コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

井川比佐志

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
いがわ ひさし
井川 比佐志
井川 比佐志
1962年
生年月日 (1936-11-17) 1936年11月17日(88歳)
出生地 満洲国の旗 満洲国奉天市
国籍 日本の旗 日本
身長 170 cm[1]
血液型 O型[1]
職業 俳優声優
ジャンル テレビドラマ映画
配偶者 あり
事務所 フリーランス
主な作品
テレビドラマ
男はつらいよ
あしたがあるから
映画
家族
遠い一本の道
四十七人の刺客
受賞
日本アカデミー賞
第15回 優秀主演男優賞
上方苦界草紙』『戦争と青春』『泣きぼくろ』『八月の狂詩曲
その他の賞
毎日映画コンクール
男優主演賞
1970年『家族』
男優助演賞
1985年『乱』『タンポポ』
紫綬褒章2002年
旭日小綬章2008年
菊田一夫演劇賞1978年
文化庁芸術祭賞大賞(1969年
テンプレートを表示

井川 比佐志(いがわ ひさし、1936年昭和11年〉11月17日[1] - )は、日本俳優声優満洲国奉天市(現・中国瀋陽市)生まれ。東京都出身。

来歴・人物

[編集]

父親は測量技師で、戦後は日本測量専門学校(現在の国土建設学院)で測量士の育成にも尽力した。

小学生の頃、旧満洲からの引き揚げを経験。

1955年東京都立千歳丘高等学校を卒業。

高校卒業後に俳優座養成所に第7期生として入所。のちに行動をともにする田中邦衛とは同期であった。

1958年、座員に昇格。

1962年安部公房原作・脚本、勅使河原宏の監督映画『おとし穴』に主演して注目を浴びる。

1973年に退座し、田中らと「安部公房スタジオ」の旗揚げに参加。

現在はフリーランスで活動。

1968年にはテレビドラマ版『男はつらいよ』で諏訪博士役を演じ、一躍知名度を上げる(映画版とは対照的な眼鏡にスーツ姿という風貌の町医者姿であった)。映画版でも『男はつらいよ 望郷篇』に出演しており、映画版の博を演じた前田吟に似た風貌のキャラクターを演じた。

演劇界の数少ない庶民派として作品を支えるバイプレイヤーであり、黒澤明山田洋次小泉堯史作品の常連として重用された。

また、テレビドラマ映画ではベテラン刑事役を多くこなした。

リチャード・バートンマーロン・ブランド等の吹き替えも担当している(ピエール・ブーレーズも担当)。

出演作品

[編集]

映画

[編集]

テレビドラマ

[編集]

舞台

[編集]

吹き替え

[編集]

俳優

[編集]

映画

[編集]

テレビ

[編集]

ラジオ

[編集]

朗読

[編集]

CM

[編集]

受賞歴

[編集]
  • 1970年 キネマ旬報賞 主演男優賞 (家族・どですかでん)
  • 1970年 毎日映画コンクール 主演男優賞 (家族)
  • 1972年 キネマ旬報賞 主演男優賞 (忍ぶ川・故郷)
  • 1985年 毎日映画コンクール 助演男優賞 (乱・タンポポ)
  • 1992年 第15回日本アカデミー賞 優秀主演男優賞 (上方苦界草紙・戦争と青春・泣きぼくろ・八月の狂詩曲)
  • 2002年 紫綬褒章
  • 2008年 旭日小綬章

脚注

[編集]
  1. ^ a b c 井川比佐志”. 日本タレント名鑑. 2023年9月19日閲覧。
  2. ^ 東宝特撮映画全史 1983, p. 537, 「主要特撮作品配役リスト」
  3. ^ “役所広司×小泉堯史で司馬遼太郎「峠」を初映像化、松たか子、田中泯ら出演”. 映画ナタリー. (2018年9月4日). https://natalie.mu/eiga/news/298122 2018年9月4日閲覧。 

参考文献

[編集]
  • 『東宝特撮映画全史』監修 田中友幸東宝出版事業室、1983年12月10日。ISBN 4-924609-00-5 

外部リンク

[編集]