京都証券取引所
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京都証券取引所(きょうとしょうけんとりひきじょ)は、2001年3月1日に廃止された証券取引所である。略称は「京証」。
京証は第二次世界大戦後の証券取引法のもとに新たに開設された9ヶ所の証券取引所の一つである。
「日本がアジアの金融中心地の地位を確保するため、証券取引所は東京証券取引所に一本化すべきだ」との持論を持っていた中村伊一理事長が、2001年大阪証券取引所との間で合併契約を締結。2001年3月に閉所式を開催し、吸収合併された[1]。取引所閉所後も京都証券ビルとして存続している。
所在地
[編集]京都府京都市下京区四条通東洞院東入立売西町66番(京都証券ビル・北緯35度0分14.3秒 東経135度45分41.9秒)
旧上場会社
[編集]廃止時に上場していた企業については、大阪証券取引所[注釈 1]が引き継いだ。京都証券取引所への単独上場企業は、互応化学工業と京都ホテルと三谷伸銅と竹仁染化(現・竹仁興産)の4社だけ(廃止時点での単独上場企業は、互応化学工業と京都ホテルの2社)だった。
()内は証券コード
単独上場
[編集]重複上場
[編集]- ナガサキヤ (証券コード: 2213)
- ワコール (証券コード: 3591)
- イタリヤード (証券コード: 3602)
- 第一工業製薬 (証券コード: 4461)
- 三洋化成工業 (証券コード: 4471)
- 日本新薬 (証券コード: 4516)
- TOWA (証券コード: 6315)
- ユーシン精機 (証券コード: 6482)
- 日本電池 (証券コード: 6931)
- ユアサコーポレーションと経営統合し、ジーエス・ユアサ コーポレーションを設立
- 京セラ (証券コード: 6971)
- 島津製作所 (証券コード: 7701)
- ムーンバット (証券コード: 8115)
- ロンシャン (証券コード: 8124)
- 髙島屋 (証券コード: 8233)
- 阪急百貨店 (証券コード: 8242)
- 閉所後、阪神百貨店(大証一部に単独上場)と経営統合し、法人は持株会社のエイチ・ツー・オー リテイリングとなった
- 近鉄百貨店 (証券コード: 8244)
- 閉所前日に逆さ合併が行われる前は丸物→京都近鉄百貨店が上場していた。旧・近鉄百貨店(1972年 - 2001年)は非上場で近畿日本鉄道(現在の近鉄グループホールディングス)の100%子会社だった。
- 平和堂 (証券コード: 8276)
- 滋賀銀行 (証券コード: 8366)
- 京都銀行 (証券コード: 8369)
- アイフル (証券コード: 8515)
- びわこ銀行 (証券コード: 8552)
- 関西アーバン銀行と合併
- 日栄 (証券コード: 8577)
- だいこう証券ビジネス (証券コード: 8692)
- 西日本旅客鉄道 (証券コード: 9021)
- 東海旅客鉄道 (証券コード: 9022)
- 中央倉庫 (証券コード: 9319)
- 王将フードサービス (証券コード: 9936)
関連項目
[編集]廃止された証券取引所
- 神戸証券取引所(1967年10月に大阪証券取引所に併合)
- 広島証券取引所(2000年3月に東京証券取引所に吸収合併)
- 新潟証券取引所(2000年3月に東京証券取引所に吸収合併)
- 大阪証券取引所(2013年7月に東京証券取引所に現物市場取引を統合)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 2013年7月16日より現物市場を東証に統合
出典
[編集]- ^ 2001/03/01 日本経済新聞