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2016年6月8日 (水) 02:21時点における版

せな じゅん
瀬奈じゅん
本名 千田 麻子(せんだ あさこ)
生年月日 (1974-04-01) 1974年4月1日(50歳)
出生地 日本の旗 日本東京都杉並区
血液型 AB型
職業 女優
ジャンル 宝塚歌劇、ミュージカル
活動期間 1992年 -
活動内容 1992年宝塚歌劇団入団
1993年花組に配属
2004年月組に異動
2005年:月組トップスター就任
2009年:宝塚歌劇団退団
2010年:芸能活動を開始
2012年菊田一夫演劇賞受賞
配偶者 千田真司 (2012年12月)
公式サイト 瀬奈じゅん オフィシャル ウェブサイト
主な作品

宝塚歌劇

『JAZZYな妖精たち/REVUE OF DREAMS』(2005年)
あかねさす紫の花』(2006年)
グレート・ギャツビー』(2008年)
『エリザベート』(2009年)
『ラスト プレイ/Heat on Beat!』(2009年)
受賞
第37回菊田一夫演劇賞・演劇賞(2012年)
第3回岩谷時子賞・奨励賞(2012年)
備考
宝塚歌劇団卒業生
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瀬奈 じゅん(せな じゅん 1974年4月1日 - )は、日本の女優で元宝塚歌劇団月組トップスター。

愛称は「あさこ(本名から)」。旧姓、土井 (どい)。

公称身長168cm。芸名の由来はF1ドライバーのアイルトン・セナから[1]

所属事務所は東宝芸能

来歴・人物

幼稚園の年中組よりバレエを始める。[2]

元月組副組長の有明淳が母親の高校時代の同級生だったため、小学生のころから月組公演だけはよく観劇していた。

中学生の時、背が伸びすぎたため所属していたバレエ教室の宝塚受験クラスに教室サイドの反対を押し切って転属[3]1990年に宝塚音楽学校へ入学を果たす。

同期生に大空祐飛(元宙組トップスター)、貴城けい(元宙組トップスター)、檀れい(元月組・星組トップ娘役、俳優・及川光博夫人)など。

1992年78期生として宝塚歌劇団に入団。入団時の成績は16番。『この恋は雲の涯まで』で初舞台。

1993年花組に配属。配属後はダンサーとして頭角を現す。

1998年、『SPEAKEASY』で新人公演初主演。

2001年、『マノン』でバウホール公演初主演。同年、匠ひびきの花組トップスター昇格に伴い花組3番手となる。

2002年日生劇場公演『風と共に去りぬ』でスカーレットを演じ、初の女役。一方で『琥珀色の雨にぬれて』東京公演では匠が病気で休演したことにより、準主役・ルイを演じる。匠退団後、後継トップの春野寿美礼に次ぐ2番手となる。

2004年、宝塚90周年特別企画の一環として、月組『飛鳥夕映え/タカラヅカ絢爛II』に特別出演。瀬奈と大空と貴城の同期3人による役替わり公演を行う。同年秋、月組生と共に自身初のコンサート「SENA!」を東京・大阪・名古屋の3都市で開催。その後、12月16日に月組次期トップスターに内定し、12月17日付けで月組に組替えとなる。

2005年彩輝直の退団公演である『エリザベート』でヒロイン・エリザベート役を演じ、再びの女役。同年、彩輝の退団に伴い、月組トップスターに就任。相手役に宙組から、かつて花組で共演した彩乃かなみを迎える。本拠地でのお披露目に先立ち、7月に梅田芸術劇場『Ernest in Love』を上演後、10月に『JAZZYな妖精たち』で宝塚大劇場お披露目。

2006年1-2月、中日劇場公演『あかねさす紫の花』にて、自身2度目の大海人皇子を演じる。

2006年3月、雪組公演『ベルサイユのばら』にアンドレ役で特別出演。

2006年10月、全国ツアー公演『あかねさす紫の花』。自身3度目の大海人皇子を演じる。

2007年、写真集『Viento espanol』を発売。4月に写真集と同じスペインをテーマにしたディナーショー「EL VIENTO」を開催。

2008年、以前、『宝塚GRAPH』の企画で扮装をして好評だった『ME AND MY GIRL』ビル役を演じる。同公演千秋楽をもって相手役の彩乃が退団し、以降、本人が退団する2009年まで約1年半、相手役不在という異例の中でのトップ在任となった。

2009年、宝塚で7度目、自身3度目の『エリザベート』でトート役を演じると共に、過去の公演においてルキーニ、エリザベート、そして今回のトートで、『エリザベート』主要三役を演じるという記録を打ち立てることになった。

2009年12月27日、『ラスト・プレイ/Heat on Beat!』を最後に退団。最後は男役のけじめとして客席を巻き込んだ「一本締め」を行った。終演後のパレードでは8000人のファンが集まった。

2010年、『エリザベート』のエリザベート役が宝塚退団後の初舞台となる。

2012年、第37回菊田一夫演劇賞・演劇賞、第3回岩谷時子・奨励賞を受賞。

2013年、2012年の年末に千田真司と入籍が発表される。[4]

2016年春野寿美礼が『貴婦人の訪問』を降板したため、マチルデ役を代役で務める[5]

エピソード

  • 新人公演主演1回でトップスターになったのは瀬奈のほか、前述の大空、先輩の久世星佳真琴つばさなどがいる。
  • 前述の春野、朝海ひかる(元雪組トップスター)は花組時代の1年先輩であり、春野とは特別仲が良く、“オサアサ”とコンビで呼ばれることも多い。
  • 元花組トップスターの愛華みれと元星組トップ娘役の渚あきとは瀬奈退団後も親交が深い(渚の同期である貴月あゆむのブログでも彼女と渚の記述が見られる)。
  • 愛犬はフレンチ・ブルドッグのブランシュ(通称ぶー)である。
  • 宝塚時代は、春野を「まさちゃん」と呼ぶ唯一のタカラジェンヌだった(一方で春野の同期である朝海のことは「コムさん」と呼んでいる)。
  • 平成以降入団のトップスターでは春野に続く第2位の在任期間である(4年7か月)。

宝塚歌劇団時代の主な舞台

花組時代

  • 1992年『この恋は雲の涯まで』(宝塚大劇場)*初舞台
  • 1992年『白扇花集』/『スパルタカス』(東京宝塚劇場
  • 1992年『心の旅路』/『ファンシー・タッチ』(宝塚大劇場)
  • 1993年『メランコリック・ジゴロ』/『ラ・ノーバ!』(宝塚大劇場、東京宝塚劇場)
  • 1993年『ベイ・シティ・ブルース』/『イッツ・ア・ラブ・ストーリー』(宝塚大劇場、東京宝塚劇場)
  • 1993年『アップル・ツリー』(宝塚バウホール日本青年館愛知厚生年金会館
  • 1994年『サラン・愛』(宝塚バウホール)
  • 1994年『ブラック・ジャック 危険な賭け』/『火の鳥』(宝塚大劇場、東京宝塚劇場)
  • 1994年『アロー・アロー・キャメロット?』(宝塚バウホール)
  • 1994年『冬の嵐、ペテルブルグに死す』新人公演:ポルフィリー/『ハイパー・ステージ!』(宝塚大劇場)
  • 1995年『哀しみのコルドバ」新人公演:マリオ/『メガ・ヴィジョン』(宝塚大劇場、劇場飛天、東京宝塚劇場)
  • 1995年『エデンの東』新人公演:イサク/『ダンディズム!』(宝塚大劇場、東京宝塚劇場)
  • 1995年『チャンピオン!』トニー(宝塚バウホール、日本青年館)
  • 1996年『花は花なり』/『ハイペリオン』(宝塚大劇場、東京宝塚劇場)
  • 1996年『HURRICANE』バウ:ロベルト、青年館・愛知:リカルド(宝塚バウホール、日本青年館、愛知厚生年金会館)
  • 1996年『ハウ・トゥー・サクシード』新人公演(第二幕):ブラット(宝塚大劇場、東京宝塚劇場)
  • 1996年『RYOMA』徳川家茂(シアター・ドラマシティ)
  • 1997年『失われた楽園』新人公演:レスリー/『サザンクロス・レビュー』(宝塚大劇場、東京宝塚劇場)
  • 1997年『風と共に去りぬ』スタンレー(全国ツアー)
  • 1997年『ザッツ・レビュー』新人公演:源次(宝塚大劇場、東京宝塚劇場)
  • 1997年『白い朝』万吉(宝塚バウホール)
  • 1998年『ザッツ・レビュー』(中日劇場)
  • 1998年『白い朝』万吉(日本青年館)
  • 1998年『SPEAKEASY』ダグラス、新人公演:マクフィス/『スナイパー』(宝塚大劇場、TAKARAZUKA1000days劇場*新人公演初主演
  • 1998年『MIKI in Budokan』(日本武道館
  • 1998年『春ふたたび』/『サザンクロス・レビュー』(全国ツアー)
  • 1999年『夜明けの序曲』丸山蔵人(宝塚大劇場、TAKARAZUKA1000days劇場)
  • 1999年『冬物語』藤川伊左衛門(宝塚バウホール)
  • 1999年『'99宝塚巴里祭』(ホテル阪急インターナショナル)
  • 1999年『タンゴ・アルゼンチーノ』マルチェロ/『ザ・レビュー'99』(宝塚大劇場、TAKARAZUKA1000days劇場)
  • 1999年『第三回宝塚狂言の会』(宝塚バウホール)
  • 2000年『冬物語』藤川伊左衛門(宝塚バウホール、日本青年館)
  • 2000年『源氏物語 あさきゆめみし夕霧/『ザ・ビューティーズ!』(宝塚大劇場、TAKARAZUKA1000days劇場)
  • 2000年『トム・ジョーンズの華麗なる冒険』ジョージ・スティーブス(宝塚バウホール、日本青年館)
  • 2000年『第四十一回宝塚舞踊会』(宝塚大劇場)
  • 2000年『ルートヴィヒII世』オットー/『Asian Sunrise』(宝塚大劇場)
  • 2001年『ルートヴィヒII世』オットー/『Asian Sunrise』(東京宝塚劇場)
  • 2001年『マノン』ロドリゴ(宝塚バウホール、日本青年館)*バウ・青年館初主演
  • 2001年『ミケランジェロ』アスカニオ・コンディヴィ/『VIVA!』スーパーラティーノ(宝塚大劇場、東京宝塚劇場)
  • 2001年『カナリア』ウカ(シアター・ドラマシティ)
  • 2002年『カナリア』ウカ(ル・テアトル銀座
  • 2002年『琥珀色の雨にぬれて』ミッシェル/『Cocktail』(宝塚大劇場)
  • 2002年『風と共に去りぬ』スカーレット・オハラ(日生劇場
  • 2002年『琥珀色の雨にぬれて』代役:ルイ/『Cocktail』(東京宝塚劇場)
  • 2002年『あかねさす紫の花大海人皇子/『Cocktail』(博多座)
  • 2002年『エリザベートルイジ・ルキーニ(宝塚大劇場)
  • 2003年『エリザベート』ルイジ・ルキーニ(東京宝塚劇場)
  • 2003年『不滅の棘』アルベルト(シアター・ドラマシティ、赤坂ACTシアター)
  • 2003年『野風の笛』柳生宗矩/『レヴュー誕生』クレアトール(宝塚大劇場、東京宝塚劇場)
  • 2003年『二都物語』シドニー・カートン(宝塚バウホール、日本青年館)
  • 2004年『天使の季節』アッサーラ王子/『アプローズ・タカラヅカ!』KILLER-K(宝塚大劇場、東京宝塚劇場)
  • 2004年『飛鳥夕映え中臣鎌足軽皇子(役替わり)/『タカラヅカ絢爛II』ラサロ(月組特別出演)(宝塚大劇場、東京宝塚劇場)
  • 2004年 コンサート「SENA!」(日本青年館、愛知厚生年金会館、大阪NHKホール

月組・月組トップ時代

  • 2005年『エリザベートエリザベート(宝塚大劇場、東京宝塚劇場)
  • 2005年 羽山紀代美振付家30周年記念ダンシング・リサイタル『ゴールデン・ステップス-1975〜2005-』(宝塚大劇場)
  • 2005年7月『Ernest in Love』アーネスト(ジャック)(梅田芸術劇場)*トップお披露目公演
  • 2005年9月〜12月『JAZZYな妖精たち』パトリック・ゲール/REVUE OF DREAMS』(宝塚大劇場・東京宝塚劇場)*宝塚・東京お披露目公演
  • 2006年1月〜2月 『あかねさす紫の花』大海人皇子/『REVUE OF DREAMS』(中日劇場)
  • 2006年3月『ベルサイユのばら-オスカル編-』アンドレ(雪組特別出演)(宝塚大劇場)
  • 2006年5月〜8月『暁のローマ』ブルータス/『レ・ビジュー・ブリアン』(宝塚大劇場・東京宝塚劇場)
  • 2006年10月『あかねさす紫の花』大海人皇子/『レ・ビジュー・ブリアン』(全国ツアー)
  • 2007年1月〜4月『パリの空よりも高く』アルマンド・ジャッケ/『ファンシーダンス』(宝塚大劇場・東京宝塚劇場)
  • 2007年5月〜6月『ダル・レークの恋』ラッチマン(全国ツアー)
  • 2007年8月〜11月『MAHOROBA』ヤマトタケル/『マジシャンの憂鬱』オウス/シャンドール(宝塚大劇場・東京宝塚劇場)
  • 2007年12月〜2008年1月『A"R"ex』アレック(シアタードラマシティ・日本青年館)
  • 2008年3月〜7月『ME AND MY GIRL』 ウィリアム・スナイブスン(ビル)(宝塚大劇場・東京宝塚劇場)
  • 2008年9月『グレート・ギャツビー』ジェイ・ギャツビー(日生劇場)
  • 2008年11月〜2009年2月『夢の浮橋』匂宮/『Apasionado!!』(宝塚大劇場・東京宝塚劇場)
  • 2009年3月『SAUDADE』J(ジョッタ)(シアタードラマシティ・昭和女子大学人見記念講堂)
  • 2009年5月〜8月『エリザベート』 トート(宝塚大劇場・東京宝塚劇場)
  • 2009年10月〜12月『ラスト・プレイ』アリステア/Heat on Beat!』(宝塚大劇場・東京宝塚劇場)*退団公演

宝塚歌劇団退団後の主な活動

舞台

コンサート

吹替

テレビドラマ

宝塚歌劇団時代の受賞歴

  • 1998年度・年度賞 努力賞受賞
  • 2001年度・年度賞 努力賞受賞
  • 2004年度・年度賞 努力賞受賞
  • 2005年度・阪急すみれ会パンジー賞 男役賞受賞
  • 2005年度・年度賞 優秀賞受賞
  • 2008年度・年度賞 優秀賞受賞

ディナーショー

脚注

  1. ^ 2009年6月14日放送回「情熱大陸」より。またThe name of タカラジェンヌを参照のこと。
  2. ^ 3歳のとき車のタイヤと接触してアキレス腱を断裂するが、治癒した際に医師から再発予防のために運動をすすめられたことや、母親がバレエ好きだったことがバレエをはじめるきっかけだった。『宝塚GRAPH』2002年10月号「波瀾爆笑!わが人生」
  3. ^ 『宝塚GRAPH』2002年10月号「波瀾爆笑!わが人生」
  4. ^ 元月組トップ・瀬奈じゅん、10歳下のダンサーと電撃婚(読売新聞、2013年1月15日)
  5. ^ 春野寿美礼が『貴婦人の訪問』を降板”. シアターガイド (2016年3月23日). 2016年3月24日閲覧。

関連項目

外部リンク