アカデミー助演男優賞
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アカデミー賞助演男優賞 Academy Award for Best Supporting Actor | |
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最新の受賞者:ロバート・ダウニー・Jr. | |
受賞対象 | 最高の演技をした助演男優 |
国 | アメリカ合衆国 |
主催 | 映画芸術科学アカデミー (AMPAS) |
初回 | 1936年 |
最新受賞者 | ロバート・ダウニー・Jr. 『オッペンハイマー』 (2023年) |
公式サイト | www |
アカデミー助演男優賞(アカデミーじょえんだんゆうしょう、Academy Award for Best Supporting Actor)は、アカデミー賞の一部門で、1936年の第9回からとりいれられた。初期の受賞者に与えられたのはオスカー像ではなく、オスカー像の描かれた楯が贈呈され、1944年に開催された第16回授賞式からは、実物大の像が贈られるようになった[1]。
最年少受賞者はティモシー・ハットンの20歳、最年少候補者はジャスティン・ヘンリーの8歳。最年長受賞者はクリストファー・プラマーの82歳、最年長候補者はクリストファー・プラマーの88歳。
最多受賞者は3回受賞のウォルター・ブレナン。2回受賞経験者はマハーシャラ・アリ、マイケル・ケイン、メルヴィン・ダグラス、アンソニー・クイン、ジェイソン・ロバーズ、ピーター・ユスティノフ、クリストフ・ヴァルツの7人。最多候補者はウォルター・ブレナン、ジェフ・ブリッジス、ロバート・デュヴァル、アーサー・ケネディ、ジャック・ニコルソン、アル・パチーノ、クロード・レインズの4回。
ヒース・レジャーは死後に受賞。また、ラルフ・リチャードソンも死後にノミネートされた。
統計
[編集]最高記録 | 主演男優 | 助演男優 | 合算 | |||
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最多受賞者 | ダニエル・デイ=ルイス | 3回 | ウォルター・ブレナン | 3回 | ダニエル・デイ=ルイス ウォルター・ブレナン ジャック・ニコルソン |
3回 |
最多候補者 | スペンサー・トレイシー ローレンス・オリヴィエ |
9回 | ジャック・ニコルソン クロード・レインズ アーサー・ケネディ ウォルター・ブレナン |
4回 | ジャック・ニコルソン | 12回 |
受賞経験無しの最多候補者 | ピーター・オトゥール | 8回 | クロード・レインズ アーサー・ケネディ |
4回 | ピーター・オトゥール | 8回 |
複数の候補者を持つ作品 | 『戦艦バウンティ号の叛乱』 | 3人 | 『波止場』 『ゴッドファーザー』 『ゴッドファーザー PART II』 |
3人 | 『波止場』 『ゴッドファーザー』 『ゴッドファーザー PART II』 |
4人 |
最年長受賞者 | アンソニー・ホプキンス | 83歳 | クリストファー・プラマー | 82歳 | アンソニー・ホプキンス | 83歳 |
最年長候補者 | アンソニー・ホプキンス | 83歳 | クリストファー・プラマー | 88歳 | クリストファー・プラマー | 88歳 |
最年少受賞者 | エイドリアン・ブロディ | 29歳 | ティモシー・ハットン | 20歳 | ティモシー・ハットン | 20歳 |
最年少候補者 | ジャッキー・クーパー | 9歳 | ジャスティン・ヘンリー | 8歳 | ジャスティン・ヘンリー | 8歳 |
受賞一覧
[編集]1930年代
[編集]年 | 男優名 | 作品名 | 役名 |
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1936年 (第9回) | |||
ウォルター・ブレナン | 大自然の凱歌 | スワン・ボストロム | |
ミシャ・オウア | 襤褸と宝石 | カルロ | |
スチュアート・アーウィン | フットボール・パレード | アモス・ドッド | |
ベイジル・ラスボーン | ロミオとジュリエット | ティボルト | |
エイキム・タミロフ | 将軍暁に死す | ヤン将軍 | |
1937年 (第10回) | |||
ジョセフ・シルドクラウト | ゾラの生涯 | アルフレド・ドレフュス | |
ラルフ・ベラミー | 新婚道中記 | ダン・リーソン | |
トーマス・ミッチェル | ハリケーン | ケルサン医師 | |
H・B・ワーナー | 失はれた地平線 | チャン | |
ローランド・ヤング | 天国漫歩 | コスモ・トッパー | |
1938年 (第11回) | |||
ウォルター・ブレナン | Kentucky | ピーター・グッドウィン | |
ジョン・ガーフィールド | 四人の姉妹 | ミッキー・ボーデン | |
ジーン・ロックハート | カスバの恋 | レジス | |
ロバート・モーレイ | マリー・アントアネットの生涯 | ルイ16世 | |
ベイジル・ラスボーン | 放浪の王者 | ルイ11世 | |
1939年 (第12回) | |||
トーマス・ミッチェル | 駅馬車 | ジョサイア・ブーン医師 | |
ブライアン・エイハーン | 革命児ファレス | メキシコ皇帝マクシミリアン・フォン・ハプスブルク | |
ハリー・ケリー | スミス都へ行く | 上院議長 | |
ブライアン・ドンレヴィ | ボー・ジェスト | マーコフ軍曹 | |
クロード・レインズ | スミス都へ行く | ジョセフ・ハリソン・ペイン上院議員 |
1940年代
[編集]1950年代
[編集]1960年代
[編集]1970年代
[編集]1980年代
[編集]1990年代
[編集]2000年代
[編集]2010年代
[編集]2020年代
[編集]年 | 男優名 | 作品名 | 役名 |
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2020/21年 (第93回) | |||
ダニエル・カルーヤ | ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償 | フレッド・ハンプトン | |
サシャ・バロン・コーエン | シカゴ7裁判 | アビー・ホフマン | |
レスリー・オドム・Jr | あの夜、マイアミで | サム・クック | |
ポール・レイシー | サウンド・オブ・メタル -聞こえるということ- | ジョー | |
ラキース・スタンフィールド | ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償 | ウィリアム・オニール | |
2021年 (第94回) | |||
トロイ・コッツァー | コーダ あいのうた | フランク・ロッシ | |
キアラン・ハインズ | ベルファスト | ポップ | |
ジェシー・プレモンス | パワー・オブ・ザ・ドッグ | ジョージ・バーバンク | |
J・K・シモンズ | 愛すべき夫妻の秘密 | ウィリアム・フローリー | |
コディ・スミット=マクフィー | パワー・オブ・ザ・ドッグ | ピーター・ゴードン | |
2022年 (第95回) | |||
キー・ホイ・クァン | エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス | ウェイモンド・ワン | |
ブレンダン・グリーソン | イニシェリン島の精霊 | コルム・ドハティ | |
ブライアン・タイリー・ヘンリー | その道の向こうに | ジェームズ・オーコイン | |
ジャド・ハーシュ | フェイブルマンズ | ボリス・シルドクラウト | |
バリー・コーガン | イニシェリン島の精霊 | ドミニク・カーニー | |
2023年 (第96回) | |||
ロバート・ダウニー・Jr. | オッペンハイマー | ルイス・ストローズ | |
スターリング・K・ブラウン | アメリカン・フィクション | クリフォード・"クリフ"・エリソン | |
ロバート・デ・ニーロ | キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン | ウィリアム・キング・ヘイル | |
ライアン・ゴズリング | バービー | ケン | |
マーク・ラファロ | 哀れなるものたち | ダンカン・ウェダバーン |
参考文献
[編集]- ^ Kinn & Piazza 2014, p. 67
- ^ “Nominees for the 86th Academy Awards”. 映画芸術科学アカデミー. 2014年3月3日閲覧。
外部リンク
[編集]- Academy of Motion Picture Arts and Sciences - 映画芸術科学アカデミー公式サイト
- The Oscars - アカデミー賞授賞式公式サイト
- Oscar Legacy - アカデミー賞各年の概要(公式サイト)
- The Official Academy Awards Database - アカデミー賞公式データベース
- Academy Awards - インターネット・ムービー・データベース
- アカデミー賞 - allcinema