西梅田駅
西梅田駅 | |
---|---|
9号出入口 | |
にしうめだ Nishi-Umeda (ヒルトンプラザ前) | |
(1.3 km) 肥後橋 Y12► | |
所在地 | 大阪市北区梅田二丁目 |
駅番号 | Y11 |
所属事業者 | 大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) |
所属路線 | ●四つ橋線 |
キロ程 | 0.0 km(西梅田起点) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
55,468人/日(降車客含まず) -2023年- |
乗降人員 -統計年度- |
105,581人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1965年(昭和40年)10月1日 |
乗換 |
梅田駅(地下鉄御堂筋線) 東梅田駅(地下鉄谷町線) 大阪梅田駅(阪急神戸本線・宝塚本線・京都本線) 大阪梅田駅(阪神本線) 大阪駅(JR神戸線・JR京都線・おおさか東線・大阪環状線) 北新地駅(JR東西線) |
西梅田駅(にしうめだえき)は、大阪府大阪市北区梅田二丁目にある、大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)四つ橋線の駅。駅番号はY11。四つ橋線の起点駅である。
当駅から接続する鉄道路線
[編集]以下の駅・路線とは、地下通路や地下街などを通って乗り換え可能。
備考
[編集]- 当駅と梅田駅・東梅田駅は同一駅と定める扱いのため、乗車券はいずれの駅でも相互に使用可能で、西梅田駅から乗車する場合に梅田駅で切符を購入したときのように、乗車する駅以外で普通乗車券を購入した場合も自動改札機を通過することが可能である。定期券も同様の取り扱いがなされており、いずれの方向に乗車しても区間外となる場合を含めて三駅ともに入出場することができる。これにより、いずれかの路線で輸送障害が発生した際でも振替輸送でスムーズな対応ができるようになっている。
- 梅田駅・東梅田駅との乗り換えが改札より出た時刻から30分以内であれば、乗車駅から降車駅まで通しの運賃が適用される。
- 30分を超えると適用外となり、改めて梅田駅ないし東梅田駅を乗車駅とする運賃が適用される。
- 梅田駅までの料金と同一の普通乗車券で乗り継ぎをする場合は、JR大阪駅寄りの出口専用改札口にある緑色の自動改札機に限り通過することができる。緑色の自動改札機以外の機械を通過する場合はあらかじめ自動精算機で『乗継乗車券』に引き換えなければならない。また、梅田駅までの料金よりも安い普通乗車券の場合は、自動精算機で梅田駅までの乗車料金を一旦精算することで『乗継乗車券』に引き換えなければならない。ただし、この乗継乗車券は最終降車駅で差額を精算することができる。
- 阪急と大阪市営地下鉄の連絡乗車券(天神橋筋六丁目駅経由指定)を利用する場合、阪急大阪梅田駅との直接乗り継ぎができない。このため、谷町線を経由しての乗り継ぎを含め自動改札を通過することはできない。
歴史
[編集]- 1965年(昭和40年)10月1日:四つ橋線大国町駅 - 当駅間延伸時に開業。
- 2018年(平成30年)4月1日:大阪市交通局の民営化により、所属事業者・管轄が大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)に変更。
- 2021年(令和3年)11月20日:可動式ホーム柵の使用を開始[1]。
-
古い案内書体が残る出入口(2006年4月)
-
コンコースにある切符アート(2018年4月)
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線の地下駅で、ホームは地下3階に位置する。1番線は東側、2番線は西側である。改札口は、ホーム南側に南改札(乗降兼用)、中程に中改札(乗車専用)、北側に北改札(降車専用[注 1])の計3か所設けられている。エレベーターはホーム階1号車そば⇔南改札階の1か所のみで、エスカレーター3か所、うち南改札から近い方 (ホーム1号車の南) が上り専用、遠い方 (ホーム2・3号車連結部付近)が下り専用、ホーム6号車の北側→北改札が上り専用となっている(中改札→ホーム (4・5号車連結部付近) への下りエスカレーターは設けられていない)。
コンコースは、毎日24時7分発の最終列車(北加賀屋行き)発車後、朝5時まで閉鎖されるため、南改札口からは出られない。そのため当駅24時13分到着の列車に限り、JR東西線の放出行き最終列車を利用するには北改札口を出て一旦地上に上がる(遠回りする)必要がある。
当駅は、大国町管区駅に所属し、大国町副管区駅長が当駅および肥後橋駅を管轄している。
2020年6月1日より、副駅称として『ヒルトンプラザ前』が付けられている。
2021年に入り可動式ホーム柵が設置され、同年11月20日より稼働を開始した。2022年には車両との段差を埋めるためのホーム嵩上げ工事が行われている。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 行先[2] |
---|---|---|
1・2 | 四つ橋線 | 本町・なんば・住之江公園方面 |
- 早朝と深夜は原則として1番線のみ使用するが、その他の時間帯は交互に発着する。なお、どちら側が先発かすぐわかるように、中改札(B階段)とC階段から降りたところそれぞれに『⇦先発』または『先発⇨』のいずれかが点灯する行灯式表示器が設置されている。
- 御堂筋線の乗り換えの利便性の高い駅として「大国町」の表記がある。
- 当駅に入線前、運転士は場内信号機の進行方向現示に従い、2番線(直進・↑現示)入線のときは電鈴を2打し、1番線(右転線・→現示)入線のときは電鈴を1打し、進入番線を車掌に通告する。車掌も運転士の電鈴通告に応じて電鈴をそれぞれ2打ないし1打で応答し、自動旅客案内放送装置のタッチパネルモニターに表示されている扉左右のボタンを1番線入線のときに操作[注 2]し、左開扉とする。
- 夜間留置の運用が設定されている。
- ホームの地上からの深さは12.3mである。
-
北改札口
-
中改札口
-
南改札口
-
ホーム
-
1番線車止め
-
2番線車止め
利用状況
[編集]2023年11月7日の1日乗降人員は105,581人(乗車人員:55,468人、降車人員:50,113人)である。地下鉄・ニュートラム全107駅中第9位であり、四つ橋線ではなんば駅・本町駅・四ツ橋駅(心斎橋駅と合算)に次ぐ第4位。ただし上位駅は全て御堂筋線を含む乗換駅であるのに対し、西梅田駅は単独駅である[注 3]。御堂筋線の乗り入れていない駅では谷町線の東梅田駅に次いで2位。
乗り換え駅である谷町線東梅田駅、御堂筋線梅田駅の1日乗降者数を含めると相互直通を行っていない地下鉄駅では日本一(世界一)の数字となる。なお、梅田地区にある地下鉄3駅の中では乗降人員が最も少ない。
下表のとおり一貫して乗車が降車より多い傾向にあるが、これは当駅が始発駅のため近接する梅田駅や東梅田駅から乗車するより着席が容易なことを理由として、梅田エリアに向かう際は御堂筋線や谷町線を利用し、梅田エリアから離れる際は四つ橋線を利用する旅客が一定数いるためである。
各年度の特定日における利用状況は下表の通りである。なお1969・1995年度の記録については、それぞれ1970・1996年に行われた調査である。
年度 | 調査日 | 乗車人員 | 降車人員 | 乗降人員 | 出典 | |
---|---|---|---|---|---|---|
府 | メトロ | |||||
1966年(昭和41年) | 11月 | 8日42,099 | 37,027 | 79,126 | [大阪府 1] | |
1967年(昭和42年) | 11月14日 | 45,370 | 40,204 | 85,574 | [大阪府 2] | |
1968年(昭和43年) | 11月12日 | 51,597 | 44,118 | 95,715 | [大阪府 3] | |
1969年(昭和44年) | 1月27日 | 48,469 | 42,263 | 90,732 | [大阪府 4] | |
1970年(昭和45年) | 11月 | 6日52,760 | 45,279 | 98,039 | [大阪府 5] | |
1972年(昭和47年) | 11月14日 | 45,739 | 46,924 | 92,663 | [大阪府 6] | |
1975年(昭和50年) | 11月 | 7日51,903 | 44,571 | 96,474 | [大阪府 7] | |
1977年(昭和52年) | 11月18日 | 49,997 | 44,035 | 94,032 | [大阪府 8] | |
1981年(昭和56年) | 11月10日 | 53,457 | 47,598 | 101,055 | [大阪府 9] | |
1985年(昭和60年) | 11月12日 | 57,168 | 51,238 | 108,406 | [大阪府 10] | |
1987年(昭和62年) | 11月10日 | 60,520 | 52,050 | 112,570 | [大阪府 11] | |
1990年(平成 | 2年)11月 | 6日62,416 | 55,760 | 118,176 | [大阪府 12] | |
1995年(平成 | 7年)2月15日 | 65,870 | 55,861 | 121,731 | [大阪府 13] | |
1998年(平成10年) | 11月10日 | 64,675 | 55,867 | 120,542 | [大阪府 14] | |
2007年(平成19年) | 11月13日 | 58,897 | 53,875 | 112,772 | [大阪府 15] | |
2008年(平成20年) | 11月11日 | 58,312 | 53,557 | 111,869 | [大阪府 16] | |
2009年(平成21年) | 11月10日 | 55,890 | 54,086 | 109,976 | [大阪府 17] | |
2010年(平成22年) | 11月 | 9日53,899 | 48,988 | 102,887 | [大阪府 18] | |
2011年(平成23年) | 11月 | 8日54,487 | 48,813 | 103,300 | [大阪府 19] | |
2012年(平成24年) | 11月13日 | 55,112 | 51,329 | 106,441 | [大阪府 20] | |
2013年(平成25年) | 11月19日 | 55,452 | 49,808 | 105,260 | [大阪府 21] | [メトロ 1] |
2014年(平成26年) | 11月11日 | 56,659 | 51,016 | 107,675 | [大阪府 22] | [メトロ 2] |
2015年(平成27年) | 11月17日 | 59,192 | 55,820 | 115,012 | [大阪府 23] | [メトロ 3] |
2016年(平成28年) | 11月 | 8日58,838 | 55,111 | 113,949 | [大阪府 24] | [メトロ 4] |
2017年(平成29年) | 11月14日 | 61,445 | 54,500 | 115,945 | [大阪府 25] | [メトロ 5] |
2018年(平成30年) | 11月13日 | 60,342 | 54,071 | 114,413 | [大阪府 26] | [メトロ 6] |
2019年(令和元年) | 11月12日 | 62,603 | 55,669 | 118,272 | [大阪府 27] | [メトロ 7] |
2020年(令和 | 2年)11月10日 | 49,996 | 45,284 | 95,280 | [大阪府 28] | [メトロ 8] |
2021年(令和 | 3年)11月16日 | 49,178 | 44,558 | 93,736 | [大阪府 29] | [メトロ 9] |
2022年(令和 | 4年)11月15日 | 50,969 | 45,877 | 96,846 | [大阪府 30] | [メトロ 10] |
2023年(令和 | 5年)11月 | 7日55,468 | 50,113 | 105,581 | [メトロ 11] |
駅周辺
[編集]- 地下街・商業施設
- ドージマ地下センター(ドーチカ)
- オオサカガーデンシティ
- ハービスENT
- ハービスOSAKA
- TBSテレビ関西支社
- コナミデジタルエンタテインメント大阪事業所
- ブリーゼタワー
- BREEZÉ BREEZÉ
- サンケイホールブリーゼ
- ヒルトンプラザ(イースト・ウエスト)
- サウスゲートビルディング
- JPタワー大阪
- KITTE大阪
- イノゲート大阪
- ホテル
- ザ・リッツ・カールトン大阪
- ヒルトン大阪
- 大阪マルビル(大阪第一ホテル)
- ホテルグランヴィア大阪
- ホテルエルセラーン大阪
- ビル
- 近鉄堂島ビル
- 堂島アバンザ
- ジュンク堂書店大阪本店
- アウトバック・ステーキハウス梅田店
- 大阪駅前第1・第2ビル
- 大阪第一生命ビル
- 毎日新聞ビル
- 毎日新聞大阪本社
- スポーツニッポン新聞社
- オーバルホール
- その他
バス路線
[編集]隣の駅
[編集]- 大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)
- 四つ橋線
- 西梅田駅 (Y11) - 肥後橋駅 (Y12)
- ( ) 内は駅番号を示す。
西梅田・十三連絡線(仮称)の構想
[編集]- 2004年10月、近畿地方交通審議会答申第8号で、四つ橋線の大阪駅北地区(梅田北ヤード)・十三駅までの延伸(西梅田~北梅田~十三間2.9km)が「京阪神圏において、中長期的に望まれる鉄道ネットワークを構成する新たな路線」として盛り込まれている。
- 2007年8月より、国土交通省を中心として西梅田・十三連絡線(仮称)のワーキンググループが発足し、2008年4月に『「速達性向上施策における事業スキームの検討に関する調査」結果〜西梅田・十三連絡線(仮称)の事業実現化方策に係る深度化調査〜』[3]が発表され、整備主体は公的セクター(都市鉄道等利便増進法に基づき鉄道建設・運輸施設整備支援機構が建設)、運行主体は大阪市交通局と阪急電鉄とされた。十三で阪急各線と乗り換え、もしくは未成線であった阪急新大阪連絡線(新大阪 - 十三間2.3km)との直通が有力である。同線を建設する場合、当駅は同深度にある阪神本線を避けるため現在のホームより深い位置に新たなホームが建設される。理由は建設された当時の技術では地盤の弱いところを深く掘れず、先に阪神本線が建設されたためである[4]。
脚注
[編集]記事本文
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 『四つ橋線西梅田駅の可動式ホーム柵の運用開始について』(プレスリリース)Osaka Metro、2021年11月15日。オリジナルの2021年11月15日時点におけるアーカイブ 。2021年11月15日閲覧。
- ^ “Osaka Metro|西梅田”. 大阪市高速電気軌道. 2023年6月10日閲覧。
- ^ 「速達性向上施策における事業スキームの検討に関する調査」結果〜西梅田・十三連絡線(仮称)の事業実現化方策に係る深度化調査〜 (PDF) [リンク切れ]
- ^ “幻の阪急電鉄「新大阪駅ホーム」、40年ぶりに日の目?”. asahi.com. オリジナルの2007年2月23日時点におけるアーカイブ。
利用状況
[編集]- 大阪市高速電気軌道
- ^ 路線別乗降人員 (2013年11月19日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2014年11月11日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2015年11月17日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2016年11月8日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2017年11月14日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2018年11月13日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2019年11月12日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2020年11月10日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2021年11月16日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2022年11月15日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2023年11月7日(火)交通調査) (PDF)
- 大阪府統計年鑑
- ^ 大阪府統計年鑑(昭和42年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(昭和43年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(昭和44年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(昭和45年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(昭和46年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(昭和48年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(昭和51年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(昭和53年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(昭和57年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(昭和61年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(昭和63年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成3年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和3年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和4年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和5年) (PDF)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 西梅田駅 - Osaka Metro