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京阪神や[[山陽地方]]と[[山陰地方]]を結ぶ[[陰陽連絡路線#鉄道|陰陽連絡列車]]として、大阪駅発着の特急「はまかぜ」に加え、[[智頭急行智頭線|智頭急行線]]を経由する京都駅発着の特急「[[はくと (列車)|スーパーはくと]]」、岡山駅発着の「[[いなば (列車)|スーパーいなば]]」、[[伯備線]]を経由する岡山駅発着の特急「[[やくも (列車)|やくも]]」、[[山口線]]を経由する[[新山口駅]]発着の特急「[[おき (列車)|スーパーおき]]」を運行している。[[山陰本線]]内の列車としては[[鳥取駅]] - [[米子駅]]・[[益田駅]]間に特急「[[まつかぜ (列車)|スーパーまつかぜ]]」を運行している。
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JR他社間では、[[東海旅客鉄道|JR東海]]エリアとの列車として、金沢駅 - [[名古屋駅]]間に特急「[[しらさぎ (列車)|しらさぎ]]」、大阪駅 - [[高山駅]]間に特急「[[ひだ (列車)|ひだ]]」、[[紀伊勝浦駅]] - 名古屋駅間に特急「[[南紀 (列車)|南紀]]」、[[四国旅客鉄道|JR四国]]エリアとの列車として、岡山駅 - [[松山駅 (愛媛県)|松山駅]]間に特急「[[しおかぜ (列車)|しおかぜ]]」、岡山駅 - [[中村駅]]間に特急「[[南風 (列車)|南風]]」、岡山駅 - [[徳島駅]]間に特急「[[うずしお (列車)|うずしお]]」、[[夜行列車]]としてはJR東日本エリアからJR東海エリア、自社エリアを経由してJR四国エリアを結ぶ、[[東京駅]] - [[高松駅 (香川県)|高松駅]]間の[[寝台列車|寝台特急]]「[[瀬戸 (列車)|サンライズ瀬戸]]」、JR東日本からJR東海エリアを経て自社エリアの山陰地方を結ぶ東京駅 - [[出雲市駅]]間の寝台特急「[[サンライズ出雲]]」がそれぞれ運行されている。
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==== 地域輸送 ====
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** [[はやぶさ (列車)|はやぶさ]](JR九州)
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2021年1月17日 (日) 01:37時点における版

西日本旅客鉄道株式会社
West Japan Railway Company
JR西日本本社ビル(大阪市北区)
種類 株式会社
機関設計 監査役設置会社
市場情報
略称 JR西日本、JR西、JR-West、JR-W
本社所在地 日本の旗 日本
530-8341
大阪府大阪市北区芝田二丁目4番24号[1]
北緯34度42分26.8秒 東経135度29分42.4秒 / 北緯34.707444度 東経135.495111度 / 34.707444; 135.495111座標: 北緯34度42分26.8秒 東経135度29分42.4秒 / 北緯34.707444度 東経135.495111度 / 34.707444; 135.495111
設立 1987年(昭和62年)4月1日
業種 陸運業
法人番号 1120001059675 ウィキデータを編集
事業内容 旅客鉄道事業
流通業
不動産業
代表者 長谷川一明代表取締役社長[1]執行役員
資本金 1000億円
(2020年3月31日現在[2]
発行済株式総数 1億9133万4500株
(2020年3月31日現在[2]
売上高 連結:1兆5082億100万円
単独:9619億400万円
(2020年3月期[2]
営業利益 連結:1606億2800万円
単独:1197億3800万円
(2020年3月期[2]
純利益 連結:938億2800万円
単独:735億9600万円
(2020年3月期[2]
純資産 連結:1兆2231億600万円
単独:8239億6600万円
(2020年3月31日現在[2]
総資産 連結:3兆2752億5700万円
単独:2兆7939億9100万円
(2020年3月31日現在[2]
従業員数 連結:4万8323人 単独:2万4439人
(2020年3月31日現在[2]
決算期 3月31日
会計監査人 EY新日本有限責任監査法人
主要株主 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 7.13%
日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口) 4.52%
三井住友銀行 3.34%
三菱UFJ銀行 3.29%
日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口7) 2.15%
日本生命保険 2.09%
STATE STREET BANK WEST CLIENT-TREATY 505234(常任代理人 みずほ銀行決済営業部) 1.99%
日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口5)1.90%
JR西日本社員持株会 1.73%
三井住友信託銀行 1.67%
(2020年3月31日現在[2]
主要子会社 嵯峨野観光鉄道
西日本ジェイアールバス
中国ジェイアールバス
JR西日本宮島フェリー
ジェイアール西日本伊勢丹
ジェイアール西日本デイリーサービスネット
JR西日本不動産開発
JR西日本レンタカー&リース
西日本電気テック
日本旅行 (Tis)
関係する人物 村井勉(初代会長)
角田達郎(初代社長)
井手正敬(元社長・会長)
垣内剛(元社長)
歴代会長・社長の節も参照
外部リンク https://www.westjr.co.jp/
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西日本旅客鉄道株式会社[注 1](にしにほんりょかくてつどう、: West Japan Railway Company)は、西日本を中心として旅客鉄道等を運営する日本鉄道事業者1987年4月1日に、国鉄分割民営化に伴い日本国有鉄道(国鉄)の大阪・天王寺・福知山・岡山・米子・広島・金沢の各鉄道管理局および新幹線総局(山陽新幹線)・九州総局(新幹線部門)から鉄道事業および船舶事業を引き継いで発足したJRグループの旅客鉄道会社の一つ。通称はJR西日本(ジェイアールにしにほん)、英語略称はJR West[注 2]コーポレートカラー色。グループ会社を含めて非鉄道事業として小売業不動産開発、ホテル事業、建設工事業なども展開している[3]

本社は大阪府大阪市北区東証名証第一部、福証上場企業。

北陸3県近畿地方中国地方を中心に2府16県[3]鉄道路線網を持つ。災害対策基本法における指定公共機関である。グループの非鉄道事業では、瀬戸内海フェリー旅客船を運航している[注 3]ほか、鉄道営業エリア外の首都圏へも進出している[5]

なお、本会社は同じく「西日本」から始まる社名を持つ鉄道会社で、福岡県を拠点とする大手私鉄西日本鉄道(西鉄)とは一切無関係である[注 4]

概況

営業概要

鉄道の営業エリアは山陽新幹線北陸新幹線上越妙高駅 - 金沢駅間および、北陸3県、近畿地方、中国地方の大部分と信越地方福岡県の一部の在来線であり、総営業キロ数は5,007.1 km[6][注 5][注 6]、駅数は1,174駅[1]、社員数26,500人(JR西日本単体)[1]と日本の鉄道事業者では東日本旅客鉄道(JR東日本)に次いでそれぞれ多い。

経営環境と経営戦略

JR西日本は自社の鉄道路線網を新幹線近畿地方在来線アーバンネットワーク)、北陸地方や中国地方など近畿圏以外の在来線の3つに大別している[3]

近畿圏のうち、日本の三大都市圏の一つに位置づけられる京阪神地区の輸送では、「私鉄王国」と称されるように近畿日本鉄道阪急電鉄阪神電気鉄道山陽電気鉄道南海電気鉄道京阪電気鉄道など多くの私鉄が存在し、JR西日本はこれら私鉄各社と競合関係にある一方で、利用距離や目的地によって棲み分けがなされ、振替輸送フリーきっぷなどの発売、私鉄各社でのICOCA・ICOCA定期券の発売などで協調関係にある。山陽新幹線における都市間輸送では航空機と競合関係にある。山手線を中心に莫大な数の通勤・通学客が利用する首都圏の在来線ネットワークを持つJR東日本や、日本の大動脈かつドル箱路線である東海道新幹線を擁する東海旅客鉄道(JR東海)と比較すると、京阪神地区以外の近畿地方や中国・北陸地方には赤字ローカル線を多数抱え、京阪神地区は強力な私鉄路線が並行し、山陽新幹線は東海道新幹線の半分ほどの需要しかないことから、本州3社の中では経営基盤は比較的弱いとされているが[7][8]北海道旅客鉄道(JR北海道)、四国旅客鉄道(JR四国)、九州旅客鉄道(JR九州)のいわゆる「3島会社」と比較すると経営は安定している。

JR西日本では、その発足直後から京阪神地区近郊路線を「アーバンネットワーク」と称して221系電車などの近郊車両の導入、東海道山陽本線琵琶湖線JR京都線JR神戸線)の複々線を最大限に利用した在来線列車の増発やスピードアップ、特に看板列車である新快速の運行拡大などに取り組み、沿線開発が活発であったエリアに重点的に投資を行うことで収益力を強化してきた。また「三都物語」キャンペーンを実施し、沿線ブランドの形成を図ってきた[注 7]

現状では、利用状況と収益性の観点から山陽新幹線や北陸本線特急と京阪神近郊の路線を中心に設備投資しており、京阪神地区の路線と地方路線ではかなり差別化している(「車両」の節を参照)。広島地区(広島シティネットワーク)では2015年に山陽本線などに227系電車が投入されるまで、JR発足から約30年間新車が投入されず、岡山地区などその他の中国地方では未だに国鉄時代からの車両が大半を占めている。また、京阪神地区であっても、直接的な競合路線のない大阪環状線に関しては、2013年に「大阪環状線改造プロジェクト」が開始されるまで、新車導入や駅への設備投資がJR神戸線やJR京都線などと比べるとかなり遅れることとなった。

2008年から2012年にかけての中期経営計画[9] においては、「持続的発展に向けた事業戦略の推進」として「山陽新幹線の輸送サービス」と「京阪神エリアにおける線区価値の向上」を重点分野として明確に打ち出す一方、10年から15年後を見据えた「長期的視点からの経営構想の構築」におけるローカル線にかかる取り組みとして「ローカル線の設備、システムのダウンサイジング」や「〈バス、デュアル・モード・ビークル (DMV) 等への輸送モードの転換も含めた〉地域にとって最適な形の輸送サービスの提供」を経営の方向性として打ち出している。2020年8月24日には、北陸地区にある140駅のうち無人駅を2030年度にかけて114へ増やす計画を2020年8月24日に発表した[10]

赤字ローカル線への対応策は2010年4月5日の定例会見で、当時の社長の佐々木隆之が「大変重要な経営問題」との見解を示しており、同時に「赤字ローカル線の一部を廃止し、バスに転換する方向で検討」と発表している[11]2018年には広島県から島根県をかけて走る三江線 (108.1km) が廃止となった。JR発足後、路線距離が100kmを超える鉄道路線の全線廃止は本州では初の事例となった。

JR西日本は保線要員の不足という課題を抱えており、1日あたりの作業時間を増やして休日を確保しやすくするため、2021年春のダイヤ改正大阪環状線など近畿圏で終電発着時刻を繰り上げ、列車運行本数を50本減らすことを計画している[12]

バスについては、ソフトバンクグループなどと連携して、自動運転BRTの開発に取り組む計画を表明している[13]

主力である鉄道や同じ旅客輸送であるバス・船舶事業に加えて、大阪駅大阪ステーションシティを始めとする大都市圏での駅ビルを含む商業施設運営や小売業・飲食業、観光・ホテル、不動産開発、ベンチャーキャピタルなどを営む多くのグループ企業を擁しており[14]、経営指針として鉄道事業を基幹に非鉄道事業の強化を目指している[15][16]。また、地方路線の沿線地域振興を目指し、魚介類の養殖や販売などの第一次産業にも参入している[17]

また、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、テレワークワーケーションなどによる地方への移住に注目し、東京都千代田区に本社を置く不動産ベンチャー企業の「アドレス」と長崎市に本社を置く不動産ベンチャー企業「Kabuk Style」と提携し、移動手段となる同社エリアの新幹線利用を含む乗車券や駅レンタカーの利用料金をセットにした定住サブスクリプションサービス「JR西日本×住まいサブスク」サービスの実証実験を開始している[18]

鉄道運行面

広域輸送

都市間広域輸送は主に山陽新幹線と北陸新幹線が担っており、在来線特急列車と京阪神地区での新快速ないし各種快速列車がそれを補完するような形態となっている。

山陽新幹線

山陽新幹線では「のぞみ」「ひかり」「こだま」が新大阪駅新神戸駅岡山駅広島駅小倉駅博多駅の各都市間の輸送を担っており、「のぞみ」を中心に東海道新幹線への直通運転も行っている。また、一部の列車は博多南線へ乗り入れている。

加えて、新大阪駅と九州新幹線鹿児島中央駅との間で直通運転も行っている。列車の種類が東海道新幹線と比べて多く、速達タイプの「のぞみ」「みずほ」、準速達タイプの「ひかり」「さくら」、各駅停車の「こだま」が運行されている。

直通運転を行う列車については、乗務員(運転士車掌)の交代は主に新大阪駅、博多駅で行う。

北陸新幹線

北陸新幹線では、速達タイプの「かがやき」、準速達タイプの「はくたか」、富山駅 - 金沢駅間の区間列車である「つるぎ」が運行されている。

なお、乗務員(運転士と車掌、金沢新幹線列車区が担当)は、北陸新幹線のうちJR東日本の管轄区間である長野駅まで越境乗務している。

在来線特急列車

大阪駅京都駅を中心として都市間輸送を行っている。大阪駅 - 金沢駅間では特急「サンダーバード」を運行している。北近畿方面には京都駅からは特急「はしだて」「まいづる」「きのさき」、大阪駅からは特急「こうのとり」「はまかぜ」を運行している。京都駅発着の関西空港南紀方面の特急「はるか」「くろしお」については、梅田貨物線を経由するルートを採っているため、大阪駅には発着せず、途中で大阪環状線に入って天王寺駅へ入る。

京阪神や山陽地方山陰地方を結ぶ陰陽連絡列車として、大阪駅発着の特急「はまかぜ」に加え、智頭急行線を経由する京都駅発着の特急「スーパーはくと」、岡山駅発着の「スーパーいなば」、伯備線を経由する岡山駅発着の特急「やくも」、山口線を経由する新山口駅発着の特急「スーパーおき」を運行している。山陰本線内の列車としては鳥取駅 - 米子駅益田駅間に特急「スーパーまつかぜ」を運行している。

JR他社間では、JR東海エリアとの列車として、金沢駅 - 名古屋駅間に特急「しらさぎ」、大阪駅 - 高山駅間に特急「ひだ」、紀伊勝浦駅 - 名古屋駅間に特急「南紀」、JR四国エリアとの列車として、岡山駅 - 松山駅間に特急「しおかぜ」、岡山駅 - 中村駅間に特急「南風」、岡山駅 - 徳島駅間に特急「うずしお」、夜行列車としてはJR東日本エリアからJR東海エリア、自社エリアを経由してJR四国エリアを結ぶ、東京駅 - 高松駅間の寝台特急サンライズ瀬戸」、JR東日本からJR東海エリアを経て自社エリアの山陰地方を結ぶ東京駅 - 出雲市駅間の寝台特急「サンライズ出雲」がそれぞれ運行されている。

地域輸送

JR西日本の発足後、京阪神エリア(アーバンネットワーク)を中心にした体系に改められており、普通列車もそれに準じて運行されている。

京阪神地区の東海道・山陽本線では草津駅 - 西明石駅間の複々線を最大限に利用して新快速快速普通列車が増発・運行されている。新快速については網干駅播州赤穂駅発着の列車は姫路駅までが各駅停車、快速についても複々線の西明石駅 - 京都駅(朝ラッシュ時以外は西明石駅 - 高槻駅)間を除いた区間が各駅停車となり、これらの各駅停車区間は普通列車として運行されている。また、天王寺駅からの関西国際空港アクセス列車として「関空快速」、都市間輸送においての快速では、奈良方面発着は「大和路快速」、和歌山方面発着列車は「紀州路快速」が運行され、さらに福知山線の快速列車として「丹波路快速」が、奈良線の快速列車として「みやこ路快速」が運行されている。

京阪神地区以外では、広島市岡山市松江市米子市金沢市下関市といった主要都市近郊区間で普通列車を中心に運行している。

主な事故や災害、不祥事

重大死傷事故

阪神・淡路大震災の被害

1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災では大きな被害を受けた。

在来線では本線上で列車が8本脱線したほか、東海道本線JR神戸線六甲道駅を中心に高架橋や柱に大きな被害を受け、新長田駅付近の盛土が崩壊して駅設備が壊滅した。新幹線では、始発列車の前に地震が発生したため脱線などの被害はなかったが、橋脚が大きく損壊したり、高架橋が崩落したりするなど大きな被害を受けた。

在来線は同年4月1日に、山陽新幹線は同年4月8日に全線復旧した。

東日本大震災の影響

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震東日本大震災)によって車両部品の調達にめどが立たず、列車の運転に影響が出た。電車の電動機(モーター)に使用している車両部品を製造するメーカーが被災して製造の見通しが立たず、最終加工工場も福島第一原子力発電所の避難区域内に位置しているため操業することができない事態が生じた。部品の調達ができず、使用できない車両が早くても2011年4月下旬に発生する恐れがあることから、2011年4月から間引き運転を実施すると発表した[19]

2011年4月2日から特急列車への増結中止および臨時列車の運転も取り止められ、金沢・和歌山・福知山・岡山・広島エリアでは普通列車の運転が一部取り止められた[20]。その後、部品調達の見通しが立ったことから4月8日から通常ダイヤに戻し、京阪神地区での間引き運転は見送られることになった[21]

労働災害

2013年8月、尼崎労働基準監督署は、最長で月254時間残業し、2012年10月に過労自殺した社員の男性について労災を認定した。なお、2013年10月に遺族がJR西日本に対し1億9千万円の損害賠償を求め、大阪地方裁判所に提訴している[22]

新幹線の台車亀裂問題

2017年12月11日、山陽新幹線と東海道新幹線を通しで運行していたJR西日本所有車両による「のぞみ34号」の台車に亀裂が生じていることが名古屋駅で発見されるという重大インシデントが発生した[23]。その後の一年間でJR西日本が実施・表明した安全向上策として、新幹線の安全運行を担う「走行管理班」を復活させ、保守・検査部門を拡充した[24]。さらに振動などから異常を検知する装置の新幹線車両への取り付けを進めるとした[25]

平成30年7月豪雨の影響

2018年7月5日から8日にかけての平成30年7月豪雨により、中国地方を中心に多くの路線が被災した。最後まで復旧工事が行われていた芸備線中三田駅 - 狩留家駅間が2019年10月23日に運転を再開し、被災路線全てが復旧した[26][27][28]

本社・支社等

西日本旅客鉄道の位置(日本内)
金沢
金沢
西日本旅客鉄道
西日本旅客鉄道
西日本旅客鉄道
西日本旅客鉄道
西日本旅客鉄道
岡山
岡山
米子
米子
広島
広島
西日本旅客鉄道
福岡
福岡
西日本旅客鉄道
東京本部
東京本部
JR西日本  本社  近畿統括本部  その他の支社

名称・所在地は公式サイトによる[29]

本社

2006年6月22日まで山陽新幹線は並行する在来線と同じ支社に属していたが、同年6月23日付で広島新幹線運転所の検修部門と岡山新幹線運転所を、博多総合車両所所属とする組織変更が実施された。

2007年7月1日付で、新幹線の現業機関を統括する組織として新幹線管理本部を新設した。これまで各支社に分散していた車両管理や施設保守など駅業務を除く新幹線関係の業務を一元管理するとともに、新幹線固有の技術力の維持向上を図るのが狙い。これに伴い、福岡支社は同管理本部の地方機関と位置付けられ、山陽新幹線小倉駅および博多駅の運転や設備管理、サービスなど駅業務全般を行うほか、九州エリアにおける同社の対外的な窓口としての機能も担う。

さらに2018年6月1日付で、本社鉄道本部の各部署の新幹線部門を統合した上で新幹線管理本部を組み込み、本社鉄道本部の内部組織である新幹線鉄道事業本部へと改組した[30]

近畿統括本部

京都・大阪・神戸の3つの支社が2010年12月に統合されて発足。

その他の支社・支店

建設工事機関

  • 大阪工事事務所
  • 大阪電気工事事務所

研修施設

付属医療機関

  • 大阪鉄道病院
    • 所在地:大阪府大阪市阿倍野区松崎町一丁目2-22
  • 大阪保健管理部
  • JR広島病院
    • 所在地:広島県広島市東区二葉の里三丁目1-36
  • 岡山検診センター
  • 米子検診センター

展示施設

在外事務所

安全研究所

JR福知山線脱線事故を教訓に設立した同社の研究機関で、大阪支社庁舎内に研究所がある。ヒューマンファクターの視点を中心に、社内での様々な事故やトラブルの背景要因を分析し、安全の確保を一層の強化を図る目的により、2006年6月23日に設立した。人的ミスの要因や人間の心理に迫る「ヒューマンファクター研究室」、安全対策への評価手法や安全管理体制を研究する「安全マネジメント研究室」、ハードウエア面での改善を研究する「保安システム研究室」を開設し、大学や鉄道総合技術研究所(鉄道総研)など社外の研究機関、同業他社との連携により研究を行っている。

その研究成果は社外からも注目されており、社内用の教材の冊子が他社でも採用されたほか[31]、マスコミでも度々取り上げられている。

駅業務

駅業務は、他のJR各社と同様に直営駅管理駅被管理駅)と小規模駅を中心に業務委託・簡易委託とに分かれており、JR西日本では、業務委託駅と一部の簡易委託駅は子会社の株式会社JR西日本交通サービスや株式会社JR西日本メンテック(他にも、JR西日本金沢メンテック〈以下「金沢」を置き換え〉・福知山米子岡山広島福岡各社がある)に委託されている。また、地方自治体を通じて旧国鉄職員などに簡易委託されている駅もある。この場合、京阪神エリアと地方の一部の小規模駅にもマルス端末が設置され、直営駅同様にきっぷが購入できるようになっているが、払戻しやJR西日本インターネット予約「e5489」やJR東海・西日本エクスプレス予約きっぷの受け取りに制限がある駅もある。これとは別に地方の小規模駅を中心にマルス端末が未設置の駅もあり、この場合乗車券類はPOS端末による発券を行い、指定席を伴うきっぷについては、大阪指定席計画(指定席管理箇所)から中継発券を行い料金補充券にて手書き発券を行っている。また、今後、団塊世代の大量退職が懸念されることから、直営駅を中心に窓口・改札・案内業務の契約社員化やみどりの窓口営業時間の短縮、一部の駅では昼間時間帯を中心に窓口を一時休止または廃止し、代替処置として一時休止駅を中心に指定席券売機「みどりの券売機」の設置、みどりの窓口廃止駅には「みどりの券売機プラス」を導入して人件費を抑制している。

その他

かつては、事業地域外の東京都内や愛知県名古屋市内のオフィスビルなどにも自社の営業窓口「TiS」が存在したが、グループの旅行会社である日本旅行に移管された。

歴代会長・社長

歴代の西日本旅客鉄道会長
代数 氏名 在任期間 出身校
初代 村井勉 1987年 - 1992年 東京商科大学(現・一橋大学
第2代 角田達郎 1992年 - 1997年 東京大学
第3代 井手正敬 1997年 - 2003年 東京大学経済学部
第4代 南谷昌二郎 2003年 - 2006年 東京大学経済学部
第5代 倉内憲孝 2006年 - 2012年 東京大学工学部
第6代 佐々木隆之 2012年 - 2016年 一橋大学経済学部
第7代 真鍋精志 2016年 - 東京大学法学部
歴代の西日本旅客鉄道社長
代数 氏名 在任期間 出身校
初代 角田達郎 1987年 - 1992年 東京大学
第2代 井手正敬 1992年 - 1997年 東京大学経済学部
第3代 南谷昌二郎 1997年 - 2003年 東京大学経済学部
第4代 垣内剛 2003年 - 2006年 東京大学法学部
第5代 山崎正夫 2006年 - 2009年 東京大学工学部
第6代 佐々木隆之 2009年 - 2012年 一橋大学経済学部
第7代 真鍋精志 2012年 - 2016年 東京大学法学部
第8代 来島達夫[32][33] 2016年 - 2019年 九州大学法学部
第9代 長谷川一明 2019年 - 東京大学法学部

歴史

1980年代

1990年代

2000年代

2010年代

2020年代以降

今後の予定

路線

アーバンネットワーク路線図

ラインカラー及び路線記号は「日本の鉄道ラインカラー一覧」を参照。

現有路線

分類 路線名 区間 営業キロ 愛称・通称 備考
新幹線 山陽新幹線 新大阪駅 - 博多駅 644.0 km 東海道・山陽新幹線
山陽・九州新幹線
新大阪駅はJR東海の管轄
実キロは 553.7 km
北陸新幹線 上越妙高駅 - 金沢駅 168.6 km 高崎駅 - 上越妙高駅間はJR東日本の管轄
鉄道施設は鉄道・運輸機構が保有
幹線 北陸本線 米原駅 - 金沢駅 176.6 km 琵琶湖線(米原駅 - 長浜駅  
東海道本線 米原駅 - 神戸駅 143.6 km 琵琶湖線(米原駅 - 京都駅)
JR京都線(京都駅 - 大阪駅)
JR神戸線(大阪駅 - 神戸駅)
JR宝塚線(大阪駅 - 尼崎駅)
東京駅 - 熱海駅間はJR東日本の管轄
熱海駅 - 米原駅間はJR東海の管轄
吹田貨物ターミナル駅[6] - 尼崎駅 [6] 12.2 km 北方貨物線 貨物支線(旅客営業なし)
新大阪駅 - 福島駅 - 梅田貨物線 貨物支線(旅客営業なし)
湖西線 山科駅 - 近江塩津駅 74.1 km    
山陰本線 京都駅 - 幡生駅 673.8 km 嵯峨野線(京都駅 - 園部駅  
長門市駅 - 仙崎駅 2.2 km 仙崎線  
トロッコ嵯峨駅 - トロッコ亀岡駅 7.3 km   嵯峨野観光鉄道が第二種鉄道事業者
JR西日本は第一種鉄道事業者
草津線 柘植駅 - 草津駅 36.7 km    
奈良線 木津駅 - 京都駅 34.7 km    
大阪環状線 天王寺駅 - 大阪駅 - 新今宮駅 20.7 km 大阪環状線(正式名と同じ) 区間については脚注参照[注 5]
桜島線 西九条駅 - 桜島駅 4.1 km JRゆめ咲線  
福知山線 尼崎駅 - 福知山駅 106.5 km JR宝塚線(尼崎駅 - 篠山口駅  
関西本線 亀山駅 - JR難波駅 115.0 km 大和路線加茂駅 - JR難波駅) 名古屋駅 - 亀山駅間はJR東海の管轄
片町線 木津駅 - 京橋駅 44.8 km 学研都市線  
神崎川信号場 - 吹田貨物ターミナル駅 3.7 km 城東貨物線 旅客営業なし
正覚寺信号場 - 平野駅 1.5 km 旅客営業なし
JR東西線 京橋駅 - 尼崎駅 12.5 km JR東西線(正式名と同じ) JR西日本が第二種鉄道事業者
関西高速鉄道第三種鉄道事業者
おおさか東線 新大阪駅 - 鴫野駅 9.4 km おおさか東線(正式名と同じ) JR西日本が第二種鉄道事業者
大阪外環状鉄道が第三種鉄道事業者
新大阪駅からさらに梅田貨物線 北梅田駅(仮称)まで直通予定
区間については脚注参照[注 10]
放出駅 - 久宝寺駅 9.2 km
関西空港線 日根野駅 - 関西空港駅 11.1 km   りんくうタウン駅 - 関西空港駅間 6.9 km は第一種鉄道事業者なし
同区間はJR西日本が第二種鉄道事業者
同区間は新関西国際空港が第三種鉄道事業者
阪和線 天王寺駅 - 和歌山駅 61.3 km 阪和線(正式名と同じ)  
鳳駅 - 東羽衣駅 1.7 km 羽衣線  
紀勢本線 新宮駅 - 和歌山市駅 204.0 km きのくに線(新宮駅 - 和歌山駅) 亀山駅 - 新宮駅間はJR東海の管轄
山陽本線 神戸駅 - 下関駅 528.1 km JR神戸線(神戸駅 - 姫路駅) 下関駅 - 門司駅間はJR九州の管轄
兵庫駅 - 和田岬駅 2.7 km 和田岬線  
宇野線 岡山駅 - 宇野駅 32.8 km 瀬戸大橋線(岡山駅 - 茶屋町駅)
宇野みなと線(岡山駅 - 宇野駅)
 
本四備讃線 茶屋町駅 - 児島駅 12.9 km 瀬戸大橋線 児島駅 - 宇多津駅間はJR四国の管轄
伯備線 倉敷駅 - 伯耆大山駅 138.4 km    
呉線 三原駅 - 海田市駅 87.0 km 瀬戸内さざなみ線(三原駅 - 広駅  
宇部線 新山口駅 - 宇部駅 33.2 km    
美祢線 厚狭駅 - 長門市駅 46.0 km    
博多南線 博多駅 - 博多南駅 8.5 km   実質的には新幹線路線[注 11]
地方交通線 小浜線 敦賀駅 - 東舞鶴駅 84.3 km    
越美北線 越前花堂駅 - 九頭竜湖駅 52.5 km 九頭竜線  
七尾線 津幡駅 - 和倉温泉駅 59.5 km   七尾駅 - 和倉温泉駅間はのと鉄道が第二種鉄道事業者
和倉温泉駅 - 穴水駅 28.0 km   のと鉄道が第二種鉄道事業者
JR西日本は第三種鉄道事業者
城端線 高岡駅 - 城端駅 29.9 km    
氷見線 高岡駅 - 氷見駅 16.5 km    
高山本線 猪谷駅 - 富山駅 36.6 km   岐阜駅 - 猪谷駅間はJR東海の管轄
大糸線 南小谷駅 - 糸魚川駅 35.3 km 北アルプス線 松本駅 - 南小谷駅間はJR東日本の管轄
桜井線 奈良駅 - 高田駅 29.4 km 万葉まほろば線  
和歌山線 王寺駅 - 和歌山駅 87.5 km    
加古川線 加古川駅 - 谷川駅 48.5 km    
姫新線 姫路駅 - 新見駅 158.1 km    
舞鶴線 東舞鶴駅 - 綾部駅 26.4 km    
播但線 姫路駅 - 和田山駅 65.7 km    
赤穂線 相生駅 - 東岡山駅 57.4 km    
津山線 岡山駅 - 津山駅 58.7 km    
吉備線 岡山駅 - 総社駅 20.4 km 桃太郎線  
芸備線 備中神代駅 - 広島駅 159.1 km    
福塩線 福山駅 - 塩町駅 78.0 km    
因美線 東津山駅 - 鳥取駅 70.8 km    
境線 米子駅 - 境港駅 17.9 km    
木次線 備後落合駅 - 宍道駅 81.9 km    
可部線 横川駅 - あき亀山駅 15.6 km    
岩徳線 岩国駅 - 櫛ケ浜駅 43.7 km    
山口線 新山口駅 - 益田駅 93.9 km    
小野田線 小野田駅 - 居能駅 11.6 km    
雀田駅 - 長門本山駅 2.3 km 本山線  
  • 「東海道・山陽新幹線」はJR東海の東海道新幹線との総称。
  • 「山陽・九州新幹線」はJR九州の九州新幹線(鹿児島ルート)との総称。
  • 「琵琶湖線」は北陸本線米原駅 - 長浜駅間と東海道本線米原駅 - 京都駅間の総称。
  • 「JR神戸線」は東海道本線大阪駅 - 神戸駅間と山陽本線神戸駅 - 姫路駅間の総称。
  • 「瀬戸大橋線」は宇野線岡山駅 - 茶屋町駅間、本四備讃線全線、JR四国の予讃線宇多津駅 - 高松駅間の総称。

廃止路線

分類 路線名 区間 営業キロ 通称 廃止年月日 備考
幹線 片町線 京橋駅 - 片町駅 0.5 km   1997年3月8日[39] JR東西線開業に伴い廃止
放出駅 - 八尾駅 10.4km 城東貨物線 2008年3月15日 貨物支線
おおさか東線 放出駅 - 久宝寺駅間開業に伴い廃止[注 12]
鴫野駅 - 神崎川信号場 6.9km 2019年3月16日[39] 貨物支線
おおさか東線 新大阪駅 - 鴫野駅間開業に伴い廃止[注 12]
美祢線 南大嶺駅 - 大嶺駅 2.8 km 大嶺支線 1997年4月1日[39] 船鉄バスに転換
関西本線 八尾駅 - 杉本町駅 11.3 km 阪和貨物線 2009年3月31日 貨物支線
北陸本線 金沢駅 - 倶利伽羅駅 17.8 km   2015年3月14日 北陸新幹線 長野駅 - 金沢駅間開業に伴い経営分離
IRいしかわ鉄道に移管
倶利伽羅駅 - 市振駅 100.1 km   北陸新幹線 長野駅 - 金沢駅間開業に伴い経営分離
あいの風とやま鉄道に移管
市振駅 - 直江津駅 59.3 km   北陸新幹線 長野駅 - 金沢駅間開業に伴い経営分離
えちごトキめき鉄道に移管
東海道本線 京都貨物駅[注 13] - 丹波口駅 3.3 km 山陰連絡線 2016年2月28日 貨物支線
地方交通線 信楽線 貴生川駅 - 信楽駅 14.8 km   1987年7月13日 第1次特定地方交通線の指定を受けて廃止
信楽高原鐵道に転換
岩日線 川西駅 - 錦町駅 32.7 km   1987年7月25日 第2次特定地方交通線の指定を受けて廃止
錦川鉄道に転換
若桜線 郡家駅 - 若桜駅 19.2 km   1987年10月14日 第1次特定地方交通線の指定を受けて廃止
若桜鉄道に転換
能登線 穴水駅 - 蛸島駅 61.1 km   1988年3月25日 第3次特定地方交通線の指定を受けて廃止
のと鉄道に転換後、2005年4月1日に廃止(能登中央バスと奥能登観光開発に転換)
宮津線 西舞鶴駅 - 豊岡駅 83.6 km   1990年4月1日 第3次特定地方交通線の指定を受けて廃止
北近畿タンゴ鉄道に転換
2015年4月1日に運行をWILLER TRAINS(京都丹後鉄道)に移管
鍛冶屋線 野村駅 - 鍛冶屋駅 13.2 km   第3次特定地方交通線の指定を受けて廃止
神姫バス(現・神姫グリーンバス)に転換
野村駅は現在の西脇市駅
大社線 出雲市駅 - 大社駅 7.5 km   第3次特定地方交通線の指定を受けて廃止
一畑電気鉄道バスに転換
七尾線 和倉温泉駅 - 輪島駅 48.4 km   1991年9月1日 第一種鉄道事業廃止
運行をのと鉄道に移管(第三種鉄道事業者として存置)
穴水駅 - 輪島駅間は2001年4月1日廃止(能登中央バスに転換)
可部線 可部駅 - 三段峡駅 46.2 km   2003年12月1日[39] 広電バス広島交通に転換。
2017年3月4日に一部区間再開(可部線参照)
富山港線 富山駅 - 岩瀬浜駅 8.0 km   2006年3月1日 LRT化し同年4月29日に富山ライトレールの路線として再開業、2020年より富山地方鉄道が運営
三江線 三次駅 - 江津駅 108.1 km   2018年4月1日[39] 石見交通バス・大和観光バス・備北交通バスなどに転換

航路

JR西日本が直営していた鉄道連絡船。運航中のJR系唯一の国内航路。2009年4月1日にJR西日本宮島フェリーに移管。

路線名 区間 営業キロ 備考
宮島航路 宮島口桟橋 - 宮島桟橋 1.0 km 運航キロは 2.0 km だが、並行する他の航路を考慮して営業キロを設定。

予定路線

整備中の鉄道路線[119]
分類 路線名 区間 延長 開業予定 備考
新幹線 北陸新幹線 金沢駅 - 敦賀駅 114.4 km 2022年度末 鉄道・運輸機構が建設主体
未定 なにわ筋線 北梅田駅(仮称)- JR難波駅 3.9 km[注 14] 2031年 関西高速鉄道が第三種鉄道事業者として鉄道施設を整備・保有し、JR西日本は第二種鉄道事業者となる計画[121][120]

JR線の他社分界駅

(注)路線名はアーバンネットワーク内に関しては正式名称(愛称)の順で表記。
線区の所属会社は、JR西日本を[西]とし、同様にJR東日本、JR東海、JR四国、JR九州をそれぞれ[東]、[海]、[四]、[九]の例で表す。

○印:全面的に自社管轄
●印:全面的に相手側の旅客鉄道会社が管轄
△印:在来線部分のみ自社管轄、新幹線部分は相手側の旅客鉄道会社が管轄
▲印:新幹線部分(博多南線含む)のみ自社管轄、在来線部分は相手側の旅客鉄道会社が管轄

新幹線の他社分界駅

JR東日本

JR東海

  • 新大阪駅 [西]東海道本線(JR京都線)、山陽新幹線、おおさか東線 / [海]東海道新幹線

JR九州

  • 博多駅 [西]山陽新幹線、博多南線 / [九]九州新幹線、鹿児島本線

在来線の他社分界駅

JR東日本

JR東海

  • 米原駅 [西]東海道本線 / 北陸本線(琵琶湖線) / [海]東海道本線、東海道新幹線
  • 亀山駅 [西]関西本線 / [海]関西本線、紀勢本線
  • 新宮駅 [西]紀勢本線 / [海]紀勢本線
  • 猪谷駅 [西]高山本線 / [海]高山本線

JR四国

  • 児島駅 [西]本四備讃線 / [四]本四備讃線

JR九州

  • 下関駅 [西]山陽本線 / [九]山陽本線
  • 博多駅 [西]山陽新幹線、博多南線 / [九]鹿児島本線、九州新幹線

他社新幹線との共同使用駅(上記以外)

JR東海

  • 京都駅 [西]東海道本線(JR京都線・琵琶湖線)、山陰本線(嵯峨野線)、奈良線 / [海]東海道新幹線

他社在来線との共同使用駅(上記以外)

JR九州

  • 小倉駅 [西]山陽新幹線 / [九]鹿児島本線、日豊本線

ダイヤ

ダイヤ改正は3月に実施することが多く、他のJR各社に合わせて実施される。2000年代半ばまでは3月のほかに、地域単位で独自にダイヤ改正を実施することもあった。

列車

JR西日本発足以降に同社の路線で運行されている、もしくはかつて運行されていた愛称付きの列車を挙げる(2020年9月11日改正時点)。種別が変更された列車は変更後のもので記載し、他社の車両による運行のものはその会社名も記載する(廃止列車は廃止時点)。詳細は各列車の記事を参照。

現行列車

新幹線

在来線

廃止列車

新幹線

在来線

車両

2019年4月現在の保有車両数は6,551両で、内訳は次の通り[122]

蒸気
機関車
電気
機関車
ディーゼル
機関車
電車 気動車 客車 貨車 新幹線
電車
合計
5 13 30 4,700 461 23 180 1,139 6,551

概説

山陽新幹線や京阪神発着の特急列車(北陸本線紀勢本線、山陰地区)、近畿圏の在来線である「アーバンネットワーク」エリアでは列車の増発やスピードアップに対応した新型車両を積極的に導入している。山陽新幹線では500系電車を開発して日本国内初の300km/h営業運転を行い、東海道山陽本線では、新快速快速221系電車が導入されて以降は、普通・快速用車両に積極的に新型車両が導入されてきた。在来線車両は、221系電車が新設計された際に打ち出された「明るく静かで快適な車両」または「明るく静かで快適な乗り心地」というコンセプトによって製造されている[123]

アーバンネットワーク以外の地域では、他社との競合路線があまりない上、厳しい経営環境を反映して、国鉄から承継した103系201系105系113系115系457系の各電車やキハ40系気動車などの車両に改装や延命工事を施して使用している例が多い[注 19]。JR西日本が投入した新製一般型車両で地元負担を伴わない(JR西日本独自の判断で導入した)車両は非電化ローカル線の体質改善用に1991年から1995年にかけて管内ほぼ全域に投入されたキハ120形気動車(89両)と、瀬戸大橋線の快速「マリンライナー」用として2003年に岡山地区に投入された223系5000番台(14両)[注 20] の2系列103両にとどまっており、例えば広島市は人口100万人を超える政令指定都市であるにも関わらず、広島地区(広島シティネットワーク)では国鉄民営化以降2015年に新型車両(227系)が投入されるまで国鉄時代からの車両で占められていた。同様に政令指定都市である岡山市の岡山地区は未だにほとんどが国鉄車両である。2010年代以降は車両の老朽化が著しくなったため、北陸地区の419系・475系・457系・415系置き換えを目的に配備された521系(2009年以降配備の2次車・3次車の98両、2020年以降配備の七尾線向け30両)、広島地区の115系置き換えを目的に配備された227系(2014年以降の5年間で276両投入[79])など、JR西日本の経営判断に基づく地方線区向けの新製車両も登場している。

また、京阪神地区でも一部で国鉄車両が残存しており、おおさか東線大和路線関西本線)・奈良線などでは2020年5月時点でも国鉄車両が運行されている。大阪環状線では2019年まで、阪和線では2020年3月まで国鉄車両が運行されていた。おおさか東線と大和路線の国鉄車両201系は221系への置き換えにより2023年度までに運行を終了する予定である[124]

かつてはJR旅客6社の中で唯一、自社保有の営業車両が定期的に他のJR旅客5社すべてに乗り入れている会社であったが、2015年に週4日運転の臨時寝台特急「トワイライトエクスプレス」が廃止されたため、JR北海道への乗り入れはなくなった。その他4社は毎日運転の列車が乗り入れている[注 21]。新幹線は、北海道新幹線が開業した2016年以降は、JR北海道を除く新幹線を保有する他のJR3社(東日本、東海、九州)との乗り入れを行っている。

車両は大部分が近畿車輛川崎重工業にて製造されており[注 22]、一部に日本車輌製造[注 23]日立製作所[注 24]新潟トランシス[注 25]製が存在する。電車の制御装置は三菱電機東芝製が大多数を占め、一部に日立製作所東洋電機製造製のものが存在する。気動車のエンジンは小松製作所のSA6D125系・SA6D140系を標準としている。なお、JR西日本では電車の制御装置や台車には社内形式が存在するものの、ディーゼルエンジンに社内形式を付与していない。

また、他のJRグループと共同で車両開発することも多く、JR東海とは東海道・山陽新幹線用700系/N700系およびサンライズエクスプレス用の285系を、JR九州とは九州新幹線直通用のN700系を、JR東日本とは北陸新幹線用のW7系/E7系をそれぞれ開発している。

マスター・コントローラーは221系以降、関西の私鉄・地下鉄と同様の横軸ツインレバー式を採用している。新幹線500系もこの方式を踏襲しており、新幹線電車では唯一の事例となっている。

221系以来、在来線車両の所属表記は妻面に記される(新幹線車両と同じ)のが通例であったが、521系3次車・227系以降は国鉄時代や他のJR旅客会社と同じように側面に記されるようになり、207系は体質改善工事で所属表記の位置を移動している。

2009年からは経費削減対策の一環として、それまで地域・路線ごとに異なっていた鋼製一般型車両の車体色を単色に変更しており[注 26]、電車は瀬戸内地区が黄色、京都・北近畿地区が深緑色、和歌山地区が青緑色、北陸地区が青色、七尾線が茜色の単色にそれぞれ変更された。また、気動車は一部を除き全地域朱色5号で統一されており、JR発足後に登場したキハ120形200番台も朱色5号に塗装変更されている。

沿線負担による新車導入

JR西日本管内の路線で高速化電化事業を行う場合、受益者負担の一環として、高速化・電化に対応した新型車両の購入費用を地元自治体からの融資で導入しており[125]、運用区間は原則負担した自治体内あるいは自治体の受益にかなう範囲内に限定されるなどの特徴がある。このような形で整備された車両には以下のものがある(※印の車両は自治体からJRへの無利子貸し付けにより整備された車両)。

形式 導入年 対象事業 事業線区・区間 関係自治体 出典
キハ187系気動車
キハ121系気動車
キハ126系気動車
2001年 高速化 山陰本線安来駅 - 益田駅[注 8] 島根県 [125][126]
2003年 高速化 山陰本線鳥取駅 - 米子駅間
因美線鳥取駅 - 智頭駅
鳥取県 [125][127]
125系電車(1次車) 2003年 電化 小浜線敦賀駅 - 東舞鶴駅 福井県 [128]
125系電車(3次車)
521系電車(1次車)
2006年 直流化 北陸本線長浜駅 - 敦賀駅間
湖西線永原駅 - 近江塩津駅
滋賀県
福井県
[129]
キハ122系気動車
キハ127系気動車
2009年 高速化 姫新線姫路駅 - 上月駅 兵庫県
姫路市
たつの市
佐用町
[130]

さらに、既存車両の設備改善においても、延命措置に伴うリニューアル以上の設備改善を行う場合に同様のスキームを適用している事例がある(和歌山県内で走行する105系への車いす対応トイレの新設、広島・山口地区向け観光列車に使用するキハ47形7000番台の改造費用など)。これは、管内の自治体の間でJRに対する支援を積極的に行うか否かでサービス格差を生じさせる結果となり、さらには経営判断に基づき自社負担で新造車両を多く導入しているアーバンネットワークを含めてサービス格差が生じている。

地元自治体の負担で投入された車両はキハ122系・キハ127系気動車が最後であり、これ以降の新型車両はJR西日本の自己負担で導入されている。

新世代車体傾斜式車両の開発

JR西日本では1993年12月20日に、新世代の車体傾斜式車両として「WEST-21」構想を発表した[131]。これは、1両の車体長を従来車の半分の10mに、車体の高さを50cm低くして、連接台車ながら車輪は1軸としてのようにクネクネと動く車両を開発し、最高速度を120km/hから130km/hへの向上を目指すというもので、6年後を目処に伯備線や紀勢本線で運転を開始するとしていた(タルゴも参照)。

その後、JR西日本からの「WEST-21」構想に関する動向の発表はなく、紀勢本線で「くろしお」に運用されている381系(自然振り子式車両)の置き換え用としては、低重心構造ながら車体傾斜機能をもたない287系が導入されることになり[132]、上述の新世代車両の導入には至っていない。

蒸気機関車の保存運転

JR西日本は、国鉄時代に開館された蒸気機関車 (SL) の動態保存施設である梅小路蒸気機関車館(現在の京都鉄道博物館)を引き継ぐとともに、山口線をはじめとして、自社内や走行可能な蒸気機関車を保有していないJR東海・四国での蒸気機関車保存運転や、蒸気機関車を復活させたJR各社の運転士(機関士)の養成も請け負っている。

車両基地

車両工場

鉄道部

JR西日本では、地域行事にあわせた臨時列車の設定や観光列車の運行、新駅開業、新車導入など地域のニーズに即したサービスを円滑に行うこと、地域の要望に沿った列車ダイヤ作成を目的に地方交通線を中心に鉄道部を設置している。1995年以降にはこの方針を幹線にも応用した地域鉄道部も設置している。各鉄道部・地域鉄道部によりその形態は様々に異なる。

なお、2004年以降は安全面に対する設備投資が抑制されてきたこと、いわゆる団塊世代の退職による技術力の低下が懸念されてきたことから、鉄道部制度の見直しに着手した。

一日平均乗車人員上位20駅

2018年度は データで見るJR西日本 より。それ以外は 大阪府統計年鑑京都府統計年鑑兵庫県統計書広島県統計年鑑岡山県統計年報 より。

増加減少は、右欄の乗車人員と比較して増(増加)、減(減少)を表す。

順位 駅名 2018年度 2015年度 2010年度 2005年度 2000年度 特記事項
1 大阪駅 増加 433,637 増加 431,743 減少 394,503 増加 425,197 424,259 西日本の駅として第1位。
梅田駅東梅田駅西梅田駅北新地駅を含めた各社局線総合では世界第4位)
2 京都駅 増加 200,426 増加 200,044 増加 183,715 増加 176,403 164,712 京都府内の駅として第1位。
JR東海の乗車人員を含まない。
3 天王寺駅 増加 147,871 増加 143,202 減少 132,066 減少 143,336 157,552  
4 京橋駅 増加 135,294 増加 130,765 減少 130,359 減少 138,142 142,881  
5 三ノ宮駅 増加 124,917 増加 121,332 増加 117,616 減少 115,115 118,957 兵庫県内の駅として第1位。
6 鶴橋駅 増加 100,067 増加 97,240 減少 94,407 減少 114,422 125,060  
7 広島駅 増加 77,169 増加 73,218 減少 69,327 減少 69,796 71,444 中国地方の駅として第1位。
8 神戸駅 増加 70,925 増加 70,204 減少 68,002 減少 71,785 72,865 兵庫県内の駅として第2位。
9 岡山駅 増加 69,571 増加 66,238 減少 58,065 減少 59,475 61,568 岡山県内の駅として第1位。
10 新今宮駅 増加 66,083 増加 63,292 減少 62,200 減少 67,183 73,700  
11 高槻駅 増加 64,944 増加 63,835 減少 61,575 減少 62,126 62,650 他路線と接続しない単独駅として第1位。
12 新大阪駅 増加 63,469 増加 55,756 増加 47,674 増加 45,218 42,631 JR東海の乗車人員を含まない。
13 明石駅 増加 53,184 減少 50,895 減少 51,652 減少 52,036 53,485 兵庫県内の駅として第3位。
14 姫路駅 増加 51,802 増加 51,710 減少 45,924 減少 45,929 47,552  
15 北新地駅 増加 51,122 増加 49,248 増加 47,842 増加 47,750 43,231  
16 茨木駅 増加 48,966 増加 48,122 減少 44,387 増加 45,237 44,961  
17 尼崎駅 増加 45,439 増加 44,125 増加 40,085 増加 33,506 30,107  
18 元町駅 減少 41,888 増加 48,327 増加 47,998 増加 45,093 40,206  
19 住吉駅 増加 35,843 増加 35,663 減少 35,164 増加 36,083 34,600  
20 山科駅 増加 34,721 増加 33,912 増加 31,414 増加 29,786 29,263 京都府内の駅として第2位。

2010年度までは京都駅、新大阪駅、北新地駅など一部の駅を除いて全体的に減少傾向にあり、2000年度と比較しても乗車人員が減少している。特に鶴橋駅は減少傾向が顕著であり、10年間で乗車人員が2割以上減少した。

2015年度は全体的に増加傾向となり、上位10駅では全駅で5年前よりも増加している。京都駅はここ20年で増加傾向が続き、2015年度に乗車人員が20万人を超えた。岡山駅は2014年度に新今宮駅を上回ってベスト10入りを果たし、2015年度は高槻駅を上回った。

取扱収入上位10駅

2017年度の1日平均の運輸取扱収入額は以下のとおりであった[133]

主な関係会社

連結子会社

持分法適用関連会社

関連団体

出資会社

労働組合

2020年3月31日現在、JR西日本には5つの労働組合がある[2]。下記表のカッコ内は略称。

名称 上部組織
西日本旅客鉄道労働組合(JR西労組) 日本鉄道労働組合連合会(JR連合)
国鉄労働組合西日本本部(国労西日本) 国鉄労働組合(国労)
JR西日本労働組合(JR西労) 全日本鉄道労働組合総連合会(JR総連)
全日本建設交運一般労働組合西日本鉄道本部(建交労西日本鉄道本部) 全日本建設交運一般労働組合(建交労)
国鉄西日本動力車労働組合(動労西日本) 国鉄動力車労働組合総連合会(動労総連合)

組合員数が最大の労働組合は西日本旅客鉄道労働組合である。
各労働組合のうち、西日本旅客鉄道労働組合、国鉄労働組合西日本本部、JR西日本労働組合および全日本建設交運一般労働組合西日本鉄道本部は、会社との間で労働協約を締結している。

スポーツ活動

このほか、大阪に本拠を置くJリーグ所属のガンバ大阪セレッソ大阪にもオフィシャルパートナーとして出資している。かつてはアビスパ福岡にも出資していた。

JR西日本吹奏楽団

1959年(昭和34年)に創設された大阪鉄道管理局音楽隊を前身とする、JR西日本と関連会社の社員、およびOB・OGで構成されるバンドである。国鉄分割民営化により解散したが、1987年(昭和62年)10月1日、現在の名称で再発足した[135][136]

広報活動

西日本管内にとどまらず、他のJRグループ管内でもテレビCMを放送している。かつては、全国ネットの提供番組を含め、大規模に行われていたが、福知山線脱線事故後、長期にわたって広報活動を自粛したため、制作されながら一度も放映されなかったテレビCMも存在する。サウンドロゴは、発足時からのものを何度かアレンジして流していた。現在のサウンドロゴは、2005年の初めに作られた。福知山線脱線事故の影響で、その後一時省略されていたが、2014年秋頃からサウンドロゴが徐々に復活している。広告に使われる同社ロゴマークのうち、旅行関係の広告に使われるロゴは、通常のJRマークの下に「JR西日本」と入ったものではなく、JRマークが入っていない「JR西日本」だけのものもある。

九州新幹線開業後は、自社エリアでのCMは山陽・九州新幹線の利用促進を目的としたものが多くなり、DISCOVER WESTにみられるような自社エリアへの旅客誘致CMは首都圏東海圏での放送が中心となっている(ただし、首都圏向けについては北陸新幹線開業後は2種を並行展開している)。

CM

※印のものはテレビでは一度も放映されなかったもの。

  • 国鉄からJRへの移行をアピール - 加納みゆき
  • JR西日本グループ紹介CM(1990年代初頭)[137]
  • 山陽新幹線(グランドひかり・ほっとタイム)、夏のリゾート、夏のWENS、アーバンネットワーク、Tis、シュプール号 - 南野陽子
  • 夏のリゾート、シュプール号 - 西田ひかる(西田は2006年から阪急電鉄PiTaPaCMに出演)
  • 三都物語、大和路快速、アーバンネットワーク、山陰本線園部 - 綾部間電化開業、京都駅ビル開業、JR東西線、きのくにシーサイドひかりレールスター - 賀来千香子
  • 三都物語、DISCOVER WEST、リメンバー九州(2013年度)、北陸新幹線開業 - 谷村新司(CMソングも担当する。DISCOVER WESTと北陸新幹線開業CMはCMソングのみ)
  • 三都物語、嵯峨野線電化開業、北陸本線長浜直流化開業 - 阿木燿子
  • シュプール号 - トニー・ザイラー
  • シュプール号 - V6
  • スーパーくろしお - 山口智子
  • フレッシュ近畿 - トトロ
  • 石川県キャンペーン - 村田雄治
  • 2003年夏の列車 - 吉川ひなの
  • 三都物語 - 阿久悠
  • レール&レンタカー - 田口浩正
  • ジパング倶楽部 - 三ツ矢歌子
  • ジパング倶楽部 - 井川比佐志
  • 三都物語、「5489」電話サービス、2004年夏の列車 - 鶴田真由
  • 三都物語 - 平松愛理(CMソングも担当する、阪神・淡路大震災後に「美し都〜がんばろやWe love KOBE〜」を使用)
  • Jスルーカード、三都物語 - 酒井美紀
  • ICOCA(ICOCAでいこか)、J-WESTカード、北陸新幹線開業 - 仲間由紀恵(北陸新幹線開業CMでは、谷村新司とのデュエットでCMソングも担当)
  • いい日旅立ち・西へ、DISCOVER WEST - 竹内結子〜仲間由紀恵
  • いい日旅立ち・西へ - 鬼束ちひろ(CMソングも担当する)
  • 2003年3月ダイヤ改正、2003年12月ダイヤ改正(礼二はいずれも車掌役で出演)、白浜ぐるりんパス(パンダ役で出演)、※2006年3月アーバンネットワークダイヤ改正、※321系デビュー(乗務員役で出演) - 中川家(後に山陽電気鉄道、JR東海のCMに出演)
  • 山陽新幹線(再確認・新事実)、冬爛漫北陸(1990年冬のキャンペーン)、のぞみ(のぞみが走って、日本が縮む(縮んだ))、グランドひかり、九州交響旅(シンフォニー)、関空特急「はるか」(いつもの駅から、世界へつながる)、500系のぞみ(世界最速の道へ)、ひかりレールスター(賀来千香子とペアで出演)- 石坂浩二
  • 山陽新幹線 - 笑福亭鶴瓶
  • 山陽新幹線 - 愛里
  • ユニバーサルシティ駅開業、2001年夏の列車、2002年夏の列車 - 篠原ともえ
  • JR瀬戸大橋線開通(単独出演)、山陰本線園部 - 綾部間電化開業、京都駅ビル開業(いずれも賀来千香子とペアで出演) - 大西結花
  • 夏のリゾート、山陰本線綾部 - 福知山間電化開業、JR東西線、1999年夏の列車 - 大竹まこと
  • 500系のぞみ(石坂浩二とペアで出演)、2000年夏の列車、2002年秋の行楽列車(ナレーションを担当) - 田中美奈子
  • 味めぐり列車、かにかにエクスプレス、※京都デスティネーションキャンペーン、※2006年3月新幹線ダイヤ改正、※321系デビュー(中川家とペアで、乗客役で出演)、ぐるりんパス、山陰デスティネーションキャンペーン(ナレーションを担当)、エクスプレス予約 - 長澤まさみ
  • 山陽・九州新幹線直通運転開始(熊本・鹿児島観光誘致) - ゆず(CMソングを担当)
  • 東京行くなら新幹線(岡山・広島エリア)
    • のぞみは次々やってくる(広島エリア) - 高橋建
  • 大阪ぐるりんパス(広島エリア) - まなみのりさ
  • あしたセレンディピティ(山陽新幹線開業40周年記念) - 滝川クリステル
  • あしたセレンディピティ 関西ブランディングプロモーション京都篇(山陽新幹線全線開業40周年記念)- 倉木麻衣(CMソングも担当)
  • おとなび(中高年向け会員サービス) - 伊藤蘭
  • マイ・フェイバリット関西、e5489、DISCOVER WEST、夏列車 いっしょに見る夏 帰る夏(2019年夏のキャンペーン)- 中条あやみ
  • 新幹線で、九州へ。スーパー早得きっぷ - コブクロ(CMソングも担当)
  • 家族みんなでアツくなれ! Team 夏旅応援団(2016年夏のキャンペーン) - HKT48[138]

一社提供番組

2018年4月現在。テレビは関西地区ではスポンサークレジットを出していない。中国地区では下記以外の一社提供番組や複数社提供番組のスポンサーとなった際に、クレジットを出している。

過去

備考

脚注

  1. ^ ロゴの「鉄」の字は、金を失うという意味を避けるため「金偏に矢」という「鉃」の文字を使い、「西日本旅客鉃道株式会社」と表記している。ただし、登記上の商号常用漢字の「鉄」の字を用いている。また、四国旅客鉄道以外のJR各社もロゴタイプで同様に表記している。なるほどJRインターネットアーカイブ)も参照。
  2. ^ ただし、500系の先頭部など、自社の特急用車両に書かれている英語略称は「WEST JAPAN」。切符の地紋には「W」と記されている。
  3. ^ JR西日本宮島フェリー宮島航路を運航しているほか、JR西日本グループと瀬戸内海汽船グループおよび鉄道・運輸機構が共同でクルーズ船を保有して運航[4]
  4. ^ 西鉄とは読みも異なり、JR西日本は「にしにほん」と読むのに対し西鉄は「にしにっぽん」と読む。
  5. ^ a b c d 天王寺駅 - 新今宮駅間 1.0 km は関西本線としてのみ計上し、大阪環状線に重複計上していない。
  6. ^ a b c 七尾線の和倉温泉駅-穴水駅間 28.0 km(第三種鉄道事業区間)および山陰本線のトロッコ嵯峨駅-トロッコ亀岡駅 7.3 kmと梅田貨物線 10.0 km は含まず。北方貨物線は 12.2 km、片町線神崎川信号場 - 吹田貨物ターミナル駅間は 3.7 km として計算。
  7. ^ 事業エリアから遠く離れた関東地方でも、谷村新司の『三都物語』のテーマソングに乗った221系電車が走るテレビCMが流された。
  8. ^ a b 高速化事業区間は安来駅 - 益田駅間であるが、同日のダイヤ改正で米子駅 - 安来駅間も同時に高速化されている。
  9. ^ 偽造28件、省略9件。
  10. ^ a b c 放出駅 - 鴫野駅間 1.6 km は片町線としてのみ計上し、おおさか東線に重複計上していない。
  11. ^ 山陽新幹線の博多総合車両所への回送線を旅客線化したもので、新幹線車両で運行する。
  12. ^ a b ただし、廃止区間の設備の大部分は、おおさか東線としてそのまま使われている。
  13. ^ JR西日本の第一種鉄道事業においては旧称の「梅小路」表記。
  14. ^ 北梅田駅 - 西本町駅間[120] 2.7 km[121] + 西本町駅 - JR難波駅間[120] 1.2 km[121]
  15. ^ 2017年3月4日のダイヤ改正で、山陽新幹線に乗り入れる定期列車が設定。過去にも2012年3月17日 - 2013年3月15日に山陽新幹線へ乗り入れる定期列車が設定されている。
  16. ^ 2020年3月14日のダイヤ改正で、「南風」の土佐くろしお鉄道線乗り入れ廃止。土佐くろしお鉄道所有の特急車両(2000系気動車)はその後も土佐くろしお鉄道線に入らない運用で使用されていたが、2020年7月18日運用終了。代わりに2700系気動車を導入予定。詳細は各車両記事を参照。
  17. ^ JR東海管内では運転中。
  18. ^ JR東海管内では運転中。JR西日本管内の設定時(1990 - 1992年)は同管内区間は各駅停車、全車自由席。
  19. ^ 国鉄からの承継車両のうち、103系・105系・113系・117系クモハ123形・201系・381系の各電車を現在も運用しているのはJR西日本のみである。
  20. ^ 同時に新製されたJR四国5000系電車との併結運用を前提に新製されており、基本的に「マリンライナー」以外には充当されない。
  21. ^ 2006年までは「日本海」によりJR北海道への毎日乗り入れがあった。また、JR九州への乗り入れについては、2008年に寝台特急「あかつき」が廃止されて一時消滅していたが、2011年に山陽新幹線と九州新幹線が相互直通運転を開始したことにより復活した。
  22. ^ 現在、近畿車輛と川崎重工業では東海道山陽九州新幹線用の車両(JR東海・JR九州所属車も含む)は製造していない(N700A以降の東海道・山陽新幹線用車両はJR東海単独開発のため)。また、北陸新幹線用のW7系も現在は近畿車輛はW7・W10編成の合計2編成、川崎重工業はW1・W3・W5・W6編成の合計4編成に留まっている。
  23. ^ 現在は東海道・山陽新幹線用の16両編成のみを製造している。在来線車両は683系2000番台(S編成)とキハ187系(10・500番台)のみ。
  24. ^ 現在は新幹線車両のみを製造している。日立製作所は製造ラインをアルミ車体用に特化しているため、ステンレス車体を主体とした在来線車両の発注は見送っており、2020年時点で同社に発注した最後の在来線車両の形式である683系はアルミ車体だった。
  25. ^ 主に気動車を製造している。
  26. ^ 但し、221系電車と京阪神地区を走る通勤形電車は対象外。
  27. ^ 旧菱重プロパティーズ(かつての菱重興産グループ)で、三菱重工業と共同出資。
  28. ^ CMはオープニング直後の15秒2本のみ、他社スポットCMなどもなし、エンディングは曲で終わり提供読み無し
  29. ^ 小田急電鉄は、もともとは子会社の小田急カードが発行していたのを、2005年に合併して自社発行とした。このほかJR東日本もかつては自社で発行していたが2010年にビューカードに分社化した。

出典

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関連項目

外部リンク