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塚本駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
塚本駅
北口(2020年10月)
つかもと
Tsukamoto
JR-A47/G47 大阪 (3.4 km)
(4.3 km) 尼崎 JR-A49/G49
地図
所在地 大阪市淀川区塚本二丁目28-2
北緯34度42分45.29秒 東経135度28分7.96秒 / 北緯34.7125806度 東経135.4688778度 / 34.7125806; 135.4688778 (塚本駅)座標: 北緯34度42分45.29秒 東経135度28分7.96秒 / 北緯34.7125806度 東経135.4688778度 / 34.7125806; 135.4688778 (塚本駅)
駅番号 JR-A48(JR神戸線)
JR-G48(JR宝塚線)
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 東海道本線JR神戸線
福知山線〈JR宝塚線〉直通含む)
キロ程 559.8 km(東京起点)
大阪から3.4 km
電報略号 ツモ
駅構造 高架駅
ホーム 2面4線[1](乗降は2面2線のみ)
乗車人員
-統計年度-
17,806人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1934年昭和9年)7月20日
備考 直営駅
みどりの窓口
阪 大阪市内
* この他、東海道本線貨物支線(北方貨物線)も当駅構内を経由する。
テンプレートを表示
南口(2008年2月)
ホーム(2008年2月)

塚本駅(つかもとえき)は、大阪府大阪市淀川区塚本二丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線である。駅番号JR-A48JR-G48[2]

概要

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東海道本線吹田駅 - 須磨駅間の電気運転開始と同時に営業を開始した駅である。当駅の尼崎方には北方貨物線が分岐・合流するデルタ線があり、デルタ線自体も当駅の構内として含まれている。これについては後述する。

東海道本線については「JR神戸線」の愛称区間に含まれている。また東海道本線の列車の他、尼崎駅から分岐する福知山線(JR宝塚線)に直通する一部列車が停車する。

歴史

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ここでは前身である歌島信号場についても述べる。

駅構造

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8両編成対応島式ホーム2面4線を有する[1]高架駅である。外側線に面するホームには安全柵(一部開閉可能)が設置され通常は乗降出来ず、実質的には相対式2面2線になっている。このため、JR宝塚線の電車のうち、外側線を走行するものは普通列車でも通過する。

直営駅で、大阪駅管理駅)の管理下にあるが、地区駅として駅長が配置されている。ただし、傘下に置いている駅が無く地区駅単独で存在という形態となっている。ICOCAの利用エリア、及び特定都区市内制度における「大阪市内」に属する駅である。

のりば

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のりば 線路 路線・直通路線 行先
1 上り外側 (通過列車のみのため閉鎖)
2 上り内側 A JR京都線 大阪新大阪京都方面[8]
3 下り内側 A JR神戸線 尼崎三ノ宮方面[8]
G JR宝塚線 宝塚方面[8]
4 下り外側 (通過列車のみのため閉鎖)
  • 上表の路線名は、当駅における旅客案内上の路線名(愛称)に従った。当駅は「JR神戸線」の区間の途中駅に当たるが、案内上では下り三ノ宮・宝塚方面のみ「JR神戸線」と案内され、上り大阪・京都方面は「JR京都線」(大阪駅以東の愛称)として案内されている。これは大阪駅 - 尼崎駅間でJR神戸線系統とJR宝塚線系統が混在することから、便宜上直通先の名称を使うことで、同じ方向に向かう2つの系統を一まとめにしているためである(新大阪駅でも同様の案内がされている。「JRおでかけネット」の当駅の構内図でも、同様の表記がなされている)。後述の通り、旅客案内上では「JR宝塚線」の名称は余り使われていない。
  • 快速電車のうち、新快速・朝ラッシュ時のJR神戸線快速・JR宝塚線直通の丹波路快速・快速・区間快速については外側のホーム(1・4番線)、JR神戸線の日中・夕方・夜の快速は原則内側の2・3番線を通過する。

デルタ線

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当駅の尼崎方では、北方貨物線の宮原操車場(網干総合車両所宮原支所)への回送線が分岐している。その北方貨物線はさらに尼崎方で東海道本線に合流しており、当駅 - 尼崎駅 - 宮原操車場でデルタ線を形成している。宮原支所からは大阪方面と神戸方面の双方に出入りすることが出来る形になっている。このデルタ線そのものも当駅構内として扱われている。

上り線については北方貨物線の分岐点に当駅の第1場内信号機がある。その後はデルタ線内に第2場内信号機、大阪方 - 宮原方の回送線の合流地点に第3場内信号機、そしてホーム手前に第4場内信号機があり、大阪方には出発信号機も設けられている。

当駅 - 尼崎駅 - 宮原操車場のデルタ線

一方、下り線については、ホーム手前の信号機は場内信号機ではなく第0閉塞信号機であり、ホームの尼崎方にある出発信号機相当の信号機の方を場内信号機として、宮原方への回送線を分岐させている。その後はいくつかの構内閉塞信号機がデルタ線内に設けられており、北方貨物線の合流地点に当駅の出発信号機がある形になっている。

そのため当駅の旅客設備に限っていえば、上り線については停車場であるが、下り線については停留所扱いとなる。また、大阪方 - 宮原方の回送線は外側線にしかつながっていない。

北方貨物線と、大阪方 - 宮原方の回送線の分岐・合流地点は、運転取扱上では「塚本(信)」と扱われるが、独立した信号場というわけではない。

ダイヤ

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日中時間帯は1時間に8本が停車する。朝ラッシュ時は本数が多くなる。

東海道本線(JR神戸線神戸方面へ出入りする系統と、隣の尼崎駅から福知山線(JR宝塚線)に入る系統が交互に停車する形になっている。ただし、JR宝塚線の普通電車のうち、外側線を走行するもの(大阪駅発着電車)は当駅を通過[注 1]し、内側線を走行するもの(JR京都線直通の「各駅停車」)は全て停車する。駅の運賃表の路線図でも大阪駅 - 尼崎駅はJR神戸線とJR宝塚線を重複させた書き方になっているが、塚本駅の欄はJR神戸線側にのみ記載されており(福知山支社管内を除く)、当駅の案内標識や改札口の発車標でも「JR宝塚線」の表記は使われていない。そのため、当駅は「JR神戸線」としてのみの駅で、停車するJR宝塚線列車は尼崎駅以東をJR神戸・京都線の列車として運転されているという扱いがなされている(東急大井町線における二子新地駅高津駅と同様)。2003年11月30日まではJR京都線直通の「各駅停車」でも当駅のみ通過するものがあった。

利用状況

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2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員17,806人である。

近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1990年(平成02年) 21,944 [* 1]
1991年(平成03年) 22,747 [* 2]
1992年(平成04年) 22,896 [* 3]
1993年(平成05年) 22,690 [* 4]
1994年(平成06年) 23,025 [* 5]
1995年(平成07年) 23,587 [* 6]
1996年(平成08年) 23,164 [* 7]
1997年(平成09年) 19,504 [* 8]
1998年(平成10年) 18,766 [* 9]
1999年(平成11年) 18,224 [* 10]
2000年(平成12年) 17,979 [* 11]
2001年(平成13年) 17,755 [* 12]
2002年(平成14年) 17,028 [* 13]
2003年(平成15年) 16,997 [* 14]
2004年(平成16年) 16,878 [* 15]
2005年(平成17年) 16,773 [* 16]
2006年(平成18年) 16,914 [* 17]
2007年(平成19年) 17,139 [* 18]
2008年(平成20年) 17,110 [* 19]
2009年(平成21年) 16,706 [* 20]
2010年(平成22年) 16,559 [* 21]
2011年(平成23年) 16,532 [* 22]
2012年(平成24年) 16,583 [* 23]
2013年(平成25年) 16,932 [* 24]
2014年(平成26年) 16,999 [* 25]
2015年(平成27年) 17,552 [* 26]
2016年(平成28年) 17,757 [* 27]
2017年(平成29年) 18,158 [* 28]
2018年(平成30年) 18,613 [* 29]
2019年(令和元年) 19,027 [* 30]
2020年(令和02年) 15,974 [* 31]
2021年(令和03年) 16,260 [* 32]
2022年(令和 4年) 17,806 [* 33]

駅周辺

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駅の所在地は淀川区であるが、西淀川区との境に駅がある。西口は西淀川区である。

備考

この辺りは、鉄道唱歌にも「大阪いでて右左 菜種ならざる畑もなし」と歌われたように、明治時代までは一面が農村地帯であった。その後民家や工場が立ち並ぶようになったため、駅が設置された。

バス路線

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大阪シティバスの以下の路線が発着する。

その他

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  • 隣の尼崎駅との駅間距離はJR神戸線区間内では最長(4.3km)である。
  • 当駅からJR東西線加島駅に向かう場合、途中下車をしないことを条件に「大阪市内」発着の乗車券だけで大阪市外にある隣の尼崎駅(兵庫県尼崎市)を経由出来る特例がある(尼崎駅 ⇔ 加島駅間往復分の運賃は不要)。
  • 兵庫県内のJRの駅から新大阪駅で乗り換えて東海道・山陽新幹線に乗車する場合で、予め「大阪市内」からの乗車券を購入していた場合は、乗車駅で購入する乗車券は当駅までではなく運賃が安い加島駅までを購入すればよい(新大阪駅の新幹線乗り換え改札口の自動改札機は、そのように精算されるよう対応している。交通系ICカードで乗車した場合も同様)。
  • 当駅は大阪府内で唯一、JR神戸線標準接近メロディ「さざなみ」が導入されている。

隣の駅

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西日本旅客鉄道(JR西日本)
A JR神戸線(東海道本線)
新快速・快速
通過
普通
大阪駅 (JR-A47) - 塚本駅 (JR-A48) - 尼崎駅 (JR-A49)
G JR宝塚線(大阪駅 - 尼崎駅間東海道本線)
丹波路快速・快速・区間快速・普通(外側線経由)
通過
普通(内側線経由)
大阪駅 (JR-G47) - 塚本駅 (JR-G48) - 尼崎駅 (JR-G49)
東海道本線貨物支線(北方貨物線)
宮原操車場 - (塚本駅) - 尼崎駅

脚注

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記事本文

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  1. ^ 当駅0時11分発の宝塚線普通は大阪行きであるが当駅に停車する。

出典

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  1. ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 02号 大阪駅・神戸駅・鶴橋駅ほか77駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年8月12日、24頁。 
  2. ^ 「駅ナンバー」一覧表” (PDF). 西日本旅客鉄道 (2016年7月20日). 2018年4月23日閲覧。
  3. ^ “列車接近をメロディーで JR神戸線塚本-姫路間”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1997年3月11日) 
  4. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '98年版』ジェー・アール・アール、1998年7月1日、185頁。ISBN 4-88283-119-8 
  5. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '03年版』ジェー・アール・アール、2003年7月1日、189頁。ISBN 4-88283-124-4 
  6. ^ 琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線・大阪環状線の駅のホームで使用している「入線警告音」の音質を見直します
  7. ^ 近畿エリアの12路線 のべ300駅に「駅ナンバー」を導入します!
  8. ^ a b c 塚本駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月11日閲覧。

利用状況

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  1. ^ 大阪府統計年鑑 - 大阪府
  2. ^ 大阪市統計書 - 大阪市
大阪府統計年鑑
  1. ^ 大阪府統計年鑑(平成3年) (PDF)
  2. ^ 大阪府統計年鑑(平成4年) (PDF)
  3. ^ 大阪府統計年鑑(平成5年) (PDF)
  4. ^ 大阪府統計年鑑(平成6年) (PDF)
  5. ^ 大阪府統計年鑑(平成7年) (PDF)
  6. ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
  7. ^ 大阪府統計年鑑(平成9年) (PDF)
  8. ^ 大阪府統計年鑑(平成10年) (PDF)
  9. ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
  10. ^ 大阪府統計年鑑(平成12年) (PDF)
  11. ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
  12. ^ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
  13. ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
  14. ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
  15. ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
  16. ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
  17. ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
  18. ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
  19. ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
  20. ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
  21. ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
  22. ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
  23. ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
  24. ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
  25. ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
  26. ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
  27. ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
  28. ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
  29. ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
  30. ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
  31. ^ 大阪府統計年鑑(令和3年) (PDF)
  32. ^ https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00447272/n2022-09.pdf 大阪府統計年鑑(令和4年)] (PDF)
  33. ^ 大阪府統計年鑑(令和5年)PDF

関連項目

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外部リンク

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