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昆夏美

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
こん なつみ
昆 夏美
生年月日 (1991-06-28) 1991年6月28日(33歳)
出身地 日本の旗 日本 東京都八王子市[1]
身長 155 cm
血液型 O型
職業 女優歌手
ジャンル 舞台テレビドラマ
活動期間 2011年 -
事務所 東宝芸能
公式サイト 公式プロフィール
主な作品
ミュージカル
ロミオ&ジュリエット
ハムレット
レ・ミゼラブル
ミス・サイゴン
舞台
『有毒少年』
『音楽劇 星の王子さま
映画
美女と野獣
テンプレートを表示
昆夏美
学歴 洗足学園音楽大学音楽学部ミュージカルコース 卒業
ジャンル J-POPアニメソング
職業 歌手
担当楽器 ボーカル
活動期間 2013年 -
レーベル TOHO animation RECORDS
公式サイト 公式プロフィール

昆 夏美(こん なつみ、1991年(平成3年)6月28日 - )は、日本ミュージカル女優歌手

東京都八王子市出身[1]洗足学園音楽大学音楽学部ミュージカルコース卒業[2]東宝芸能所属。大学在学中にミュージカル『ロミオ&ジュリエット』のジュリエット役でプロデビュー、その後もミュージカル『ハムレット』や『レ・ミゼラブル』、『ミス・サイゴン』など話題作へ次々に出演し、「ミュージカル界の新世代の歌姫」と称される[3]。また、シングル「私は想像する」で歌手としてもデビュー。身長155cm、血液型はO型。

略歴・人物

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幼い頃より歌うこと、お芝居すること、ダンスを踊ることが好きで、2003年から2006年まで児童劇団・大きな夢に所属し、おもに主役で出演[4]。中学3年生の時にミュージカル女優を目指すことを決意し、音楽科のある洗足学園高等学校へと進学する[5]2009年、高校3年生の時にDPI・NGO 国連クラシックライブ協会主催による音楽劇『赤毛のアン』で少女アン役の一人に選ばれる[6]

2010年、洗足学園高等学校音楽科より洗足学園音楽大学音楽学部ミュージカルコースへ進学[2]。大学2年に在籍中の2011年東宝芸能のオーディションを受けて合格すると、事務所に入って1ヶ月も経たないうちに受けたミュージカル『ロミオ&ジュリエット』のヒロインオーディションにて多くの候補者の中よりジュリエット役[注 1]に選ばれ、メジャー作品プロデビュー[7]。同年に初のストレートプレイとなる舞台『有毒少年』で初主演[注 2]を果たす[8]。その後もミュージカル『ハムレット』のヒロイン・オフィーリア役やミュージカル『レ・ミゼラブル』のエポニーヌ役などを演じて話題の作品に出演し、その歌唱力から「ミュージカル界の新世代の歌姫」として注目を集める[3]

一方で、2012年にはテレビ朝日Wの悲劇』のクララ役でテレビドラマ初出演、また2013年にはテレビアニメ『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』のオープニングテーマ「私は想像する」で歌手デビューを果たす。

2014年に洗足学園音楽大学音楽学部ミュージカルコースを卒業[2]すると、ミュージカル『アダムス・ファミリー』にウェンズデー役で、またミュージカル『ミス・サイゴン』にキム役[注 3]で出演。さらに歌手としてテレビアニメ『一週間フレンズ。』のオープニングテーマ「虹のかけら」を担当する[9]

2016年10月には出演を予定していたミュージカル『ミス・サイゴン』の帝国劇場公演を声帯結節の治療のため休演[10][11]、手術とリハビリを経て翌2017年1月19日の名古屋公演初日より復帰を果たす[12]

2017年4月には、ディズニー・アニメの実写版『美女と野獣』の日本語吹替版において、オーディションを経てエマ・ワトソン演じるヒロイン・ベル役の声優を務める[13]

ジャズ・ピアニスト桑原あいは高校時代の同級生[14]

出演

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舞台・ミュージカル

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テレビドラマ

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テレビアニメ

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ラジオドラマ

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  • サウンドミュージカル 雪色オルゴール(2019年1月2日、NHK-FM) - 主演・アスカ 役
  • 青春アドベンチャー 輪廻転Payうた絵巻(2021年1月4日 - 8日・1月11日 - 15日、NHK-FM) ‐ 主演・七海役[38]

映画

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ライブ

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ディスコグラフィ

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シングル

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発売日 タイトル 規格品番 最高位[43]
1st 2013年4月17日 私は想像する THCS-60000 34位
2nd 2013年8月21日 PROMPT THCS-60002 58位
3rd 2014年5月21日 虹のかけら THCS-60036 22位
4th 2015年8月5日 ISOtone THCS-60057(初回限定アニメ盤)
THCS-60058(初回限定アーティスト盤)
THCS-60059(通常盤)
76位
5th 2016年11月9日 消えない宙 THCS-60121 79位

タイアップ

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楽曲 タイアップ 時期
私は想像する テレビアニメ銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』前期オープニングテーマ 2013年
ココロ テレビアニメ『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』挿入歌
PROMPT テレビアニメ『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』後期オープニングテーマ
心はひとつじゃない テレビアニメ『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』エンディングテーマ
虹のかけら テレビアニメ『一週間フレンズ。』オープニングテーマ 2014年
ISOtone テレビアニメ『ケイオスドラゴン 赤竜戦役』オープニングテーマ 2015年
消えない宙 アニメ映画『劇場版 マジェスティックプリンス -覚醒の遺伝子-』主題歌[44] 2016年

楽曲参加

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  • Sister(『ハムレット』より) Duet With 昆夏美(伊礼彼方『Elegante』〈2019年4月17日、SLENDERIE RECORD、YRCN-95307〉収録)

脚注

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注釈

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  1. ^ フランク莉奈とダブルキャスト。
  2. ^ a b 木戸邑弥とW主演。
  3. ^ 笹本玲奈知念里奈とのトリプルキャスト。
  4. ^ ヒロイン。フランク莉奈とのダブルキャスト。
  5. ^ a b 笹本玲奈平野綾綿引さやかとのクアドラプルキャスト。
  6. ^ 唯月ふうか松原凜子とのトリプルキャスト。
  7. ^ 唯月ふうか屋比久知奈とのトリプルキャスト。
  8. ^ 笹本玲奈、知念里奈とのトリプルキャスト。
  9. ^ まりゑとのダブルキャスト。
  10. ^ 真野恵里菜とのダブルキャスト。
  11. ^ ソニンとのダブルキャスト。
  12. ^ 屋比久知奈とのダブルキャスト。
  13. ^ 咲妃みゆとのダブルキャスト。
  14. ^ 大原櫻子とのダブルキャスト。
  15. ^ 生田絵梨花木下晴香とのトリプルキャスト。

出典

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  1. ^ a b 昆 夏美「木の役でも出たかった」 ひとつの夢が叶った、憧れのミュージカル作品”. J-WAVE NEWS. J-WAVE (2020年12月1日). 2021年10月29日閲覧。
  2. ^ a b c 卒業”. 昆夏美オフィシャルブログ「こんめもっ!」 (2014年3月19日). 2014年3月21日閲覧。
  3. ^ a b “昆夏美:憧れの「レ・ミゼラブル」出演に「幸せ」 注目の新人ミュージカル女優の素顔”. MANTANWEB. (2013年9月1日). https://mantan-web.jp/article/20130901dog00m200020000c.html 2021年10月29日閲覧。 
  4. ^ “【昆夏美 interview:vol.2】ミュージカル『レ・ミゼラブル』エポニーヌ役への熱い思いとは?”. テレビドガッチ. (2013年8月23日). https://web.archive.org/web/20130912005208/http://dogatch.jp/news/cx/18855 2014年3月22日閲覧。 
  5. ^ “新人ミュージカル女優・昆夏美「音楽は身体の一部」 今後の展望と揺るぎない決意”. ORICON STYLE (オリコン). (2013年8月21日). https://www.oricon.co.jp/news/2027785/full/ 2014年3月21日閲覧。 
  6. ^ a b 2009年 キャスト”. 生命のコンサート音楽劇「赤毛のアン」. DPI・NGO 国連クラシックライブ協会. 2017年5月9日閲覧。
  7. ^ “シンデレラ女優昆夏美が2大ヒロイン役”. 日刊スポーツ. (2011年7月28日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20110728-811696.html 2014年3月21日閲覧。 
  8. ^ “Wキャストのジュリエット 昆夏美・フランク莉奈対談”. 朝日新聞. (2011年11月10日). https://www.asahi.com/showbiz/stage/spotlight/OSK201111080057.html 2014年3月22日閲覧。 
  9. ^ “昆夏美、新曲はアニメ『一週間フレンズ。』OP曲 川嶋あいが作詞作曲”. ORICON STYLE (オリコン). (2014年3月17日). https://www.oricon.co.jp/news/2035232/full/ 2014年3月21日閲覧。 
  10. ^ “昆夏美 声帯結節で「ミス・サイゴン」休演「大変心苦しい」”. スポニチアネックス. (2016年10月13日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/10/13/kiji/K20161013013527480.html 2016年10月13日閲覧。 
  11. ^ “昆夏美「ミス・サイゴン」大阪公演も休演 声帯結節治療「頑張ります!」”. デイリースポーツ online. (2016年12月13日). https://www.daily.co.jp/gossip/2016/12/13/0009748728.shtml 2017年5月5日閲覧。 
  12. ^ “昆夏美、声帯結節で降板の「ミス・サイゴン」復帰していた!”. SANSPO.COM (産経デジタル). (2017年1月23日). https://www.sanspo.com/article/20170123-E2EEOQQN7RJEPMQ6H7DFY7QVQQ/ 2017年5月5日閲覧。 
  13. ^ 戸津井康之 (2017年4月19日). “【私の時間 シネマ】 映画「美女と野獣」ヒロイン・ベルの声優、昆夏美 「まさか私が。夢のようです」”. 産経WEST (産経デジタル). https://www.sankei.com/article/20170419-WOZSTJS7UJOHDAF4GUOI7BAKS4/ 2017年5月5日閲覧。 
  14. ^ 今日”. 昆夏美オフィシャルブログ (2013年7月29日). 2013年7月30日閲覧。
  15. ^ 生命のコンサート 音楽劇 赤毛のアン
  16. ^ ミュージカル ロミオ&ジュリエット
  17. ^ cube presents 有毒少年
  18. ^ ヒロイン。ミュージカル ハムレット公演情報 - 演劇ライフ
  19. ^ song for a new world-新しい世界の扉を開ける14の物語-公演情報 - 森ノ宮ピロティホール
  20. ^ ミュージカル レ・ミゼラブル
  21. ^ 橋本さとしと昆夏美の“父娘”、アダムス一家を語る”. チケットぴあ (2017年9月21日). 2021年10月29日閲覧。
  22. ^ “中川晃教が「グランドホテル」公開稽古で動揺「そんな結末の違いが」”. ステージナタリー (ナターシャ). (2016年3月9日). https://natalie.mu/stage/news/178928 2022年7月11日閲覧。 
  23. ^ 昆夏美(インタビュー)「昆夏美 あの衝撃作がついに舞台化。『コインロッカー・ベイビーズ』に出演」『TOKYO HEADLINE』、2016年5月21日https://www.tokyoheadline.com/184275/2016年6月30日閲覧 
  24. ^ “ミュージカル「シークレット・ガーデン」石丸幹二、花總まりで来夏上演”. ステージナタリー (ナターシャ). (2017年7月12日). https://natalie.mu/stage/news/240550 2022年7月11日閲覧。 
  25. ^ “心に残る公演に、平方元基×ウエンツ瑛士×笹本玲奈「メリリー・ウィー・ロール・アロング」開幕”. ステージナタリー (ナターシャ). (2021年5月17日). https://natalie.mu/stage/news/428563 2022年7月12日閲覧。 
  26. ^ 3組のペアが織りなす新演出版「The Last 5 Years」開幕、ゲネプロ映像公開”. ステージナタリー. ナターシャ (2021年6月30日). 2021年10月29日閲覧。
  27. ^ 昆夏美、レトロ衣装ににっこり ミュージカル『ドッグファイト』本番衣装も「楽しみ」”. ORICON NEWS. oricon ME (2021年8月7日). 2021年10月29日閲覧。
  28. ^ “「ロッキー・ホラー・ショー」上演決定、古田新太の“フランク・古田ー”卒業公演に”. ステージナタリー (ナターシャ). (2021年10月20日). https://natalie.mu/stage/news/450137 2022年7月11日閲覧。 
  29. ^ 昆夏美(インタビュアー:橘涼香)「『ロッキー・ホラー・ショー』に出演!昆夏美インタビュー(上)」『論座』、朝日新聞社、2022年2月5日https://webronza.asahi.com/culture/articles/2022020200005.html2022年3月12日閲覧 
  30. ^ 新生『ネクスト・トゥ・ノーマル』が開幕~ゲネプロ&囲み会見レポート”. SPICE. イープラス (2022年3月26日). 2022年5月24日閲覧。
  31. ^ ミュージカル「マチルダ」出演者決定!大貫勇輔・小野田龍之介・木村達成がトランチブル校長に”. ステージナタリー. 2022年9月21日閲覧。
  32. ^ “こうの史代「この世界の片隅に」ミュージカル化、すず役は昆夏美・大原櫻子”. ステージナタリー (ナターシャ). (2023年8月22日). https://natalie.mu/stage/news/537742 2023年8月22日閲覧。 
  33. ^ アンジェラ・アキ、楽曲担当『この世界の片隅に』は「舞台化した意味がある」役者陣も絶賛”. マイナビニュース. マイナビ (2024年2月21日). 2024年2月21日閲覧。
  34. ^ “ドロ三郎”こと山崎育三郎が「トッツィー」劇中歌披露、ドレス姿の感想は「俺綺麗だな」”. ステージナタリー. ナターシャ (2023年11月14日). 2023年11月14日閲覧。
  35. ^ 現・帝劇で最後の「レ・ミゼラブル」に飯田洋輔ら初参加、小野田龍之介らは役替わりで出演”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年6月26日). 2024年6月26日閲覧。
  36. ^ 中山優馬&昆夏美、『アンラッキーガール!』で恋人役”. マイナビニュース. マイナビ (2021年11月11日). 2022年3月12日閲覧。
  37. ^ “『ブギウギ』に昆夏美&浩歌が出演決定 “羽鳥善一”草なぎ剛が上海で出会う人々に”. ORICON NEWS (oricon ME). (2023年12月6日). https://www.oricon.co.jp/news/2305442/full/ 2023年12月6日閲覧。 
  38. ^ ラジオドラマで昆夏美が“意識高い系”大学生、内藤大希がカリスマ起業家に”. ステージナタリー. ナターシャ (2020年12月30日). 2022年5月24日閲覧。
  39. ^ “昆夏美&山崎育三郎!「美女と野獣」吹き替え版キャストにミュージカル俳優ずらり”. 映画.com (株式会社エイガ・ドット・コム). (2017年1月31日). https://eiga.com/news/20170131/13/ 2017年1月31日閲覧。 
  40. ^ ミュージカル界、トップスターの魅力全開! 『Kon Natsumi Concert 2024 -moi-』 昆夏美、3年ぶりのソロコンサート よみうり大手町ホール”. 美術館ナビ. 読売新聞. 2024年10月1日閲覧。
  41. ^ 現・帝国劇場の最終公演となるコンサート詳細発表、井上芳雄・浦井健治・宮野真守らが全公演出演”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年10月29日). 2024年10月30日閲覧。
  42. ^ SCHEDULE”. 帝国劇場 CONCERT『THE BEST New HISTORY COMING』公式サイト. 東宝. 2024年10月30日閲覧。
  43. ^ 昆夏美のCDシングルランキング”. ORICON STYLE. オリコン. 2014年5月22日閲覧。
  44. ^ “劇場版「マジェプリ」主題歌は昆夏美「とても光栄に思っています」”. 音楽ナタリー. (2016年9月8日). https://natalie.mu/music/news/201060 2016年9月8日閲覧。 

外部リンク

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