コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

中津駅 (阪急)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中津駅
駅舎(2009年11月)
なかつ
Nakatsu
地図右上はOsaka Metroの中津駅
所在地 大阪市北区中津三丁目1番30号[1]
北緯34度42分35.05秒 東経135度29分34.76秒 / 北緯34.7097361度 東経135.4929889度 / 34.7097361; 135.4929889座標: 北緯34度42分35.05秒 東経135度29分34.76秒 / 北緯34.7097361度 東経135.4929889度 / 34.7097361; 135.4929889
所属事業者 阪急電鉄
キロ程 0.9 km(大阪梅田起点)
駅構造 高架駅
ホーム 2面4線
乗降人員
-統計年度-
(特定日)11,476人/日
-2021年-
乗降人員
-統計年次-
(通年平均)9,931人/日
-2023年-
開業年月日 1925年大正14年)11月4日
乗入路線 2 路線
所属路線 神戸本線
駅番号 HK02
HK-01 大阪梅田 (0.9 km)
(1.5 km) 十三 HK-03
所属路線 宝塚本線
駅番号 HK02
HK-01 大阪梅田 (0.9 km)
(1.5 km) 十三 HK-03
備考 京都本線の列車は通過
テンプレートを表示
中津駅
なかつ
Nakatsu
東大淀 (0.6 km)
(0.3 km) 北野
所在地 大阪市北区中津
所属事業者 阪神電気鉄道
所属路線 阪神北大阪線
キロ程 2.7 km(野田起点)
駅構造 地上駅路上安全地帯なし)
開業年月日 1928年昭和3年)10月23日[2]
廃止年月日 1975年(昭和50年)5月6日[2]
テンプレートを表示

中津駅(なかつえき)は、大阪府大阪市北区中津三丁目にある、阪急電鉄。駅番号はHK-02

利用可能な鉄道路線

[編集]

Osaka Metro御堂筋線にも同名の中津駅があるが、約300メートル離れているため、乗り換えには適さない。同線に乗り換える場合は、大阪梅田駅南方駅(御堂筋線は西中島南方駅)を利用することになる。

また、当駅のある区間は阪急電鉄の主要な3路線(神戸本線・宝塚本線・京都本線)が並走しているが、京都本線が走る線路については後から建設されたもので、用地の都合によりホームが設けられておらず、全列車が通過する(時刻表や路線図にも、当駅の記述はない)[注 1]

かつては駅南側の国道176号上に阪神北大阪線の中津駅があったが、路線の廃止により現存しない。

歴史

[編集]

駅構造

[編集]

中津駅配線図

大阪梅田駅

4 3 2 1


STRg STRf STRg STRf STRg STRf
STR STR PSTR(L) PSTR(R) PSTR(L) PSTR(R)
STR STR PSTR(L) PSTR(R) PSTR(L) PSTR(R)
STRg STRf STRg STRf STRg STRf

十三駅

島式ホーム2面4線を有する高架駅である。西側の1・2号線を神戸本線が、東側の3・4号線を宝塚本線が使用する。ホームドアはない。

改札口はホームの真下にあり、大阪梅田寄りの1か所のみである。

阪急の各駅の中でも、ホームの幅が狭く、通過する列車との間が極めて近い。その為、各駅に貼られている整列乗車のための「乗車位置表示」のステッカーや掲示はない。神戸本線は普通のみ、宝塚本線は普通と準急(平日朝ラッシュ大阪梅田行のみ運行)が停車する。京都本線の列車が使用する線路にはホームがないため、普通も含めて全列車が通過する。

十三駅9号線(引き上げ線)が一時期使用停止されたことに伴い、当駅の大阪梅田側に神戸本線 - 宝塚本線間の渡り線が設置されていたが、9号線の使用再開により2010年(平成22年)10月限りで撤去された。この渡り線は大阪梅田駅の場内信号機の内方に位置しているため、大阪梅田駅構内の扱いとなっていた。

当駅は分岐器絶対信号機を持たない停留所である。

のりば

[編集]
号線 路線 方向 行先
1 神戸本線 下り 神戸三宮方面
2 上り 大阪梅田方面
3 宝塚本線 下り 宝塚方面
4 上り 大阪梅田方面

利用状況

[編集]

2023年(令和5年)度の通年平均における1日の乗降人員9,931人で同社の駅としては第65位である[統計 1]

近年の利用状況は下記のとおり。

年度 通年平均 特定日 1日平均
乗車人員[統計 2]
出典
乗降人員 乗降人員 乗車人員
1990年 16,268 7,050 7,571 [大阪府 1]
1991年 - 9,120
1992年 15,868 6,936 8,285 [大阪府 2]
1993年 - 8,500
1994年 - 7,196
1995年 14,078 5,547 6,763 [大阪府 3]
1996年 13,612 5,405 7,973 [大阪府 4]
1997年 13,186 5,405 6,931 [大阪府 5]
1998年 12,878 5,348 5,708 [大阪府 6]
1999年 - 5,574
2000年 11,718 4,940 5,484 [大阪府 7]
2001年 11,271 4,741 5,127 [大阪府 8]
2002年 11,139 4,604 4,919 [大阪府 9]
2003年 10,998 4,628 4,860 [大阪府 10]
2004年 10,979 4,586 4,766 [大阪府 11]
2005年 10,812 4,443 5,055 [大阪府 12]
2006年 11,074 4,586 4,761 [大阪府 13]
2007年 11,023 4,443 4,889 [大阪府 14]
2008年 11,185 4,617 4,905 [大阪府 15]
2009年 11,080 4,591 5,030 [大阪府 16]
2010年 11,179 4,698 5,010 [大阪府 17]
2011年 10,723 4,526 5,040 [大阪府 18]
2012年 10,987 4,640 4,976 [大阪府 19]
2013年 10,880 4,570 5,196 [大阪府 20]
2014年 10,924 4,685 5,140 [大阪府 21]
2015年 11,182 4,792 5,409 [大阪府 22]
2016年 11,594 5,021 5,350 [大阪府 23]
2017年 12,210 5,275 5,645 [大阪府 24]
2018年 12,119 5,287 5,914 [大阪府 25]
2019年 12,537 5,446 5,914 [大阪府 26]
2020年 8,676 11,385 5,018 4,534 [大阪府 27]
2021年 8,674 11,476 5,050 5,215 [大阪府 28]
2022年 9,207 7,858 5,180 [大阪府 29]
2023年 9,931 [統計 1]

駅周辺

[編集]

バス路線

[編集]

最寄り停留所は「中津」および「中津六丁目」である。

大阪シティバス(中津)

過去には阪神バスも中津停留所を設け、野田阪神前と天神橋筋六丁目を結ぶ路線を複数運行していたが、2024年1月13日ダイヤ改正で休止されたことにより発着がなくなった[6]

大阪シティバス(中津六丁目) - 39号・41号・41C・58号系統はなにわ筋上、他は国道176号上

過去には阪急バスも中津六丁目停留所を設け、梅田と加島駅・阪急園田駅豊中箕面などを結ぶ路線を複数運行していたが、2020年7月に加島方面[7]、同年10月に豊中・箕面方面[8]、2023年11月に最後まで残った梅田 - 園田を結ぶ路線も全便廃止となり発着がなくなった[9]

その他

[編集]
  • 駅のすぐ南側で阪急線の下を西日本旅客鉄道(JR西日本)梅田貨物線がくぐっており、2023年(令和5年)には地下化され、2031年(令和13年)なにわ筋線とつながる予定だが、初期の計画には当駅付近になにわ筋線の中津駅(仮称)が新設されることが盛り込まれていた。2017年(平成29年)に発表された計画では、建設費節減のため他のいくつかの駅とともに設置が見送られた。
  • 毎年8月に開催される『なにわ淀川花火大会』の会場の最寄駅の一つである(十三駅からも徒歩連絡可能)。開催日は観覧客の乗降が多く、ホーム幅員が非常に狭いこともあって、特急などの優等列車も当駅に臨時停車する。
  • 大正期以来のホーム上屋の鋳鉄製の柱は唐草模様のような装飾をあしらったデザインになっており[10]、1987年春の改修で撤去されるまで宝塚線・神戸線ホーム梅田寄りに残存していた[11]

隣の駅

[編集]
阪急電鉄
神戸本線・宝塚本線
特急「日生エクスプレス」・特急・通勤特急・準特急・急行・通勤急行・神戸本線準急
通過
宝塚本線準急 (上り列車のみ)
大阪梅田駅 (HK-01) ← 中津駅 (HK-02)十三駅 (HK-03)
普通
大阪梅田駅 (HK-01) - 中津駅 (HK-02) - 十三駅 (HK-03)
京都本線
全列車通過

かつて存在した路線

[編集]
阪神電気鉄道
北大阪線
東大淀駅 - 中津駅 - 北野駅

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 大阪梅田 - 十三間について、京都本線は宝塚本線の複々線のうちの東側の複線の急行線に乗り入れる扱いとなっている。

出典

[編集]

本文

[編集]
  1. ^ a b 『阪急ステーション』阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部〈阪急ワールド全集 4〉、2001年、22頁。ISBN 4-89485-051-6 
  2. ^ a b c d 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 9 関西2、新潮社、2009年、52-53頁。ISBN 978-4-10-790027-2 
  3. ^ a b 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 12号 阪神電気鉄道 阪急電鉄 2、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年10月、10-13頁。ISBN 978-4-02-340142-6 
  4. ^ 〜すべてのお客様に、よりわかりやすく〜「西山天王山」駅開業にあわせて、「三宮」「服部」「中山」「松尾」4駅の駅名を変更し、全駅で駅ナンバリングを導入します (PDF) - 阪急阪神ホールディングス、2013年4月30日
  5. ^ 草町, 義和. “阪急阪神、駅ナンバリングを導入へ…三宮駅は「神戸三宮」に改称”. レスポンス(Response.jp). 2013年5月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月12日閲覧。
  6. ^ 【路線バス】阪神線におけるダイヤの見直しの実施について”. 阪神バス (2023年12月20日). 2024年1月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月18日閲覧。
  7. ^ 【2020年7月20日より】加島線(梅田~十三~加島駅前~西川) 路線廃止について” (PDF). 阪急バス (2020年6月26日). 2020年6月26日閲覧。
  8. ^ 【2020年10月5日より】豊中市域(阪北線・吹田線)運行内容の変更について” (PDF). 阪急バス (2020年9月14日). 2020年10月5日閲覧。
  9. ^ 【2023年11月5日(日)まで】阪北線(梅田系統) 路線の廃止について” (PDF). 阪急バス (2023年10月6日). 2023年11月14日閲覧。
  10. ^ 『民営鉄道の歴史がある景観1』(佐藤 博之、浅香 勝輔、1986年7月、古今書院)P139-141
  11. ^ 『民営鉄道の歴史がある景観2』(佐藤 博之、浅香 勝輔、1988年7月、古今書院)P333

利用状況

[編集]
  1. ^ a b 駅別乗降人員”. 阪急電鉄. 2024年11月25日閲覧。
  2. ^ 大阪市統計書より
大阪府統計年鑑

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]