は、日本女優。元宝塚歌劇団星組トップ娘役[2]

兵庫県川西市[3]県立宝塚北高等学校出身[3]。身長163cm[1]。血液型A型[1]。愛称は「あーちゃん」[3]

所属事務所はワンダーヴィレッジ[2]

来歴

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2008年、宝塚音楽学校入学[2]

2010年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に96期生として入団[4][5]。入団時の成績は17番[4]月組公演「THE SCARLET PIMPERNEL」で初舞台[4][6]。その後、星組に配属[4]

2014年の「The Lost Glory」で新人公演初ヒロイン[5]。その後も3作連続で新人公演ヒロインを務める[7]

2015年の「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(赤坂ACTシアター・ドラマシティ公演)で、東上公演初ヒロイン[8]

2016年11月21日付で星組トップ娘役に就任[7][6]紅ゆずるの相手役として、翌年の「THE SCARLET PIMPERNEL」でトップコンビ大劇場お披露目[5]。同公演は自身の初舞台作品の再演ともなった。

2019年10月13日、「GOD OF STARS/エクレール ブリアン」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を紅と同時退団[9]

退団後はワンダーヴィレッジ所属となり、舞台を中心に活動を続けている[2]

人物

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母は保育士で、幼稚園の頃からピアノとバレエを習い始める[10]

地元の中学校へ進学し、合唱コンクールでは3年間ピアノの伴奏を担当していた[10]。3年になり進路を決める時期に、担任の教師から演劇科のある高校を勧められ、公立高校の演劇科に進学[10]。学校は駅から遠かったが、演劇科は体作りのためバス通学禁止で、始発で登校し、発声などクラス全員で団結して頑張っていた[10]。体育祭の応援合戦ではアクロバティックなダンスで1位をとる[10]

その頃、課外授業で初めて生の演劇を観る[10]。同じ頃、ピアノの先生から音楽学校の受験を勧められる[10]。それまで宝塚に全く興味が無かったが、どうせ受かるわけないし…と、母とダメ元で願書を提出[10]。その後になって、宙組公演「黎明の風/Passion 愛の旅」で宝塚を初観劇する[10]

春休み中もレッスンに明け暮れるクラスメイトに3日だけ休むことを伝え、こっそりと音楽学校の受験に臨む[10]。受験会場へ向かう電車の中ではクラスメイトと顔を合わせそうになり、慌てて気配を消す[10]。一次試験はあまりの次元の違いに衝撃を受け、二次試験はとにかく周りの生徒の見よう見まねでついていった[10]

合格発表当日、TVに映るということを知らなかったため、母と前列に居てしまい、その日の夕方のニュースで報道されてしまう[10]。結果、同級生から連絡の嵐を受ける羽目に[10]。その時点でもまだ宝塚に関して知識が乏しく、音楽学校と高校生活を両立できるものと思いこんでいた[10]

実妹も元タカラジェンヌの美里玲菜である[11]

宝塚歌劇団時代の主な舞台

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初舞台

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星組時代

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星組トップ娘役時代

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出演イベント

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  • 2011年1 - 2月、『DREAM TRAIL〜宝塚伝説〜』[注釈 1][13]
  • 2011年7月、轟悠ディナーショー『Rendez-Vous〜今宵きみと〜』
  • 2012年12月、タカラヅカスペシャル2012『ザ・スターズ!〜プレ・プレ・センテニアル〜』[注釈 2]
  • 2014年12月、タカラヅカスペシャル2014『Thank you for 100 years』
  • 2015年12月、タカラヅカスペシャル2015『New Century,Next Dream』
  • 2016年12月、タカラヅカスペシャル2016『Music Succession to Next』
  • 2017年10月、第54回『宝塚舞踊会』[14]
  • 2018年12月、タカラヅカスペシャル2018『Say!Hey!Show Up!!』
  • 2019年8月、綺咲愛里ミュージック・サロン『My Melody』 主演[15]

宝塚歌劇団退団後の主な活動

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舞台

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広告・CM

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写真集

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受賞歴

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脚注

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注釈

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  1. ^ 外部出演。
  2. ^ コーラス。
  3. ^ 帝国劇場は中村麗乃とWキャスト。

出典

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  1. ^ a b c AIRI KISAKI Wonder Village。
  2. ^ a b c d e f 公式プロフィール 綺咲愛里オフィシャルサイト。
  3. ^ a b c 『宝塚おとめ 2019年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2019年、108頁。ISBN 978-4-86649-089-2
  4. ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 122.
  5. ^ a b c d 娘役10年 覚悟を持って後任舞空へ継承/綺咲愛里 日刊スポーツ。
  6. ^ a b c 宝塚歌劇星組の次期トップスターに紅ゆずる、次期トップ娘役に綺咲愛里 ステージナタリー。
  7. ^ a b c 有言実行「全力宣言」星組新トップ相手役/綺咲愛里 日刊スポーツ。
  8. ^ a b c d e フェアリーインタビュー 星組 綺咲愛里 ウィズたからづか。
  9. ^ a b 紅ゆずる、17年間の宝塚人生に別れ サンスポ。
  10. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『波瀾爆笑!? 我が人生 綺咲愛里/宝塚GRAPH 2016年12月号』 宝塚クリエイティブアーツ、98-100頁。
  11. ^ 『宝塚おとめ2019年度版/母娘・姉妹ジェンヌ一覧』宝塚クリエイティブアーツ、2019年、97頁。ISBN 978-4-86649-089-2
  12. ^ 星組公演ミュージカル『太陽王〜ル・ロワ・ソレイユ〜』公演レポート 宝塚ジャーナル。
  13. ^ 再び巡りあうひととき『DREAM TRAIL〜宝塚伝説〜』 宝塚ジャーナル。
  14. ^ 第54回「宝塚舞踊会」('17年・宝塚) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  15. ^ 綺咲愛里ミュージック・サロン「My Melody」('19年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  16. ^ 明日海りお主演「ポーの一族」小西遼生、中村橋之助ら全キャスト解禁 ステージナタリー。
  17. ^ 「王家の紋章」に大貫勇輔・朝夏まなと・植原卓也ら、新妻聖子はアイシスに ステージナタリー。
  18. ^ 佐藤アツヒロ、オリジナル作品の演出に初挑戦 谷佳樹、松島庄汰、綺咲愛里、吉本実憂が出演 舞台『告白』上演決定 メディアスパイス。
  19. ^ 新キャストを迎えて堂本光一が贈る最大限のパフォーマンス!『Endless SHOCK-Eternal-』製作発表会見レポート! 演劇キック。
  20. ^ ふぉ~ゆ~×梅棒がホストに変身!ノンバーバルなダンスパフォーマンス披露 ステージナタリー。
  21. ^ 柿澤勇人,笹本玲奈,廣瀬友祐,夢咲ねね/濱田龍臣,唯月ふうか,増子敦貴,熊谷彩春 出演 今冬11月 ミュージカル『東京ラブストーリー』2チーム制で! シアターテイメントNEWS。
  22. ^ 薮宏太が13年ぶりに“恋するジョージ”に、ミュージカル「シー・ラヴズ・ミー」 ステージナタリー。
  23. ^ ミュージカル「ラグタイム」全キャスト決定、大阪・愛知公演の開催も ステージナタリー。
  24. ^ “浜中文一・室龍太主演「わが街、道頓堀」大阪松竹座で上演、共演に綺咲愛里”. ステージナタリー (ナターシャ). (2023年8月18日). https://natalie.mu/stage/news/537268 2023年8月18日閲覧。 
  25. ^ 「Endless SHOCK」今年で終幕、堂本光一が思い語る「とにかく命を燃やしてきた」 ステージナタリー。
  26. ^ トラベルコ、新CMを2024年1月9日(火)より放映開始 俳優の綺咲愛里さんが踊って歌う「最安値はトラベルコ」に注目!” (PDF). トラベルコ. オープンドア (2024年1月9日). 2024年1月24日閲覧。
  27. ^ 綺咲愛里の写真集が10月13日に発売、宝塚同期の花乃まりあ・咲妃みゆとの鼎談も ステージナタリー。
  28. ^ 『2015年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2016年、85頁。ISBN 978-4-908135-68-2
  29. ^ 『2017年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2018年、87頁。ISBN 978-4-86649-050-2
  30. ^ 『2019年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2020年、89頁。ISBN 978-4-86649-126-4

参考文献

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  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3 
  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0 

外部リンク

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