マーク・ラファロ
マーク・ラファロ Mark Ruffalo | |||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017年、コミコン・インターナショナルにて | |||||||||||||||||||||||||||||
本名 |
マーク・アラン・ラファロ Mark Alan Ruffalo | ||||||||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1967年11月22日(57歳) | ||||||||||||||||||||||||||||
出生地 |
アメリカ合衆国 ウィスコンシン州ケノーシャ | ||||||||||||||||||||||||||||
身長 | 173cm | ||||||||||||||||||||||||||||
活動期間 | 1989年 - | ||||||||||||||||||||||||||||
配偶者 | サンライズ・コイグニー(2000年 - ) | ||||||||||||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||||||||||||
映画 『ユー・キャン・カウント・オン・ミー』 『死ぬまでにしたい10のこと』 『エターナル・サンシャイン』 『コラテラル』 『ゾディアック』 『帰らない日々』 『ブラインドネス』 『キッズ・オールライト』 『シャッター アイランド』 『アベンジャーズ』シリーズ 『グランド・イリュージョン』シリーズ 『はじまりのうた』 『フォックスキャッチャー』 『ノーマル・ハート』 『スポットライト 世紀のスクープ』 『マイティ・ソー バトルロイヤル』 『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』 『アダム&アダム』 『哀れなるものたち』 テレビドラマ 『ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー』 『シー・ハルク:ザ・アトーニー』 | |||||||||||||||||||||||||||||
|
マーク・アラン・ラファロ(Mark Alan Ruffalo, 1967年11月22日 - )[1]は、アメリカ合衆国の俳優。
生い立ち
[編集]ウィスコンシン州ケノーシャにて、イタリア人とフランス系カナダ人の血を引く両親[2][3]の間に生まれる。父親は建設塗装工、母親は美容師[4][5][6]。3人の兄妹(タニア、ニコール、スコット)がいる[4]。
キャリア
[編集]高校生で俳優への道を志望[7]。9年間、バーテンダーとして生活をしながら、ロサンジェルスのステラ・アドラー・コンサヴァトリーで演劇活動を行う[4]。舞台で活躍していたが、2000年の『ユー・キャン・カウント・オン・ミー』でローラ・リニーの弟を演じて注目され、モントリオール世界映画祭男優賞とロサンゼルス映画批評家協会賞ニュー・ジェネレーション賞を受賞。
その後マイケル・マン監督の『コラテラル』、デヴィッド・フィンチャーの『ゾディアック』、フェルナンド・メイレレスの『ブラインドネス』、マーティン・スコセッシの『シャッター アイランド』など多くの話題作に出演している。
2006年、舞台『Awake and Sing!』でトニー賞にノミネートされた[4]。
2010年、映画『キッズ・オールライト』でニューヨーク映画批評家協会賞助演男優賞を受賞し、自身初のアカデミー助演男優賞にもノミネートされた。
2012年の『アベンジャーズ』ではアメコミのヒーローの1人・ハルクに抜擢され、その演技力を絶賛されており、前任のエリック・バナやエドワード・ノートンを超えたとまで評価された。
2014年の『フォックスキャッチャー』と2015年の『スポットライト 世紀のスクープ』でもアカデミー助演男優賞にノミネート。
私生活
[編集]2000年にフランス系アメリカ人女優のサンライズ・コイグニーと結婚。2001年には長男(キーン)、2005年に長女(ベラ)、2007年に次女(オデット)が誕生[8]。
2002年には聴神経腫瘍と診断され手術した(良性腫瘍)。このため、出演予定だった映画『サイン』を降板している。顔の一部の麻痺はその後、回復した[5]が、左耳の聴力を失った[9]。
2008年、美容師をしていた弟スコットが頭部を撃たれた状態で発見された。当初は友人とロシアンルーレットをしていた最中の事故と報じられた[10]が、その後、第三者が引き金を引いた殺人事件として捜査された[11]。2020年のインタビューの時点では、この事件は未だ未解決だと語っている[9]。この事件後、ラファロはアメリカの銃規制問題に熱心に参加している。
フィルモグラフィ
[編集]映画
[編集]年 | 題名 | 役名 | 備考 | 吹き替え |
---|---|---|---|---|
1992 | Rough Trade | ハンク | 短編映画 | — |
1994 | Mirror, Mirror II: Raven Dance | クリスチャン | — | |
1995 | Mirror, Mirror III: The Voyeur | ジョーイ | — | |
1996 | デンティスト The Dentist |
スティーヴ・ランダーズ | 日本劇場未公開 | |
1997 | クリスマスの2日目/プレゼントは期限つき? On the 2nd Day of Christmas |
バート | テレビ映画 | |
1998 | セーフ・メーン Safe Men |
フランク | 日本劇場未公開 | |
54 フィフティ★フォー 54 |
リコ | 永野広一(ソフト版) 影平隆一(Netflix版) | ||
フーディーニ/天才魔術師の生涯 Houdini |
テオ | テレビ映画 | ||
1999 | 楽園をください Ride with the Devil |
アルフ・ボーデン | 別題『シビル・ガン 楽園をください』 | 不明 |
2000 | ユー・キャン・カウント・オン・ミー You Can Count on Me |
テリー・プレスコット | 日本劇場未公開 モントリオール世界映画祭男優賞受賞 ロサンゼルス映画批評家協会賞ニュー・ジェネレーション賞受賞 |
猪野学(ソフト版) |
ノンストップ・ガール Committed |
T-Bo | 浜田賢二 | ||
2001 | ラスト・キャッスル The Last Castle |
イエーツ | 咲野俊介 | |
アパートメント12 Life/Drawing |
アレックス | 日本劇場未公開 | ||
2002 | ウインドトーカーズ Windtalkers |
パパス | 江原正士(ソフト版) 田中正彦(テレビ朝日版) | |
2003 | ハッピー・フライト View from the Top |
テッド・スチュワート | 郷田ほづみ | |
イン・ザ・カット In the Cut |
ジョヴァンニ・A・マロイ | 原康義 | ||
死ぬまでにしたい10のこと My Life Without Me |
リー | 山路和弘 | ||
2004 | 夫以外の選択肢 We Don't Live Here Anymore |
ジャック | 兼製作 日本劇場未公開 |
(吹き替え版なし) |
エターナル・サンシャイン Eternal Sunshine of the Spotless Mind' |
スタン | 川島得愛 | ||
13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティ 13 Going on 30 |
マット | 日本劇場未公開 | 関俊彦 | |
コラテラル Collateral |
レイ・ファニング | 山路和弘 | ||
2005 | 迷い婚 -すべての迷える女性たちへ- Rumor Has It... |
ジェフ | 森田順平 | |
恋人はゴースト Just Like Heaven |
デヴィッド | 日本劇場未公開 | 木下浩之(ソフト版) | |
2006 | オール・ザ・キングスメン All the King's Men |
アダム・スタントン | 佐久田修 | |
2007 | ゾディアック Zodiac |
デイブ・トースキー捜査官 | 志村知幸 | |
帰らない日々 Reservation Road |
ドワイト・アルノー | 井上和彦 | ||
2008 | ブラインドネス Blindness |
眼科医 | てらそままさき | |
クロッシング・デイ What Doesn't Kill You |
ブライアン | 菊池康弘 | ||
2009 | ブラザーズ・ブルーム The Brothers Bloom |
スティーブン | 松山鷹志 | |
かいじゅうたちのいるところ Where the Wild Things Are |
ママの恋人 | 村治学 | ||
2010 | シンパシー・フォー・デリシャス Sympathy for Delicious |
神父ジョー | 兼監督・製作 | 不明 |
キッズ・オールライト The Kids Are All Right |
ポール | アカデミー助演男優賞ノミネート 英国アカデミー賞助演男優賞ノミネート 全米映画俳優組合賞助演男優賞ノミネート クリティクス・チョイス・アワード助演男優賞ノミネート ニューヨーク映画批評家協会賞助演男優賞受賞 インディペンデント・スピリット賞助演男優賞ノミネート |
(吹き替え版なし) | |
シャッター アイランド Shutter Island |
チャック・オール | 志村知幸 | ||
デート & ナイト Date Night |
ブラッド・サリバン | 日本劇場未公開 | 遠藤大智(ソフト版) | |
2011 | マーガレット Margaret |
ジェラルド・マレッティ | (吹き替え版なし) | |
2012 | アベンジャーズ The Avengers |
ブルース・バナー / ハルク | 宮内敦士 | |
恋人はセックス依存症 Thanks for Sharing |
アダム | 日本劇場未公開 | 不明 | |
2013 | アイアンマン3 Iron Man 3 |
ブルース・バナー | クレジットなし | 宮内敦士 |
グランド・イリュージョン Now You See Me |
ディラン・ローズ | |||
はじまりのうた Begin Again |
ダン | 堀内賢雄 | ||
2014 | それでも、やっぱりパパが好き! Infinitely Polar Bear |
キャム・スチュアート | 兼製作総指揮 日本劇場未公開 |
落合弘治 |
フォックスキャッチャー Foxcatcher |
デイヴ・シュルツ | アカデミー助演男優賞ノミネート 英国アカデミー賞 助演男優賞ノミネート ゴールデングローブ賞助演男優賞ノミネート 全米映画俳優組合賞助演男優賞ノミネート クリティクス・チョイス・アワード助演男優賞ノミネート サンディエゴ映画批評家協会賞助演男優賞受賞 |
樫井笙人 | |
ノーマル・ハート The Normal Heart |
ネッド・ウィークス | テレビ映画、製作総指揮 エミー賞作品賞 (テレビ映画部門)受賞・主演男優賞 (ミニシリーズ/テレビ映画部門)ノミネート ゴールデングローブ賞男優賞 (ミニシリーズ・テレビ映画部門)ノミネート 全米映画俳優組合賞男優賞 (テレビ映画・ミニシリーズ)受賞 サテライト賞主演男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)受賞 オンライン映画&テレビジョン協会賞主演男優賞(テレビ映画・ミニシリーズ部門)受賞 |
(吹き替え版なし) | |
2015 | アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン Avengers: Age of Ultron |
ブルース・バナー / ハルク | 宮内敦士 | |
スポットライト 世紀のスクープ Spotlight |
マイク・レゼンデス | アカデミー賞助演男優賞ノミネート 英国アカデミー賞 助演男優賞ノミネート クリティクス・チョイス・アワード助演男優賞ノミネート アイオワ映画批評家協会賞助演男優賞受賞 インディアナ映画ジャーナリスト賞助演男優賞受賞 ノースカロライナ映画批評家協会賞助演男優賞受賞 | ||
2016 | グランド・イリュージョン 見破られたトリック Now You See Me 2 |
ディラン・ローズ | ||
2017 | Anything | — | 製作総指揮 | — |
マイティ・ソー バトルロイヤル Thor: Ragnarok |
ブルース・バナー / ハルク | 宮内敦士 | ||
2018 | アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー Avengers: Infinity War | |||
2019 | キャプテン・マーベル Captain Marvel |
ブルース・バナー | カメオ出演(クレジットなし) | |
アベンジャーズ/エンドゲーム Avengers: Endgame |
ブルース・バナー / ハルク | |||
ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男 Dark Warters |
ロバート・ビロット | 兼製作 | (吹き替え版なし) | |
2021 | シャン・チー/テン・リングスの伝説 Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings |
ブルース・バナー | カメオ出演(クレジットなし) | 宮内敦士 |
2022 | アダム&アダム The Adam Project |
ルイス・リード | ||
2023 | 哀れなるものたち Poor Things |
ダンカン・ウェダバーン | (吹き替え版なし) | |
2025 | ミッキー17 Mickey 17 |
ヒエロニマウス・マーシャル | ||
Now You See Me 3 |
ディラン・ローズ | 撮影中 | ||
2026 | Avengers: Doomsday |
ブルース・バナー / ハルク | プリプロダクション | |
2027 | Avengers: Secret Wars |
テレビシリーズ
[編集]年 | 題名 | 役名 | 備考 | 吹き替え |
---|---|---|---|---|
1989 | CBS Summer Playhouse | Michael Dunne | 第3シーズン第6話「American Nuclear」 | — |
1994 | 騎馬警官 Due South |
Vinnie Webber | 第1シーズン「A Cop, a Mountie, and a Baby」 | |
2000 | The Beat | Zane Marinelli | 計8話出演 | — |
2011 | セサミストリート Sesame Street |
本人 | 計1話出演 | |
2020 | ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー I Know This Much Is True |
ドミニク・バージー トーマス・バージー |
計6話出演 兼製作総指揮 第72回プライムタイム・エミー賞主演男優賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門)受賞 第78回ゴールデングローブ賞 男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)受賞 |
(吹き替え版なし) |
2021 | ホワット・イフ...? What If...? |
ブルース・バナー / ハルク | 声の出演 Disney+オリジナル作品 |
宮内敦士 |
2022 | シー・ハルク:ザ・アトーニー She-Hulk: Attorney at Law |
Disney+オリジナル作品 | ||
2023 | すべての見えない光 All the Light We Cannot See |
ダニエル・ルブラン | Netflixリミテッドシリーズ |
日本語吹き替え
[編集]当初は作品ごとに異なる声優が声を充てていたが、『アベンジャーズ』で宮内敦士が起用されて以降は、宮内が声を充てる作品が多くなっている。
出典
[編集]- ^ “Monitor”. Entertainment Weekly (1182): p. 30. (November 25, 2011)
- ^ "Ruffalo ascends to the next level in 'Heaven'." USA Today. September 15, 2005.
- ^ About The Artist
- ^ a b c d "Mark Ruffalo". Inside the Actors Studio. シーズン13. Episode 6. 19 March 2007.
- ^ a b Radar, Dotson (2004年5月9日). “I Wouldn't Give Any Of It Back”. Parade 2007年9月20日閲覧。
- ^ Baldassarre, Angela (2007年3月4日). “On the trail of a real-life serial killer”. Tandem 2007年9月20日閲覧。
- ^ ハルク役マーク・ラファロ『アベンジャーズ』参加後も変わらぬ歩み-シネマトゥディ
- ^ “Mark Ruffalo, Wife Expecting Third Child”. People. (2007年3月9日) 2007年9月20日閲覧。
- ^ a b “Mark Ruffalo interview: ‘Hollywood has been white supremacist for 100 years’” (英語). The Independent (2020年2月22日). 2021年11月27日閲覧。
- ^ “死因はロシアン・ルーレット!頭を撃たれて重体のマーク・ラファロの弟が死亡|シネマトゥデイ”. シネマトゥデイ. 2021年11月27日閲覧。
- ^ “ロシアン・ルーレットで死亡したと報じられたマーク・ラファロの弟 一転して殺人事件に|シネマトゥデイ”. シネマトゥデイ. 2021年11月27日閲覧。
外部リンク
[編集]- Mark Ruffalo (@MarkRuffalo) - X(旧Twitter)
- Mark Ruffalo (@markruffalo) - Instagram
- Mark Ruffalo (MarkRuffalo) - Facebook
- Mark Ruffalo - YouTubeチャンネル
- マーク・ラファロ - allcinema
- マーク・ラファロ - KINENOTE
- Mark Ruffalo - IMDb