第69回アカデミー賞
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第69回アカデミー賞 | ||||
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開催日 | 1997年3月24日 | |||
会場 | ロサンゼルス・ シュライン・オーディトリアム | |||
司会 | ビリー・クリスタル | |||
ハイライト | ||||
作品賞 | 『イングリッシュ・ペイシェント』 | |||
最多部門受賞 | 『イングリッシュ・ペイシェント』(9) | |||
最多部門 ノミネート |
『イングリッシュ・ペイシェント』(12) | |||
TV放映 | ||||
放送局 | ABC | |||
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第69回アカデミー賞(だい69かいアカデミーしょう)は1997年3月24日に発表・授賞式が行われた。司会はビリー・クリスタル。12部門にノミネートされていた『イングリッシュ・ペイシェント』が作品賞をはじめとする9部門を受賞した[1][2]。
式典
[編集]1996年度のアカデミー賞授賞式はシュライン・オーディトリアムで行われた。作品賞にノミネートされた5作品のうち、4作品が比較的低予算のインデペンデント作品であったため、"The Year of the Independents" (インデペンデントの年) とも評された。
候補と受賞の一覧
[編集]太字は受賞である[3]。 また、以下での人名表記は
- 作品の日本語公式情報およびAMPAS公式サイトの日本版とWOWOWによる授賞式放送での表記に準ずる。
- 見当たらない場合はデータベースサイトなどを参考。
- それでもない場合は英語表記のままとする。
統計
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複数候補:
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複数受賞:
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プレゼンター
[編集]プレゼンター | 役 |
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Randy Thomas | アナウンサー |
アーサー・ヒラー (AMPAS 会長) | 開会挨拶 |
ミラ・ソルヴィノ | 助演男優賞 |
ジュリエット・ビノシュ | 美術賞 |
サンドラ・ブロック | 衣裳デザイン賞 |
ビバース バットヘッド |
音響編集賞 |
コートニー・ラブ | メイクアップ賞 |
ケヴィン・スペイシー | 助演女優賞 |
クリス・ファーレイ デヴィッド・スペード |
短編実写映画賞 短編アニメ映画賞 |
ジュリー・アンドリュース | 名誉賞 (マイケル・キッド) |
ヘレン・ハント | Academy Award for Technical Achievementセグメント |
トミー・リー・ジョーンズ ウィル・スミス |
短編ドキュメンタリー映画賞 長編ドキュメンタリー映画賞 |
ジム・キャリー | 視覚効果賞 |
クリス・オドネル | 録音賞 |
ニコール・キッドマン | 編集賞 |
デビー・レイノルズ | ミュージカル・喜劇映画音楽賞 |
グレゴリー・ハインズ | 劇映画音楽賞 |
ティム・ロビンス | 撮影賞 |
マイケル・ダグラス | アービング・G・タルバーグ賞 |
クリスティン・スコット・トーマス ジャック・ヴァレンテ |
外国語映画賞 |
アンジェラ・バセット | In Memoriam |
ゴールディ・ホーン ダイアン・キートン ベット・ミドラー |
歌曲賞 |
ケネス・ブラナー | "Shakespeare and the Movies" montage |
ジョディ・フォスター | 脚色賞 脚本賞 |
ニコラス・ケイジ | 主演女優賞 |
スーザン・サランドン | 主演男優賞 |
メル・ギブソン | 監督賞 |
アル・パチーノ | 作品賞 |
パフォーマー
[編集]名前 | 役 | 内容 |
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ビル・コンティ | 編曲 | オーケストラ |
ビリー・クリスタル | 司会 | オープニングナンバー 秘密と嘘 (ゆかいなブレディー家テーマソング) イングリッシュ・ペイシェント ("Wouldn't It Be Loverly"のパロディ マイ・フェア・レディ) ザ・エージェント ("Victory March") シャイン ("Flight of the Bumblebee") ファーゴ ("My Kind of Town" 7人の愚連隊)[7] |
マドンナ | パフォーマー | 「ユー・マスト・ラヴ・ミー」 (エビータ) |
The Wonders | パフォーマー | "That Thing You Do" (すべてをあなたに) |
セリーヌ・ディオン | パフォーマー | "I Finally Found Someone" (マンハッタン・ラプソディ) |
マイケル・フラットレー Lord of the Danceキャスト |
パフォーマー | 編集賞モンタージュ |
デイヴィッド・ヘルフゴット | パフォーマー | "Flight of the Bumblebee" by ニコライ・リムスキー=コルサコフ |
ケニー・ロギンス | パフォーマー | "For the First Time" (素晴らしき日) |
セリーヌ ディオン | パフォーマー | "Because You Loved Me" (アンカーウーマン) |
In Memoriam
[編集]昨年亡くなった映画関係者を偲ぶ In Memoriam のプレゼンターにはアンジェラ・バセットが登場。俳優のジョー・ヴァン・フリート、ドロシー・ラムーア、ブリギッテ・ヘルム、 ベン・ジョンソン、ジョーン・ドルー、グリア・ガースン、リュー・エアーズ、クローデット・コルベール、マルチェロ・マストロヤンニ、映画監督のクシシュトフ・キェシロフスキ、フレッド・ジンネマン、歌手・俳優の2パック、グラフィック・デザイナーのソール・バス、プロデューサーのアルバート・R・ブロッコリ等の映画界における貢献を称えた。[8]
関連項目
[編集]- 第3回全米映画俳優組合賞
- 第17回ゴールデンラズベリー賞
- 第39回グラミー賞
- 第49回プライムタイム・エミー賞
- 第50回英国アカデミー賞
- 第51回トニー賞
- 第54回ゴールデングローブ賞
- en:Submissions for the 69th Academy Award for Best Foreign Film
脚注
[編集]- ^ Bates, James (March 25, 1997). “An 'English' Epic”. Los Angelest Times (トリビューン・カンパニー) June 14, 2015閲覧。
- ^ Dudek, Duane (March 25, 1997). “Oscar night belongs to 'English Patient'”. Milwuakee Journal Sentinel (Journal Communications) June 14, 2015閲覧。
- ^ “第69回アカデミー賞 (1997) ノミネート・受賞”. oscars.org. 2015年6月14日閲覧。
- ^ Hindes, Andrew (January 16, 1997). “Academy to honor Kidd”. バラエティ (PMC) May 31, 2015閲覧。
- ^ Hindes, Andrew (January 15, 1997). “Thalberg honor goes to Zaentz”. バラエティ (PMC) May 31, 2015閲覧。
- ^ Bona 2002, p. 102
- ^ Bona 2002, p. 109
- ^ Bona 2002, p. 115
参考文献
[編集]- Bona, Damien (2002), Inside Oscar 2, New York, United States: Ballantine Books, ISBN 0-345-44970-3
外部リンク
[編集]- 公式サイト
- 分析
- その他