コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ウォルター・マッソー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Walter Matthau
ウォルター・マッソー
ウォルター・マッソー
1952年
本名 Walter John Matthow
生年月日 (1920-10-01) 1920年10月1日
没年月日 (2000-07-01) 2000年7月1日(79歳没)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューヨーク
死没地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 カリフォルニア州サンタモニカ
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
職業 俳優
配偶者 Grace Geraldine Johnson (1948-1958)
キャロル・グレイス英語版 (1959-2000)
受賞
アカデミー賞
助演男優賞
1966年恋人よ帰れ!わが胸に
英国アカデミー賞
主演男優賞
1973年『突破口!』『おかしな結婚
ゴールデングローブ賞
男優賞(ミュージカル・コメディ部門)
1975年『サンシャイン・ボーイズ
トニー賞
演劇主演男優賞
1965年おかしな二人
演劇助演男優賞
1962年暗闇でドッキリ
その他の賞
テンプレートを表示

ウォルター・マッソーWalter Matthau, 本名: Walter John Matthow, 1920年10月1日 - 2000年7月1日)は、アメリカ合衆国俳優

来歴

[編集]

ニューヨーク州ニューヨーク市生まれ。マンハッタン育ち。父はロシア系、母はリトアニア系の移民で両方ともユダヤ系[1][2][3]。父親が家族を捨てたため、貧しいローワー・イースト・サイドのアパートに移り、母親は繊維業界で働き、ウォルターも新聞配達などをして家計を助けた[4]コロンビア大学でジャーナリズムを学び、第二次世界大戦中は空軍に従軍した。

除隊後に演技を学んで舞台で活躍し、1955年、バート・ランカスター監督・主演の西部劇『ケンタッキー人』で映画デビュー。ジャック・レモンと組んだコメディ映画や刑事物などのアクション作品が有名である。1966年の『恋人よ帰れ!わが胸に』でアカデミー助演男優賞を受賞した。

1959年に女優のキャロル・グレイス英語版と結婚し、一人息子のチャールズは映画監督になり、息子の作品に出演したこともある[4]

主な出演作品

[編集]
公開年 邦題
原題
役名 備考
1955 ケンタッキー人
The Kentuckian
スタン
赤い砦
The Indian Fighter
ウェス・トッド
1956 黒の報酬
Bigger Than Life
ギブス
1957 群衆の中の一つの顔
A Face in the Crowd
メル・ミラー
1958 闇に響く声
Voice in the Mirror
レオン・カーネス博士
水兵さんは暇がない
Onionhead
レッド
1960 逢う時はいつも他人
Strangers When We Meet
フェリックス・アンダース
1962 脱獄
Lonely Are the Brave
ジョンソン保安官
浮気の計算書
Who's Got the Action?
トニー
1963 孤島の男と女
Island of Love
トニー・ダラス
シャレード
Charade
ハミルトン・バーソロミュー
1964 ミスタア・パルバー
Ensign Pulver
ドク
未知への飛行
Fail-Safe
グロテシェル教授
さよならチャーリー
Goodbye Charlie
Sir Leopold Sartori
1965 蜃気楼
Mirage
テッド
1966 恋人よ帰れ!わが胸に
The Fortune Cookie
ウィリー・ギングリッチ アカデミー助演男優賞 受賞
1967 プレイラブ48章
A Guide for the Married Man
ポール・マニング
1968 おかしな二人
The Odd Couple
オスカー・マディソン
キャンディ
Candy
スマイト准将
1969 サボテンの花
Cactus Flower
ジュリアン・ウィンストン
ハロー・ドーリー!
Hello, Dolly!
ホレス・ヴァンダーゲルダー
1971 おかしな求婚
A New Leaf
ヘンリー・グラハム
おかしなホテル
Plaza Suite
Roy Hubley/Jesse Kiplinger/Sam Nash
コッチおじさん
Kotch
ジョセフ・P・コッチャー(コッチ)
1972 おかしな結婚
Pete 'n' Tillie
ピート 英国アカデミー賞 主演男優賞 受賞
1973 突破口!
Charley Varrick
チャーリー・ヴァリック
マシンガン・パニック
The Laughing Policeman
ジェイク・マーティン
1974 サブウェイ・パニック
The Taking of Pelham One Two Three
ザカリー・ガーバー(ニューヨーク市都市交通局警察本部長)
大地震
Earthquake
酔っぱらい
フロント・ページ
The Front Page
ウォルター・バンズ
1975 サンシャイン・ボーイズ
The Sunshine Boys
ウィリー・クラーク ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門) 受賞
1976 がんばれ!ベアーズ
The Bad News Bears
モリス・バターメーカー
1978 すばらしき仲間たち
Casey's Shadow
ロイド
カリフォルニア・スイート
California Suite
マーヴィン・マイケルズ
1980 ホップスコッチ/或るエリート・スパイの反乱
Hopscotch
Miles Kendig/James Butler/Mr. Hannaway/Leonard Ross
1981 新・おかしな二人/バディ・バディ
Buddy Buddy
トラブッコ
1982 わたしは女優志願
I Ought to Be in Pictures
ハーバート・タッカー
1983 ロビン・ウィリアムズの 大混戦サバイバル特訓
The Survivors
ソニー
1985 映画の作り方教えます
Movers & Shakers
ジョー・マルホランド
1986 ポランスキーの パイレーツ
Pirates
トマス・バーソロミュー・レッド
1988 カウチ・トリップ
The Couch Trip
ドナルド・ベッカー
1990 ブレーメンの出来事
The Incident
ハーモン・コッブ テレビ映画
1991 JFK
JFK
ラッセル・ロング上院議員
1993 わんぱくデニス
Dennis the Menace
ジョージ・ウィルソン
ラブリー・オールドメン
Grumpy Old Men
マックス・ゴールドマン
1994 インシデント! 弁護士ハーモン
Incident in a Small Town
ハーモン・コッブ テレビ映画
星に想いを
I.Q.
アルバート・アインシュタイン
1995 ラブリー・オールドメン/釣り大将LOVE LOVE日記
Grumpier Old Men
マックス・ゴールドマン
1996 俺たちブラボー・ブラザース/ホラ吹いて行こう!
I'm Not Rappaport
ナット・モイヤー
1997 カリブは最高!
Out to Sea
チャーリー・ゴードン
1998 おかしな二人2
The Odd Couple II
オスカー・マディソン
ラブ・アフター・デス
The Marriage Fool
フランク・ウォルシュ テレビ映画
2000 電話で抱きしめて
Hanging Up
ルー

受賞歴

[編集]

アカデミー賞

[編集]
受賞
1967年 アカデミー助演男優賞:『恋人よ帰れ!わが胸に
ノミネート
1972年 アカデミー主演男優賞:『コッチおじさん
1976年 アカデミー主演男優賞:『サンシャイン・ボーイズ

ゴールデングローブ賞

[編集]
受賞
1976年 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門):『サンシャイン・ボーイズ
ノミネート
1967年 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門):『恋人よ帰れ!わが胸に
1969年 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門):『おかしな二人
1972年 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門):『コッチおじさん
1973年 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門):『おかしな結婚
1975年 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門):『フロント・ページ
1981年 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門):『ホップスコッチ/或るエリート・スパイの反乱
1982年 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門):『First Monday in October

参照

[編集]

外部リンク

[編集]