メル・ブルックスの大脱走
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メル・ブルックスの大脱走 | |
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To Be or Not To Be | |
監督 | アラン・ジョンソン |
脚本 |
トーマス・ミーハン ロニー・グラハム |
原案 |
レンジェル・メニヘールト エルンスト・ルビッチ |
原作 | エドウィン・ジャスタス・メイヤー |
製作 | メル・ブルックス |
製作総指揮 | ハワード・ジェフリー |
出演者 |
メル・ブルックス アン・バンクロフト |
音楽 | ジョン・モリス |
撮影 | ジェラルド・ハーシュフェルド |
編集 | アラン・バルサム |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 |
1983年12月16日 1984年5月19日 |
上映時間 | 108分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $9,000,000 |
興行収入 | $13,030,214[1] |
『メル・ブルックスの大脱走』(原題: To Be or Not To Be)は、1983年のアメリカ映画。エルンスト・ルビッチ監督の映画『生きるべきか死ぬべきか』(1942年)のリメイク作品[2]。
ストーリー
[編集]1939年8月、ポーランドの首都ワルシャワで、フレデリック・ブロンスキー(メル・ブルックス)率いる一座はヒトラーをコケにした芝居を上演して大盛況。しかし上演中に外務省から圧力がかかり、やむなく途中からシェイクスピアの『ハムレット』を上演するはめになる。
そんな中、ナチスのスパイであるシレッツキー教授(ホセ・ファーラー)が巧妙にレジスタンスのリストを入手し、リストがゲシュタポの手に渡ろうとしていた。アンドレ・ソビンスキー中尉(ティム・マティスン)からそのことを知らされたブロンスキーはナチスの幹部に変装して奪還を試みるも、シレッツキー教授に変装を見破られてしまう。撃ち合いの末、シレッツキー教授を射殺してリストを取り返すが、今度はブロンスキーの妻・アンナ(アン・バンクロフト)の付き人がゲシュタポに身柄を拘束されてしまう。ブロンスキーはシレッツキー教授に、座員たちはナチスに変装して大芝居をうち、付き人を助け出す。
さらに一座は、ヒトラーとその部下たちが観劇している最中、彼らに変装して国外への逃亡を企て「大脱走」を成功させる。たどり着いたイギリスの地で、敬愛するシェイクスピアの『ハムレット』のさわり(ハイライト)を上演し、ブロンスキーとアンナ、そして一座の面々は幸福をかみしめるのだった。
キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
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フレデリック・ブロンスキー | メル・ブルックス | 坂口芳貞 |
アンナ・ブロンスキー | アン・バンクロフト | 一柳みる |
アンドレ・ソビンスキー中尉 | ティム・マティスン | 大塚芳忠 |
エアハルト大佐 | チャールズ・ダーニング | 吉水慶 |
シレッツキー教授 | ホセ・ファーラー | 小島敏彦 |
シュルツ大尉 | クリストファー・ロイド | 鹿島信哉 |
ラビッチ | ジョージ・ゲインズ | 西尾徳 |
ラトコフスキー | ジョージ・ワイナー | 秋元羊介 |
ドビッシュ | ジャック・ライリー | 小室正幸 |
ルピンスキー | ルイス・J・スタッドレン | 伊藤和晃 |
サーシャ | ジェームズ・"ジプシー"・ハーク | 江原正士 |
ソンドハイム | ロニー・グレアム | 小関一 |
ビーラー | ゼール・ケスラー | 宮沢元 |
グラバ | エステル・ライナー | 竹口安芸子 |
リフカ | マーリー・シムズ | 寺内よりえ |
ホブス将軍 | アイヴァー・バリー | 伊井篤史 |
カニンガム少佐 | ウィリアム・グローヴァー | 江原正士 |
ボヤスキー | アール・ボーエン | 鹿島信哉 |
空港のナチ将校 | クルト・ローヴェンス | 福田信昭 |
- 演出 - 松川陸、翻訳 - 山田ユキ、音響・効果 - 南部満治 / 大橋勝次 / 河合直、製作 - 東京放送 / ザック・プロモーション
プロダクション・ノート
[編集]- アンナ役のアン・バンクロフトは、本作で製作・主演を務めるメル・ブルックスの実妻である。本作で第41回ゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)にノミネートされた。
- エアハルト大佐役のチャールズ・ダーニングは、本作で第56回アカデミー賞助演男優賞と第41回ゴールデングローブ賞助演男優賞にノミネートされた。
脚註
[編集]- ^ “To Be or Not to Be”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2013年5月27日閲覧。
- ^ Movie Walker「メル・ブルックスの大脱走」、2013年5月26日閲覧。