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平野駅 (JR西日本)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
平野駅
南口(2018年3月)
ひらの
Hirano
地図
所在地 大阪市平野区平野元町9-12
北緯34度37分50.65秒 東経135度33分6.21秒 / 北緯34.6307361度 東経135.5517250度 / 34.6307361; 135.5517250座標: 北緯34度37分50.65秒 東経135度33分6.21秒 / 北緯34.6307361度 東経135.5517250度 / 34.6307361; 135.5517250
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
電報略号 ヒラ
駅構造 地上駅橋上駅[1]
ホーム 2面3線[2]
乗車人員
-統計年度-
9,463人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1889年明治22年)5月14日[3]
乗入路線 3 路線
所属路線 関西本線大和路線
駅番号 JR-Q22
キロ程 167.5 km(名古屋起点)
加茂から46.6 km
JR-Q23 加美 (1.5 km)
(1.5 km) 東部市場前 JR-Q21
所属路線 関西本線(貨物支線)
キロ程 0.0 km(平野起点)
(1.4 km) 百済(タ)
所属路線
キロ程 1.5 km(正覚寺信号場起点)
正覚寺(信) (1.5 km)
備考
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平野駅(ひらのえき)は、大阪市平野区平野元町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)のである[2]。駅番号はJR-Q22

乗り入れ路線

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関西本線所属線としている[3]。旅客駅はアーバンネットワーク内にあり、関西本線は「大和路線」の路線愛称設定区間に含まれている。

このほか当駅からは日本貨物鉄道(JR貨物)の第一種鉄道事業者区間となっている百済貨物ターミナル駅への関西本線支線[2]、およびおおさか東線正覚寺信号場から分岐するJR西日本の片町線支線(城東貨物線の一部。城東貨物南連絡線とも呼ぶ)が接続しており[2]貨物列車の運行では両路線が一体となっている。

歴史

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駅構造

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旅客営業を行っている関西本線(大和路線)は、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームと通過線(天王寺方面)1線を有する地上駅で、橋上駅舎を持つ。2・3番のりばが島式ホームとなっている。さらに、北側に貨物専用線を1線有する。

天王寺駅が管理している直営駅で、ICカード乗車券ICOCA」が利用できる(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。特定都区市内制度における「大阪市内」に属する駅である。

のりば

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のりば 路線 方向 行先
1 Q 大和路線 下り 天王寺JR難波大阪方面[11]
2・3 上り 王寺奈良方面 / 高田方面[11]
  • 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
付記事項
  • 1番のりばが下り副本線、2番のりばが上り本線、3番のりばが副本線である。
  • 下り本線は1番のりばと2番のりばの間にホームのない通過線として存在し、快速列車などが通過する。平日朝7時台の全てのJR難波行きと一部の王寺行きの普通列車は当駅で通過待ちを行う。また、平日夕ラッシュの柏原行きの普通列車に限って3番のりばで快速列車の待避を行う。
  • 運転取り扱い上では、1番のりばが「1番線」、通過線が「2番線」、2番のりばが「3番線」、3番のりばが「4番線」となっている。

配線図

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久宝寺駅 - 平野駅間および久宝寺駅 - 衣摺加美北駅間 構内配線略図
↑ おおさか東線 放出方面

関西本線
JR難波方面
久宝寺駅 - 平野駅間および久宝寺駅 - 衣摺加美北駅間 構内配線略図
関西本線
加茂方面
凡例
出典:[12]


配線変更工事

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かつては、3番のりばが上り本線、2番のりばが上り副本線であった。2番のりばは、城東貨物線からの貨物列車が百済駅(現・百済貨物ターミナル駅)への入線待ちで停車したり、奈良方面行き普通列車が通過列車を待避するのに使用していた。後述の貨物専用線新設工事に伴い、貨物列車は4番線の北側に新設された5番線を2010年5月23日から使用している。その後、2番のりばは上り線改良工事のため一旦使用休止した後、2010年10月30日から上り本線として使用が開始された。これと入れ替わりに3番のりばが改良工事のため使用休止となったが、2011年3月12日から上り副本線として使用が開始された。

百済第一信号場

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関西本線上の平野駅から加美駅寄りに設けられた、おおさか東線正覚寺信号場放出駅方面)へ向かう片町線貨物支線(城東貨物南連絡線)との分岐点にある信号施設である。正式には平野駅構内の扱いであり、独立した信号場ではないが、貨物列車の時刻表では百済第一信号場は採時駅として記載されていた。ただし一時期は独立した信号場として扱われ、こちらが「正覚寺信号場」を名乗っていた。

2010年10月29日までは、放出駅からおおさか東線を経由して百済駅(現・百済貨物ターミナル駅、貨物駅)に向かう貨物列車は関西本線(大和路線)に合流して当駅まで約700メートルを上り線を逆走する形で平野駅の2番のりばに入り、そこから百済駅へ進入していた。貨物線から百済駅方面へは、関西本線への合流部が百済第1場内、平野駅への進入が百済第2場内、平野駅から百済駅への進入が百済第3場内となっていた。

この信号場は1931年に片町線貨物支線として放出駅 - 平野駅間が開業した際に「正覚寺信号場」(初代)として設置されたが、1939年に八尾駅への片町線貨物支線が開業した際に平野駅の構内扱いとなった。1941年に平野駅から再び独立して「正覚寺信号場」(2代目)となったが、1961年に再度平野駅の構内扱いとなった。なお、「正覚寺信号場」の名称はその後、おおさか東線上の久宝寺駅方面と城東貨物南連絡線(平野駅方面)の分岐点に継承されている(正覚寺信号場を参照のこと)。

梅田駅の貨物機能の一部が百済駅に移転に伴う百済駅改修事業の一環として、百済第一信号場 - 当駅間に貨物専用線が新設される工事が行われ、2010年10月30日に貨物専用線の使用を開始し、貨物列車と旅客列車の走行線路が分離された。これにより百済第一信号場は廃止された。

利用状況

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2022年(令和4年)度の一日平均乗車人員は9,463人である。

各年度の1日の平均乗車人員は以下の通りである。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1988年(昭和63年) 13,487 [大阪府 1]
1989年(平成元年) 13,315 [大阪府 1]
1990年(平成02年) 13,083 [大阪府 2]
1991年(平成03年) 12,974 [大阪府 3]
1992年(平成04年) 12,823 [大阪府 4]
1993年(平成05年) 12,594 [大阪府 5]
1994年(平成06年) 12,714 [大阪府 6]
1995年(平成07年) 12,773 [大阪府 7]
1996年(平成08年) 12,766 [大阪府 8]
1997年(平成09年) 12,477 [大阪府 9]
1998年(平成10年) 12,266 [大阪府 10]
1999年(平成11年) 12,042 [大阪府 11]
2000年(平成12年) 11,860 [大阪府 12]
2001年(平成13年) 11,862 [大阪府 13]
2002年(平成14年) 11,721 [大阪府 14]
2003年(平成15年) 11,861 [大阪府 15]
2004年(平成16年) 11,838 [大阪府 16]
2005年(平成17年) 11,807 [大阪府 17]
2006年(平成18年) 11,831 [大阪府 18]
2007年(平成19年) 11,606 [大阪府 19]
2008年(平成20年) 11,500 [大阪府 20]
2009年(平成21年) 11,187 [大阪府 21]
2010年(平成22年) 11,377 [大阪府 22]
2011年(平成23年) 11,572 [大阪府 23]
2012年(平成24年) 11,548 [大阪府 24]
2013年(平成25年) 11,824 [大阪府 25]
2014年(平成26年) 11,606 [大阪府 26]
2015年(平成27年) 11,639 [大阪府 27]
2016年(平成28年) 11,457 [大阪府 28]
2017年(平成29年) 11,428 [大阪府 29]
2018年(平成30年) 11,162 [大阪府 30]
2019年(令和元年) 10,848 [大阪府 31]
2020年(令和02年) 8,751 [大阪府 32]
2021年(令和03年) 8,963 [大阪府 33]
2022年(令和04年) 9,463 [大阪府 34]

駅周辺

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地図
JR西日本の平野駅(上)とOsaka Metroの平野駅(下)の位置関係

同一名称である大阪市営地下鉄(現・大阪市高速電気軌道〈Osaka Metro〉)平野駅は当駅からは1 km以上離れた所にある[2]

バス路線

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JR平野駅」停留所および「JR平野駅筋」停留所にて、大阪シティバスの路線が発着する。

停留所名 系統・行先
JR平野駅
JR平野駅筋
30号系統あべの橋/平野区役所前
19号系統地下鉄今里/加美東三丁目北
JR平野駅筋 1号系統:あべの橋/出戸バスターミナル
9号系統:出戸バスターミナル/平野区役所前

隣の駅

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西日本旅客鉄道(JR西日本)
Q 大和路線(関西本線)
大和路快速快速・区間快速
通過
普通
加美駅 (JR-Q23) - 平野駅 (JR-Q22) - 東部市場前駅 (JR-Q21)
片町線貨物支線(城東貨物南連絡線、旅客列車の運転なし)
正覚寺信号場 - 平野駅
日本貨物鉄道(JR貨物)
関西本線貨物支線(旅客運行なし)
平野駅 - (貨)百済貨物ターミナル駅

脚注

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出典

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本文

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  1. ^ a b “12日使用開始 関西本線平野駅の橋上化”. 交通新聞 (交通協力会): p. 2. (1984年12月7日) 
  2. ^ a b c d e 『週刊 JR全駅・全車両基地』 16号 奈良駅・新今宮駅・王寺駅ほか70駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年11月25日、23頁。 
  3. ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、343-344頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  4. ^ a b 「関西本線平野駅に新跨線橋」『交通新聞』交通協力会、1967年3月14日、2面。
  5. ^ 朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編8 関西本線・草津線・奈良線・おおさか東線、曽根悟 監修、朝日新聞出版、2009年8月30日、13頁。 
  6. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '99年版』ジェー・アール・アール、1999年7月1日、185頁。ISBN 4-88283-120-1 
  7. ^ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜”. 西日本旅客鉄道 (2003年8月20日). 2004年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月29日閲覧。
  8. ^ 高さ4mの「時計台」突然倒壊…JR平野駅前の広場 旧国鉄時代に寄付され経年劣化か”. 毎日放送 (2022年2月23日). 2022年2月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月29日閲覧。
  9. ^ 浪間新太「駅前で時計台が倒れる 重さ70キロ、高さ4メートル 大阪・平野」『朝日新聞デジタル』2022年2月23日。オリジナルの2022年4月2日時点におけるアーカイブ。2024年9月29日閲覧。
  10. ^ a b “【大阪市平野区】JR平野駅に設置されている「みどりの窓口」は、6月30日日曜日をもって営業を終了されるそうです。”. 地域NEWS号外NET平野区. (2024年6月9日). https://hirano.goguynet.jp/2024/06/09/jrhiranoekimidorinomadoguti2024-6-30eigyousyuuryou/ 2024年6月11日閲覧。 
  11. ^ a b 平野駅|時刻表:JRおでかけネット”. JRおでかけネット. 西日本旅客鉄道. 2022年9月28日閲覧。
  12. ^ 飯島正泰「2019年3月16日全線開業 おおさか東線 工事・路線の概要」『鉄道ピクトリアル』第960巻、電気車研究会、2019年6月、107頁。 

利用状況

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  1. ^ 大阪府統計年鑑 - 大阪府
  2. ^ 大阪市統計書 - 大阪市

大阪府統計年鑑

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  1. ^ a b 大阪府統計年鑑(平成2年) (PDF)
  2. ^ 大阪府統計年鑑(平成3年) (PDF)
  3. ^ 大阪府統計年鑑(平成4年) (PDF)
  4. ^ 大阪府統計年鑑(平成5年) (PDF)
  5. ^ 大阪府統計年鑑(平成6年) (PDF)
  6. ^ 大阪府統計年鑑(平成7年) (PDF)
  7. ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
  8. ^ 大阪府統計年鑑(平成9年) (PDF)
  9. ^ 大阪府統計年鑑(平成10年) (PDF)
  10. ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
  11. ^ 大阪府統計年鑑(平成12年) (PDF)
  12. ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
  13. ^ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
  14. ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
  15. ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
  16. ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
  17. ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
  18. ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
  19. ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
  20. ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
  21. ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
  22. ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
  23. ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
  24. ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
  25. ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
  26. ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
  27. ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
  28. ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
  29. ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
  30. ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
  31. ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
  32. ^ 大阪府統計年鑑(令和3年) (PDF)
  33. ^ 大阪府統計年鑑(令和4年) (PDF)
  34. ^ 大阪府統計年鑑(令和5年) (PDF)

関連項目

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外部リンク

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