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1967年の映画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

1967年の映画(1967ねんのえいが)では、1967年(昭和42年)の映画分野の動向についてまとめる。

1966年の映画 - 1967年の映画 - 1968年の映画

出来事

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世界

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日本

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周年

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日本の映画興行

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  • 入場料金(大人)
    • 400円[28]
    • 259円(統計局『小売物価統計調査(動向編) 調査結果』[29] 銘柄符号 9341「映画観覧料」)[30]
  • 入場者数 3億3507万人[31]
  • 興行収入 789億4300万円[31]
1967年配給会社別年間配給収入
配給会社 年間配給収入

(単位:百万円)

前年対比
しようちく松竹 2,345 099.4%
とうほう東宝 4,816 106.9%
たいえい大映 3,171 090.2%
とうえい東映 5,051 091.4%
につかつ日活 3,159 074.4%
出典: 東宝 編『東宝75年のあゆみ 1932 - 2007 資料編』(PDF)東宝、2010年4月、48頁。 

各国ランキング

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日本配給収入ランキング

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1967年邦画配給収入トップ10
(対象期間:1967年4月 - 1968年3月)
順位 題名 配給 配給収入
1 黒部の太陽 日活 7億9516万円
2 日本のいちばん長い日 東宝 4億4195万円
3 クレージー黄金作戦 東宝 3億2427万円
4 クレージーの怪盗ジバコ 東宝 2億4066万円
5 ゴー!ゴー!若大将 東宝 2億2047万円
6 日本一の男の中の男 東宝 2億1828万円
7 あゝ同期の桜 東映 2億0322万円
8 座頭市血煙り街道 大映 1億9232万円
9 人間魚雷 あゝ回天特別攻撃隊 東映 1億7984万円
10 網走番外地 悪への挑戦 東映 1億6651万円
出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、240頁。ISBN 978-4873767550 
1967年洋画配給収入トップ10
(対象期間:1967年1月 - 12月)
順位 題名 製作国 配給 配給収入
1 007は二度死ぬ イギリスの旗アメリカ合衆国の旗 ユナイテッド・アーティスツ 6億7997万円
2 グラン・プリ アメリカ合衆国の旗 MGM 5億1751万円
3 プロフェッショナル アメリカ合衆国の旗 ユナイテッド・アーティスツ 4億6417万円
4 風と共に去りぬ (リバイバル) アメリカ合衆国の旗 MGM 3億1771万円
5 夕陽のガンマン イタリアの旗西ドイツの旗スペインの旗 ユナイテッド・アーティスツ 3億1517万円
6 おしゃれ泥棒 アメリカ合衆国の旗 20世紀フォックス 3億0029万円
7 戦争と平和 完結篇 ソビエト連邦の旗 ヘラルド 1億9000万円
8 続・荒野の七人 アメリカ合衆国の旗 ユナイテッド・アーティスツ 1億8772万円
9 パリは燃えているか アメリカ合衆国の旗フランスの旗 パラマウント映画 1億8683万円
10 続・黄金の七人 レインボー作戦 イタリアの旗フランスの旗スペインの旗 東和 1億8000万円
出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、241頁。ISBN 978-4873767550 

北米興行収入ランキング

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1967年北米興行収入トップ10
順位 題名 スタジオ 興行収入 出典
1. 卒業 エンバシー・ピクチャーズ英語版
ユナイテッド・アーティスツ
$104,901,839 [32]
2. ジャングル・ブック ウォルト・ディズニー $73,741,048 [33]
3. 招かれざる客 コロンビア ピクチャーズ $56,666,667 [34]
4. 俺たちに明日はない ワーナー・ブラザース=セヴン・アーツ $50,700,000 [35]
5. 特攻大作戦 MGM $45,300,000 [36]
6. 哀愁の花びら 20世紀フォックス $44,432,255 [37]
7. 007は二度死ぬ ユナイテッド・アーティスツ $43,084,787 [38]
8. いつも心に太陽を コロンビア映画 $42,432,803 [39]
9. 地獄の天使 AIP $36,000,000 [40]
10. モダン・ミリー ユニバーサル映画 $34,335,025 [41]

日本公開映画

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1967年の日本公開映画を参照。

受賞

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誕生

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死去

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日付 名前 国籍 年齢 職業
1月 8日 ズビグニェフ・ツィブルスキ ポーランドの旗 39 俳優
21日 アン・シェリダン アメリカ合衆国の旗 51 女優
2月 6日 マルティーヌ・キャロル フランスの旗 46 女優
15日 アントニオ・モレノ スペインの旗アメリカ合衆国の旗 79 俳優・映画監督
24日 フランツ・ワックスマン ドイツの旗アメリカ合衆国の旗 60 作曲家
3月 6日 ネルソン・エディ カナダの旗 65 歌手・俳優
11日 ジェラルディン・ファーラー アメリカ合衆国の旗 85 歌手・女優
4月 3日 横山運平 日本の旗 86 俳優
5月 11日 轟夕起子 日本の旗 49 女優
29日 ゲオルク・ヴィルヘルム・パープスト 81 映画監督
30日 クロード・レインズ イギリスの旗 77 俳優
6月 10日 スペンサー・トレイシー アメリカ合衆国の旗 67 俳優
26日 フランソワーズ・ドルレアック フランスの旗 25 女優
29日 ジェーン・マンスフィールド アメリカ合衆国の旗 34 女優
7月 8日 ヴィヴィアン・リー イギリスの旗 53 女優
21日 ベイジル・ラスボーン イギリスの旗 75 俳優
8月 13日 ジェーン・ダーウェル アメリカ合衆国の旗 87 女優
25日 ポール・ムニ アメリカ合衆国の旗 71 俳優
10月 30日 ジュリアン・デュヴィヴィエ フランスの旗 71 映画監督
11月 9日 チャールズ・ビックフォード アメリカ合衆国の旗 76 俳優
12月 29日 小川虎之助 日本の旗 70 俳優

脚注

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注釈

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  1. ^ 『戦後映画の産業空間 : 資本・娯楽・興行』「日本映画輸出振興協会と輸出向けコンテンツ」によれば、大映はこの融資制度を活用して会社の存続を模索していたが、1971年12月23日に破産宣告[14]
  2. ^ 松竹は、特撮映画『昆虫大戦争』、山田洋次監督『男はつらいよ』(1969年公開)・『家族』(1970年公開)なども日本映画輸出振興協会からの融資を受けている[18]
  3. ^ 『東宝75年のあゆみ』では、「経営陣の若返りを打ち出し」となっている。
  4. ^ 脚本家の山崎巌によれば、予算(日活の通常映画の10倍の金額〔ママ〕)を日本政府が払ってくれたが、日活はその大部分を会社の借金の返済に充てた[22]

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k 東宝 1982b, p. 106.
  2. ^ a b c d e f g 谷川 1993, p. 150.
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n 東宝 2010b, p. 219.
  4. ^ a b c 石原良太 1986, p. 111.
  5. ^ 映画 上意討ち 拝領妻始末 (1967)について”. allcinema. スティングレー. 2024年1月7日閲覧。
  6. ^ ベトナムから遠く離れて (1967) - Release info” (英語). IMDb. 2024年1月6日閲覧。
  7. ^ a b c d 東映 1992, p. 44.
  8. ^ 東宝 1982b, p. 105.
  9. ^ a b 松竹 1985, p. 690.
  10. ^ 東映 1992, pp. 44–45.
  11. ^ 大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス : 作品情報”. 映画.com. 2024年2月1日閲覧。
  12. ^ 谷川建司 2016, pp. 57, 62, 83.
  13. ^ 谷川建司 2016, pp. 71–76, 82–83.
  14. ^ 谷川建司 2016, pp. 73–74.
  15. ^ 東映 1992, p. 46.
  16. ^ 作品データベース:宇宙大怪獣ギララ”. 松竹公式サイト. 松竹. 2024年2月1日閲覧。
  17. ^ 谷川建司 2016, pp. 58, 69–70, 83.
  18. ^ 谷川建司 2016, pp. 82–83.
  19. ^ “テレ朝『日曜洋画劇場』50周年 淀川長治氏がOP映像で復活”. オリコン ニュース (オリコン). (2016年10月28日). https://www.oricon.co.jp/news/2080638/full/ 2020年7月5日閲覧. "(前略)翌年4月より日曜日に移動して現在に至る(後略〕" 
  20. ^ 大巨獣ガッパ”. 日活公式サイト. 日活. 2024年2月1日閲覧。
  21. ^ 谷川建司 2016, pp. 58–62, 83.
  22. ^ 谷川建司 2016, p. 59.
  23. ^ 東映クロニクル”. 東映公式サイト. 東映. 2020年4月1日閲覧。
  24. ^ 日活 2014, pp. 98, 100.
  25. ^ a b 山川 1987, p. 331.
  26. ^ 東宝 2010b, p. 220.
  27. ^ 兄弟仁義 関東兄貴分”. 映画.com. 2023年3月28日閲覧。
  28. ^ 斉藤 2009, p. 65.
  29. ^ 小売物価統計調査(動向編) 調査結果”. 統計局. 2016年8月3日閲覧。
  30. ^ 主要品目の東京都区部小売価格:昭和25年(1950年)〜平成22年(2010年)” (Excel). 統計局. 2016年8月3日閲覧。
  31. ^ a b 過去データ一覧”. 一般社団法人日本映画製作者連盟. 2016年8月2日閲覧。
  32. ^ The Graduate, Box Office Information”. Box Office Mojo. March 8, 2012閲覧。
  33. ^ The Jungle Book, Box Office Information”. Box Office Mojo. March 8, 2012閲覧。
  34. ^ Guess Who's Coming to Dinner, Box Office Information”. Box Office Mojo. March 8, 2012閲覧。
  35. ^ Bonnie and Clyde, Box Office Information”. The Numbers. March 8, 2012閲覧。
  36. ^ The Dirty Dozen, Box Office Information”. The Numbers. March 8, 2012閲覧。
  37. ^ Valley of the Dolls, Box Office Information”. The Numbers. March 8, 2012閲覧。
  38. ^ You Only Live Twice, Box Office Information”. Box Office Mojo. March 8, 2012閲覧。
  39. ^ To Sir, With Love, Box Office Information”. The Numbers. March 8, 2012閲覧。
  40. ^ The Born Losers, Box Office Information”. The Numbers. March 8, 2012閲覧。
  41. ^ Thoroughly Modern Millie, Box Office Information”. The Numbers. March 8, 2012閲覧。
  42. ^ 第28回 ベネチア国際映画祭(1967年)”. 映画.com. 2019年7月20日閲覧。

参考文献

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外部リンク

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